「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年4月1日金曜日

驚いた!

今朝、春の陽が射し込むスイレン鉢の中の水底のスイレンの芽生えを見ていた。
何か動くものがいる。ン?まさか?サンショウウオ?
見ると、ヨシノボリだ!
コヤツ、もう3、4年前だろうか相模川の川原で数匹採ってきて、
水槽で飼っていたが、喧嘩をするので、弱い個体をスイレン鉢に容れてやったのだ。
が、その後まったく忘れていた。
夏には、メダカやグッピーをボウフラを食べるために容れていた。
何だか、ふてぶてしい面構えだ。採ってきた時よりも随分大きくなっている。
汽水で釣れるチチブのようだ。
仲間を容れてやりたいが、喧嘩してダメかな?

2011年3月31日木曜日

塩水橋・円山木ノ頭・丹沢山・天王寺尾根の記録

一昨日の山歩き、GPSの記録では19.1キロ歩いている。
その結果、今日も太腿が痛い。久しぶりの筋肉痛である。
この筋肉痛、何故か嬉しいのだ。このところ筋肉痛など無くなっていたからだ。

塩水橋から林道沿いフサザクラが満開であった。
一度、この花をお浸しで食べてみたいと思うが、、、、、。 
白く光る物が付いている。ヤナギの仲間? 
馴染みのキブシの蕾も膨らんでいる。ダンコウバイの黄色い花が光っていた。
天王寺尾根ではアセビが白い花を山盛りに咲かせて、いい香りを放っていた。

テン糞やタヌキのタメ糞はキブシの種子が入っていた。
一つだけテン糞を持ち帰って、今、水に浸けている。

さて、今回のGPSの軌跡、九十九織りの林道の軌跡が歩いた通りに辿られていない。狂っているかのように飛んでいる。ここは、山側も沢側もコンクリートで固められている。その影響なのか、電波が反射しているようだ。もう一度、同じコースを歩いてみたい。 
上記の行程で唯一危険な箇所:
丹沢山から天王寺尾根への下り、堂平方向への分岐まで、早朝や日没後なら、しっかりした6本以上の爪のアイゼンをつけていなければ危険かもしれない。4本爪では不安だ。ぼくらは2時過ぎだったので、融けた雪を踏みながら急斜面を降りた。

