「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年6月18日土曜日

ヒルだらけ丹沢実習 The Tanzawa training in full of leech.

昨日は専門学校の丹沢実習だった。
ヒルまみれとなり、始めはここにもいるここにもいると喜んで採集していた学生たちも
途中からはキャーキャー言いながら足元を見ながらの山歩きだった。
土山峠から湖岸道路を行き、宮ケ瀬尾根のピーク525に登り、そこから清川トンネルに向かい、
清川トンネルをでて、ハタチガ沢林道を歩き、詰めて再び宮ケ瀬尾根に登って堤川林道に出て土山峠に出てくるルートをとった。

クマノミズキの花が咲き始めていた。
 ヤマグリの花は終わりかけだ。
イヌシデの果穂が下がる。
道標の所から山道に入る。もう、ここからはヒルだらけ。
ラン科のツチアケビの花が咲きかかっている。
オ!イグチ科のヤマドリタケだ!皆が写真を撮っているので採ってこれなかった。
何故か、まだウブ毛も生えてない雛鳥が落ちている。
目もまだ閉じている。お腹はパンパンに膨れている。
早く成長したカッコウなどの托卵したヒナに巣から押し出されたのだろう。
おー!ベニタケ科のチシオハツタケだ!これと同じ科のドクベニタケは区別がつき難いが、
ドクベニタケは噛んでみると苦い。が、2種類とも食べて旨い。
もちろん、6、7個ゲットした。帰宅してから袋を開けてみるとベニタケ科のキノコの特徴として
ボロボロに砕けていた。残念!でも、連れ合いが綺麗に枯れ葉を取り除いてくれた。
宮ケ瀬尾根のピーク525に着き道標の前で記念写真!
何枚もシャッターを切ったのだが、皆、少しブレている。
道標に顔が隠れているも!
暑さでバテタM.Hさんも元気が出たようだ。
それでも、彼女に「男たちは皆強いから疲れたら彼らにオンブしてもらえ!」と云ったら、
男たちは、「ぼくはガリガリ、痩せ男、ぼくはブクブク、デブ男!」などと冗談を云う。
写真を撮って、出発しようとしたら、キクラゲ科のアラゲキクラゲだ!
もちろん、ゲット!
梅雨に入ってこの日は暑かった。
ヒルが蠢く季節でもあり、キノコの季節に入ったともいえる。
この後、尾根を北上して下り、清川トンネルへ。
次回に回します。


2016年6月17日金曜日

丹沢実習:寄生植物  Parasite plant

今日はヒルがいっぱいだ!今日はヒルが目的だ!
ハマウツボ科のキヨスミウツボPhacellanthus tubiflorusという寄生植物があった。アジサイ科の根に寄生しているようだ。ぼくは丹沢で初めて出会った。

2016年6月16日木曜日

上腕骨比較:ヒミズ、トガリネズミ、ジネズミ、ハタネズミ  The comparison of Humerus:srew-mole, shrew, dsinezumi-shrew, and grass-vole.

トガリネズミ目Soricomorphaモグラ科Talpidaeのモグラ亜科Talpinaeとヒミズ亜科Scalopinaeの上腕骨の比較では、大きさと形状において大きな違いがあった。
では、同じトガリネズミ目の動物たちではどうかなと思い標本を調べた。

下の写真で判るようにヒミズとオオアシトガリネズミでは形状は良く似ているがヒミズの方がトガリネズミよりも一回り大きい。
しかし、オオアシトガリネズミとジネズミでは形状も長さも異なる。両者は同じトガリネズミ科Soricidaeで、属の違いだけである。ジネズミの上腕骨は他のトガリネズミ目のものよりもハタネズミのものに形状が似ている。
つまり、トガリネズミ科のオオアシトガリネズミの上腕骨はヒミズ型だが、ジネズミは齧歯目型(これはイヌやサルのような他の哺乳類の一般的な形)だ!
オオアシトガリネズミはヒミズのように地面と腐葉層の間を動き回るが、
ジネズミは地表面をハタネズミやアカネズミたちのように動き回っていることが判る。
だから、ジネズミは田舎の家屋内でウロチョロしていることがあるんだ!
Fig.1  後ろから見た上腕骨Humerus 左からヒミズUrotrichus talpoides、オオアシトガリネズミSorex unguiculatus、ジネズミCrocidura dsinezumi、ハタネズミMicrotus montebelli

