前回モグラやアカネズミの頬骨を見た。モグラでは細い針金状であり、アカネズミでは頬骨弓の中程に少し頬骨があるだけだった。アカネズミでは頬骨が欠損していた。ラットやリスの仲間の頬骨も晒骨にした時に欠損しているものが多い(図1&2)。頭骨を腐らしてから水洗いするときに頬骨を紛失してしまうのだ。上顎骨mと側頭骨s(図1参照)との間の細くて薄い木片状の骨片の頬骨がある。
「特定秘密保護法反対」
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2025年1月20日月曜日
齧歯目の頬骨 Jugal of rodentia
2025年1月19日日曜日
動物たちの頬骨 Jugal of mammals
a~b:頬骨弓と思われる部分
2025年1月17日金曜日
ミノムシが、、、 Bagworm , , ,
判っていても見誤る Even if I know it, I still mistake
前回はハヌマンラングールの頬骨に癒合する骨を見てもらった。
図1はマハレの焼け野原で見つけたセンズイ(トングエ名、Cane rat)と高梁市の農家で撲殺されたヌートリアです。彼らの頬骨はどこの部分の骨かわかりますか?ヌートリアは死体をそのまま送ってもらったので、頭骨はかなり崩れていた。そのため、何か所もボンドで接着したので、難しいと思います。
2025年1月15日水曜日
頬骨と癒合する頭骨の骨 Skull's bones that fuse with the zygomatic bone
それぞれの動物たちの脊柱の骨や肋骨は誰が見てもそれが脊柱の骨か肋骨の骨かは見定める事ができる。が、上下肢の骨になると少し難しくなる。一方、頭骸骨そのものはどこの骨が明白だ。しかし、頭蓋骨を形作る個々の骨になると少し違ってくる。後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)を見比べていて、頬骨の形状に大きな違いある事が見えてきた。
先ず、頬骨を見てもらおう。
2025年1月14日火曜日
シカとキョンの後眼窩突起窩⑥ The postorbital process of Japanese deer and Reeves' muntjac
アオサギとコサギが冷たい引地川で立ち続ける A gray herons and a little egret continue to stand in the cold Hikichi river
2025年1月13日月曜日
ブタとカモシカの後眼窩上突起⑤ The postorbital process of boar-pig hybrid and Japanese serow
2025年1月12日日曜日
霊長類の後眼窩突起 ④Postorbital process of Primates
霊長類の後眼窩突起は頬骨前頭突起と癒合して眼窩輪を形成し、直鼻亜目真猿型下目では眼球の回りが骨で覆う眼窩が形成される(図1&2)。つまり、真猿型下目のサルの眼球は骨で出来た眼窩と云う壺に納まっているのだ。
2025年1月11日土曜日
ナキウサギに眼窩上突起が無いGPT-4の答え The answer of GPT-4 for an-orbiral upper process in pika
アナウサギやアマミクロウサギの頭骨に見られる眼窩上突起(がんかじょうとっき)は、眼球やその周辺の筋肉を保護する役割を果たしています。一方で、ナキウサギ(ピカ)にはこの眼窩上突起が発達していない、あるいは欠如していることが知られています。その理由には以下のような生態的および進化的な要因が関係していると考えられます。
1. 生息環境の違い
ナキウサギは主に高山や寒冷地帯の岩場に生息しています。これらの環境では、開けた草原に住むアナウサギやアマミクロウサギのように、肉食動物から頻繁に追い回されるリスクが低いと考えられます。そのため、眼窩上突起を必要とするほどの眼球の保護機構が進化的に発達しなかった可能性があります。
2. 視覚の重要性の違い
ナキウサギは、主に鳴き声や音によって仲間とコミュニケーションを取ります。視覚よりも聴覚が重要な役割を果たしているため、眼窩上突起が発達する必要性が低かったのかもしれません。
3. 捕食圧と防御戦略の違い
ナキウサギは捕食者に対して隠れる戦略をとります。岩場や隙間に素早く隠れることが防御手段として効果的であり、眼球の物理的保護を高める構造が進化的に重要視されなかった可能性があります。
まとめ
ナキウサギに眼窩上突起がない理由は、彼らの生息環境や生活様式に適応した進化的特徴と考えられます。捕食圧の低さ、聴覚重視のコミュニケーション、そして隠れる戦略などが要因として挙げられるでしょう。
今朝、GPT-4にアナウサギに眼科上突起が無い事を訊いた。驚いた!ぼくよりも優れている!この答えを5秒もしないで出してくる。考える事の面白さを奪われるから、安易にチャットGPTに答えを求めない方が良いネ!
2025年1月10日金曜日
動物たちの後眼窩突起③ ③Postorbital process of Lagomorpha
2025年1月9日木曜日
翼手目の後眼窩突起② ②Postorbital process of Chiroptera
翼種目の後眼窩突起を見ると、齧歯目のように後眼窩突起が無いものと有るものがいる。果実食のオオコウモリの仲間には後眼窩突起があり、もう少しで頬骨前頭突起と接して眼窩輪が形成されそうだ(図2)。しかし、エコーロケーションしていると思われるユビナガコウモリたちには後眼窩突起がない(図1)。オオコウモリはエコーロケーションしないで夜に飛び回ることができる。哺乳類は一部のサルの仲間を除いて大半が夜行性だ。月明かりの白黒の世界だが視覚で識別できるのだ。モモンガやムササビが夜中に木の間を滑空するのと同じだ。
2025年1月8日水曜日
動物たちの後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)① ①Postorbital process (process zygomaticus of frontal) of Eulipotyphala and Rodentia
もう、1月8日だ。何故か新年から子供の頃飼っていたエスの事を思い出す事が多く、イヌの頭骨を見ることが多くなった。
ここでは、後眼窩突起についてアップしたい。後眼窩突起とは前頭骨から出て頬骨に向かう突起である(図1)。そのため前頭骨頬骨突起とも云われる。