「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年6月30日土曜日

方言を大事に! To take care of dialect.

グローバル化した世の中になってきている。テレビニュースでは、経済・政治・スポーツ・文化などの世界中のことが当たり前のように目前に映し出されている。
 一昨年の夏はベルギーに連れ合い等とビフトンさんに会いに行ってきた。彼とは奥湯河原の山で4、5年間サルの調査・観察で毎週4、5日は一緒に山小屋で一緒に暮らした。
 彼は、朝早く起きて、洗顔をすまし聖書を読み終えると、前日の夕食時のご飯が飯盒の底に残っていると、いとも簡単に捨ててしまう。ぼくは、あのご飯は朝食用にオジヤにして食べれたのにと怒る。一方、ぼくは、牛乳が固形物と液体に分離したら捨てる。あるいは肉が腐ってネバネバしたような状態だと当たり前のごとく捨てる。このことで、彼はぼくを怒る。
 
 ベルギー人のビフトンさんとぼくら日本人の食に対する文化が違うのだ。
 腐った牛乳はザルに静かに空けて、固形物を取り出し。スプーンでヨーグルトのようにして食べる。腐って臭いがする豚肉は、細切れにし、その肉にガーリック、胡椒、玉葱、その他の香辛料と塩とパンの切れ端を混ぜて、コネル。それに形を整えてハンバーグにして焼くのだ。もの凄い悪臭が立ち込める。
 それを、彼は美味しそうに食べるのだ。もちろん、ぼくも食べた。意外や意外、食べられるのだ。それで腹痛も起こさないから不思議だ。
 
 
 
 あるいは、タンガニーカ湖では、カラス貝のような貝の仲間が湖底の砂に隠れている。ぼくは潜って採って、水泳パンツの中に容れて上がってくる。これを焼いたり、煮たりして食べた。同じように湖の岩礁には片手を広げたくらいのカニがいる。もちろん煮ると良い味がでるカニ汁となる。が、湖岸付近の住民は食べない。ぼくが食べるのを気味悪そうに見ている。
 さらには、チンパンジー調査でヒョウが食べ残したイノシシの肉をぼくが美味しそうに食べると、湖岸の人々は自分の手で殺していない肉を食べるぼくを理解できない。 
 
 日本の中でも御雑煮の中身、餅を一つとってみても地方によって異なる。文化は地方によって国、民族、宗教によって異なるのだ。
 分離した牛乳の固形物を食べても美味しいとは思わない。あるいは、タンガニーカ湖湖岸の人々にとってはカニや貝など食べ物とは思えない。肉でも人が殺した肉でないかぎり食べない。
 ぼくらは生まれ育ってきた土地の文化の中で考えが育まれてきている。食物に対する考え方の違いはまだしも理解しやすい。が、方言は標準語では説明できない微妙な表現がある。ましてや外国語の翻訳はなにおかいわんやである。
 日本のある企業では英語を社内の公用語としたことが話題になった。
 明治の頃、フランス語を日本の公用語共通語にしようと考えた著名な文学者もいたようだ。
 日本各地の方言が、地方の風土から生まれた言葉であるように、英語もフランス語も日本語もそうだ。日本語をもっともっと大事にしてもらいたい。安易な英語信奉を毛嫌いする。


晴れた丹沢! Sunny Tanzawa!

梅雨の晴れ間で、一日雨も霧雨も無く、暑いくらいの日差しもあった。
丹沢実習、今年の2年生は人数が多いので3班に分かれた。
宮ヶ瀬湖周辺で鳥観察班、あまり歩かない定点観察班、それと移動観察班である。
ぼくは歩いて動物との出会いを期待する移動観察班を引率した。
土山峠で降りて、堤川林道をつめ尾根にとりつき、宮ヶ瀬尾根の稜線前でのヒル避けも兼ねた小休憩で、元気な学生たち
この尾根から鍋嵐が見える。
ベニタケ科のキノコだ。1センチほど齧ってみる。
学生たちは毒キノコだ!と云う。
ぼくはイヤ大丈夫と2個持ち帰る。
チシオダケかドクベニタケか持ち帰ったキノコの状態が悪く、一つ同定できず。
スギ林に顔をだし、直径5,6センチのものであった。
手持ちの本では、チシオダケもドクベニタケも苦いとあるが、今あらためて少し噛んで舌の上で転がしてみても苦くはないのだ。このベニタケ科ベニタケ属には毒タケは一つもないようだ。
だが、崩れたキノコなので、食べることはやめることにする。
女子が、持ってきた鳥の羽
アカゲラかヤマセミのものだろうが、鳥痴のぼくは同定無理だ。
どなたか教えてください。
猛禽に襲われたようだ。 
堤川林道沿いにあったマメガキの花 
ホタルブクロが丁度大きな鈴をぶら下げていた。
鈴の中にスジグロチョウが入っている。 
宮ヶ瀬尾根からハタチガ沢林道に下りて、林道を清川トンネルにむかった。
真っ黒のクマの毛の塊やクマ糞やクマの食痕を見つけ、
他にも歩かなければ出会えない興味深い事にであった。
クマ糞はもちろんゲットする。
今の時季、クマは食べるものがあるのだろうか?