Fig.2 前から見た上腕骨、左からヒミズ、トガリネズミ、ジネズミ、ハタネズミ

脊椎動物、否、哺乳類各種の骨格の各パーツは非常に良く似ている。相似形だ。
指骨から始まって、前肢の橈骨、尺骨、上腕骨、尺骨、椎骨の各部分、下肢の腓骨、脛骨、大腿骨
は頭骨とは比べ物にならないほどよく似ている。
頭骨は食べ物によって形状が違っていた(拙著「頭骨コレクション」)が手足の骨の違いは大差ないと思っていた。しかし、このところ骨を眺める時間が増えると違いが見えてきたが、
その違いが生活の仕方や歩き方なのか、何によるものか良く判らなかった。
今回、ヒミズやオオアシトガリネズミ、ジネズミの上腕骨を比べて、ヒミズとオオアシトガリネズミは科が異なるのに同じような形状をしていることで、生活空間、生息場所の違いが上腕骨に表れていることを知った。
Fig.2のハタネズミの上腕骨ではヨットの帆のように三角筋粗面が大きく張り出ている。しかし、他の動物では張り出しは小さいなど、見ていくと様々な違いが目に留まり始めている。

2016年6月15日水曜日

花の蜜の思い出! The memory of the nectar!

梅雨空の中 庭のナツツバキStewartia pseudocamelliaの花が咲いている。
写真を撮っていて、こんなにも雄蕊がたくさんあって葯に黄土色の花粉がたくさんついているから、
真っ白の花弁が強調されるんだ。
雄蕊の部分を拡大してみた。
テンやハクビシンが花芯を食べた時の糞を水洗いすると、この花粉の黄土色の水になる。
それは、ツバキの花でも、ミズキの花食いでもそうだ。
そんな花芯食いをして鼻面が花粉の黄土色に染まったテンを見てみたいものだ。
あ!サルは見たことがあるか! 
たくさんの雄蕊の中央に雌蕊がある。
この雌蕊の柱頭は5つ?に分かれている。それらに花粉が着くと花粉管が伸びて子房に達して種子が作られることになる。
その子房のさらに下の部分に密腺がある。
その密を吸うためにチョウやアリやヒヨドリまでやってくる。
サルやテンもその密がお目当てなのだ。
ぼくも子供頃は花という花のもぎ取って密を吸ったり、花にやってくるアブの腹部をもぎ取って
ハチミツ色をした小さな透明を袋を口に含んで、アブが採集した密を舐めたものだ。
甘い物に飢えていたんだ!
このようなことをしたこたがありますか?

2016年6月14日火曜日

アズマモグラとヒミズの上腕骨の大きさ比べ The size comparison of humeru between small Japanese mole and Japanese shrew mole.

モグラやヒミズの上腕骨は下顎骨や歯と同じように固いので、フクロウのペリットや
食肉目の糞の中にでもある程度の部分を残して出てくる。
歯の大きさや形を知ると、種を同定する大きな武器となるが、さらにこれらの骨の
大きさや形状を知ることは現場でもすぐ大体の見当をつけることができる。

トガリネズミ目モグラ科のアズマモグラとヒミズの上腕骨の大きさを比べた。
アズマモグラMogera imiizumii(上)とヒミズUrotrichus talpoides(下)の上腕骨Hurmerusを
したの写真に乗せた。
左が右の上腕骨で、右が左上腕骨だ。つまり、正面から見た状態で撮った。
上の状態では、見てすぐ上腕骨の長さであるとか幅?太さが分かりづらいので、
アズマモグラの上腕骨を縦に並べた。
アズマモグラの長さは15mmで、ヒミズは10mmだ。
幅?はアズマは10mmなのに、ヒミズは5mm以下だ。

