「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月26日木曜日

日中からの呑み会 Drinking party from day time

昨日は、霊長類研究所を定年退官したK.W氏が名古屋から我が家へきた。
同じく、東海大を定年になったT.E氏、株)ナスカアイのY.A氏があつまり、持ち寄った酒と、スーパーで買った刺身や、分葱の酢味噌和え、キュウリやトマト、海藻などで盛り合わせたサラダ、崎陽軒のシュウマイ、肉じゃが、他などで、3時半から始まり、静かに呑むつもりがワイワイとなった。
下は余った酒類。他に、焼酎やワインもあった。
もう一人来る予定が来られなかった。突然痛風となり歩けないほどの痛みのようだ。
ぼくらは、もう、いつ死んでもおかしくない年齢となった。
一年に一回はこのような集まりを持とうと云うことになった。
兵庫から宅急便で送られてきたMOMOKOさんの手作りの山菜ケーキを食べ、ソバを食べて終わると10時半を過ぎていた。
もう、皆バカ呑みしなくなり、上のように酒が残った。今朝は5時に目覚めた。
泊まったK.W氏は朝の散歩をしてくると出ていった。
連れ合いは佐渡島旅行で慌ただしく出かけ、娘はまだ寝ている。
また、ぼくの一日が始まる。
明日は丹沢実習の日だ。晴れて欲しい。

2012年4月25日水曜日

アカネズミはハタネズミよりも早く活発に動く? Activity of a mouse & a vole

A mouse began to move earlier than a vole in spring.
テンやタヌキなどの糞に数ミリの歯が含まれて来始めた。
しかし、湯河原のテン糞や丹沢のテン、タヌキ糞でもネズミ亜科(アカネズミ)のネズミの歯であって
ハタネズミ亜科(ハタネズミ)の歯はまだ出てきていない。
丹沢山麓に生息するネズミ科はアカネズミやカヤネズミ、ドブネズミなどが含まれるネズミ亜科のものたちと、ハタネズミ、スミスネズミ、ヤチネズミなどのアカネズミ亜科のネズミたちに分けられる。
ネズミ亜科のネズミは雑食で、ハタネズミ亜科のものは主に植物食だ。
ハタネズミ亜科のネズミがテンやタヌキにまだ食べられていないのは、偶然なのか?

ぼくは、腐葉土や地中の土壌動物やカエルたちが動きだすのが、植物が新芽を伸ばしたりする時季よりも早いせいかなと考えている。
土壌動物やカエルを食べるネズミ亜科のアカネズミの方が、植物食のハタネズミたちよりも早く活動するために、テンやタヌキに食べられるのではないだろうか?

下は、アカネズミ(ネズミ亜科)の上顎の臼歯
ネズミ亜科のネズミの歯はこのように、ヒトの臼歯の形状と似ている。
下顎の臼歯も同じ
下は、ハタネズミ(ハタネズミ亜科)の上顎の歯
ダンボールを押しつぶした切り口ようだ。プリズムを並べたようなとも表現される。
皆さん、是非、テン、イタチ、タヌキ、アナグマたちの糞の中にどの形の歯が混じっているか
0.5ミリメッシュの茶漉しで糞を水洗いして調べてみて!

2012年4月24日火曜日

丹沢のテン、タヌキはまだキブシ食い Being still eaten fruits of

Marten and racoondog are still eaten Stachyurus praecox fruits in the Tanzawa area.
丹沢実習で、土山峠から辺室山までの登山路の途中で見つけた、テン糞やタヌキ糞を水洗いして内容物を調べた。
11時02分のテン糞から:
キブシの種子多数、ムカデの脚、アカネズミの上顎の切歯1個、臼歯5個、頭骨片、他骨片多数、毛多数、骨盤一部と大腿骨一部
14時10分のタヌキ糞から:排出された古い糞の種子が芽生えている。
⑤キブシの種子多数①、多足類の尾部や肢や大きな脚、大きな哺乳類の骨片②、小哺乳類か脊椎動物の骨片③、哺乳類以外の脊椎動物の胸骨と不明な骨の一部④
14時37分のタヌキ糞から:
キブシ多数、昆虫の翅、環形動物の外骨格

