PNGからのお土産で2月23日にアップしたものがオオコウモリだと分かった。同じ箱の中に小袋は二重になっていて、29/01/11 コウモリ Sowom/PNG という袋の中に臼歯や犬歯とさらに骨片が入っていた。この骨片は23日にアップしたオオコウモリの小さな小さな切歯が付いた右前顎骨である事が判明した。これらの歯や前顎骨をボンドで着けたので、再度見てもらう(図2,3,4)。
前顎骨が無い図1のCの状態だったから同定が難しかったのだ。しかし、24日の夜風呂に入る時に突然、”オオコウモリ”だ!と思った。それは眼窩輪が出来そうになっていることや、犬歯が入る孔が大きいこと、さらに今まで見たことがない肩甲骨だったからだ!
前顎骨が無い図1のCの状態だったから同定が難しかったのだ。しかし、24日の夜風呂に入る時に突然、”オオコウモリ”だ!と思った。それは眼窩輪が出来そうになっていることや、犬歯が入る孔が大きいこと、さらに今まで見たことがない肩甲骨だったからだ!
図1. 2月24日にアップした写真
尚、f:鎖骨だと分かった。
”オオコウモリの仲間だ”と閃いた後、珍しく遅くまで”ADW”のオオコウモリの仲間の頭骨を確認したり、「哺乳類頭蓋の画像データベース」を見たりした。26日は5時に起き、木工ボンドで前顎骨を着けたり、歯を入れたりした。図1のbの下顎骨に入れていた犬歯は上顎骨の犬歯だった。また、fは鎖骨であることが解った。それにしてもオオコウモリの仲間の前顎骨は外れやすいし、この個体の切歯はほとんど摩耗して無いかのようだ。
前顎骨を着けた頭骨の長さは82mmある(図2)。何コウモリかはまだ不明だが、歯式(図2&3)から判断するとオオコウモリの仲間は間違いない。臼歯や犬歯、切歯の摩耗状態から判断するとfull adultの個体であろう。画像データベースでは、オオコウモリ属の頭骨長が他のオオコウモリよりも長いが、PNGのこのオオコウモリは画像データベースに載っているオオコウモリ属よりも少し大きい。PNG生息のオオコウモリの図鑑と云うよりも、PNGかニューギニアの哺乳類図鑑を手に入れたい。
図2. 右前顎骨を着け、犬歯や臼歯を入れた状態
歯式:2・1・2・2/2・1・3・3
図3. 犬歯や臼歯を入れた下顎骨
図4.右前顎骨と摩耗した2本の切歯
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