「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年1月24日水曜日

雪に覆われた鐘ヶ嶽  Mt.Kanegatake was covered with snow.

今日は、広沢寺温泉の駐車場に車を置いて、鐘ヶ嶽まで行ってきた。
朝早いと路上が凍結していると危ないので、いつもよりも1時間くらい遅れて6時半頃家を出た。車が通る道路は雪は無かったが、広沢寺温泉の無料駐車場は30センチくらいの雪で埋まっていた。車が一台既に置かれているので、ぼくも車を雪の上に乗り上げた。奥まで乗り入れようと思ったが、帰りに出られなくと思い、途中でバックにして1メートル程戻り、再び、1メートル程突っ込んで車を停めた。

浅間神社への登り口の階段の上にも雪が積もっている。氷さえ踏まなければ一歩一歩登ることができる。
シカ柵のゲートを開けて、入ったが、ゲートの扉が曲がっているようでなかなか閉めることができなかった。陽が当たる場所は雪が溶けて無い。しかし、大抵は10センチくらいの雪がある。
8:35 雪の登り道
シカのメスグループの足跡や道を横断する足跡が多数ある。
それらを確かめながら写真に撮りながら登る。
8:36 シカの足跡
見晴らしの良い所にきた。鐘ヶ嶽へ上るこの浅間神社へのルートで一番気持ちの良いところである。しかし、今日は冷たく強い風が吹く。耳掛けが欲しいくらいだ。
紺碧の空の中に大山山頂がある。大山ももちろん雪で覆われている。
尾根や稜線は木で縁取られている。
9:02 大山山頂の アンテナが見える。
南東の方には江の島が浮かんで見える。
江の島や房総半島が見える
まもなく、左側の道下沿いに、やまぼうしさんが雪が降る前にアップしていた石切の痕とタヌキのタメ糞(橙色の線で囲った部分)だ!
9:13 石切り場跡とタヌキのタメ糞
昨日、単独行の人が上から降りてきている。
9:43 6本爪のアイゼンをつけて一人が下っている。昨日の跡だろう。
最後の階段を登って浅間神社だ。ここでも、帽子、手袋を取り外して、鈴を鳴らし、お賽銭をちょっぴり放り込み、柏手を打って「山の安全」を祈る。
9:47 浅間神社着
境内の陽が当たっていて東京スカイツリーなどが見える場所に座り、コンビニで買ってきたアメリカンドックを食べ、サーモの熱いウーロン茶を飲む。
今日は風が冷たいので、食べ終えるとすぐ上の山頂を目指す。 
10:07 鐘ヶ嶽山頂だ。どうも、背が丸くなっている。胸を張らなくては!
もう、この辺りは陽が当たるところも雪が積もっている。
家を出るときに既にスパッツを付けているので、雪が膝までこようが、おちゃのこさいさいで、楽しいくらいだ!
10:11 単独行の人の足跡が続いてある。
稜線の鞍部になると、強風で雪が飛ぶのと陽が半日以上当たるので、雪が無い。
ここで、タヌキ糞とテン糞を見つける。
10:42 雪のない鞍部
杉林の中の下りの道を通らないで、トイレがあるところに下るジグザクの鎖場の道を通る。
11:02 簡易トイレがある広場は30センチ以上の雪、足跡はぼくのもの!
林道は雪で覆われており、結構歩きづらい。雪道を下る。 昨日、不動尻を行き来した足跡が数条付いている。
11:40 ゲートのところまでも3、40センチの雪
水汲みの車がとまる場所を過ぎると、道を塞ぐ倒木だ。
11:17 舗装された林道を塞ぐ倒木
流石に、車は入って来ていない。それでも新大平橋近くまでは車の轍の跡があった。
11:28 新大平橋 ここには新しいサル糞がいくつもあった。一つをゲット!
駐車場から歩いて戻ってくるまで、GPS上の距離は8.6キロ、4時間であった。

2018年1月22日月曜日

友人が蕗の薹を持って来てくれた  My friend brought me Fuki shoots.

