今回は前回1月30日に鐘ヶ嶽に登った時に見つけたタヌキのタメ糞場(トイレとする)で糞を拾った。今回も同じトイレにあるタヌキの糞を拾ってきた。
ただ、今回は前回から1ヶ月ちょっとしか経っていないので、古い糞を拾わないように注意した。
1月30日のタヌキのトイレの糞
この時の糞の内容物はエゾエノキやマメガキの種子、さらにギンナンであった。
エゾエノキの種子入り果実がたくさん見える。
今回3月7日のタヌキのトイレの糞
どれも硬くて古そうだった。コインの上の白っぽく見える糞塊を一つ拾ってきた。
内容物は、マメガキ種子3個と長さ2から6センチ幅2ミリの単子葉の葉7本と昆虫の外骨格・外羽・内羽・脚であった。
黄色線で囲った地上に出た木の根で同じ場所であることが分かると思う。
写真を3枚撮っているのに、どれも何故かピンボケなのだ。自分で腹が立つ。
(かろうじて同じ木の根が写っているので良かった。)
しかし、1月30日のトイレの位置とは微妙にずれている。しかも、前回あんなにあったエゾエノキの果実の入った糞はどこに消えたのか?あるいは、雨、雪、風でバラバラになって飛散したのか?
土山峠から宮ケ瀬尾根への途中のタヌキのトイレが使われなくなったことから
糞の種子が発芽すると使われなくなるのでは?っとアップしたことがあった。
しかし、これら2回の同じトイレの糞から、
①タヌキはトイレの掃除をする、②トイレがいっぱいになったらその場所を少しずらす、③タヌキの糞をイノシシかアナグマが食べる。
と云うことが考えられる。
ぼくは、いつもタヌキの糞を拾う時、その中でももっとも新しいものをそれがその時期のタヌキの食性を表していると思っていたが、タヌキのトイレではどれを拾ってきてもその時期のものになっていそうだ。
何だか、タヌキの食性も含めてトイレの使われ方あるいは位置なども、数年の観察ではちょっと分からないことが出てきた。もう、ウンチは卒業するつもりだったのに!