「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年2月28日火曜日

二つの不思議 Two wonders

昨日は、isa隊員、k-ta隊員、sakaiさん、やまぼうしさん等と御殿森ノ頭付近を散策した。
歩き始めて間もなく、木の葉が落ちると目立つウスタビガの繭が散在している。
もちろん、繭の中は空っぽである。繭の先っぽに卵が産みつけられているもいくつかある。
半径4、5メートル以内のものを見つけて集めた。
もちろん、この辺り一帯にもっともっとあったのだ。
誰がこのようなことをしたのだろうか?
カラスがやったのだろうということになったが、、、、真相は判らない。

東丹沢の山は、シカの食害でササを含む下草や若木が見当たらない。
あったとしてもシカが食べないと思われる草木だけだ。
しかし、ここ「宮ヶ瀬平成の森」の碑がある場所の斜面はササが密生している。
こういう植生を見ると、禿山の原因をシカの食害によるものとする考えに馴染めなくなる。 

シイタケ、エノキタケ、タマキクラゲなどを採り、isa隊員のアトリエでポン酢で食す。
これが旨かった。コーヒーとハッサクも旨かった。
尾根歩きで見つけて拾ってきたタヌキやテンの糞はキブシの種子が表面に見えていた。
皆さんからは、秋に枝が落ちた痕が、
その種に特有なものとなりさまざまな動物の顔の表情に見える
楽しみ方を教わった。
ぼくは、小鳥の声を聴くことができないため、ますます鳥から遠ざかっているが、
皆さんはアトリだ!アオジだ!クロジだ!イヤ赤字だ!と楽しんでいる。
その幅の広さにはいつも驚く。

2012年2月27日月曜日

その後のヤマアカガエルの卵  Frog eggs afterward

2月に8日に土山峠で採集してきたヤマアカガエルの卵
庭の水瓶の中に容れて、毎日のごとく様子を見ている。
現地では、降雪に遭い、零下の気温の中でも生きている。
我が家の子供たちはこんなにも成長した。
土山峠の兄弟たちはどうなのだろう。
同じような成長過程をとっているのだろうか?
現地では、毎日零下かもしくは零度前後まで気温が下がるはずだ。
それでも凍死しないでいるのだろう。
でも、どうしてヤマアカガエルはまだ冬という時季に産卵するのだ。
利点は、卵を食べるような外敵がまだ少ないということだろうか?
しかし、イタチやネズミが食べようと思ったら簡単だ。

2012年2月26日日曜日

24日のルート    Record of GPS

24日のGPSの軌跡である。
土山峠から12キロちょっとの行程であり、
ぼくにとっては翌日も筋肉痛などなく、丁度良い。
ここの地点名を書いた。
「能」の爪が「熊」の爪に書き直されたのでそれに従った。
リスレストランはここのピークは人一人が横になれるくらいのスペースがあり、
そこにはいつもリスが松ぼっくりを食べた食痕のエビフライがたくさんあるので、
ぼくなりにリスレストランと名付けている。
祠の分岐は、辺室山と物見峠・三峰をむすぶ登山道沿いに小さな祠があるので
そう呼ばれている。
この祠の分岐から尾根沿いに熊ノ爪まで向かおうとすると、ここは登山道ではないという立て看板がある。この尾根を通らなくても、ほこらの分岐から10メートルほど物見峠の方に下ると巻いていける道がある。鍋嵐までのこのルートで危険なのか祠の分岐から熊の爪までだろうか。
鍋嵐に向かう時は、熊の爪のピークに向かう尾根には登らないで、左側にトラバースする道がある。もちろん、ピークに登っても良い。
あとは、ハイキングのように気持ちの良い尾根歩きとなる。
リスレストランまで尾根道に立ちはだかるようにモミの木が立ちはだかる。
それを抱くようにして回り込む。
リスレストランからはいったん少し下るが、そこから10分くらいゆっくり立木につかまりながら登って、鍋嵐に立つことができる。
鍋嵐からの帰路は、急坂をゆっくり足元を確認しながらおりていく。
若者なら走るように降りるとすぐリスレストランに着く。
熊ノ爪の手前では、祠の分岐からの南側の斜面に付けられた道を通らずに、
尾根をそのまま登っていくと熊ノ爪にでる。
そこから、北に走る尾根をシカ柵を右(東)して下るが、その尾根は西北にカーブする。
シカ柵は90度で折れ曲がる平のところにでる。そこでは尾根が北西と北の2本になる。
ここで、1、2分ちょっと休みをとって、下る尾根を確かめる。不思議なミズキの方向へは
シカ柵にそった北方の尾根をたどる。
不思議なミズキを過ぎて、また、急な下りになる手前で、北西に向かう尾根があるが、北北東に向かう尾根を歩く。後は細尾根沿いに歩いていくと、これから登りというところで再びシカ柵が出てきて、柵を越える赤い鉄のハシゴがある。そこを登って超えないで、シカ柵を右にして登ると5、6分もしないで堤川林道とハタチガ沢林道の分岐にでる。
倒れたシカ柵を越えて堤川林道方向へ行くと、幅60センチくらいの伐採道がある。
その道を忠実に辿ると堤川林道の終点にでる。

