次の4枚の写真は、先日の倉沢・焼山・黍殻山・奥野林道歩きで見つけ拾ってきた
糞である。それぞれ、何を食べたものだと思いますか?
10:37、焼山山頂展望台で、鳥糞
13:38、焼山・姫次登山道の大平分岐から大平へ下る途中で、クマ糞
14:04、奥野林道で、テン糞①
14:08、奥野林道で、テン糞②
上の内容物は以下のようであった。
鳥糞:マユミ種子
クマ糞:サルナシActinidia arguta種子・果皮(果肉ナシ)、バッタ脚
テン糞①:サルナシ種子・果柄果肉付果皮、ヤマボウシ種子2個、小鳥脚鱗皮・爪、カマドウマ脚・産卵管
テン糞②:オオウラジロノキ種子・果皮・果肉
ちょっと興味深いのはクマ糞である。その大半がサルナシの種子と果皮であった。テンやタヌキ、アナグマがサルナシの果実を食べた時排出される糞は、種子と果肉が付いた果皮である。
しかし、サルナシを食べたクマ糞からは種子と果肉がほとんどついていない果皮であり、果肉部分をクマは消化できたようだ。これは、ぼくが拾った糞をしたクマがたまたまサルナシの果肉を分解・消化できる個体なのか他のクマたちも同じように消化できるのか興味深い。
同じようにヒグマもサルナシは大好きなので、ヒグマがサルナシを食べた時はどうなのかも知りたいものだ。
なお、鳥糞で出てきたマユミの種子はこれまで食肉目の糞から出てきたことがない。
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