湯河原のテンやタヌキは冬季のキブシの果実食いが終わって、春の動物食いに移っていた。
しかし、丹沢のテンやタヌキはまだキブシの果実食いがメインであり、食物の大半を占めている。
それでも、温かくなったので動き出した土壌動物たちやネズミや他の脊椎動物を食べ始めている。
上の写真の2,3,4は脊椎動物の骨片である。2はシカのような大型哺乳類の骨を齧ったものである。4はネズミの胸骨?と思ったが小さすぎるのだ。また、ヒミズなどのものとも違う。哺乳類には4の右側のような小さな骨片はない。5月の連休中にtake隊員からもらった小鳥を解剖し、骨を綺麗にとり標本にしたい。

2012年4月23日月曜日

丹沢の春   Spring of the Tanzawa area

20日の丹沢実習で
辺室山近くで、ミツバツツジは綺麗でした。
当日、山は霧雨模様でした。 
ヤマブキは何故か、山の中よりも林道脇などの日向の斜面に多く見られます。 
唐沢林道で、
この赤い粘菌は他の場所でも見られ、分厚く広がっており、剥すことができた。
林床には、木々の種子からの芽生えの二葉が出ていたが、それらはシカたちに食べられてしまうのだろう。春なのに林床が萌木色していないのが残念だ!

2012年4月22日日曜日

テン糞から出てきた骨片 Bones and teeth included in marten scat

4月16日の野生生物探検隊で:
パラボナアンテナと土肥大杉跡入り口の間の椿ライン道路で採取したテン糞から出てきた骨片を調べた。
ネズミ科切歯が上に並んでいる。
上の切歯が下顎の切歯であり、下の短いのが上顎の切歯である。
左に頭骨の破片が、中央に臼歯、その下の方に左の側頭骨がる。さらに、尺骨の一部等がある。
中央にある臼歯を拡大すると、これは右の下顎の臼歯であり、
ネズミ亜科の動物の臼歯であることが分る。
ネズミ科の下顎の歯式は1・0・0・3であるので、この臼歯の3列の歯冠の長さは4.2ミリある。
手持ちのアカネズミの臼歯の歯冠の長さは4.1ミリある。
これらの事から、パラボナアンテナ付近に棲むテンはアカネズミを食べたということがわかる。 
下の臼歯は右上顎の第三、第二臼歯だ。 
アカネズミの毛が多数入っていたが、赤褐色ではなく、灰黒色のものだったのは内毛なのだろう。
テンはアカネズミは頭はバリバリ噛み砕いて食べてしまうのだが、さすがに歯は残る。
これからのテン糞はしばらく小型哺乳類や脊椎動物などの食物に移行していき、イチゴやヤマグワの実がなりだす時季までしばらくこれらの肉食をしなければいけないのだ。

2012年4月21日土曜日

テン糞やタヌキ糞の違い The difference between scats of racoondog and marten

野生生物探検隊で採取したテンとタヌキの糞
10:55、テン糞、パラボナアンテナと土肥大杉の間の椿ライン道路で、
テン糞:小哺乳類の毛多数、及び頭骨片(分析中)
 14:55、テン糞、白銀林道からアナグマをみた沢の石の上で、
小哺乳類の毛(ネズミ?)とサワガニの足の先一つ
 11:22、タヌキ糞、土肥大杉跡から白銀林道へのハイキング路で、
イヌツゲの種子多数、節足動物の脚と外骨格、小動物の毛少し 
13:10、タヌキ糞、ハイキング路で、
マメガキの種子を噛み砕いたようなもの多数、節足動物の脚、翅、サワガニの脚、小動物の毛少し
以上のように、11:22のタヌキ糞からは多数のイヌツゲの種子がでてきたが、タヌキたちも動き出した土壌動物やサワガニを食べ始めている。
テンは、動き出した小哺乳類をエサにしていることがわかり、テンにおいては冬季の乾燥した果実食いが終わったようだ。

春の丹沢実習

昨日は、土山峠から辺室山・物見峠・唐沢林道・煤ヶ谷と歩いた。
霧雨模様のハッキリしない天気であった。
ミツバツツジ、ヤマブキ、マメザクラやヤマザクラが咲き春の山を楽しんだ。


全員が動物を見れなかったものの、数名がタイワンリスを見たり、カモシカの写真を撮ったり、シカに出逢ったりした。また、面白いほどシカ、カモシカ、イノシシの毛が落ちており、冬毛が抜け落ちる時期であることがわかった。また、テンやタヌキ、サル糞も春の様相を示していた
全員歩き通すことができたのが何よりの収穫だ。
来週はもう少し距離を伸ばしても皆歩けるだろう。

2012年4月20日金曜日

湯河原でも見つけた! A Vole has eaten leaves of conifer?

