「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年7月22日日曜日

タヌキ糞の内容物  The contents of raccoon dog's scat

7月19日の続き
塩水橋からスギの植林地帯を歩き出して間もなく、セミの抜け殻が落ちている。
小さなセミだ。
カナカナカナと鳴いているヒグラシのものだろう。
この鳴き方まるでウエーブが起こったような感じだ。
帰路の時は雷のゴロゴロが鳴ると、カナカナと鳴きだす。
741mのピークを下った鞍部のところにタヌキのタメ糞がある。
糞中が蠢いている。
ともかく採取する。このところ身体中がおかしいので、寄生虫病などにならないようにするため
直接指でつまみ上げることはやめて木の枝を使う。
結局、見つけた糞はこのタヌキ糞だけであった。
どんな種子が入っているか、わくわくしながら洗った。
が、種子は一個も混じってなかった。
昆虫の脚、外骨格、外羽、触覚の一部などであった。

2012年7月21日土曜日

シカ柵の保守管理を! The maintenace of deer fences!

塩水橋から「本間ノ頭」への途中、741ピークからの鞍部のシカ柵が
2009年4月から倒木によって押し倒されている。
せっかく新しく作ったステンレス製の柵なので、せめて年1、2回は見回りをして
柵の保守管理をしてもらいたいものだ。
倒木によって、シカが行き来できる状態が3年も続いていることになる。
丹沢の森をしっかり保全するためには、保守管理がなければお金をドブに捨てるようなものだ。
上の鞍部から登りだけとなり、本間ノ頭の主尾根と合流したなだらかな標高930mくらいの広い場所でも大木2本が倒れて新しいシカ柵を押しつぶしている。 
我が国は梅雨があり、台風があり、降雪があり、落雷があり、季節風があり、
シカ柵もそうだが、治山治水のため砂防堰堤も作ったあとは、定期的な保守管理が必要だ。
それができないならせっかくの設置物が無駄・無益なものになり、税金の無駄使いで地方の土建業を潤すだけのもので、本来の森や山の保全・保護には程遠いものとなる。

2012年7月20日金曜日

夏のキノコ Summer mushroom!

今朝、5時に起きたのだが、もたもたして家を出たのが6時40分、
もちろん朝の渋滞に巻き込まれる。
途中から裏道を行くが、塩水橋に着いたのが8時45分だ。
「本間ノ頭」に行くことにする。
塩水橋からの塩水川(本谷川)の流れを撮る。水量が多い。
歩き始めてまもなく、汗が身体中から噴き出る。
鼻頭から、額から、まつ毛から汗が落ちる。
どうも身体が重たい。汗を出して絞ろうと思う。
が、ぜいぜいと云った感じで早くもバテたような歩き。
お!タマゴタケだ!今年初めてだ!もちろん収穫。 
ドクベニタケを下から撮る。これもゲットする。 
これは、ヤマドリイグチかな、調べなくては!
食べられるのでこれも採る。 
左足のクルブシの辺りが異様に痛い。これは、先週金曜日の鍋嵐の帰路からだ。
「本間の頭」の主尾根についたのが11時、そこはあまりにも冷風が気持ちが良いので休むことにする。なんと1時間余りもそこで休憩していた。
大きな木を背に半分昼寝状態だ。清川のコンビニで買ったミカンのゼリーを食べ、飲むヨーグルトを飲み、サンドイッチを食べ、オイナリさんを食べたので、眠くなったのだ。
ここは、帰ってきてGPSの軌跡でみると標高935mだ。この標高だと半袖では涼しすぎる。
涼しいはずだ、空は青空がなくなりみるみる黒雲で覆われて、ゴロゴロと雷まで鳴りだした。
もちろん、このまま下ることにする。
下り始めると再び汗が噴き出てくる。
が大きな雨粒がボツ、ボツと落ちてきたので、これが気持ち良い。
塩水橋近くで、シャツを脱ぎ、頭から上半身を川に浸ける。この状態で川の水をたらふく飲む。
もう、雨に濡れたのか川で濡れたのか分からない。
車の座席シートが濡れないようにザックカバーを敷いて帰宅する。
雨は塩水橋付近までだけであった。
不思議、歩くと足のムクミが消えてほっそりした足に戻っている。

