我家から西に500メートルくらい離れたところに引地川が流れている。3月下旬になると川の両岸の土手はサクラの花で埋まる。その時は乳母車を押す家族連れや、老人夫婦、若いカップルがサクラの花の下を歩く。ベンチに休んで太巻きを食べたり、地面にシートを敷いて酒盛りをしているグループなどもいて賑やかになる。
1月下旬にこの川辺に植えられている河津桜が一輪さいたことをアップした。今日のこの温かさである。もしかしたら、満開になったのでないかと雨がが上がったお昼過ぎに散歩を兼ねて見てきた。
河津桜は多摩大学湘南校舎の裏側の土手に6、7本植えられている。植えられた時は指の太さくらい高さ1メートルくらいものであった。しかし、今ではこうである。
カワズザクラが咲いても人々は余り関心を抱かない。今回もぼくが写真を撮っていた時間は10分くらいではあったが、散歩者も寄って来なかった。これほど艶やかに咲いているのに少し可哀想でもあるが、ぼくが少しの時間だけでも一人占めしたような気持ちで嬉しくもある。今夜も貰ったフキノトウの味噌和えと天婦羅を食べて春の薫りを愉しもう。
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