
「特定秘密保護法反対」
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2008年9月26日金曜日
2008年9月25日木曜日
始めて出逢ったカワネズミ
林道上を流れるこの沢の奥に、イワタバコがたくさん岩に着いているので何気なく沢の方に目をやると、、、、。
この小さな堰堤は林道の山側である。
下の写真の水溜りからネズミ状の小動物が一匹、顔を出すと不思議な泳ぎをし、この堰堤の縦15、横15センチくらいの小さな穴(写真中央の四角いやつ)に入った。
連れの矢部さんに「カワネズミだ!」と教える。
矢部さんはまったく気がつかなかったようだ。
しばらく、その穴の写真を撮ったりしていると、、、、。

足元の水溜りの中を泳いでいる。
カモノハシもこのように泳ぐ映像を見たことがあると思いながら、カワネズミを追う。
ヤツは、水底の枯葉の中を素早く泳ぎ回る。虫を探しているようだ。
すると、20センチくらいのヤマメが飛び出てきて、左の方の深みに隠れる。
ヤツの身体全体が不思議な空気の塊のように見える。
体毛全体についている気泡が身体を被っている。
その気泡のために身体が浮くような感じさえする。

沢の水溜りの水は林道上を流れて、本流の沢に落ちる。ヤツは、ぼくらの足下の2,3センチに水の中を流れるように移動して、沢側の堰堤から滑り降りて行ってしまった。落差、4メートルくらいある(下の写真)。カワネズミが落ちるように移動していった沢は、本流と合流する。
カワネズミをこんな1、2メートルの近さで見たのは始めてである。カワネズミという名前だが、モグラ(食虫)目トガリネズミ科カワネズミ属の動物である。
これから沢に近い所を歩く時は、カワネズミもいるという目を持って歩かなければいけない。それにしても、落差4メートルくらいもあるところも何も躊躇せずにスーと流れるように下りていったり、カモノハシのような(テレビで見ただけだが)泳ぎをしたり、何時呼吸するのか分からないほど水中にいたり、素早く水溜りから穴に入ったり、これまでぼくが知っている陸上性の哺乳類では、見たこともない非常に変わった行動・生態をもっている動物である。
あんな小さな林道上の水溜りに20センチくらいのヤマメがいることにも驚いた1日でした。
踏み潰されたクルミを食べるリス
東丹沢の道を走っていると、突然リスが飛び出し、道路上で何か食べている。
どうもクルミをたべているようだ。
フロントガラス越しの写真はちょっとぼけた感じなので、、、
ドアのガラス窓を下げて撮る。
慌てているのかどうもこれもピンボケだ。
5分くらい観察していたが、リスは食べ終えたのか湖側の斜面に入る。 彼が食べていたものは、車に轢き潰されたクルミであった。車にクルミを潰してもらって、その中身を食べるということを学習できると凄いのだが、、、、。
この日は、このリスの他に林道を歩いていても、リスを見つけた。落ちているクルミを持って木に登って、見えなくなくなった。
丹沢のリスの初秋の食物はクルミなのか?落ちているクルミが嫌に目についた。
今日は、僕にとっては生まれて始めての動物を見た。写真に撮ったが写ってない。動画にすべきだった。残念!
2008年9月24日水曜日
最後のミョウガ
2008年9月23日火曜日
ヤマイモのムカゴ
2008年9月22日月曜日
子殺しの恐ろしさ
子殺しと聞いただけで、何だか気味の悪い恐ろしさを感じる。
殺人者は大人だろう。
その大人が力の弱い子供を殺すということに得体の知れないおぞましさを感じるのだ。
成人男性同士のケンカで誤まって相手をナイフで刺し殺したというものと全く違うものがある。
サルを含む哺乳類でも子殺しが観察されている。子殺しが起きる状況も明らかになっている。
メスは乳飲み子を持っていると発情しない。
オスは自分の子を早く残すために、メスを発情させなければいけない。
そこで、オスによる子殺しという状況が生まれる。
これが、ライオンやハヌマンラングールで観察された子殺しである。
アメリカジリスでは、メスが率先して自分の子を殺して食べてしまい、新しいオスを受け入れるようになる。
どんな哺乳類でも殺される子は離乳前のアカンボウである。
千葉と福岡の子殺しは哺乳類で見られる子殺しとは全く異なったものである。
そのためであろう。ぼくには殺人者のおぞましさを感じてしまう。
2008年9月20日土曜日
秋:実・タネ
このタネはどうやって分散するのだろうか?
風?動物に食べられて、排泄されて?乾いて飛び散る?動物の毛に着いて?

