「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年3月22日火曜日

ヒミズを拾う! Got a shrew mole!

昨日は、土山峠から堤川林道を行き、そこから沢に入ってハナネコノメを撮った後、堤川左岸の尾根に取りつく。細尾根上に古いシカ柵があるので尾根そのものを歩くことができず。尾根に生えている木の根や幹を頼りに登っていると、仕事道に出会いその道を辿って宮ケ瀬尾根に辿り着く。
しばらく宮ケ瀬尾根を少し登ると「不思議なミズキ」に着く。
この木に彼らが学生の時は登ったのだが、今はこうだ。
 「熊ノ爪」の近くでお昼をとり、「鍋嵐」に向けて西に走る稜線を歩いていると、宮ケ瀬行きのバスで一緒だった中高年パーティが鍋嵐から降りてきたのに出会う。彼らは三叉路で降りてゴジラ尾根を歩いて鍋嵐に行ったようだ。帰路は、宮ケ瀬尾根を下って堤川林道に出て土山峠からバスに乗ったとのことだ。これらのことは帰路のバスの中で知ることになる。

久しぶりにヒミズUrotrichus talpoidesが転がっていた。
尾が棍棒状なのがヒメヒミズとの外見の違いだ。
ぼくが貰う。
 左の腰の辺りから腸がはみ出ている。また、尻穴からも少し、、、、。
きっと、テンなどの動物に見つかって噛まれたが、トガリネズミ目の仲間の特有の嫌な臭いを出したために、捨てられたのだ。
ヒミズを見つけて下っていると、お母さんと小さな女の子のパーティを追い越す。
お母さんと女の子はザイルで結ばれている。きっと三峰山を歩いてきたんだ。
煤ケ谷バス停には30分以上余裕で着いた。少し、谷太郎川で靴などを洗い、豚舎か牛舎の臭いが強いので、役場前のバス停まで歩きそこからバスに乗る。
っと、鍋嵐から下りてきたパーティに出会ったのだ。

今回はタヌキ糞、テン糞、アナグマ糞など20個くらい見つけ、さらにノウサギやシカ、カモシカの糞まで拾ってきた。数が多いので、先日の伊勢沢林道で拾ってきた糞を先ほど、洗い、昨日拾ってきたのを水に浸けた。
それにしても若者は尾根もスイスイ登っていくので追いかけるようにして歩いた。

2016年3月21日月曜日

ハナネコノメ  Chrysosplenium macrostemon

今日は、専門学校の卒業生たちと丹沢山麓を歩いてきた。
鍋嵐に行くのにどのルートで行くか迷ったが、土山峠で降りたのでハナネコノメの花の状態を見たくて沢に入った。
今が満開だった。嬉しいねぇー!
ちょっとミゾレ混じりの雨が降ったり天気は悪かったが、久しぶりにたくさん糞を拾った。
余りにも多くあるので、もう見ないことにさえした。
やはり、登山者があまり歩かないコースだと糞が拾える。
つまり、登山路は周辺は動物が避けているんだ。

ヤマアカガエルの胚の早い成長   Speedy growth of embryos of mantane brown frog.

これは、3月8日に土山峠で取ってきたヤマアカガエルの卵塊だ。
20粒くらい取ってきたと思ったが、その倍くらいありそうだ。
3月8日には丸い胚だったが、今ではもう何となくオタマジャクシの姿になってきている。
あと2、3日もすると卵塊のゼリーのから抜け出すだろう。
それにしても凄い成長の速さだ!
今日は、3月21日なので、2週間の内にこれだけ成長したのだ。
今日、これから専門学校の二人の教え子たちと鍋嵐だ!
一人は富士山をもう一人は丹沢を歩き回る仕事をしている若者たちだ。

2016年3月20日日曜日

でも、伊勢沢沿いはまだ、、、、。   But, it's not yet ,,,,,in the Isezawa valley.

伊勢沢林道は朝日が当たり、セーターを脱いでも暑いくらいであった。
ヤマルリソウと一緒にタチツボスミレも朝日を浴びていた。
林道を過ぎて、一歩、沢沿いの道に入ると、そこはまだ残雪があり冬景色。 
しかし、ぼくの耳にも聞こえるくらい甲高くミソザイが鳴き、異性を求めていた。
実は伊勢沢を目指したのは、キクザキイチゲの花を探しに行っただ。
雪が融けた日向にはヤマ)トリカブトの新葉が出ていたが、キクザキイチゲの弱々しい芽は出ていなかった。
何だか、伊勢沢林道に行った日から鼻水がひどい状態が続いている。

2016年3月19日土曜日

伊勢沢林道沿いは花盛り Full bloom in the Isezawa forest road.

キブシStachyurus praecoxの花
 アセビPieris japonicaの花
 シキミIllicium anisatumの花
オオバヤシャブシAlnus firma の花?
 ダンコウバイLindera obtusilobaの花
 フサザクラEuptelea polyandraの花
Full bloomとしたが、サクラならば4、5分咲きと言ったところだ。
フサザクラもこれからもっともっと真紅の雄蕊の葯が垂れ下がってくる。
今日は昨日とは打って変わって曇天だ!

初春のチョウたち!   Butterflies in early spring!

