「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年5月30日日曜日

続)動物園関係者との山歩き

宮ヶ瀬尾根を歩いていて、直径15センチくらいのキノコを見つける。
イグチの仲間だ。ゲットする。
イノシシ糞だ!
ヤマボウシさんのブログで見たササバギンランだ!
ジャケツイバラが満開だ。
花は鮮やかな黄色で森を明るくしている。
が、このツルの大きな棘には悩まされる。
「祠の分岐」でゲットしたイグチを手でちぎってインスタントラーメンに入れて食べる。
残りを夕食の味噌汁にも入れる。美味い!
が、名前を同定できず。食べる前にちゃんと調べるんだった!バカだねぇー!

祠の分岐のアカマツの枯れ木に大きなキノコが出ている。
動物園の若者がチンパンジーのように木の枝を駆使して採ってくれる。
持ち帰って調べたが解からず。美味しそうなので冷蔵庫に保存中。
物見峠から唐沢林道を歩くと、ヤマボウシの白い花が満開だ。
これほどたくさん咲いている木も珍しい。
サルナシのオス木だ。雄花が咲いている。
そして、逢えた逢えた、とうとう逢えた。匂いで恋しい女王とわかった。
ここには2本のバイカウツギがあった。GPSにポイントをチェック。
巨大とも思えるような、2、3日前のサル糞あり、サルの群れが林道を歩いたようで、
同日のいくつかのサル糞があった。
雨が降りそうで、時々ポツポツと落ちたが初夏の丹沢を楽しんだ。

2010年5月29日土曜日

大哺乳類展 陸のなかまたち


専門学校生5人と上野の国立科学博物館で行なわれている「大哺乳類展」

水牛とヘラジカのトロフィー
角や毛皮に触ることができた。
骨格の多様性では展示の骨格と説明を付き合わせるのが困難。
もっと、じっくり見たいと思っても押し出されるように進まなくてはいけない。

1)哺乳類の来た道
2)からだ
3)くらし
4)自然を記録した人たち
5)共に生きる

3)くらしのコーナーのヒグマ・シロクマ・マレーグマ・ツキノワグマ
6月13日が閉館なので、混んでいるのは閉館が近いからかと係りの女性に聞いた。
なんと、今日は空いているという。
GWの時は入場するのに1時間や2時間待たなければならなかったようだ。

このような催しが盛況なのは、野生動物に係わるものとして凄く嬉しい。
10時に入場して12時になってもまだ2)の骨格の多様性を見ていた。
会場から出て、屋上のハーブガーデンでお昼をとる予定だったが、再入場できないので。
1時まで見て、あとは通り過ぎただけである。
次には「海のなかまたち」が始まるが再入場できるようにしてもらいたい。
昼食後は、常設の展示をみる。
学生を引率してきたという霊長類研究所の大学院生だった女性から声を掛けられた。

2010年5月28日金曜日

動物園関係者との山歩き

昨日は動物園関係者との丹沢山歩きであった。
当初はサル調査・観察というものであり、4パーティに分かれて山中を歩こうと思っていた。
しかし、ぼく以外は尾根道も登山路も知らない。
山を歩けばサルに会えるとでも思っていた人たちもいたようだ。
土山峠・宮ヶ瀬尾根(猿ヶ島・能の爪)・祠の分岐・物見峠・唐沢林道・上煤ヶ谷と歩く。
皆さんにとってはヒルやら滑るやらでかなりきつかったようだ。
運動靴の人も2、3人いて、気の毒であったが、若さと体力があった。
13時に祠の分岐でお昼を食べ、記念集合写真!
サルにも会えず、他の動物にも会えず!
皆、ヒルに食いつかれた重たい足を引きずるように林道を下った。
が、2、3日前のサル糞を見つけられるし、丹沢の女王には会えるし
ぼくにとっては思い出に残る一日となった。

2010年5月25日火曜日

口蹄疫から!