昨夜、夕食に3種類のキノコを一緒に鍋にいれてキノコ汁にした。
苦い、強烈に苦い!どうしてだ!
連れ合いはすぐ食べるのをやめ、ぼくも半分くらい食べてやめた。
そうだ!ドクベニタケは細く切って水に晒して苦味を抜かなければダメだったのだ。
が、後の祭りだ!中の具や汁も全て苦い。
この苦さがドクベニタケと誤った名前がついた原因なのだ。

2012年7月19日木曜日

身近な自然探索 Exploration of the familiar nature!

一昨日は、引地川沿いを歩いた。
歩くと足のムクミがひくから不思議だ。
子どもたちが田んぼの畔で遊んでいる。
小さな女の子も大きな男の子もいる。
おそらく、近所の遊び仲間なのだろう。
このような場所で、子供たちだけで遊んでいるのが懐かしく、しばらく座って眺めていた。
この辺りはこのような田園風景が広がる。 
田んぼに流れる水音が爽やかである。
歩くと、田んぼの中の大きくなったオタマが慌てて泳ぎ去る。
これは、オオシオカラトンボだ。 
ヤブカンゾウにキアゲハのオスが蜜をすっている。
ちょっと前までは、トンボやチョウを見つけるとすぐ捕まえようとしたものだ。
が、今は彼らの動きを見ているだけ。それだけでも十分満足できる。
 
このところ、土山峠付近の動物たちの食べているものが知りたくて糞を水洗いしていたが、
以前のように土山峠以外の場所も歩いてみたくなった。

2012年7月18日水曜日

テン糞 The marten's scats

昨日梅雨が明けた。
夜は暑くて寝苦しかった。
いよいよ丹沢の山肌も乾いてくるのかな?
今週で夏休み前の専門学校と慶應の授業が終わる。
バンザイと叫びたいところだが、来週は慶應の試験があるので、
その採点と評価付けで今月いっぱいは身動きがとれないだろう。

7月12日の堤川林道・湖岸林道で見つけたテン糞
8時38分、テン糞:湖岸林道で帰路に拾う。往きにも気が付いていたが、
少し古そうなので拾わなかった。
が、タヌキ糞などの収穫が無かったので、帰路思い直して持ち帰る。
水に浸けておいて洗った。
昆虫の脚や外骨格のと下記の種子が30個くらい混じっていた。
昨年7月に本谷林道でヤマボウシさんと歩いたときに教わったヒメコウゾの果実を採って種子標本を作っていたのだが、種皮の表面がぶつぶつなっているところは似ているが少し違う。
で、コウゾも調べた。コウゾの種子だ!
洗っている時は、キブシの種子?と思うくらい似ていた。
非常に小さい、見てのとおり長径で1.5ミリくらなものだ。
10時12分、テン糞:堤川林道でこの日の早朝にしたものだろう。 
ヒミズかネズミの毛が多数とムカデの殻と脚、昆虫の脚と外骨格からなる。
哺乳類の毛が多数あったので、小さな歯が出てくればヒミズかジネズミか判ったのに骨片は一つも出なかった。骨片や歯が出てこなければ同定は難しい。
倍率の高い光学顕微鏡でもあれば毛を同定できるだろうか?
冬は外の水道栓で、糞の水洗いは手がかじかんで冷たくて嫌だが、今の時季は庭のヤブ蚊のために蚊取り線香を両側に置いてやっている。それでも刺される。
蚊に刺されると異様に痒くなった。免疫力が落ちているのだ。

2012年7月17日火曜日

虫コブだ! The gall !