2012年6月29日金曜日

交配されたユリ A hybrid lily!

このユリ、新聞配達所からもらったものである。
花の付き方がスカシユリの系統のものに似ている。
三個の蕾が茎の先端に三つ又に分かれてついている。
が、スカシユリなら空を見上げて咲く。
これは、ヤマユリのように横に向いている。
香りが気になる。
匂いを嗅いでみた。
近づいただけでヤマユリの濃厚な香りがする。
先日の台風で、葉は折れ曲がってボロボロだが、蕾だったので花は大丈夫だった。
鬱陶しい梅雨空にユリの明るさはなんとも気持ちが良い。
今日は雨が降らなくて一安心だ。
専門学校の丹沢実習である。
今日は三組に分かれて山を歩き回る予定だ。
サル、イノシシ、アナグマ、クマ、リスなどの野生動物に会いたいものだ。

2012年6月28日木曜日

始めて見たメグスリノキSaw Acer nikoense the first time.

メグスリノキは名前も葉も図鑑で知っていた。
しかし、実物を見るのは始めてだ。
ミツデカエデをイメージしていた。しかし、、、。
葉は三出複葉で、大きな葉だ。これほど大きいとは、、、。
なによりも果実が大きい。こんな大きなカエデ科の果実を見たのは始めてだ。
枝を折り取ってきた。今、居間の花瓶に挿している。
この果実は動物たちの食べ物になるだろう。
ぼくはホイドだから、
この種子をたくさん集めてバターで炒って食べたら美味いだろうと思ってしまう。
北海道道東地方では食いしん坊、ガツガツ食べる人のことを「ほいど」と云った。
この種子の大きさ小さなグリンピースくらいありますよ。

イタチは小鳥のヒナを食べた。 A weasel ate a bird chick.

25日の土山峠付近で見つけ拾ってきたフィールドサインとしての糞:

10時25分、湖岸林道から尾根に上がったタヌキのタメ糞場(トイレ)で
新しい糞が二か所にあった。
水洗いすると、大半が土砂で、残ったのは土壌動物の節足動物の外骨格、脚、外羽であった。
まるで、アナグマの糞だ。もしかして、アナグマはタヌキのトイレにもウンチするの?
糞の状態もアナグマの糞のように非常に柔らかいのだ。

11時32分に往きは見落とした?ようだ。帰りに見つけたイタチ糞だ。
白く浮き出ているトリの羽の根の部分がわかる。
水洗いすると、大きなソメイヨシノの種子一個と鳥の羽毛と毛根、脊椎骨を含む骨片だった。
イタチは木に登って、サクランボを食べ、トリの巣を襲ってヒナを食べたのかな?
木に登れないタヌキやアナグマはまだまだ冬季と変わらない食事内容だ。
しかし、イタチは木に登って小鳥のヒナを食べられるのだ。
両者の間にはここで大きな違いがでてくる。

2012年6月27日水曜日

シカがことごとく食べた木の名前?The name of a tree that sika deers have eaten all leaves, branches and barks?

