「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年10月2日日曜日

京都、鴨川

 
今出川通りはキンモクセイの香りで満ちていた。
霊長類研究の第一人者の故京都大学名誉教授のお別れ会があった。西田さんは公正で私利私欲の無い人であった。
ぼくはドクター論文の審査を頼んだ。
ぼくの論文を読むのに貴重な時間を取らせると思って、ウィスキーを持って自宅の官舎に遊びに行った。
こんなことはするな。自分は大学から給料をもらっていると怒った。
でもそれに懲りずに又、ウィスキーを持って行った。
持って行ったウィスキーはぼくが大半飲み干した。
今日は奥様もいらしていた。
水炊きやすき焼きのお礼を言った。
イギリスからも有名なM.グリューが来て西田さんの思い出を話してくれた。
娘さんが父親としての西田さんを話した。
伊沢さんが同級生からみた、西田さんの思いを語った。
そうそう河合さんがかくしゃくとしていた。
しかし、サル学の華やかな時代が終わった感じは拭えない。
帰路の新幹線の4号車と5号車の間のスペースで。
今日中に帰れる。

堤川林道・ハタチガ沢・猿ヶ島・土山峠のGPS軌跡

9月29日のGPSの軌跡である。
今回の台風の風の強さを物語るように木々が折れ、根こそぎ倒れていた。
ハタチガ沢沿いの経路もずたずたであった。
堤川林道上のポイントは動物の糞の写真を撮った場所である。
終点近くがクマ糞のポイントである。
ハタチガ沢林道からの登りはストックをつきながらの登りだが、
最後は、ストックをザックに固定して、両手を使って三点確保で登る。
それにしても、林床には下草が皆無に近い。
これで、下草が繁茂していたら藪漕ぎで大変だろう。
これだけ下草が無ければ、シカやカモシカばかりでなく、ノウサギは餓死しかないだろう。
他のネズミ類を含む他の動物たちにも東丹沢は棲みづらいだろう。

しかし、やはり歩いて気になるのは、シカの食害だけでこれほど下草が生えなくなるものか?
酸性雨を含めた大気汚染は全く関係ないのだろうか?
マツカゼソウやレモンエゴマはシカに食べられないために出ているのか?
大気汚染に強い植物ではないのか?

山歩きは、藪漕ぎも大変だが楽しい発見がある。
ササなどの下草を何としても回復させたいものだ。

今日はこれから京都ですごく世話になった西田利貞さんのお別れ会、
日帰りしなければならないのが辛い。

2011年10月1日土曜日

クマ糞だ!

20日の続き:
堤川林道の終点近くで、大きなクマ糞だ。
このクマは大好きなアオハダの実を食べたんだ。糞はアオハダの種子よりなる。
クリックすると拡大。
林道終点から宮ヶ瀬尾根に登り、熊の爪方向へ歩くと、
細尾根の各所にアオハダの赤い実が散乱している。先日の台風で落ちたのだろう。
アオハダの種子は米粒型をしており、長径に数本のスジがある。
この落ちた実をタヌキやアナグマも食べるのだろう。 
赤いアオハダの果実の他に、ウラジロノキの実も落ちている。
でも、これはオオウラジロノキの実にしては小さい。
このように落下した実もタヌキたちは漁っているのだろう。
フニャフニャに熟したサルナシの実も5個も落ちていた。
もちろん、ぼくは大きな3個をその場で口に放り込む。美味い。
この後、ハタチガ沢へ下るのだが、経路が台風の大風でめちゃめちゃだ。
経路沿いのほとんど全てのサルナシの太いツルが切られていた。
水源保安林の見回りは、めったに行われないのだからツルは切らないで欲しい。
この可憐な花で小休憩した。

2011年9月30日金曜日

久しぶり!土山峠でサルたちに遭遇。

昨日の続き:
宮ヶ瀬尾根の猿ヶ島617,2mの三角点から北東に走る尾根を下り、
最後に、水源保安の経路を歩いて宮ヶ瀬湖の林道に着く。
足首がなにやら痛いので、見るとヒルが固まってついている。
橋の上に座って、靴を脱ぎヒル取りだ。
ハタチガ沢沿いを歩いたせいかもしれない。
脹脛などについていたヒルも剥がし、何となくすっきりした気分。
土山峠バス停の方へ歩いて行くと、性皮がスカーレット色に染まったオスザルが歩いている。
左足が悪いようだ。歩いては止まっている。
慌てて、望遠に付け替えシャターを押す。
顔を見ると、16、7歳の男盛りを過ぎたオスだ。
尾を上げているが、ボス(順位一位)ではない。
車道の方を見ると、川原からハシゴを登って上に出ようとしてしている個体もいる。 
川原にはメスや子供たちがいた。
何と、シカやウサギにも採食されないレモンエゴマ(シソ科)の穂をしごくようにして食べている。写真は12、3歳の女盛りのメス。顔も赤くなりかかっている。 
湖岸のコンクリートの上に2歳から4歳のオスの子供たち。 
こちらは、生意気盛りの5、6歳のオス、オトナメスに対して軽く脅している。 
丹沢のサルたちは、発情季に入ったようだ。
シカはすでに発情季に入っている。
この時季の哺乳類たちは、躍動感あふれる。