「白雲ノ滝」を過ぎて間もなくハイキング路状にモミの葉がまとまって落ちていた。
このようなモミの葉がまとまって落ちていることは4月8日にアップした
この時は、下の写真の何倍もの量の葉が落ちていた。
今回は、ハタネズミがモミの小枝の樹皮食いをしたものだと本に書かれていたので、
楊枝状になったものを探した。
あった!が、ぼくが見た本の齧られた小枝の状態とは違う。
これはただ、葉が取れているだけだ。????。
探す! 
無い!
が、下のような状態の小枝が落ちていた。
葉は簡単に取れるものではない。この小枝は葉を一枚持って持ち上げることができる。
なのに、この写真のように葉が剥ぎ取られているのだ。
だれかが葉をとったのだ。
で、何をしたのだろう?樹皮を齧ったわけではない。葉の根元だけを食べた? 
どうも、良く分らない。
助けて下さい!
子供の頃、ヤマブドウを見つけると葉を葉柄ごともぎ取って、赤みがかった葉柄の根元をしゃぶって味と汁を楽しんだものだ。そんなようには落ちた葉はなっていない。
分らない!何をしたのだ?

今日は、専門学校の今年初めての丹沢実習だ!雨がふりそうだが、このまま持つことを祈りたい。

2012年4月19日木曜日

リスorネズミの食痕? Cones of conifer fed by a squirrel or a vole.

土肥の大杉跡を下っているとき、見つけたモミの果実の食痕。
もう、1メートル四方くらいの広さにモミの実の鱗片がごっそりとかたまってあった。
エビフライが可愛らしく落ちているという感じではない。
表現が悪いが、まるでタヌキのタメ糞状態のようにモミの鱗片やカニのハサミの揚げたもののようなエビフライとは程遠いものが落ちている。
こんな大きなモミの実を食べている途中のものだ。 
下の大きな岩三個の上が食堂のテーブルのようなものだ。 
ストックの長さから、その範囲が広いことがわかる。
大きな岩の上はもちろん、岩陰にまでモミの実の鱗片がたくさんある。
モミの実が一個そのまま置かれている。
エビフライ状のものを並べてみた。 え
これもやはりリスの仕業とにらんだ。
岩の周辺に幾つかモミの実が転がっていた。それらの多くは腐っているものだった。
さらに、この周りの林床にはモミの実がすっぽり入る穴がある。
モミの実を貯食した穴なのだと思った。

ハタネズミだと同じ場所にこんなにも大量のモミの実を食べる内に世代が変わっているだろう。
リスなら一頭のリスでもこのくらいの食痕を簡単に残せるだろう。
上の写真に撮ったカニのハサミのフライ状の食痕を採集してきたのだが、みなさんと出会った時にすっかり忘れてしまっていた。

2012年4月18日水曜日

イタドリを食べる  How to eat Jap.knotweed!

広河原から天昭山神社野猿公園跡まで道沿いをイタドリを採りながら歩いた。
まだ、細い。白銀林道では太いのがあった。
これは、やまぼうしさんから伝授された方法で食べることにする。
昨夜、はっと!気が付いて冷蔵庫からイタドリが入ったレジ袋を取り出し。
皮を剥く、1日経ったせいか剥きづらいので、ナイフの刃を当てて剥く。
下部からより上部から剥いた方が剥けやすい。
2、3センチに切って、水洗いしボールに容れて熱湯を注ぐ。
今朝、水を切ってザルにあける。
中華鍋に油をひき、ザーと炒める。唐辛子、砂糖、醤油で味付け。
まー、イタドリのキンピラだ!
これが、旨いのだ。今夜はこれを肴で呑む!