裏(後ろ)から見たアズマモグラとヒミズの上腕骨も乗せた。
尚、同じトガリネズミ目トガリネズミ科ジネズミ属の上腕骨は、齧歯目ネズミ科のものと形状においては大きな違いがない。それは、つまり、イヌやサルともほぼ同じ形であるということだ。
まー、これらジネズミやヒミズ、アカネズミの上腕骨も並べて比較してみたい。

ここで気になり始めたのはイルカやアザラシなどの海で生活する哺乳類の肩甲骨だ。
イルカやアザラシではモグラ型ではないのだろうか?
それは、モグラのように親指を下にして平泳ぎするからだ。どうだろう?


動物たちは今サクランボを食べている。   Carnivora eat cherry, now.

10日の塩水林道・丹沢山・円山木ノ頭・弁天尾根のルートで、
見つけた食肉目(テン、アナグマ、ハクビシン)の糞
Fig.1. 歩いたルートのGPSの軌跡と糞の位置(拡大した図は一番下に)

7:32、 テン糞①
塩水林道のコンクリートの真ん中にあった。生々しい状態だ。
ヤマザクラ果実・種子・果皮・果肉
7:33、古い テン糞②
テン糞①より2メートルくらい離れた沢側の路肩の石の上に、古く雨に洗われている。
ヒミズ右下顎骨部分・第三臼歯・毛、羽毛・軸、骨片、ミズキ蕾・果柄
ミズキの果柄が5個ありと蕾があった。5月中頃の糞のようだ。
こんな古い糞でも水洗いすると花粉が溶け出た黄土色の水となった。
ヒミズもテンに食べられている!
10:10、ハクビシン糞①
ヤマザクラ果実・果皮果肉・種子、単子葉植物
これだけ多量の単子葉植物が糞と一緒に排泄されたのを見たことがない。
これだけ多量だと、きっと腸も綺麗に整腸されたことだろう。
11:33、テン糞③
オオシマザクラ果実・種子・果皮
オオシマザクラの大きな種子であった。
 12:14、ハクビシン糞②
オオシマザクラ果実
これもオオシマザクラの果実がたくさんまとまってある。
12:35、 テン糞④
ウワミズザクラ果実、鳥毛・骨片、膜翅目翅・脚・腹部
ウワミズザクラの種子だった。種皮に皺がなくつるつるして尖っている。
12:45、アナグマ糞
オオシマザクラ果実・種子、植物砕片
この糞を水洗いした途端、水の色が黒紫色になった。オオシマザクラのサクランボを食べたものだったが、黒紫色の水になったので、ヤマグワの果実も含まれているかなっと思ったがヤマグワの種子は無かった。
アナグマ糞は、腐葉が混じるので黒紫色になるのかもしれない。
12:51、テン糞⑤
小哺乳類毛・指骨を含む骨片、昆虫腹部脚外翅、
この小哺乳類がなんなのか不明だ。
14:20、テン糞⑥
ヤマザクラ果実・種子

Fig.2 GPSの軌跡と見つけた食肉目の糞の位置
①~⑥:テン糞の位置、①②:ハクビシン糞の位置、〇:アナグマ糞の位置

2016年6月13日月曜日

モグラの上腕骨と尺骨・橈骨の関係  The relation with humerus, radius and ulna of a mole.

このところ、3年前に怪我した右の肩鎖関節脱臼によって、
右腕を動かすだけで痛いというか気になる時が多くなった。

6月9日にアップしたモグラの前肢(上腕骨や尺骨・橈骨)のつづきである。

 下はアズマモグラMogera wogura 注:1)の左右の上腕骨である。
 Fig.1 前方からみたアズマモグラの肩甲骨、左:右上腕骨 右:左上腕骨 

Fig.2  後方からみたアズマモグラの肩甲骨、左:左上腕骨 右:右上腕骨

モグラの上腕骨に尺骨や橈骨がどこにどのように付いているかわかりますか?
下はアズマモグラの左上腕骨Humerusと橈骨Radiusと尺骨Ulna
Fig.3 左から左側の上腕骨と橈骨、尺骨

