しばらく休んだら、もう動きたくない。が、折角ここまで来たのだからと歩きだす。何故か左の腰が重苦しい。だらだらした足取りだからだと思い。気持ちを奮い立たせる。が、水の飲み過ぎだろう。身体が怠い、力が入らない。
ん?何だ?この実は?登山道上に5,6ミリの青い実が散らばっている。風で落ちた?それともリスの仕業?
図1.9:33 5,6ミリの大きさの果実
身体が怠いばかりでなく、右肩が痛くなってきた。これは肩鎖関節脱臼で上腕骨と肩甲骨と鎖骨が腱で繋がっているが階段から転げ落ちて切れてしまっているためだ。「手もみ」師からは何故手術しなかったのかと云われる箇所だ。それが右上半身の筋肉に影響を及ぼしているようだ。冷えると痛くなるのだ。腰に下げていたタオルを当ててザックを背負う。
爽やかな風が当たるが、汗でメガネが鬱陶しい。もうすぐ沢を渡るところだ(図2)。この辺りはブナの原生林になっている(図3)。
図2.9:39 道標
図3.9:39 丹沢堂平のブナ林と書かれている
図4.ブナの原生林をもっと見ることができるが、、、
いよいよ沢を渡る手前の道標だ。塩水林道出会の登山口から0.9キロ来たことになる。とにかくバテバテだ!2種類のスポーツ飲料を代わるがわる飲んだためだ。その為汗が飲んだだけ出る。汗とともに身体に必要なCaやMgやビタミンなども吐き出される悪循環だ。それが解っていても口を濡らす。図5.9:43 丹沢山まで2キロだ!
図6.9:43 この堰堤を歩き河原に下りる
図7.沢のごろごろ石の上を渡るとまた道標、丹沢山までやはり2キロ
背中や右肩が痛いし、仰向けになって眠りたい。今度は眠る場所を探しながら登ることになる。レインギアを持ってきてないので、ザックを背に敷いて眠りたい。おー、もうすぐ天王寺尾根に出られる(図8)。マルバダケブキの花が咲いている(図9)。綺麗に咲いている花のところまで行って撮る(図10)。
図8.9:45 天王寺尾根まで0.5キロだ!
図9.10:14
図10. マルバダケブキの花 エ!テン糞だ!ヤマザクラの実を食べたのかな?今の時季だから何を食べた糞だろう。久しぶりのテン糞をゲットだ。しかし、コインを置いて撮るのが面倒なので、そのままだ(図11)! |
図11. 11:02 テン糞だ!何の実を食べたのだろう?
見上げるとすぐ上が尾根だ。もう、フラフラ状態だ。尾根に着いたら眠りたい、眠りたいと思って登る。尾根上は朝露で湿っていて乾いた場所がみつからない。ともかく、ここから丹沢山は止め、寝場所を探しながら下ることにする。
ヘロヘロになって歩いたルートを図13に示す。
図12. 11:10 天王寺尾根に着いた!
図12. 塩水橋・塩水林道・大平登山口・天王寺尾根のルート
昨日は、昼間に東京駅のステーションホテル1階のロビーラウンジでサル仲間3人と会う。広々としたところで換気も十分良い。しかも十分涼しかった。1時間で生ビールを2本飲み満足して子供連れが多い夏休みのJR東海道に乗って帰宅した。
2 件のコメント:
T.Mです。
図4の道を立ち入り禁止の道を進んで仕事してました。立ち入り禁止ではありますが普通の登山客も奥ではよく見かけました。
天王寺尾根はアセビの優占する平らな尾根で涼しくとても歩きやすくて好きでした。
T.Mさんへ
あー、あのブナ林で調査してたんですか!
ぼくも植物調査の人たちに誘われて中に入ったことがあります。
そう、天王寺尾根は歩きやすい平な尾根ですね。
休み台が一つもなかったのが残念。
秋や冬なら枯葉が敷き詰められているので、寝られるのですが、
夏は朝露夜露で林床は濡れていて、寝る場所が無い。
また、両性爬虫類について教えて下さい!
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