鍋嵐からは様々な尾根コースを選ぶことができる。この辺りはリス、テン、イタチ、アナグマ、タヌキ、シカ、カモシカ、イノシシ、クマ、ネズミなど丹沢に棲んでいるほぼすべての動物たちの生息地でもある。ぼくらは彼らの敷地にお邪魔することになるので、ぼくらヒトの仲間が落としていったペットボトルや缶などを見つけたら拾って帰りたいものだ。

2012年2月25日土曜日

吊るし雛祭り Traditional hanging doll's festival

お昼過ぎ
Yabeさんが家で採れた夏ミカンや干したマメガキを持ってきてくれた。
散歩に行きたかったので、彼を誘って横浜市と藤沢市の境を流れる境川まで
歩いた。今日は、昨日とは打って変わってまた冬に逆戻りしたように風が冷たい。
古い家を解放しているところがあるので行くことにした。
そこでは、吊るし雛祭りが行われていた。吊るし雛とは?どんなものか?
ぼくらは門から入って見てみた。
右の御婦人たちが管理をしているようだ。
そこから中に入った隣の部屋には、
もう天井からたくさんのものが賑やかに吊り下げられている。
靴を脱いで、入ると。各部屋に所せましと、、、、。 
見ても判るように、お雛様やお内裏様や女官たちが吊り下げされているのではない。
動物やら毬や扇子や、唐辛子やナスなどの野菜が着物柄の布で作られている。 
ぼくにとっては初めて見るものであり、なんだか雛祭りの原型を見たような思いがした。 
宣伝されてないのだろう。訪問者はぼくらと他に数組だけだった。
甘酒が熱くて美味しそうだったが、お金を持っていないので
泣く泣く通り過ぎてきた。

これ何? What's this? Jelly fungi

昨日の山歩きで、T.Yさんは不思議な物に気が付いた。
なんだ?これは?
ぼくは、17日の動物たちの糞の内容物にカエルの卵塊状の物と
表現したものが、これだ!っと思った。
これゼリー状というかコンニャク状というものであり、一見形というものが無いように思える。
しかし、一個、一個がキノコ型orペニス型?をしているのだ。 
直径30センチの円内にまとまってある。 
彼女は菌類だ!キノコだ!と云う。
匂いを嗅いでみた。どことなく磯の香というか、ショッパイ感じの匂いがする。 
とても齧ってみる気持ちがおこらず、そのままにしてきた。
彼女は採集していかないの?と勧めてくれた。
が、何となく得たいのしれない物なのでそのままにしてきた。
ただ、あった場所の目印にマジックで日付を書いた赤布を枝にぶら下げてきた。
これをご存知の方は教えてください。

この日は、動物たちの糞をたくさん見つけ採集してきたが、
雪や雨の後なので、新旧が分らなかった。

Jelly Fungi(ゼリーキノコ)でネット検索した。あるある、これなど似ている。
他にもいろいろある。このキクラゲの仲間も含めてキノコは異なった世界の生き物のようだ。