これらの骨は下の写真のようになっている。斜め左上から見ている。頭骨はついてない。
Fig.4 アズマモグラMogera woguraの左手の斜め上から

Fig.4のような向きでFig.3の骨を並べてボンドでくっつけた。
Fig.5.上から見た上腕骨と橈骨と尺骨の位置

正面からみた上腕骨と接する橈骨と尺骨
Fig.6. 上腕骨と接する橈骨と尺骨

Fig.6 を後ろから見た。橈骨が僅かに見える。尺骨が上腕骨に関節する部分をFig.2.の左の上腕骨の左の窪み(肘頭窩)に収まっている。
注1:アズマモグラの学名はMogera wogura からM.imaizumiiになっている。
今泉吉典著「原色日本哺乳類図鑑」保育社、S.53年5月1日16刷発行では
また、阿部永監修「日本の哺乳類」東海大学出版会1999年6月20日発行でも
Mogera wogura (wogura)であるが、
阿部永著「日本産哺乳類頭骨図説」北海道大学出版2007年10月10日では
Mogera imaizumiiとなっている。Wikipediaでもそうだ。

モグラの上腕骨と橈骨(親指側にある)・尺骨(小指側にある)の関係はもちろん他の哺乳類と基本的には同じである。しかし、モグラの前肢が地中の土を横に掻き分けるように特殊化したため、本来なら、上腕骨は肩甲骨に接する方が上で、橈骨や尺骨が付く方が下になるようにならなくてはならないが、それが土を横に掻き分けるために本来縦のモノが横になっている。
さらに、自分の身体だけが通れるような穴が掘れるように特殊化していったため、横向きになった上腕骨の長さは短く幅広く厚くなったのだ。そのため、モグラの上腕骨はネズミやイヌ、サルなどの上腕骨とは同じものとは思えないような形状に進化したことになったのだ。

モグラの上腕骨は爬虫類トカゲやヤモリの前肢のように横に張り出ているし、さらに爬虫類のように歩くことよりも土を左右に掻き出すことが主要な機能なので、このような奇妙で興味深い上腕骨になったのだろう。じゃー、同じモグラ科のヒミズは?これは次回に!

2016年6月12日日曜日

丹沢山・円山木ノ頭から弁天尾根を下る・膝が痛い! Climbing down on the Ridge of Benten-"Ouch my knees!"

