今朝、伊勢沢林道を歩いてきた。目的は、林道を歩くことではなく、別の沢の春に咲く花の様子を見に行くためである。
その花は、午前、7,8時頃では、沢に陽が当たらないので花が開かないのだ。そのため沢に陽が当たる10時過ぎまで時間をつぶさなくてはいけない。出発時間を遅らせると良いのだが、そうなると、道路はもう朝の渋滞に巻き込まれる。そのため6時には家を出なければならない。
水沢橋の駐車場に着いたのが8時頃だった。今日は山に入らないで林道歩きだけなのでストックを車に置き、出発だ。歩き始めて間もなく何気なく枝沢の水を林道の下に流すコンクリートの土管ところを覗いたら。トビが一羽飛び出た。シカの死骸だ!トビがこれを食べていたのだ。ぼくが2月24日に歩いた時、既にあったのだろうか?2、3週間くらい前に死亡した若いオスジカだ。
下に下りて、死骸の状態をみる。前脚はあるが後脚は無い。タヌキやアナグマに運ばれたようだ。眼球は無い。かなり、生々しい赤い肉がある。今夜も動物たちの宴となるのだろう。
この若いオスのシカがこのようなところで死んだ原因は、食べる物が無くて飢えて死んだのだと思う。それをこの場で調べることができたのだ。残っている骨の上腕骨を割り裂いて、骨髄の状態をみれば良かったのだ。白黄色の骨髄の脂肪分が少なくスカスカだったなら餓死が確実だ。あるいは、餓死寸前の状態で滑落したのかもしれない。
音見沢橋で、コンビニに買ってきたサンドイッチを食べ。車に戻る。吹風トンネル手前の駐車場が何故か閉められている。12月16日から閉めるとの掲示だ。これに頭にきて、沢の花の様子も見ないで真っ直ぐ帰ってきた。どうして、丹沢山麓の駐車場はこんなことになるのだろう。違法駐車を勧めているようなものだ!
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