「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

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原発不要・核廃絶


2021年6月26日土曜日

ヒルがいない。何処へ行った?  There are no Leech. Where did the leech go?

 水沢橋と林道との間の駐車スペースに着いたのが、6時50分であった。雨が降りそうなので、折り畳み傘を持ち、ストックはザックに付け、GPSをセットして出発だ。長めの靴下は十分に飽和食塩水を噴霧しているので下半身のヒル対策は万全だ。昨日は、奥野林道から山越えして伊勢沢林道を下ってきた。

6:56 奥野林道のゲートを越えて間もなく、真っ黒のテン糞だ!クワの実を食べた糞だろう。

テン糞1 
7:01 ん?これは奥半谷林道で6月2日に見たアカショウマだ。この花のピンが合わないので、落ち着いて撮る。ホタルブクロもまだ咲いている。
アカショウマ
ホタルブクロ
7:08 爽やかなシダだ!調べたが同定できず。
シダの仲間
ハコネシダ 
このヤマユリもまだ蕾だ!
7:23 法面のコンクリートの凹部に溜まった土砂などのところに毎年咲くヤマユリがある。これもまだ蕾だ。3株に増えている。
3株になっている。
7:27 先ほどからずーと松茸山の方からシカが警戒音を出している。こちらが見えているようだ。これはイラクサ科のイラクサそのもの?上で鳴いているシカのメスグループが食べたのだろう。
イラクサ科の仲間のシカの食痕
これは、イトマキカエデではなく、イトマキイタヤ
イトマキイタヤ
7:30 ヤブムラサキのピンクの花がたくさん咲いている。
ヤブムラサキ
7:32 こんな僅かな腐葉土の塊りでミミズか節足動物を探したのだ。アナグマではなく、イノシシの蹄跡がある。
腐葉土を誰が掻き分けた?
7:33 テン糞だ!これもクワの実を食べたものだろう。
テン糞2
7:37 工事の案内板が立っている。8月一杯まで、奥野林道と伊勢沢林道との間の斜面を治山で工事しているようだ。将来の山の斜面はコンクリートで覆われてしまい、動物たちの隠れ家も造れなくなる。
7:58 松茸山への入り口(奥野口)を過ぎ、馬ノ背も過ぎる。もう20年以上前にここで、10頭以下のサルの群れを見つけ、数年間この群れを馬ノ背群と名付けて追ったことが随分前の事のように思われる。
馬ノ背:ここから早戸川林道に尾根沿いに下りたものだ
8:08 山は今にも降りそうな雲で覆われている。しかし、梅雨なのに何となく乾いた感じだ。
本間ノ頭の方面を見る
8:16 コマツナギが咲いている。このように灌木でこじんまりとした草姿なので、以前、この豆を鉢植えしたが、暴れるように枝が伸びて鉢植えに向かない木であることが知った。
コマツナギの可愛い花
8:20 早戸川右岸の斜面が崩落している。気が付かなかった。これも一昨年の台風に因るものだろう。拡大して見ると、岩盤の上の植林していた表層土が流れ落ちたようだ。早戸川林道は土砂崩れや流れによる崩落が各所にあるが、ぼくはこのままの状態で良いとさえ思っている。それは、車は通行できないが、ぼくのような者でも歩けないことはないからだ。
8:24 伊勢沢林道へ山越えする地点の所に来た。今は、小型ブルが移動する道が作られているのでこの道を使う。しかし、尾根まで出るのに以前より時間が掛かるかなっと歩きながら思う。以前はこの植林地内をジグザクのケモノ道を利用した。
稜線で一休みしたいが、今回はそのままブル道を下り、伊勢沢に辿り着く。不思議、梅雨なのにこのブル道はドロンコ道な筈だが、登山靴は汚れない。滑らない。そして、なによりも不思議な事がある。
それは、タイトルにしたようにヒルがいない。このブル道に入る前にスパッツをつけてヒル対策をするつもりであった。が、ここまで歩いてきてヒルの姿を全く見ていないのだ。
ここから登って稜線に、そこから下って伊勢沢に!
8:26 ブル道に赤いキノコがぼくを迎えてくれた。子嚢菌類と云う事が判るがそれだけだ。
赤いキノコが、、、
8:54 稜線を過ぎて、ブル道は3つに分かれるが、右下へ行く道を辿る。何故、ヒルがいないのか不思議である。
伊勢沢右岸の岩に群生しているイワタバコの場所にきた。足元を見てもヒルの姿が見えない。インスタントラーメンの具にするためにイワタバコの柔らかそうな葉を3枚千切り取る。ヒルは出て来ない。しかし、やはり、ここではお昼にしたくない。
9:07 伊勢沢を石伝いに渡る。今までならこのような沢を渡るのにピョンピョンと跳んで渡れた。が、今は、足元をイチイチ確かめ、次に足を下ろす石が、滑らないかどうか考え、手は岩や木に置いてバランスをとる。どうしてこうなったんだと自分でも歯痒い。岩を滑って落ちて足を濡れることを恐れている?イヤ、違う。身体全体のバランスが悪いので、転んで岩に胸や頭を打つことを恐れているのだ。
伊勢沢の河床に岩がある
9:28 伊勢沢林道に辿り着く。しかし、この登りでもどうしてそんなに慎重になるのか判らないくらい慎重だ。あり得ないと思うが、転げ落ちることを恐れているのだ。林道に上がってズボンの裾を上げてヒルの有無を見たが全く一匹もヒルはついていない。どうしたんだヒルは?
奥野林道からブル道を歩いて沢を渡って伊勢沢林道に出るのに何と1時間も掛かっている。
登ってきて、このガードレールを跨ぐのも、、、
9:34 おー、サルナシの実だ!
9:48 たくさんのタケニグサが花が咲いている。タケニグサの写真を撮ったのは初めてかな?
9:53 アケビだ!ミツバアケビだ!
10:10 ん?また、あの蛾だ!違う。キンモンガではない。チョウではない。また、SAさんに訊いてみよう。
これはヒョウモンエダシャク(豊田さんのコメント参照)という蛾の仲間のシャクガ科で、幼虫はシャクリムシとなって移動する。
10:26 ん?この昆虫は?何の仲間だろう?
これはカゲロウ目のカゲロウ科かアミメカゲロウ科(豊田さんのメールによる)
GPS上では9.7キロも歩いたことになる。かかった時間は3時間46分だ。帰宅してから風呂に入り、30分くらい昼寝した。今日はこれから藤沢市の健康検診を受ける。

2 件のコメント:

豊田 さんのコメント...

おはようございます。

蛾はヒョウモンエダシャクでしょうか?
似た種類がいるので難しいですね。

二つ目の昆虫はカワゲラの仲間ですが、科の同定にも詳しい形態の確認が必要なので、目レベルの回答になります。

fukuda, fumio さんのコメント...

やー、おはよう!
豊田さん!

早速のコメントありがとう!
蛾はヒョウモンエダシャク(初めて聞く名前)との事!
翅の長い昆虫はカワゲラの仲間ですか!
コメントの他に詳しいメールをもらい感謝しております。

これからも昆虫を撮ったらブログにアップしていきますので、宜しくお願いします。
コロナに感染せずに頑張りましょう!