友人が家で採れたというフキノトウPetasites japonicusを持ってきてくれた。
この、冷たいミゾレの時に持ってきてくれて感激だ!
彼の家は金沢文庫の南に面した斜面にあり、広い敷地なのでたくさんフキノトウが出るようだ。
持って来てくれたフキノトウ
これだけのフキノトウを採るには1時間半くらい掛っただろう。もっとかな?
釧路で見るエゾブキ(アキタブキ)のフキノトウのように大きなものが随分ある。
ありがたい。
フキノトウは大好きだ!天婦羅はもちろんの事、酢味噌和えが大好きだ。蕗味噌にしてもご飯が進む。あー、また太りそうだ。
フキノトウを持って来てくれた友人から、「太ったね!」と云われた。少し、ダイエットしなければならないかな?正月からモチを随分食べているから、そのせいかな?
連れ合いが洗ったフキノウトウ
フキノトウを洗ったら73個もあったようだ。ぼくは、出来るだけ苦みの効いたものが好きなので、1個ずつ水気を拭いて6個ずつ袋に容れて冷凍した。こうすると、半年は使える。今夕は天婦羅や酢味噌和えを肴にウィスキーだ!

イノシシが食べていた物は?  What did a wild boar eat ?

18日に伊勢沢林道から音見橋の横を通り過ぎて新たに作られた作業路を歩いて、尾根を登り、ピークから焼山への旧登山路を目指して細尾根を登っていて、太い木の根を右手につかんでぐぃーっと身体を持ち上げ、その木の根本まで身体を持ち上げて右膝を着いた。
そこには枯れ葉が溜まっており、さらにイノシシの糞があった。
ザックを下ろしてスポーツ飲料を飲み、糞を採集する。前日の雨にあたっている。
10:25 イノシシ糞
林道や広い尾根道などで枯れ葉が溜まって枯れ葉が腐っているような場所では、イノシシが鼻面と足で掻き起したような土壌動物を漁ったような痕がある。
このような険しい場所を行動域にしているイノシシは何を食べているのかな?
イノシシ糞は気が向いた時にしか拾わないのだが、今回は拾ってきた。
洗った。
この糞をしたイノシシは木の根か樹皮を食べたようで、1ミリから3、4ミリのまるで粗い歯のノコギリで切っで出てきたような木屑だけであった。節足動物の脚や外皮は出てこなかったし、汚泥も流れ出なかった。

2018年1月21日日曜日

梅の花が咲き始めた Plum blossoms began to bloom!

今日は温かい。気持ちの良い春の日差し。
庭の梅の花が咲き始めた。
春はすぐそばまでやってきている。

タヌキ糞とテン糞の内容物は? What are the scats' contents of racoon dog and marten?

18日のルートで拾ったタヌキ糞とテン糞は全てピーク721から焼山への登山道までの、急峻な細尾根であった。ここでイノシシ糞も拾っている。
しかし、タヌキ糞(タメ糞)があった所は、鞍部とは云わないまでも少し広く緩やかな尾根の部分であった。
9:58 タヌキ糞①
キブシ種子、ケンポナシ種子果柄、腐葉砕片、昆虫脚外皮翅、砂泥流れ出る

10:31 タヌキ糞②
キブシ種子、腐葉砕片、昆虫足外骨格翅、土砂、泥多数が出る

10:35 テン糞
サルナシ種子果皮、キブシ種子、直翅目産卵管、小哺乳類(ヒミズ)毛多数

表:タヌキ糞①、②とテン糞の内容物
タヌキ糞①、②にも砂粒が茶漉しに残ったが、洗うと半分以上は泥状のものがメッシュから流れ出た。しかし、テン糞ではそのような事がなかった。つまり、タヌキはキブシなどの果実が落下し枯れ葉が溜まっている腐葉土を食べ物を探し回って腐葉と一緒に食べていることがわかる。しかし、テンは腐葉層を漁るものの果実や昆虫そのものだけを選び取っていると言える。今回はヒミズと思われる小哺乳類の毛がたくさん固まって出てきた。

2018年1月20日土曜日

これは誰の糞?  Whose scats are these?

18日に大平から奥野林道を下っていると、馬ノ背の近くで一見テン糞かな?っと思うものを見つけた。下の写真のものだ。7、8個散らばっていた。
下の写真は、そのままの状態で撮ったものだ。
もちろん、拾ってきた。2個だ。
まだ、洗っていない。
ぼくは、水草を食べる水鳥の糞かな?っと思っている。
でも、鳥糞なのに白い尿酸が混じっていない。
皆さんは、どう思いますか?
後でタヌキ糞ともに洗って確かめます。
先ほど15時半、洗った。
水道水を流しながら0.5ミリメッシュの茶漉しで洗っていくと、塊が溶け崩れ、植物の非常に細かな砕片がまるで粉茶とように茶漉しから流れ去った。尿酸の白い塊は付着していないが、カモなどの植物食の鳥糞であると考えている。
しかし、やはり尿酸が付着していないのが不思議なので、いろいろ調べた。カモ類のペリットかも知れない。ヒドリガモというカモはペリットを出すようだ。

膝が痛くならなかった! I had no knees hurt!