丹沢山・円山木ノ頭のつづきです。

丹沢山頂の休み台でお昼を食べていたら、目の前に素晴らしい
サラサドウダンツツジがある。
 ぼくが撮り始めたら他の登山者も撮っていた。
ズミも満開だ!ン?違う。これもカマツカだ!
花弁に丸みがある。
11:25、山頂を発つ。
11:30、宮ケ瀬10.8KM丹沢0.2KMの道標に着き、そのまま宮ケ瀬方面の道を取る。
11:33、テン糞だ!
なんと、このテンの糞が3メートルくらい登山道に続いて落ちている。
これはどういうことだ!歩きながらポロポロ排泄したのか?
サクランボウがそのまま種子・果肉・果皮といる。何ザクラを食べたのか?
もちろん、ゲットする。
11:51、キンシメジ科のキノコだがこの仲間は毒茸と食茸が混在、
同定するために採ってくるんだった。
11:54、ツクバネウツギの花が登山道路上に落ちていたので、見上げたら、、、。
まだ、たくさん残っている。
11:56、蛭ヶ岳山荘が見える。
11:59、クワガタソウが、、たくさんあったが皆なんだか汚れていた。
12:24、これは、ハクビシンの糞か?
テン糞にしては量が多い。これもサクランボだ!
12:23、宮ケ瀬9.1KM、丹沢山1.9KMの道標だ!
もう、この頃はストックを長くして、ストックに寄りかかるように下る。
何だ!早くも膝が痛い!
ここは平らなのでホットする。休みたいがこの脚では時間が掛かるので、
ともかくゆっくりでも歩くことにする。
ここから、円山木ノ頭への急な登りだ!
12:45、おー、アナグマ糞だ。アナグマもサクランボを食べている。
林床に落ちているサクランボを食べたのだ!
上の左側の塊をビニール袋に容れる。
13:02、円山木ノ頭に着いた。
ここで、セルフタイマーを撮ろうと何度も試みたがダメ!そういえば、前もそんなことがあった。
帰ったら、このニコンの手引書を見返さなければいけない。
サーモに入った熱いウーロン茶をエベリン塩酸塩錠とともに飲む。
膝が痛い上に脚が攣ったらもう、歩けない。取り敢えず、脚は攣らない。
弁天尾根はこの道標の裏側から入るのだが、枝が混んでいるので、少し宮ケ瀬側から巻いて尾根に出て、コンパスの方向を地図の尾根に合わせ、回転盤の矢印を磁北線に合わせてその矢印と磁石の南北が重なったコンパスの方向がぼくが下りていく尾根の方向だ。
コンパスを首から下げる。
このコンパスの方向を示す通りに歩くと良いのだ。
この時、当面の方向をの対象となる木などに目標をおいて下る。
その木に着いたらそこで同じ事を繰り返す。
13:13、お!ベニタケ科のキノコだ!これは食べられる。
他に2本あったので、ゲットしお持ち帰りだ。
帰宅した夕食時、連れ合いにハツタケの仲間の味噌汁に美味しいキノコがあると知らせて、
ゴミを取って、味噌汁で食べる。旨かったよぉー!
13:24、ヤマツツジが満開だった。
13:40、新しいクマハギだ!しまった!これはモミ?ツガ?
それとも?よく見て来なかった。
その舐めた時ついた歯の痕だ。
14:20、テン糞だ!
糞をビニール袋に容れて、ここに座る。もう、膝が痛くて痛くて。ここにずーと休んでいたい!
急に、仕事道が現れる。が、ぼくは尾根をシカ柵に沿って下る。
再び、良く踏まれた仕事道に出る。それを歩く、ゲートを潜ってテンニンソウが一面に広がるジグザグの仕事道を下って。河原に着く。先ず、靴を濡らさないように石を伝って渡る。
ここで、ザックやショルダーバックを下し、メガネを外し、汗とゴミで汚れた顔を洗う。
大きなヒルが2匹、ズボンを上がってきている。ヒルはもう一匹いただけだった。
山が湿ってきているのに今年はヒルが少ない。
14:50、顔を洗った後、セルフタイマーでは撮れないので、手持ちでシャッターを押す。
バテテ疲れてる顔を撮りたくないので、ニコヤカな顔にしたつもりなのに、、、。
歳だ!人生に疲れているんだ!
15:01、橋を渡って、塩水林道に出る。
さー、もう、ここからはさらにゆっくりゆっくり歩いていこう。2時間もあれば車を置いた場所まで行けるだろう。
15:09、うっ!この良い匂い!大好きな丹沢の女王が咲いていた。
枝を一本折り取り、耳とメガネのツルの間に挟む。
うーん、素晴らしい香りがいつも漂う。
後ろからぼくと同年配くらいの登山者が一人、足音とストックの音高く近づいてきて、通り過ぎていく。こんにちは!と云ったがぼくの声を軽く肯いて、どんどん下っていく。
膝なんか痛くないんだ!羨ましい。
15:46、車に到着。ん?一時間も掛かってないことが今こうやってGPSと写真の記録から分かった。もっとも、同年配の登山者に追い抜かれてから、僕も頑張らねばと痛いのを我慢して急いだ!
二晩寝た今も、歩く度に膝痛だ!今週は専門学校の丹沢実習がある。
それまでに、どうにかしなけばならない。
今回のルートはGPSでは19.2キロ歩いたことになる。
折り取って耳に挿してきたバイカウツギの花が萎んでいるのに良い匂いがする。