いつもの実習は金曜日であるが、今回は土曜日であった。
本厚木駅前7時40分発、宮ヶ瀬行のバス停前には早くもおおぜいの登山者が並んでいた。
いつもは、ほんの5、6名の通勤者だけが乗るバスである。
寒い朝にもかかわらず、バス停前で待ち合わせた登山者たちの笑顔がある。
ぼくらは一番後ろに乗り込んだ。
土山峠で降りたのは、ぼくらを含めて単独行の男子二人と三人づれの女子のパーティであった。
単独行の男たちはバスから降りるとすぐ登っていった。三人づれの女子は柔軟体操をしていた。
寒いが着込んでいると暑くなるので、上着をザックに詰めて急ぐようにして登る。
10分も登っていると身体が温まってくる手袋も取り外したいくらいだ。
辺室山山頂で、休んでいると単独行の中年男子と男子の二人のパーティがやってきた。あの三人女子パーティはやってこない。堤川林道の方へ回ったのかもしれない。
ぼくの頭骨コレクションを見てもらわなくてはならないので、早めに山を下りたいので、北東に走る尾根を下ることにした。
そう決めたが、辺室山山頂とある道標がある場所と2万5千分の1の地図の三角点の位置がどうもおかしい。地図をよく見ると、山頂の道標がある地点は653メートルで辺室山と三角点がある地図の場所は644.3メートルと50メートルほど北東にある。
GPSをセットする。
644.3メートルの三角点まで戻り、そこから東方へ下り、次第に北東の尾根に取り付く。
三角点からしばらくはスギ林の植林地帯だ。そこをゆっくり尾根を確かめながらくだる。
古いシカ柵が出てくるが、その左側のスギ林を下る。
落ちている大小様々な枝があるので、その上に乗ったり、避けたりしながら下る。
途中で、伐採路のような道が出てきたので、それを使わせてもらう。
GPSの軌跡をみると、ドンピシャリと北東尾根を下ることができている。
途中でカモシカの糞が数カ所にあり、タヌキのタメ糞が2カ所にあり、カモシカの角砥ぎの痕があったり、林道に下りてまもなくサル糞がいくつもあった。
辺室山山頂で熱いココアを皆で飲み、10時に下ったが、11時には林道が見えるところまで来たので、そこで少し探索し、お昼を食べ、13時発のバスに乗り、我が家には2時半に着いた。
我が家だけを目指してやってきた3人を含めて骨を見てもらう。
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