下の図は、一昨日歩いたGPS上のルートを示す。地図の右の塩水橋から出発し、伊勢沢林道を歩き、音見沢橋の横を通ってSまで歩き、Sから尾根をジグザグにつけられた仕事道(作業路)を登ってピーク721まで行き、そこから少し下って細尾根を登る。
以前は、この尾根を登るのに何の不安も無かった。が、2、3か所の岩場でストックを背負い慎重に慎重を重ねて3点を確保しながら登った。アドレナリンがタップリ出たようで、喉が渇き水を飲む。
ちょっとした所でも足場の滑る岩を何度も押しつけ、手に持った木の細根を強く引いたりしながら登ったので、大変な時間を要した。9時40分にピーク721を出て、登山道に着いたのが11時27分だから1時間50分近く掛かっている。つまり、直線で900mもない登りに1時間50分もかかっている。嘘だろう!っと思うくらいだ。もっともこの間にタヌキ糞2か所でテン糞を1か所で拾っている。さらにはイノシシ糞も見つけ拾ってきた。
タヌキやイノシシだって歩けるのに、両手で木の根を持つことができるヒトなど楽々な筈だが、、、、、、。
ともかく、登山道に出た時は嬉しかった。
11:27 旧登山道着 笑い顔が引きつっている。それは、無理して笑顔を作っているからだ。ここにある休み台で、サーモに容れてきた熱いウーロン茶を飲みながらアメリカンドックを食べる。
かなり太って丸顔になり腹も出てきている。これだも大変だった訳だ。
この登ってきた尾根は旧登山道を行くと水沢橋まで遠回りなので近道として何度か下ったこともあったのに、、、痩せないともう無理かな?

登山道に着いてからは、しっかりした道をそのまま歩く。浅い沢沿いを歩いて姫次・焼山間の登山道に出る。
11:45 姫次・焼山を結ぶ登山道
ここからは下へは通行止めの看板がもう、何年も前からある。年々、道は崩壊している。
11:55 登山道を歩くと、前日の雨とこの日の温かさで霜柱が溶けて、乗るとズボっと陥没する。
陽が当たらないところは道路の下は凍ったままなので陥没しない。
12:05 ほとんどぐちゃぐちゃだ!
12:11 道志の平丸への道
12:19 黍殻山への道
ほとんど平だが、わずかに登る登山路。時々足が埋まる。
12:28 大平分岐だ、12時を回っているので黍殻山避難小屋に行くのを諦める。
大平へは奥野林道崩壊のため通行止めとなっている。一瞬、驚いたが、大平まで下りてしまえば後はどうにでもなるので下る。
13:30 この道標のところから斜面をトラバースする道を行くと、黍殻山避難小屋の直下のところになる。
14:17 鳥屋造林組合のお社  今年の山の無事を祈った。
奥野林道に出て、一体どこで崩壊しているのだろうと思いながら急ぐ。ガスが濃くなり湿っぽい。伊勢沢林道へ通じる山越えしやすい場所にきても、まだ崩壊場所が出てこない。馬ノ背に来ても崩壊してない。っと、あった。馬ノ背を過ぎてすぐだ!
15:07 崩壊地だ!振り返って撮る。これは山側斜面が崩壊して土砂が林道を埋めただけだ。それだけなら、埋まった土砂の上を越える事は何でもないことだ。大平分岐で通行止めの看板を出す必要があったのだろうか?
珍しく膝が痛くならなかったので、充実した1日であった。

2018年1月18日木曜日

今日の丹沢は春の陽気! Today's Tanzawa seemed to be the weather of spring!