宮崎県で口蹄疫が発生し、広がりをみせ対応に苦慮している。
全国の和牛が宮崎産の子牛だと始めて知った。

宮崎県では日本人の口に合った柔らかく美味しい宮崎牛を品種改良して作り上げた結果がこのような事態を招いたのであろう。

東北や北海道の夏の冷害などの厳しい環境でも育つように、あるいは病害虫にも耐えられるように熱帯産のイネを品種改良して寒さに強く、病害虫にも耐えられる新しい品種を作り上げたのとは根本的に違うだろう。

家畜は人間の都合の良いように作り上げられる。見た目だけを重視したペットなどでは先天的病気や奇形をもっている品種があることは多くの人たちが知っている。

当然、このようなペットは飼育されていてこそ生きていける。
ぼくらヒトは、自らを都合の良いように社会的に、精神的に、生理的に、肉体的に作り上げている。
「作り上げている」という言い方が分かり難ければ「守られている」と言えば良いだろう。

つまり、ぼくらヒトは家畜やペットのようにひ弱い品種となっていることを思い知るべきだ。

2010年5月24日月曜日

丹沢実習 4)最後にサルの声!

22日はキャンプ場を出て、清川トンネルを抜け
宮ヶ瀬尾根に登り、宮ヶ瀬尾根を617m猿ヶ島まで南下する。
このギンリョウソウは21日の高畑山付近
 清川トンネルを出たところのホウノキの花は散る寸前である。
はじめは水源を管理する道を登っていく。
クマシデが柔らかそうな果穂をつけていた。
ニシキウツギが白とピンクの花を咲かせる。
猿ヶ島から北東へ、途中から南東へ走る尾根を下る。
水源管理のための歩道にでる。
トチバニンジンがまだ蕾だった。
土山峠のバス停についてGood Timingでバスがくる。
バス停付近の下記の看板の写真を撮っていると、辺室山登山口の上の方からサルの声!
学生たちを置いて、サルを見に行きたい!
泣く泣くバスに乗る。
左の看板はクマに対する注意書き、右の白いのはサル出没に対する注意書きである。
isa隊員ややまぼうしさんからの情報だと最近はこの土山峠付近にサルがうろうろしているようだ。

丹沢実習 3)木の花と実

21日、三叉路で下車して歩き始める。
ニワトコが緑の丸い実をつけている。
吹風トンネル付近でカマツカが咲いていた。
ウワミズザクラはまだ緑の実
コウゾがまだ若い実を、、。
この時季は舗装道路を歩くだけで道路沿い木々を楽しめる。
ときどき、ホウノキの花の良い香りが通りすぎる。

2010年5月23日日曜日

丹沢実習 2)可愛いムササビとハクビシンの死骸

明るくなりかけた早朝の4時過ぎ、外で学生の声がする。
ムササビを見つけたようだ。
ぼくが寝ているバンガローのドアが開けられ、「先生、先生!」とのNarumi君の声、
ぼくは冗談半分に「うるさい!」と云う。N君は「え!」と驚く。
「先生、ムササビらしきものが顔を出しています!」
ひんやりした外に出ると、Kagetosiさんが上を見上げている。
ヘッドランプで光りを当てる。ムササビが穴から顔を出している。
可愛い!子供だともっと可愛いね!とKagetosiさん。
Narumi君は皆に知らせにいくが、起きてきたのはTakesita君、Iguchi君、Isida君の三人。
Takeshita君の一眼レフのカメラでとらえた写真は上のぼくの写真の比ではないくらい素晴らしい。
一眼レフが急速に欲しくなった。が、やはりカメラは重い。
Narumi君とKagetosiさんが早起きしてムササビを見つけてくれなければ、
この写真はない。彼ら二人に感謝である。
ムササビは4時過ぎから4時50分までこうやって顔を出していた。
ムササビは少し明るくなってきたら、採食場所から巣に戻るんだ。
朝食後、出発前までのわずかな自由時間に、Kagetosiさんが
「先生、骨があります」と教えてくれる。
彼女に着いていくと、タヌキかアナグマの死骸の白骨化した残骸がある。
肩甲骨や前足の骨を見つけ、斜面の下に背骨や毛皮を見つける。
二人で、頭骨を探す。あった。
なんと、ハクビシンの頭骨だ。
ぼくにとっては、始めての轢死体以外の壊れていないハクビシンの頭骨である。
歯が抜け落ちているを探し出せなかったが、大事な頭骨になる。
Kagetoshiさんに感謝!

