友人のYNから昨年11月に秩父のイノシシやクマ、サルなど頭骨や骨が大きな段ボール箱で送られてきた。サル♂の頭骨以外に他のほとんど全ての骨(上・下肢、鎖骨、肩甲骨、座骨、脊椎骨、肋骨)も箱に入っていた。骨の整理を兼ねて、骨を並べていたら、このオスザルは有害鳥獣駆除で撃たれた箇所がどこなのか判った。頭蓋骨は下顎の左第二切歯が紛失しているだけで、どこにも弾が当たった跡がない(図1&2)。通常、サルが撃たれる場合は正面から撃たれる事が多く、頭骨にも散弾の痕があることが多い。しかし、このオスは正面から撃たれたのではない。
「特定秘密保護法反対」
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2022年6月9日木曜日
有害鳥獣駆除で射殺された秩父のオスザル Male Japanese macaque in Chichibu who was shot dead in pest control .
2022年6月7日火曜日
ヒト以外の哺乳類は陰茎骨を持つ Mammals other than human have baculum/os penis
このところ骨を見ている時間が長くなった。以前は頭骨を取ることを目的にしたため、轢死体でも山での滑落死体でも、頭だけを持ってきた。その後、頭骨以外の骨格の骨にも興味がわいてきたので、死骸を見つけるとできるだけ頭骨の他に、手足の骨などの主だった骨を拾ってきた。手指骨や肋骨は拾わない事が多かった。しかし、道路で轢死体を見つけるとその場で解体することはできないので、まるまる拾って持ち帰り、皮を剥ぎ、内蔵を取り、できるだけ肉を取り除いてから庭やプランターに埋めたり、あるいはプランターに水を張ったり、大きなペットボトルの中に水を容れてその中に頭部、上肢、下肢、脊柱を分けてそれらの水に浸して腐らせた。
庭の土やプランターの土の中に埋めると全くイヤな臭いはしないで骨を得ることができた。しかし、骨は土の色になり、真っ白の骨を得られなかった。しかし、プランターやペットボトルの水の中で腐らせると白い骨を取り出すことができた。しかし、骨から腐敗臭はなかなか消えなかった。土の中のさまざまな土壌細菌が臭いをも取り除いてくれるのだ。
さて、ひょんな事から陰茎骨を探すことになった。先日、千葉市緑区の大百池公園で友人TGが自宅のプランターに埋めていたタヌキの死骸の骨を採取した。そのタヌキの6本以上の肋骨が骨肉腫に侵されていた。タヌキの性別を知りたいと思い、陰茎骨を探した。が、見つからなかったのでメスと判断した。
ニホンザル、イノシシ、シカは頭骨で性別が判断できるが、イヌやネコでは判断ができない。しかし、ヒト以外の哺乳類のオスは陰茎骨を持っている。そんな訳で手持ちの動物たちの骨の中から陰茎骨を探した。骨が全部そろっているのは轢死した動物のものだ。全ての骨がそろっているのは少ないのでわりとすぐ見つかった。これまでこの骨はどこの部位のものなのか不明扱いされていた。それは、ヒトの解剖学や家畜の解剖学の本を読んでも全く陰茎骨に関する記載がないからだ。ヒトの解剖学では無いのが当たり前としても、家畜にも載ってないのは片手落ちだ。
さて、キツネの標本から陰茎骨が見つかった(図1,2)。どちらが先なのか不明だ。上部に長く稜があり(図1)、底面からみると溝になっている(図2)。長さは52ミリもある。子供の頃、交尾したイヌがペニスが抜けないで連なって歩いていたのを良く見かけたものだ。その為、バケツで水を掛けたりしていたのを思い出す。抜けなくなるのもこの陰茎骨があるためのようだ。
2022年6月5日日曜日
歩くのが遅い! Walking speed is too slow!
山ノ神隧道からの交差点で一息ついて、再び歩き出す。登りが続き岩場があり、そこを越えて右側にヤマツツジがまだ咲いていた(図1)。すごく赤い花だ。これから少し広めのざらついた尾根道を登ると見晴広場Bという場所に着く(図2)。
2022年6月4日土曜日
登りが続く! The climb goes on!
車から二の足林道を歩き始めて大沢林道のゲートを通りすぎるとミヤマカワトンボが4,5匹もまるでハンミョウのようにぼくの歩く先にいて飛び立つ。こんなにミヤマカワトンボを見たのは初めてだ。さらにイトトンボ科かアオイトトンボ科は定かではないが、いくつもフワフワと飛び上がる。温かい日差しの中を羽化したばかりなのか飛び回る。ようやく停まった個体を撮った(図1)。さらに少し太めさの弱々しいサナエトンボ科のトンボが飛び立ち停まる(図2)。何だか初夏のトンボマニアにとっては願ってもないチャンスだろう。が、ぼくはトンボを同定することができない。
2022年6月3日金曜日
クチナシの花 The flower of gardenia
昨日の山歩きでまだ脹脛が張っている。だから、午前中に散歩をした。恐らく、散歩することでこの張りも治るだろうと思ったからだ。歩き始めて間もなく南側に面している庭から白いクチナシの花が咲き誇っているのが見えた。しかし、風は南からだ。香りが漂ってこないのだ。背伸びしてスマホで撮ったのが図1の写真だ。
このクチナシの白い花弁の厚みと黄色の柱頭部分の感じが、東南アジアやアフリカで植えられているプルメリアの花に似ている。マハレの家の前にはトングエ族のカティンキラが植えてくれた。それは、その肉厚のピンク色の花と香りが似ている。