2011年3月30日水曜日

バテバテの塩水橋・円山木ノ頭・丹沢山

8時半三叉路に本厚木7時40分発のバスがやってくる。
降りてきたのは中年男性の登山者と3人の学生たち。
すぐ車に乗ってもらい塩水橋へ。
ゲート前の道路の空き地に車を寄せているともう一台の車が止まる。若い登山者だ。
ぼくらはフサザクラの花を写真に撮ったりしているうちに若い登山者に追い抜かれる。
学生たちに林道をショートカットさせる。ぼくは林道を歩く。
一人は山形大の卒業生、他二人はまだ19歳で元気一杯だ。
下はここから林道から離れ、沢を渡り尾根にとりつく。
はじめは経路、それからヤブ漕ぎで尾根にでる。
スギ花粉で鼻水と目しょぼしょぼである。
途中で、「高いところ、高いところを目指せ、回り込むな!、道標に出たら待ってろ!」と学生たちを先に歩かせる。
寒い、記念写真を撮っていると、なんと三叉路でバスから降りた中年男性がやってくる。
宮ヶ瀬丹沢登山口から高畑山、金冷やしを通ってきたのだ。早い!丹沢から大倉尾根を下るようだ。 
ぼくらも丹沢山を目指す、下りは良いが、西峰(太礼ノ頭)あたりから、力を入れると左の太腿が引き攣りそうになる。両腕のストックに力が入るが、湿雪でズボズボである。
雪が眩しく、目が痛くなるような感じだ。
メスジカの白骨死体、動物たちに骨まで齧られ食べられている。
下顎と頭骨を切り離し、大腿骨も2本切り離す。
大腿骨は栄養状態を調べるためだ。 
再び、学生たちに先に行かせる。
歩けなくなるのではと思うほど両足の太腿や脹脛まで悲鳴を上げている。
若者と一緒のペースでは無理なのだ。
丹沢山頂はポカポカ陽気で、雪が融けグジョグジョ状態。
先ずは、昼飯、「先生、ビールが売ってますよ!」と言うが、我慢。
車の運転さえしなければビールを飲めば足の引き攣りは無くなるだろうと思う。
山頂で記念写真を撮り、下山へ。天王寺尾根を目指す。 
下る、下る、下る。はっきりした尾根の登山道に出たので、再び「道標のところで待ってろ!」
早い、早い、学生たちはすぐ消える。
一瞬、下りは迷うことがあるからマズカッタかな?と不安に思う。
彼らに追いつこう、姿が見える状態で歩こうと急ぐ。
彼らの姿が見えると、後ろの姿を見ながらついていると気持ちが楽だ。ショートカット、ショートカットで彼らに追いつく。
天王寺尾根から本谷林道へのいっきの下り。下りきったところの沢で、お湯を沸かし砂糖のたっぷり入ったコーヒーを飲む。
ぼくはなんども太腿が引き攣り、悲鳴を上げる。
あと林道まで数十メートルだ。
登山者が一人降りてくる。塩水橋のところでぼくの車の後ろに車を寄せた若い登山者だ。彼もそこで一休みだ。
コーヒーを飲み終え、林道沿いの芽吹きだした木々を見ながらあるく。ちょっと小雨が落ちる。

19歳になったばかりの学生たちは、足など引き攣らない。
年齢差を痛感した山歩きでもある。
帰宅してスパッツを外したら、登山靴は水に浸けたようだ。脱ぐと、靴下や靴底も濡れている。雪水が滲みこんだのだ。

2011年3月29日火曜日

久しぶりの丹沢だ。
今日は学生たちと丹沢山に登るつもり。
コースは考えている。
塩水橋から、西峰に向かって丹沢を目指す。

2011年3月26日土曜日

トガリネズミの頭骨

2008年8月5日の釧路湿原の遊歩道で転がっていたトガリネズミ:
この子を拾って、冷凍庫に容れていたのを忘れていた。
2月4日に「ヒミズとヒメヒミズ」をアップした。
その時、一緒に取り出していたのが下のトガリネズミだった。
ヒメヒミズはそのまま再び冷凍したが、トガリネズミはジャムの空きビンに
容れて水に浸して机の前に置いていた。
ビンを揺すってみると大分腐敗が進んでいるようなので、静かに取り出して、静かに水で洗った。
これまでトガリネズミの頭骨を綺麗に晒骨しようとしたが、失敗している。
それは、骨そのものが薄い紙状のものであるだけでなく、前頭骨・頭頂骨・後頭骨などがしっかり縫合・癒合していないのだ。
丁寧に丁寧に水で洗った。
上から見たものだ。頭頂骨がかろうじてのっている。 
全長が2センチに満たなく小さいが、小翼手亜目のコウモリよりは大きい。
日本の野山に生息する哺乳類ではこのトガリネズミ目Solicimorphaのトガリネズミ科Solicidaeの動物たちだけが、頬骨が無いのだ。
モグラ科Talpidaeのヒミズやモグラは細い糸状の頬骨を持つ。
下顎は頭蓋骨の半分ほどしかない。
歯が抜け落ちている。茶漉し残っているが、ぼくのような視力ではそれぞれの歯を歯槽の穴にぴったりと挿入するのは至難の業である。 
底面からの写真が無いのは、聴胞部分が左右ともはずれてしまい、上手に組み込めなかったからである。

大きさの比較のため、ヒミズの頭骨を並べた。
左端の上面からの頭骨がヒミズであり、
右端がヒミズの下顎である。 
一眼レフで、このように小さなものを写すにはどのようなレンズが必要なのだろう?
クローズアップしたものを撮りたい。

2011年3月25日金曜日

春の花々と先輩の訃報!