堤川林道に台風で根元から折れて倒れた木があった。
それの樹皮や枝が食べられている。
主幹は真っ白に樹皮が剥がれている。 
緑の羽状複葉の葉は、この木に絡みついていたフジだ。
倒れた木の葉はことごとく食べられ一枚も残っていない。小枝も食べられている。 
この木、これまでも見たことがある。
名前も知っている筈だ。だが、まったく何の仲間かも思い浮かばない。
今年出た枝の樹皮は緑色、昨年は黒褐色で白いポツポツがある。
一昨年の樹皮は白ポイ。
花芽、蕾のようなものが着いている枝があった。 
この樹皮や葉はシカが大好物なのだろう。
今の時季、シカにとってはたくさん食べられる草木があるだろうに?
この倒れた木をこれほどまでに食べるなんて!
昨年の樹皮はゴンズイにも似ている。
どなたかこの木の名前教えてください。

2012年6月26日火曜日

イモリだ! Newt!

土山峠から湖岸道路を歩き、清川トンネルへ向かう経路に入った。
この奥には毎年ツチアケビが咲く場所があり、今年も芽生えからここを通る時には、
撮っている。だいぶ蕾らしくなってきた。
っと、斜面に黒い物が動いた。???
イモリだった。暗いので、シャッターが降りるのが遅い。
10枚?くらい撮って1枚ピンが合っていた。
イモリの英名はサラマンダーと思っていたら、Salamandroideaはイモリ亜目の学名だった。
捕まえる。腹は朱色だ。
水辺からは離れているが、霧雨模様なので歩き回れるのだろう。 
このように腹部が朱色なのはどうしてか?
オスもメスもイモリの腹は赤い 。
ネットでみると、この朱色は、自分は猛毒を持っているという警戒色のようだ。
それで、このようにイヤラシク腹をみせてくねくねするようだ。
どうもすごい再生能力があるようだ。
トカゲなら尾だけだが、こやつは手足まで完全に再生するようだ。

2012年6月25日月曜日

カヤだった! Was a stinking cedar!

6月22日にアップしたイノシシによる根元の掘り起しの木
ニシメガネザルさん、ぼくが間違ってました。あれはカヤでした。
枝を折り取って持ってきました。が、ちくちくと針で刺すように痛い葉である。
根は、ことごとく食べられているんです。
直径1センチくらいの根はそのままバリバリ食べたようです。
太いねは、樹皮を剥ぎ取って食べています。 
イノシシはカヤの根が大好きなんですね。
ニシメガネザルさんは、9月にイノシシがカヤの根食いをしたのをおさえております。
この梅雨の頃のカヤの根が特別に好きな訳では無いんだ。
ともかくカヤの根が彼らの好物なんだ。

今日はこのカヤのところでじっくり根を写真にとったり見たりしていたら、首元に水が付いたような感じ、触るとヒルだった。
で、ズボンにもヒルが上がってきている。
靴にも、飽和食塩水を噴霧! 
このところ、山中で立ち止まることが多くなったのでヒルにつかれる。
飽和食塩水を噴霧した靴下を履いて、靴下の中にズボンを折りたたんで入れてるので、
足の中には入りこまない。が、上がってきている。
この軽登山靴、アフリカに持っていって向こうで3年間履いていた。
もちろん、底は何度か取り換えている。内側も外側もボロボロでかなりみすぼらしくなっている。

ツチアケビ

丹沢、土山峠にきた。
小雨だが、雨は上がりそうだ。

梅雨の風物誌 One traditional thing in the rainy season

梅雨に入ると青梅を買い、洗って1,2日間干して
塩漬けにして、梅雨明けと共に日向に干す。
この甘酸っぱい梅の匂いが部屋中に立ち込める。
梅干しは、丹沢へ行くときに1個を持つ。
さらに、釧路に送る。
以前はぼくが梅酒づくりに励んだが、今は連れ合いが梅干しづくりに取り組んでいる。
庭の小さな木になる5,6個あまりのウメの小さな実も加わる。

カサブランカが咲いているので2本切り花にして部屋の花瓶に挿した。
夜の7時半を過ぎるとあのヤマユリの濃厚な香りを放つ。
カサブランカはヤマユリを原種にするようで、その香りはヤマユリそのものだ。
ヤマユリは昼間も香りを放っているが、カサブランカは夜だけだ。 
丹沢のヤマユリは7月下旬に咲く。
今年は丹沢のヤマユリが見られるかな?
我が家のヤマユリの実生と思われる苗も20センチくらいになった。
が、蕾はもっていない。