4月9日に焼小屋沢左岸の尾根を登って行く時に、現在もアナグマが使っていると思われる巣穴の口を見つけた。恐るおそる右手を入れてみたが、左の方に向かって肘の辺りまで入る。
そう云えば最近はアナグマどころかアナグマの糞も見つけていない。アナグマの糞を見つけるところは尾根よりもむしろ斜面にできたトラバース道の斜面上部にあるのを見つける(これは道の下にあっても気が付きにくいためだ)。しかも、大抵は直径10センチくらいの穴を深さ1、2センチ掘ったところにしている。つまり、自分でトイレ用の穴を掘ってそこにしているのだ。
もちろん、穴を掘らないでしていたり、タメ糞をしている場合もある。
アナグマ糞を洗うと、大半が土砂と果実の種子、腐葉砕片や節足動物の脚・外骨格となり、独特の臭いを発する。タヌキ糞のようにドックフードを食べた飼いイヌの糞のような形状をしていない。つまり、下痢便状なものが多い。
アナグマは山を歩いていて5,6度写真を撮っており、写真は撮れなかったが、見ただけなら10回以上ある。しかし、タヌキは見たのが1回だけ、テンは見たことがない。
2006年4月1日 早戸川林道で
見つけて拾う糞の数からするとテン、タヌキ、アナグマの順となり、圧倒的にテン糞が多い。尾根歩きが多い為アナグマ糞は特に見つけられない。しかし、アナグマを見かけるのがテンやタヌキと比べて多いのは、アナグマは他の二種に比べて、視覚や聴覚が悪いと思っている。嗅覚は他の2種に比べて優れているだろう。しかし、それもどうかな?っと思うこともあった。
アナグマの視覚や聴覚が悪い為に、ぼくが歩いていてもぼくに気が付かないので、ぼくが目にすることができ、写真まで撮っているのだ。
10:25 アナグマの巣穴の出入口
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