このタネは乾いたら風に乗って運ばれそうだ。

植物はもちろんのこと、動物もそのものだけでは生きていけない。皆、同じところに棲んでいる他の生き物がいてこそ自分たちの命を育むことができる。エゴヒゲゾウムイはエゴノキの天敵かもしれない。が、その幼虫を食べる小鳥たちがいて、その小鳥が糞をしたり、死んだりすることによって昆虫によって糞や死体が分解されて土に返っていく。
アフリカにいた時の部屋は、壁にはヤモリ、床にはトカゲ、天井にはヘビ、部屋の物陰にはサソリやネズミがいた。今のこの部屋は、ときどき可愛いハエトリグモがいるだけ。
2008年9月18日木曜日
エゴノキの実に穴空けたのは誰?
昨日、ハクビシン?の糞の中に入っていたタネのエゴノキの白い果実です。
フィールドにもありますネ!
見て下さい。ほとんどのこの果実に穴が一つだけ空いているんです。
分かりますか?

エゴノキの果実に空いている穴は、外側が大きく、中にいくほど小さくなっております。
一個の果実には一個の穴が空いてます。
果実を3個持ってきたので、穴に向かってカッターとペンチで半分に切ってみました。果肉の部分も堅く、種子は指を怪我するのではと思うほどカッターではとても切れませんでした。
3個とも、穴は種子のところで止まっております。つまり種子には穴を空けられなかったのです。
果肉を取り去ると種皮の回りには、ビニール状の半透明の皮があり、これを取り除くと褐色の種子が出てくる。種子には穴が空いてなく。
3個の種子をカッターとペンチで割った。
一個は中は空洞、これがペンチでないと割れなかった。
一個は白い胚珠が詰まっていた。カッターで稜に沿って切れ目をいれて割る。
一個はカッターで割れた。中身をつぶれてしまったが、白い芋虫と思われるものだった。
穴は、小鳥が中の幼虫を突付きだそうとして空けたのだが、いずれも徒労に終わったようだ。
それにしてもエゴノキの種皮は何故こんなに堅いのだ、、、、、。
動物が食べて、誤まって種子を噛んでしまっても割れないので、そのまま種子(タネ)はウンチとして排泄されるように動物たちに食べられることによって、種子が堅いエゴノキに進化したのだろう。
しかし、中に入っていた幼虫はどうやって侵入したのか?虫が入り込んだ穴が無いので、花の終わり頃のまだ子房が堅くならない時に侵入するよりないだろう。
エゴノキの実を食べる動物
タヌキのものに似ているがそうではない。
ハクビシン?と矢部さん。
そう、きっとハクビシンのものだ!

このタネ、その場で同定できた。
なんとエゴノキの実のタネだ。
エゴノキの種子は有毒なサポニンを含み、縄文時代の遺跡に大量に出てくることがあるという。
当時の人々がタネを砕いて川に流し、麻痺した魚を獲るために使ったのではないかと、以前何かで読んだことがある。
それいらい、うつむいて咲く白い花や、枝にたくさん垂れ下がる白い果実が美しすぎてなんとなくオドロオドロしいモノのように感じていた。
その果実を食べて、種子をウンチとして排泄する動物がいるとは思わなかった。
糞の中に入っていた種子の廻りの果肉はきれいに消化されている。
種子にはサポニンが含まれるが、果肉は問題ないのだろう。
ハクビシンは丹沢山中では姿を見たことがないが、轢死体を拾っている。
彼の胃の中は栽培イチゴが一杯詰まっていた。
ハクビシンは東南アジアからの移入動物と考えられるが、エゴノキの種子を山中にばら撒いているのだ。