2012年2月24日金曜日

辺室山・鍋嵐・宮ヶ瀬尾根・土山峠   GPS recods

今日は、今年初めて鍋嵐に行ってきた。
同行者がいる。それは「丹沢サル観察し隊」のT.Yさん。
堤川林道終点から辺室山を直登することにした。
土山峠から歩いている時から春の息吹を感じて、今日はどこでもl行けそうな感じがする。
この直登コースは昨日雨が降ったために、申し分ないような快適な山登りとなった。
この辺りというか東丹沢特融のザレ場がなくなった。
足を置いただけでザラザラと滑るような尾根ではなくなったのだ。
途中は3点確保の基本を守らなければ滑落するよう急な尾根であった。
しかし、見てもわかるように「今の日本の山だ」
シカの食害によってヤブとなっていないので、ぼくのような素人がいとも簡単に登れるのだ。
(下は険しい尾根を3点確保で登るT.Yさん)
無事に辺室山、山頂に到着した。
ここでお湯を沸かしてココアを飲む。
この山頂から登山道を歩いて土山峠に戻る予定であった。
ぼくはいつも方針を変更する。ココアを飲んだせいもある。
鍋嵐に向かう。
鍋嵐に行く途中、T.Yさんはリスにあう。
(鍋嵐で遅いお昼を食べる)
ここから、また、行き先を迷う。が、戻ることにする。
熊ノ爪のピークから宮ヶ瀬尾根を下りる。
「不思議なミズキ」のところに着いた時は3時を回っていた。
(冬とはいえササなどの下草がない。禿山のようだ。)
糞の採集しながらの約12キロの行程を8時間かけて歩いた。
堤川林道では大きなイノシシに出会った。
が、あ!イノシシ!っと声をあげたためにイノシシは沢側へ逃げ込んでしまった。
写真は撮れてない。
帰路は伊勢原から渋滞であったが、6時過ぎには帰宅した。
もちろん彼女にも我が家に寄ってもらい、最近ぼくが凝っているレモンを一個を絞ってその汁と同量のウイスキーをグラスに容れて、熱湯を注いで3倍くらいに薄める。
これが旨いのだ。是非お試しアレ!
それで乾杯する。

2012年2月23日木曜日

春の畦道の草花

21日の陽気に誘われて
まだ耕しもしていない水田の畔道の陽だまりで見つけた春一番の草花です。
ぼくが生まれ育った北海道釧路は、あと一か月もすると道路や家の周りの凍りのようになった残雪をツルハシや剣先スコップで割る雪割りが始まるでしょう。
そうすると、冷たい氷の下に青い草の新芽が出ていたりします。
そんな芽生えを見るのが楽しみだったものです。
しかし、夜はまだまだシバレル(零下になって非常に寒いこと)ので、
氷の板で覆いをしてやったものです。
この辺りの陽だまりは地面そのものが温められているので、
辺り一面が萌木色になっております。
ホトケノザが畔道沿いに咲いています。良く見るとランの花にも似た形をしています。
が、香りは無いのが残念です。

ナズナを見つけました。これは御浸しにして食べても、フライパンで油炒めにして食べてもおいしい。キンシコウの調査で秦嶺山脈の麓の農家に泊まっていました。
3月になると、ザルを持った子供たちが畑で何か摘んでおります。それはまだ、ロゼット状の小さなナズナでした。鼻水をすすりながら冷たい沢の水で洗われたナズナは、そのまま大きなブタの脂身の入った中華鍋にあけられ、塩と香辛料が降りかけられて炎を横からはみ出るような強火で1、2分炒められて、ぼくらのテーブルに皿にあけられました。
それを思い出して生唾を飲み込みました。

ウシハコベ かな?ハコベかな?ハコベはジュウシマツやカナリアに少しだけあげたり、たくさん採って大雑把に切ってフスマなどとともに一緒に混ぜて鶏のエサにしたものでした。
だから、ハコベは鳥たちのエサであって、人が食べられるとは思ってもみませんでした。
大学に入って、逗子の庭付きの大きな一軒家に先輩たちと大勢で生活したことがありました。
その中に生物科の先輩がいました。彼から庭に生えるイタドリ、タンポポ、ドクダミなどの野草が美味しく食べられることを教わりました。その中にハコベがありました。ハコベはいくらでも採れたので、ほとんど野菜代わりに使われました。2、3センチに切らないと茎が長いとスジが気になったものです。以来、ハコベだけは食べておりません。今年は食べてみよう!

オオイヌノフグリ 、この植物のフグリという言葉の意味を教わったのも上記の先輩でした。
ぼくなどは民度が低い道東の釧路育ちなので、ミツバアケビをキンタマノキと名付けて学生にも話しております。

ヒメオドリコソウ 、これとホトケノザの区別がしばらくつきませんでした。
このヒメオドリコソウの花が大きくなるとホトケノザと呼ばれるようになるのかな?
とさえ思っていたのです。
水路なども見て回ったのですが、カエルの卵はまだありませんでした。
寒い丹沢の山裾の沢にはヤマアカガエルの卵があるので、
温かい場所では、アカガエルが卵を産んでいると思っていました。