引地川沿いのカワズザクラを見に行ったのだが、もう散っていた。
ソメイヨシノはまだこのとおり、それでも温かければ来週末には開花する?
「菜の花」はナノハナではなくて漢字の花だ!
そう、このナノハナも中国の西安郊外では、この時季には、どこまでもどこまでもこの花の黄色で埋め尽くされていた。 
「木瓜」も漢字の花だ。これは隣の庭のもの。
上部にはたくさん溢れるように咲いているが、この方が良い! 
「仏の座」、一眼レフで始めて近づいて撮ったもの。
こんなに綺麗な花だとは驚いた。 
我が家の近くのモルモン教会の敷地内に植えられている海棠の仲間だ! 
雪柳が満開だ!
これは我が家に庭にも鳥がタネを運んできたのだろう2、3年前から出てきている。 
山科鳥類研究所を定年後、茨城に移って晴耕雨読の日々を送っていた鳥好きの先輩Kさんの訃報を知らされた。
Kさんたちがやっていた進化論勉強会、生態学勉強会は、大学の授業には出なくても
ぼくが欠かさず出たものだった。

2011年3月24日木曜日

好きな春の花

ダイコンソウの花が咲き始めた。
毎年、真夏に枯れたダイコンソウを引き抜き、束ねて乾燥させて、タネを採り、秋に蒔く。
しかし、昨年は暮れになって採種したタネを蒔き忘れていたことに気がついた。
しかし、こぼれたタネが11個あったのだろう。
と言うよりも余りにも背丈が低いので採り損ねたのだろう。
11本の子苗から花が咲き始めた。
10本は硬い土の上から出ている。
他1本は鉢にこぼれたタネがあったのだ。
この鉢(下の写真)は日向に置いたので、たくさん花をつけている。
キンシコウの冬の調査が終わり、ちょうど今頃の季節、
秦嶺山脈の山麓は「桃源郷とはこんな景色」とも思えるような山々の景色になる。
桃、桜、白やピンクのヒメリンゴのような花々が山の斜面を多い。
うっとりした気持ちにさせられる。 
林床には、特に山道や畑の中の道沿いには、タチツボスミレを含むスミレの仲間が絨毯のように咲き乱れる。特に、このダイコンソウは三国時代の蜀の国の軍師、諸葛孔明の名、ショカツサイという名があるように、この秦嶺山脈に似合っている。
ちょうど10センチくらいの草丈で可愛く散らばっている。
我が家にあるダイコンソウは連れ合いのお袋さんの福島の実家から貰ったものだ。
幸い、福島の方は山の方なので、今災害には被害が無かったようだ。

このダイコンソウもそうだが、海外の野山で日本にあるものと同じ植物に出逢った時は、初恋の人に出逢ったかのような気持ちなり、いとおしく思う。
花や植物には郷愁をそそるものがあるようだ!

2011年3月23日水曜日

君は誰?

1月16日に道路で啼いているところを知人に拾われ、2日後に亡くなった
可哀想なハクビシンのチビ。
剥皮し、除肉した骨はまだ処理中。
水の中で腐らせているので5月頃にならないと綺麗な骨になりません。
先日、知人がハクビシンの様子を聞きにきました。
毛皮は乾いたので、生きているように丸めて、抱いて見せてあげました。
知人夫婦はこわごわ毛皮をなでましたが、お嬢さんは身をすくめて見ているだけ。
暗いところにしまっておくのは可哀想だというので、ぼくの部屋で一緒にすることにしました。
なんだか生きているような感じもします。
尾の半分は別にあります。
もう少し、丁寧に剥皮してあげれば良かったかな?