群れは、土山峠バス停付近から辺室山の登山道を登っていった。
追いかけていきたいが、身体が今日はもう良いと叫んでいる。

2011年9月29日木曜日

土山峠・ハタチガ沢・猿ヶ島・土山峠

今朝、早起きしようと思ったが、目覚めたのは5時半だった。
久しぶりの丹沢行きで、あたふたしてしまい、家を出たのは7時を回っていた。
土山峠に車を置けなければ、大棚沢駐車場に置いて、高取山を違ったコースで
目差そうと思っていた。が、遅いのにも関わらず土山峠バス停付近に車を止められた。
GPSをセットして、歩き始めると自転車で写真を撮っているヒトが、、、
堤川林道を終点まで行ってきたようだ。大きな糞があり、それを撮ってきたのを
見せてもらう。クマがアオハダの実を食べた糞のようだ。
急遽、クマ糞を見てみたくなった。
途中、テン糞があり、ゲットする。
上の巨大だアズマヒキガエルが動かずに道に居る。
(先日の小さなイボイボのカエルはこのヒキガエルのチビのようだ。
バンビーノさんより今日コメントがあった。)
クマ糞を撮り、宮ヶ瀬尾根に登り、尾根を南下して、ハタチガ沢へ降り、ハタチガ沢沿いの経路を下るが、先日の台風で酷い状態だ。
橋が落ち、倒木が道を塞ぎ、階段が崩れている。
ハタチガ沢林道に上がり、少し下って宮ヶ瀬尾根の猿ヶ島を目差す。
猿ヶ島から尾根を下って土山峠へ。
そして、何と、最後の橋のところでサルの群れに遭遇する。
今日は、疲れた。眠い!

2011年9月27日火曜日

生イカの食べ方

スーパーで生イカを売っていると、連れ合いからメールがある。
2杯頼む。生きが良い。刺身用だ。
①先ず、足とともに内臓を引っ張りだす。
②肝臓部分についている余分な内臓部分を丁寧に剥がしとり、
③肝臓を足から口に部分の近くで包丁で切り離す。
④足の部分についている烏口の膨らみに包丁をいれて烏口を搾り出すように取り出す。

次に⑤胴体に指を容れて骨を引き出す。
⑥耳を指で胴体から引き剥がす。
⑦耳を剥がしたところから、胴体の皮を靴下を脱ぐように剥がす。

ゲソ(足の部分)と耳の部分を塩辛にする。
肝臓を一つ細かく切り、耳やゲソも細かく切る。タッパーに容れ、塩を適量振り、米麹を加えて良くかき混ぜる。冷蔵庫にタッパーを容れる。明日の夜には美味しい塩辛が食べられる。

身の部分は皮を剥いて、細く切る。刺身だ。
イカソウメンにする。摩り下ろしたショウガをイカソウメンの上にたっぷり乗せ、
醤油をちょろっとかける。
残った肝臓は、アルミホイールに包んで、オーブンで5分焼く。