今日は、丹沢へ行こうと4時半に起きたのだが、雨、その内に止むだろうとブログに先日のことをアップしている。が、7時を回ったのにまだ降っている。
6時を過ぎると外は明るくなり、午後5時過ぎでも明るくなってきている。
一雨ごとに春は近づいている。
というよりも、地球は自転を繰り返しながら太陽の周りを回っていて、次第に地軸の傾きの北極側が太陽側に近づいているのだ。
ともかく、今日の丹沢行は取りやめだ。週末に、丹沢サル観察し隊のTYさんと丹沢を歩く約束をしているが、何だか週末も雨のようだ。

2012年2月22日水曜日

動物たちの自己主張としての糞  Scat as self-asertion of animals

サルやシカは巣を持たない。採食移動しながらしたいときにウンチする。
それは、泊まり場であろうと、採食場であろうと、休息場であろうと彼らは勝手気ままにウンチする。
しかも、食べながらでも、歩きながらでもウンチする。
つまり、サルたちは排便に関しては我慢することができない動物だ!
だが、テンやイタチ、タヌキ、アナグマのように巣を持つ動物は、そうではない。
サルのようにどこでもする訳ではない。
巣穴でウンチすると不衛生になって、病気になるので、巣を持つどんな動物も
アカンボウが巣でウンチをしたとしても他の場所へ運び移される。
つまり、これらの動物たちはアカンボウ以外はウンチを我慢することができる。
このウンチを彼らは匂いによる自己主張・広告として用いている。
下は、斜面から転がってきた石の上にあるイタチ糞(17日の〇2の位置)
この石は、林道の真ん中にあるのだ。イタチはわざわざこの石の上に糞をしているのだ。 
下は、17日の〇13の細尾根の位置の糞。
わざわざ崖っぷちにウンチをしているのだ。ぼくがしゃがんでいる横にはタヌキのタメ糞がある。
テンやイタチの糞はわざわざ目立つところにしている。
杭の上にしている場合もある。
自分たちの行動域の境界付近にして「ここはオレの場所だ!」と自己主張する場合があるだろう。
さらには、異性に自分の発情状態や存在を知らせる効果もあるだろう。

林道や登山道、尾根道あるいは堰堤の上、岩の上にある糞は視覚的にも目立つが、ウンチという匂い源を置く場所としては四方に匂いが広がって効果的なのかもしれない。

2012年2月21日火曜日

春、紅梅と河津桜   Japanese pink apricot & Kawazu cherry blossom

昼食後陽気に誘われてカメラをもって引地川沿いを散歩した。
先ず、円行公園の紅梅の状態を見に行った。すでに満開である。
我が家の白梅は蕾が膨らんできているが、まだまだ先のことだ。

ゴザか、簡易椅子でも持ってきて、この紅梅の下で紅茶でも飲みたい気持ちになった。
こんな良い天気なのに公園内には木々を剪定しているシルバーボランティアの人たちだけだ。

そのまままっすぐ引地川沿いの道に行き、ユーミンに云われたように
頭からロープで引き揚げられた気持ちになって姿勢を正して前を向いてあるく。
多摩大学裏にあたるところに5、6本のカワヅザクラが植えられている。
一輪だけが咲いていた。
 
マフラーを首からとり、コートを抱えて川沿いを歩く。
川には、コサギ、コガモ、オナガガモ、カルガモがエサを探していたり、休んだりしている。
もう、畑にの耕耘機をいれて耕し始めていた。
日向のあぜ道のは春の草花が早くも咲いていた。


シカ柵の維持管理  Maintenance of Sika deer crash barrier

林道、砂防堰堤、登山道、経路、シカの防護柵の維持管理を!

人が作った物は作りっぱなしでは、その物がその効果を保っているのは
ほんのわずかな期間だけだ。
どんな物でも管理をしていかなければ、形あるものは壊れて本来の機能が失われる。
下の写真は、新しいシカ柵なのだが、木が倒れて柵が押しつぶされている。
シカはここから自由に出入りできる。
今年の春はシカたちの採食場になるのだ。
毎月が無理なら、2、3か月に一度でも柵を見回り、維持・管理を行わなければならない。
シカ柵は作られるが、上の写真のようになったらもうそのままの状態となっている。
せっかく作ったシカ柵がすぐに無用の長物になってしまう。
維持管理がされないシカ柵の設置は、多額のお金をドブに捨てるようなものだ。
本当に、森を守ろうとする気があるなら、
柵の保護管理を行う専門の人をつけなければダメだ。