昨日の伊勢沢の午前中は吸い込まれるような青い空だった。
3種類のチョウが飛び回っていた。
テングチョウLibyther cltisとルリタテハKaniska canaceとヒオドシチョウNimphalis xanthomelasだ。
この3者、翅を閉じると枯れ葉状の模様だが、広げると違う。
ルリタテハもヒオドシチョウもすぐ人の気配を感じて飛び立つ。
しかし、その中でもテングチョウは一番小さいのになんだか小馬鹿にしたようにじっとしている。
テングチョウはオスかメスかは不明だが、数組のつがいが絡み合うようにして飛び回っていた。

2016年3月18日金曜日

白いヤマルリソウ White Omphalodes japonica

午前中に伊勢沢林道を歩く。
林道終点から沢沿いの道を歩き、途中で戻ってきた。
往復11.6キロの道程であった。

伊勢沢林道沿いは初春の花が咲き、チョウチョウが飛び回り、青空と陽の光で気持ちが良かったと言いたいところだが、花粉症の症状で、目が痒く、鼻水がひどく、右手にハンカチを持って鼻水を拭き抑えながら歩いた。

ヤマルリソウが日向の斜面に咲き乱れていた。
その中に、ピンク色のものや真っ白のものまであった。
このヤマルリソウは斜面が絶えずポロポロと崩壊するような場所に生えているので、
葉は無論のこと、花まで土で汚れているのが多いのが残念だ。

2016年3月16日水曜日

コブシだ!  It's the flowers of cucumber tree!

昨日、GPSを持って、散歩した。
境川沿いの土手に日大の生物資源学部の演習場がある。そこの端にコブシの木が一本ある。
そろそろ咲いているだろうと向かうと、この木の樹高は高いので、遠方からでも白い花がたくさんついているのが判った。
 40年くらい前にこちらに引っ越してきたときは、近くの地元の農家の庭の周辺には必ずコブシの大木があり、この時季には白い花が楽しめたものだ。が、今は、ぼくと同じように移り住んできた人々の庭に刈り込まれた小さな背丈のコブシを見るくらいになった。
コブシやモクレンは大きな屋敷の大きな庭に高々と咲いているのがコブシらしい。
キンシコウ調査でお世話になった秦嶺山脈の麓の楊さん宅に小学校低学年の女の子がいた。
名前を暁風といった。Xiaofeng(シャオフン)という音が耳に心地良かった。
毎朝、暗いうちから起きて大きな声をあげて本を読んでいた。学校の成績が良くて飛び級で進級し家族とは離れたところで寄宿生活をしながら学校に通っていた。
夏休みは家族の元に帰ってきた。2012年8月に行ったときも戻ってきていた。
その時はもうお姉さんになっていて、西安の外国語大学で英語を学び、日本語も勉強していた。
そのシャオフンからe-maleがきた。
2年前に大学を卒業して、今はDHLエクスプレスの北京支店に勤めているが、夜勤で身体を壊したので、4月になったら会社を辞めるようだ。
1、2年したら日本を訪れたいようなので、家族で歓迎すると返信した。
彼女はぼくのことをGrandfather Fumio と呼ぶ。
彼女の家の前庭にも大きなコブシの木があったのを思い出した。

2016年3月14日月曜日

樹皮に残された歯型   The toothmarks which remained on the bark.


先日の3月8日の湖岸林道から宮ケ瀬尾根まで登る途中に折れた枝が斜面に落ちていた。
その樹皮を剥ぎ取って食べた動物がいた。なお、この木は樹皮の色と冬芽からウリハダカエデかなと思う。

下は、全体を撮ったものだ。
上の方は斜めに剥ぎ取られてor齧り取られている。
 しかし、すぐ下は幹に沿って縦に齧り取られている。
さらにその下では、何故か幹に沿って横に齧っている。
一頭の動物がこの枝の樹皮を齧り取って食べたのだが、幹に対して①斜め、②縦、③横の各方向から歯を当ててている。もちろん、歯型は下顎の歯の痕だ。
150センチくらいの長さの枝をこのようにさまざまな方向から齧ったということは、
この動物は一か所にいてあまり位置や体勢を変えずに首だけ動かして食べたということだろうか?
ぼくらなら、食べやすい方向があるから、食物をそのように両手動かして食べやすいように持つ。
しかし、この動物はどうも首だけ動かして食べたんだ!
この動物は10円玉の10の大きさと比較すると判断できますね。

2016年3月13日日曜日

ショカツサイ(オオアラセイトウ)の花が咲きだした。   The flowers of Orychophragmus violaceus has begun to bloom.

庭のショカツサイの花が咲き始めている。
この花を見ると、春休みが始まった2月にキンシコウ(金絲猴)調査で、秦嶺山脈の山麓に行ったことが思い出される。雪がまだ降る谷間を歩き回ってキンシコウを遠方から観察し、帰りには「これが桃源郷か!」と思われるように山々が桃や桜の花々で雪洞の明かりが灯ったようになる。
そして、牛や山羊の糞が転がる山道沿いには、このショカツサイの花が咲いている。
そのショカツサイの薄紫色の花が咲き始めている。
このところ寒く、冬に戻ったように思ったりするが、地球はちゃんと公転をしているんだ。
これからあのうだるような夏が間もなくやってくるんだ。

昨日は、終電車で24時半頃自宅に辿りついた。
飲みたいのに飲むのを控えた。今年、23、4歳になる卒業生たちだった。
西表島でカヌーガイドをやっていたK君が南アへ語学留学するので集まったのだ。
英語をしっかり身に着けて外国人にも西表島や日本の自然のガイドをしたいようだ。
このクラスには昨年、青年協力隊員としてモザンビークに行ったY君がいる。
名刺を交換し合い、互いに刺激を受け合っている。
こちらももう少し頑張ろうという気持ちなった。