今日は、東丹沢山塊を歩いてきた。
水沢橋の林道ゲート前に車を置く。車から出るとなんだか春めいている。
伊勢沢林道を歩き、音見橋から音見沢に沿って歩き、尾根に取り付いて焼山までの登山道を目指そうと思った。なんと、新しい山の人の仕事道が作られているので、それを行く。
ぼくが勝手に熊ノ平と名付けているところを過ぎ、シカ柵があるピークに着く。
もう、暑くて、上半身は長袖シャツと長袖の少し厚手のスポーツシャツの2枚だけ!
 春はあけぼのようよう白くなりゆくやまぎわ、、、、を思い浮かべるような春めいた日であった。風も無く、のんびり寝ていたい感じだが、地面は昨日の雨で濡れている。
途中で、リスを見つける。タイワンリスではない。写真を撮ろうと思うが、見えなくなる。どこに移動したのか?不思議に思い、近づくと急に飛び出て今度は本当に見えなくなる。
 この温かさでクマも冬眠から目覚めるのでないだろうか?気のせいか木の芽が膨らんできたような、温かな日であった。午後からは山はガスで覆われてきた。何となく雨が降りそうなので、黍殻山避難小屋行きを止めて、真っ直ぐ大平に下ることにする。
GPS上の歩いた距離は17.6キロであった。

2018年1月17日水曜日

アリ一匹が5万円! The price of one ant is 50,000 yen!

昨日は、専門学校の年度末の試験があった。
学校は、動物関係なので学校の教務スタッフの方々も動物好きだ!
先日、エ!と驚くようなアリを見せてもらった。
そこらにいるクロオオアリの何倍も大きなサシハリアリParaponera clavataと云うやつで、もちろんぼくは初めてお目にかかる。
このアリが入っているケースの下の方に、このアリが生んだ幼虫が4、5匹いる。つまり、このアリは女王になるアリだ。
このアリに噛まれると銃で撃たれたように非常に痛いようだ(そのため英名をBullet ant)。ぼくが驚いたのはその値段である。一匹5万円と聞いて何度も聞き直してしまった。
このパラポネラを自分の机の上で飼っているTaさんは、さらに、下のようなケースに入ったアリを飼っている。
上のアリの巣を見ていたら、二つのケースは透明の管で繋がっている。さらに、左の方の餌を容れたケースまで管で繋がってアリが行き来している。
このようなアリの飼育ケースまで売りに出されているんだ?

さらに、アフリカツメガエルXenopus laevisのメス2匹を机の横に置いて、愛玩しているスタッフもいる。これは、Nakajiさんで、ぼくがいつも世話になっている野生動物専攻の担任だ。
洞窟にいるオオゲジゲジやヒルをペットとして大事に飼っている学生がいたり、ぼくとしては”エ!”っと驚くような動物を飼っている人たちがいる。しかも、何万もするお金を出したり、CITESの登録票の譲渡手続きまでして問題となるような動物を飼う。
同じように植物の世界でも珍しい植物を育ててている人たちがいるのだろう。
今では誰でもが簡単に温度や湿度管理ができるので、ますます珍しい動植物を飼う人たちが多くなるだろう。そういう人たちによって動植物の生理や行動、生活史などで多くの新知見が発見されていくことだろう。

2018年1月14日日曜日

これはカマキリ? Is this a mantis?

1月5日の高取山・高畑山歩きで、21個のテン糞を拾った。その中にカマキリの蟷螂(前脚)と思われる物があった。下のFig.1とFig.2である。
糞を洗って茶漉しに残った物を見た時は、カマキリの蟷螂(前脚)だと思った。

そうやってまとめていた。しかし、ん?待てよ??????
カマキリは成虫で越冬はしないで、卵の卵塊で冬季の寒風に耐えて越冬し、春になると卵塊から小さなカマキリが出てくるのだ。
となると、1月5日に見つけたテン糞からでてきたこの昆虫の外骨格は
カマキリの前脚などではなくて、何なのだろう?
カマキリは成虫のままで越冬する個体もいるということなのだろうか?
どなたか教えて下さい。
Fig.1 カマキリの蟷螂

Fig.2 Fig.1を裏返して撮った

どうしても、上記のカマキリ?が気になったので、今から11年前に専門学校を卒業した昆虫については1年生の時から非常に詳しいK.Toyodaさんに尋ねてみた。
これまでも、水生昆虫の幼生やセミのことで聞いたことがある。
彼が云うには、上の写真はカマキリで間違いなく。冬季は成虫では越冬しないので、鳥に啄ばまれた残骸の前脚か、あるいは偶然に死骸のまま残っていたのをテンが食べたものだろうということだ。
落ちた果実やムカデや土壌昆虫などがいる腐葉層を漁っていて、食べたものだろう。