2011年3月21日月曜日

煩悩ノ頭近くのタヌキのタメ糞

17日に煩悩ノ頭から東南に走る尾根で見つけたタヌキのタメ糞:
このタヌキのタメ糞の位置は、GPSの記録によれば1243mである。
大山のピークが1252mなので丹沢ではこれでも結構高い。
で、下記の写真の新鮮なのを丸々一個分をゲットしてきた。
水洗いした。8、9割の内容物が残った。
なんと、ほぼ全てが甲虫の腹部、胸部、頭部、脚部、羽であった。
虫に関しての素人目には同じ甲虫を大量に食べたものと思われる。
恐らく枯れた樹皮の裏や隙間で越冬している甲虫を食い漁ったものと思われる。
(クリックすると拡大)
この中にわずか8個のキブシの種子(左上端)を見つけた。
この場所にあった、タメ糞のほとんどが黒光りするような糞だった。
高いところに生息するタヌキの冬の食性は、昆虫食が主になるのか?
例え、彼らが昆虫を食べてもキチン質部分は消化されないので、
たくさん食べてもほんの少しのカロリーしか得られないだろう。
否、昆虫は栄養豊富なのかもしれない。

トガリネズミやモグラたちのように以前食虫類と称された動物たちでも、
甲虫の外骨格部分は消化できないだろう。
アフリカにいた時、アリ食専門のセンザンコウの糞を観察したことがある。
糞はアリの頭や胸、触覚、脚などの塊であった。
アリ食に特化したようなセンザンコウでもキチン質は消化できないのだ。

それにしても、キブシのタネが出てきたことに驚いた。
キブシは低山のテンやタヌキばかりでなく、標高の高いところの動物にとっても、
冬季の重要な果実なのかもしれない。

2011年3月20日日曜日

丹沢の禿山の原因を求めて、、、

東丹沢を歩いて気がつくのは、下草がない光景である。
下は先日3月8日の野生生物探検隊での尾根歩きで:
何度もここでアップしているように、これはシカによる食害であると説明される。
下は昨年9月21日のハタチガ沢からゴジラ尾根へ登ったあたり:
木々の緑がまだ眩しいくらいだが、下草は無い。
この時季なら畑ならまだまだ雑草が取っても取っても生えてくる。
シカが食べてしまったようだ。 
下は昨年10月24日、ハタチガ沢から鍋嵐へ向かう尾根:
下草がまったく生えていない。 
倒木の下からも出てきた芽を舐め取ったようだ。
これは7月8日、唐沢キャンプ場付近からJピーク付近の尾根:
下草はことごとく食べつくされている。 
確かにシカやカモシカなどの草食動物は草木を食い尽くす。
アフリカのサハラ砂漠の拡大の一つは、サバンナの草食獣の増加による、食害と蹄害(蹄によって草木の芽生えを踏み潰す)も一因かなと思う。
しかし、上に乗せた写真でもわかるように、木の根元の隙間にさえ草が生えていない。
シカが舌を使って絡め取ったからだろうとも考えられる。
シカが採食しないシロダモ、オンシバリ、ミヤマシキミなどの幼木が目につく。
しかし、ぼくはどうもシカによる食害だと素直に認められない。
大気汚染かも知れないと考えている。
汚染物質が何なのかまったく解らない。
シカが採食しない木ではなくて、大気汚染に強い木なのかもしれない。
そんな訳で、先日の野生生物探検隊の華厳山までの尾根歩きで、
丹沢の土を採取してきた(下)。

左の大きい鉢の土が丹沢の土、右の鉢が園芸店で購入した土である。
両方にテン糞の内容物をそのまま蒔いた。 
ぼくは丹沢の土は汚染されていると思っている。
園芸用の土からは当然、芽生えがあるだろう。
丹沢の土からは発芽しても成長が阻害されると考えている。

両方とも同じように芽生えて成長したら、
ぼくの思い違いで丹沢の禿山はシカによると言えそうだ。
水遣りがちょっと面倒だが、同じように扱うようにするために隣り合わせに置いた。
馬鹿な頑固者の考えかもしれないネ!