境川の土手のサイクリング道路の続き
エゴノキだ!たくさん白っぽい実がぶら下がっている。
エゴの実に穴を開けてはいりこむ虫はいないのか?と思い実を眺める。
ん?なんだこれは?虫瘤だ。
ん?ここにもある。あ、こちらにもある。
ヌルデの虫瘤の形に似ていないこともない。
これは、実にアブラムシが卵を産んだのだろうか? 
エゴノキ・虫こぶでネット検索したら、すぐ分った。
エゴノネコアシアブラムシが、エゴノキの側芽に卵を産むとこのような形になるようだ。

虫コブの多くはアブラムシの揺りかごであり、何故このような形になるのだろうか?
エゴノキの側芽の細胞が癌化したためにこのような形になるのだろう。
アブラムシにとってはこのような奇妙な形の揺りかごをつくることで
エゴノキから多大の利益を得ているのだろう。
だが、ぼくのようなサルはこの虫こぶをもぎ取ってしまいたい衝動にもかられる。
あるいは、ほんとうにサルならこれを取って食べてしまうかもしれない。
そんな危険を乗り越えて、エゴノネコアシアブラムシはエゴノキの側芽に卵を産んで自分の仲間を増やしてきたことになる。

2012年7月16日月曜日

ジャノメチョウの仲間だ!

このところ、何故か足がむくんで靴を履くのも山用の毛の靴下を履いているような違和感がある。
以前は、学校から戻るとむくんでいたのだが、今は休日でもむくんでいる。
山歩きでは息切れするし、ちょっと気味が悪いので、内科で診てもらった。採尿、採血で翌日再び行く。が、とりあげて問題となるようなものはなかった。むくみをとる漢方薬をもらったが、漢方のため効果はまだでていない。
ぼくは、この半年で5キロも太ったのだ。運動不足なのはわかる。山歩きで息切れするのは太ったからだ。ゾウの足のように膨らんだ足に運動靴を履き、歩く。横浜市との市境の境川のサイクリング・歩行者道路を目指した。中高年の男女がスタイリッシュなスポーツウエアに身をつつみ、ぼくの脇を疾風が駆け抜けるがごとく走り去っていく。
こちらは、川を見たり、土手を見たり、ふらふら歩いている。
ん?このチョウチョウは?シジミチョウの仲間にしては大きい。
大きな蛇の目がある。
翅を閉じたり、開いたりしている、タテハチョウの仲間?
違う、ジャノメチョウの仲間だ。
愛用の「日本の蝶」保育社をみる。
ヒメウラナミジャノメの夏型のオスだ。

ジョギングする人たちもいるので、こんなところでカメラを構えてうろうろしていると邪魔なる。
帰路は道を変えて農道を歩く。
これは、ヤブマオが綺麗だ。
ぼくも、1日50キロを目ざして死にもの狂いで走っていたことがあった。
山道も走ってサルを追ったものだった。
膝を悪くし、山を歩けなくなったので走るのをやめた。
アフリカの山では登り下りがつづくと下りの時に膝が痛くて痛くて苦しんだ。
幸い、今はダブルストックで膝への負担が少なくなった。
しかし、それでも下りはイヤだ。
体重を減らさなければ、72キロは重い。しかし、食べること飲むことがやめられない。


何故、タメ糞場が放棄された?The reason why raccoon dogs don’t use the same places as their toilets.

土山峠から湖岸林道を北上し清川トンネル方向への経路をとらずに、林道終点から
尾根に取り付く。
すると、登って5分くらいで最初にタヌキのタメ糞場がある、
さらに登っていくと再びタヌキのタメ糞場がある。

これらのタヌキの2ヶ所のトイレ(タメ糞場所)はとうとう放棄してしまったようだ。
先月からタメ糞場所なのに、二週間に一回分くらいの糞しかしなくなったのだ。
トイレが苗床となり、7月12日には苗が7,8センチ以上に伸びていたため、
木の苗を掻き分けて糞を探したが見つからなかった。
上のトイレよりも直線で100メートルくらい離れた同じ尾根上の場所。
ここには6月21日に一回分の新しい糞塊があった。
しかし、今回はどこにも糞は見当たらなかった。
始めは、糞虫の活動で、新しい糞はすぐ、虫たちによって運ばれてしまったっと思った。
そうならば、地面に糞虫たちが糞を運んだ穴が開いているはずだが、それも見当たらない。
タヌキのこの2ヶ所のタメ糞場所は、土山峠から湖岸林道の終点から20分も尾根を歩けばたどり着ける場所なので、タヌキの食性を糞から調べられる場所として重宝していたのだ。

何故、ここの尾根のトイレがタヌキたちによって使われなくなったのだろう。
この尾根を登っていくと宮ヶ瀬尾根の猿ヶ島に辿り着く。
この宮ヶ瀬尾根を南下していくと「不思議なミズキ」の地点の広々とした尾根にでる。
途中に幅5、60センチの細尾根がある。
その細尾根にもう何年もタヌキのトイレ(タメ糞場)がある。
下は、前の週の7月6日に鍋嵐に行った時のものだ。
ご覧のように、このトイレには実生苗が育っていない。
この細尾根のトイレは途切れることなくタヌキが使用する。
しかし、湖岸の実生苗が繁茂しているところはどうして使わなくなったのだろうか?

