以前は合わない靴を履いていると踝(くるぶし)が当たって、踝部分が痛かったことがある。外側と内側に同じように踝がある。その踝とは、外側の踝は腓骨の遠位端にある腓骨外果であり、内側のが脛骨の遠位端にある内果である。つまり、外側の踝(外果)が腓骨であり、内側のは脛骨のもの(内果)だ(図1)。
図1.キツネ(左)とネコ(右)の前から見た左の下腿骨の脛骨と腓骨
→:内果 ←:外果
では、手首の小指側にある踝状の出っ張り(図2の〇)はどの骨のどこの部分かな?
図2.左手首の出っ張り(〇で囲んだ部分))
手首は複数の指根骨と前腕骨の橈骨と尺骨が接する部分であり、小指側の突き出た箇所が尺骨の茎状突起である(図2の〇)。図3.ニホンザルの左斜め前から見た前腕骨の左尺骨と橈骨
〇は尺骨の茎状突起
ところで、この下腿骨と前腕骨は相同だと云う事を知っているだろうか?つまり、下腿骨の脛骨と腓骨は前腕骨の橈骨と尺骨とがそれぞれ相同の骨になる。
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