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原発不要・核廃絶


2020年2月11日火曜日

キツネの糞内容物を調べる Assay the content of fox'scats

今回は久しぶりにキツネ糞を拾ったので内容物に何が出てくるか楽しみだった。が、糞そのものがシカ毛(ノウサギではなく固く、黒、茶、白の長く固い毛)の塊りのような状態であり、毛玉をピンセットでほぐして調べた。
水洗いした物を鉢受けに空けて机の上に置き、ピンセットで毛を選り分けながらだった。ネズミのような小哺乳類なら毛も短いのですぐ毛が解れるが、5,6センチも長い毛は解れづらいので面倒だ。さらに、キツネ糞はキツネの独特の臭さがあり、長く机の上で顔を近づけて調べるのが苦痛だった。
キツネ糞を楽しみにしていたのは、齧歯類やモグラの仲間のような小哺乳類を食べていることを期待したからである。
図1. キツネ糞1
10円玉の右の糞塊:シカ毛、毛皮(5mmx2cm)、不明動物質(皮か?1cmx2cm)、4cmムカデ2匹、土砂
10円玉の上の糞塊:シカ毛、5cm線虫、節足動物外皮・肢、土砂
図2. キツネ糞2
10円玉の右上の大きな糞塊:シカ毛、土砂
10円玉の下の小さな糞塊:シカ毛5本、昆虫外骨格・肢・触覚・内翅、土砂

キツネ糞①と②は尾根上の距離では1.5キロあまり離れている(図3)。Animal Diversity Web(ADW)によると、アカギツネの行動域は質の良い生息地で5~12平方キロで、そうでない所では20~50平方キロとあるから、恐らく同じ個体だろう。この個体はシカの死骸を食べ、さらにタヌキやテン、アナグマのように腐葉層にいる土壌動物を漁っている。キツネは腐葉層にいる節足動物など見向きもしないで、もっぱらネズミやウサギや鳥などの脊椎動物を狩って食べていると思っていたが、そうでもないんだ!死んだシカを食べ、腐葉層にいる節足動物も漁っている。まー、厳冬期だもの仕方がないとも云える。シカの死骸は倉沢(焼山沢)の上流部にでも転がっているのかな?
ADWによると、アカギツネは脊椎動物やその死骸ばかりでなく、昆虫、昆虫以外の節足動物や果実などを食べる雑食だ。ぼくは勘違いしていた。なーんだ、これだとテンやタヌキと代わりない。
図3. 歩いたルートとキツネ糞の位置(①、②)
新型コロナウィルスによる死者が中国では1000人を超えた。この感染症は重症になると肺炎の症状になるようだ。肺炎の症状で死んだ人たちは息を吸う事がどんなに苦しかっただろうっと思ってしまう。ぼくは20代前半の時急性肺炎に2度なっているので、息を吸うときの胸の痛さ、苦しさを経験しているので、今、この新型コロナウィルスによる感染症に罹ると死と直結するかな!っと思っている。

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