白銀山から
昨日は、小田原山守の会の野良こねこさんに誘われて、植物観察者の人たちと
ターンパイクでタクシーを降り、白銀山から須雲川へ尾根を下った。
コバイケイソウのちょっとした群落があった。
エンレイソウは花が終わり、果実となっている。
ツルリンドウがシュートを伸ばしている。
ツルニンジンが蕾をつけている。
天気は良くなかったが、雨とはならず良かった。
奥湯河原でサルを追っていた頃、畑宿まで2度山越えして往復したことがあった。
丸一日かかった。帰りは夕方へとへとになってもどったことを覚えている。
何と20代の42、3年前のことである。
当時の白銀山山頂付近は、1メートルは越えるようなササヤブであり、大きい木は残ってはいたが明るい林であった。が、今は立派な森が須雲川沿いまで続いている。
当時はあんなにあった、尾根道に通じるさまざまな巻き道もなくなっている。
これは日本のどこの山でも通じることかもしれない。人々は山に入らなくなったのだ。
当時とのもっとも大きな違いは、木が小さかったし透けていたから、畑宿の集落が見えた。今回は木々の葉で遮られて全く見えない。
更なる違いは、常時下から車の音が聞こえてくることだ。都会の中の隠された秘密の森にさ迷いこんだような錯覚さえ感じる。
約半世紀の内にすっかり変わってしまったのだ。
5 件のコメント:
昔の白銀山の様子を教えていただきありがとうございます。
40年前には山頂はすでに笹におおわれていたこと、そして北面はもっと木が小さかったのですね。
だいぶ奥まった白銀山山頂近くにも、炭焼きや採草、薪取りなどで人が入っていたのか、あるいは明治以降乱伐があったのか、知りたいところです。
北面は関東大震災による崩壊も激しかった所ですので、その影響なのか・・・?
隊長、一番下の、ツルニンジンではなさそうですよ。
どなたか同定お願いします。
エ?違う?
野良こねこさんへ:
小生のWindows Liveメールには、ここのコメントが転送されて載っているんですが、何故かブログのコメントの欄にはその断片も載っておりません。
Bloggerの問題なんでしょう。
その内、出てくるかな?
一番下はハンショウヅル
そして一番上はオオバイケイソウで
どうですか?
ア!ハンショウヅル!
納得です。
コバイケイソウではなく、オオバイケイソウですか!
ありがとうございます。
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