ぼくが考えた理由、タヌキは苗が密生して伸びているような場所ではウンチが出ないのだ。
つまり、お尻に草や実生苗が当たるような場所でウンチするのがイヤなのだ。
しかし、宮ヶ瀬尾根の細尾根で途切れることなくトイレとして利用するのは、
細尾根は動物たちの通り道でもあり、踏まれるために実生苗は育たない。
そのため、タヌキに取ってはウンチがしやすいのだろう。
ぼくらも山でウンチする時は、草が生えていれば尻に当たるのでそんな所を避ける。
湖岸の尾根は幅広い尾根なので、動物たちはわざわざタヌキのトイレに足を踏み入れて歩くこともないだろう。というよりもサルを含めて動物たちはなるべく不潔な糞を踏まないように歩いているのに気が付く。

タヌキは、草(苗)が生えていないような裸地をトイレとする。
実生苗が育ってくるとその場所を放棄し、別の場所をトイレにする。
タヌキはいつも禿山に種子を植え付けているようなものだ。
タヌキは森を作っている。
これは、タヌキばかりでなく、サルやクマやリスやテンも種子を植えて森林をつくっているのだ。
一方、草食動物であるシカやカモシカ、ノウサギは森林の破壊者なのだろうか?

2012年7月15日日曜日

「ヒトの子どもが寝小便するわけ」築地書館

ぼくの新しい本が昨日、出版社から送られてきた。
「ヒトの子どもが寝小便するわけ」築地書館、p233、定価:1800円+税
書店に並ぶのは来週の26日頃とのことです。
この本の内容や題名については、出版社といろいろありました。
それらのことはともかく、出版社の編集者のH.Hさんに感謝!
ぼくのつたない文章を辛抱強く読んでくれて、あれこれ意見を言ってくれました。

この頃思うことがある。
他人が意見を言ってくれている時に、その意見に聴く耳を持たなくてはならない。
また、他人が意見を言ってくれるような人になりたいものだ。
これから、ますます頭が硬くなっていくだろう。
他人の意見も聴かなくなるだろう。
しかし、いつまでも他人が意見を言ってくれて、その意見に耳を傾けられる人でいたい。

「頭骨コレクション」が増刷になったので一冊同時に送られてきた。
すぐ、中を見た。30ヶ所を越えるところが訂正されている。
嬉しい。
今度の本では、単純な誤りがないように校閲ゲラでは何度も見返した。
送られてきた本を半分読み返したが、問題はないようだが、そんな事はない。
どこかに見落としがあるはずだ。

2012年7月14日土曜日

カバマダラ?ツマグロヒョウモンのメスだ!Panlymnas chrysippus ? Not, Argyreus hyperbius is !

昨夜あんなに降っていた雨が止み、真夏の強い日差しが射しこんできた。
庭に見慣れないチョウが飛んでいる。
慌てて机の上のカメラを取って、雨戸を開けてチョウを目で追う。
運良く、足元のランタナのピンクの花に止まった。
え?カバマダラダ!
小刻みに身体を動かす。ん?外側の翅の模様がちょっと違う。 
翅を閉じたり開いたり。これはタテハチョウ科のチョウの特徴的な翅の動きだ。 
図鑑で先ず、カバマダラを見る。内側の下羽の模様や外側の下羽の斑点模様が多すぎる。
カバマダラではない。
タテハチョウ科で探す。すぐ見つかる。ツマグロヒョウモンのメスだ。
ツマグロヒョウモンのメスは毒をもつカバマダラに擬態して鳥などに食べられないようにしているようだ。