てな訳で、今夜の酒の肴の一品でもあり、オカズにもなった。
他にミョウガとナスの漬物があったので、満足である。

2011年9月25日日曜日

ツバキのチャドクガの幼虫にカブレル

22日の朝には、ものすごい風の台風がいってしまった。
庭は落ちた木の葉や鉢が壊れて転がっていた。こんなに強い風の台風は始めてであった。家が動くような感じがした。事実、雨戸が強風でしなっていた。
片付けを兼ねて、庭の草むしりをしたり、伸びすぎた木の枝を剪定した。
キューイフルーツの芽生えがあった。鳥が運んできたのだ。
以前、キューイフルーツの苗木を植えたことがあった。元気良く伸び、何度かたくさんの実を収穫できた。しかし、元気が良すぎるので、根元から切ってしまった。
この苗を見つけて、抜くのを来春まで待ってやろうかなと思っている。
午後、連れ合いの友人が庭で採れたミョウガを持ってきてくれた。
これは、漬物、天麩羅、冷ヤッコや納豆などの付け合せに美味しい。
味噌汁もいける。ぼくは大好きだ。 
夜になって、両方の二の腕や、首筋が痒い。
23日、学校から帰宅したら皮膚科に行こうと思ったが、祭日だ。
昨日、一番で、皮膚科に行ってきた。案の定チャドクガの幼虫にやられたものだ。
隣の庭木のツバキがチャドクガの幼虫に葉が食べられていたので、注意していたが、台風の強風で幼虫たちが我が家の草むらにも飛び散ってきていたようだ。
我が家も生垣はサザンカだったし、庭木にもツバキを植えていた。
が、チャドクガの幼虫の及ぼす影響があまり酷いので、サザンカもツバキも植え替えてた。
久しぶりのチャドクガの幼虫によるカブレの痒さ、やはり並のものではない。

7月中旬から左足、今月になってから右足も浮腫んでいた。
内科に行って採血と採尿され、その結果がわかった。
肝臓、腎臓の機能は正常だ、しかしムクミの原因が不明だったが、漢方の五苓散料という薬を処方された。まじめに1日三回飲んでいた。なんと、今朝、脚をみたら、以前のカモシカのような脚に戻っている。嬉しい!
脚のムクミの原因は西洋医学の血や尿の検査では不明だが、ムクミには漢方の五苓散料が効いた。以前、同じ医者からぼくのしつこい咳の薬をやはり漢方薬を処方されていた。1年近く飲んだがダメだった。今度も半信半疑だったが、上手く効いてくれた。

なんだか、このところ自分の身体の症状アップが多くなった。

2011年9月23日金曜日

忘れていたイノシシの頭骨

先日、亡くなった大学時代の先輩の奥さんから大きなダンボールが送られてきた。鳥の屍骸や骨格だ。すぐ開けて処理することができないので、物置に容れておこうと昨日庭の草むしりのときに、物置を空けて”アッ”と気がついた。
大きな紙袋に7月の千葉実習の時に、もらった大きなオスのイノシシの頭骨が入っているのだ。イノシシの解体を見学した際に、Ishikawaさんよりいただいていたのだ。
このように大きな牙(犬歯)を持っているオスのイノシシは始めてである。 
これを大きなプランターに水を容れて、頭骨を沈めた。
が、鼻骨部分が水に浸らない。間接部分が柔らかくなれば、押し下げられる。
論文や本類は身辺整理で、資源ゴミにだしたが、骨類はまだ貯め込んでいる。
骨類は、どうしようかな?教え子たちにもらってもらおうかな?

2011年9月19日月曜日

試験!

今日は祭日だが、専門学校の試験があった。
皆、できることを祈る。
採点をする立場の者にとって、一番気を使うのは、合格点に満たない成績の答案だ。
10点から15点足りない場合は何度も見直すことになる。

それでも、自分は出来たはずだ、こんな悪い成績であるとは思えない。と言ってくる学生がいる。
成績の悪い答案ほどよく見ているので、そんなことはないと思いつっ答案を調べる。
もちろん、学生の思い違いだ。

一年後に問われたこともある。
専門学校の答案用紙は2年間、慶應のは5年間我が部屋に保存している。

早くすっきりさせたいものだ!

2011年9月18日日曜日

シカ柵内植生回復!

鍋嵐・辺室山のつづき:
宮ヶ瀬尾根の不思議なミズキ付近のシカの防護柵は
ステンレス製であり、気合をいれて作ったようだ。
もう、こんなにも植生が回復してきているのが分る。
左側の斜面は下草としてちらほらあるのはマツカゼソウくらいなものだ。
辺室山付近の登山道沿いのミヤマシキミが食害にあってる。
厳冬期にシカやカモシカが食べるならわかるが、今の時季に食べているのだ。
今年の冬の成り行きが興味深い。 
シカの休息場である。
シカ毛が落ちている。
周りは下草が無い。 
イノシシのヌタ場である。
足跡がわかる。
祠の峠・辺室山・土山峠の登山道沿いは下草無し。
シカやカモシカが食べたのだろう。

シカの食害防止用の防護柵をつくっても維持・管理をしなければ税金の無駄だ!
倒木により倒れているステンレス製の防護柵もある。
立派な経路を作るなら維持管理もしっかりやってもらいたい。

しかし、防護柵で囲まれた地域は、多くの大型哺乳類が入り込めなくなるので、
彼らの生息域・行動域を狭めているともいえる。
イノシシやクマにとっては、農耕地に出ていくことにつながる。