今年の2年生は、体が弱くアウトドア派ではないと聞いていた。
しかし、体は弱いがアウトドアは大好きである。
数名が持病の薬を持って来ている。
卒業までは僅かしかないが、薬に頼らなくても生きていけるような体になってもらたい。
それには、彼らが好きなアウトドアの授業をもっとやっていきたい。

2010年5月22日土曜日

丹沢実習 1)

   長者屋敷キャンプ場へ泊ってのTCA専門学校丹沢実習である。
本厚木駅まえ7時半集合に、6名全員集合。
始発電車に乗ってきた学生もいる。
山歩きに適した天気である。
長者屋敷キャンプ場に荷物を置く。
宮ヶ瀬平成の森の碑があるところから北西に伸びる尾根に取次いで、御殿森の頭に向かう。
尾根道の歩き方、地図とコンパスで自分の位置を確かめることなどをしながらゆっくり歩く。
御殿森の頭でお昼にしていると、何とisa隊員が下りてくる。

高畑山に登り、皆で記念撮影
isa隊員が写そうと思っていたベニバナヤマシャクヤクの株が無くなっている。
昨年、盗掘されたようだ。
帰路は、ここからまっすぐ南に走る尾根を下りる。
体が弱い学生たちもいるが、皆元気に歩いた。

2010年5月20日木曜日

続々々)楽しい野遊び!


このヤマカガシの目は利かないだろう。
もっとも目で獲物を知覚しているだけでないから、このように大きくなってこれたのだろう。
沢側の林道下の木の枝で日向ぼっこ。
ゲンケイソウ科のヒメレンゲが溢れるように咲いていた。
ツボスミレと同定したが、、、。
タチツボスミレに草姿が似ているが花が違う。
バラ科のコゴメウツギが咲き始めていた。
エゴノキ科のオオバアサガラの蕾が垂れ下がりつつあった。
アワブキ科のミヤマハハソも蕾をつけていた。
オオバアサガラやミヤマハハソはもう花盛りかな?
そう言えば、今年は丹沢の女王にまだ会っていない。

見過ごして良いのか?

湘南台駅付近の小田急線の線路沿いで咲いている移入種ブタナ
すっきりした黄色の花で綺麗だ。
ノートに筆記している学生たちの指先を見ていて驚く。
鉛筆をもって字を書いているが、、、。
まるで、幼稚園児か小学校低学年の児童のようだ。
というよりも、チンパンジーがぎこちなく鉛筆を握っているようだ。
鉛筆の持ち方は、箸の持ち方でもあり、細い棒を握るのとは違う。
小・中学校で書道は習ってきているようだ。
どんな字を書いてきたのだろう。
綺麗にお化粧をして可愛い女子学生、
前髪を垂らし、茶髪にした男子学生、
iPhoneを巧みにあやつり、素敵な上着を着ている学生たち、
しかし、鉛筆の持ち方は綺麗ではない、醜い。
親や小・中・高の先生方が見過ごしてきているのだ。
「そんな持ち方をして60歳や70歳になったら、若者から嫌われるぞ!」
とぼくは大声をだす。

山を歩いていて登山靴の紐がすぐほどけてしまう学生がいた。
紐の結び方が間違っている。
確かに、幼児が容易に靴を履くことができるような靴は昔からあった。
が、綺麗な靴紐の結び方、鉛筆の持ち方は指先の動きを円滑に器用にさせるものだろう。
日本社会が根底から崩れてきている表れなのか?
それとも大した問題ではないのか?