「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年12月9日火曜日

それぞれの郷愁を感じる風景

富津市高溝、宇藤原は、都心から3時間あれば来れる地域である。マイカーなら2時間で来れるだろう。
ちょっと街から外れた房総丘陵の中は、ぼくが小学校の教科書に載っているような風景がまだたくさん残っている。
ガマや、ジュジュダマがあり、柿が赤い実をつけてぶら下っている。
この里山の風景はぼくにとっては教科書の風景であるが、少し懐かしさを覚える。
日向にリンドウが咲いていた。
時代によって、生まれ育った地域によって郷愁を覚える風景も異なったものになるだろう。
ぼくにとっては、教科書のものよりも寒風吹きすさぶ根釧原野の荒涼とした風景だ。

2008年12月8日月曜日

千葉実習2

千葉県富津市宇藤原での専門学校エココミュニケーション学科野生動物レインジャー専攻の2年生の実習:夕食時の集合写真:テーブルの上には潰したニワトリの肉が並ぶ。潰す時は、涙ぐんで立ち竦んでいた女子もニコニコだ。
早くも咲いている水仙
朝食後、出かける前の集合写真
コウモリがぶら下る洞窟内で
高宕山方面・石射太郎方面・宇藤原方面の分かれ道で:
大崖から横須賀・久里浜方面を見ると富士山が天空に浮かんでいた。
石射太郎でお昼にする。
宿泊している家を出ると、すぐ廃道になったような踏み分け道を登る。木の枝や竹が倒れて覆い被さる。ようやく登りきったかと思うと、サル防御用の電気柵がある。戸を開けて平な道をいくと、つるつる滑る坂道が各所にある。
学生達はキャーキャーと叫びながら歩く。
ぼくは「これはビギニングだ!」と叫ぶ。
大崖という見晴らしの良い場で小休憩、石射太郎でお昼にし、廃屋がある台倉を通って、尾根道に入る。下りは再び滑る道、沢を渡り、泥んこの中を歩き、イノシシ檻が仕掛けられているところに登って戻ってくる。

野外実習を嫌がっていたような学生たちだが、皆、ワイワイ、キャーキャーと元気が良い。山歩きの楽しさを存分に味わってくれたと思う。

2008年12月7日日曜日

湯河原野生動物探検隊

7日、湯河原野生動物探検隊の集まりがあった。

真鶴駅前で植物写真家のisa隊員とtaka隊員の二人と落ち合い、林道へ向かう。すぐいけると思ったのが、ショートカットしたつもりがそうではなく、藪をつき抜けたり、道に迷ったりして、2時間半以上もかけて林道にたどり着く。「愛の鐘?」がある見晴らしの良いところで、海で仕事中のtake隊員に、のどかに浮かんでいる5、6艘のどれに乗っているのか携帯で尋ねる。

下の写真はisa隊員から教えてもらった、ノササゲである。この鮮やかなに青紫色の鞘に魅せられた。今まで山を歩いていて、ノササゲに気づいたことがなかった。ぼくにとっては新知見ともいえるマメ科の植物との出会いである。
湯河原の山や丹沢の山を40年も歩いているのに、この綺麗なノササゲの鞘に気づかない。
たくさんのことを目にしているのに全く気づかないでこれからも生きていくのかと思うと、残念である。
新しい知人を得ることによって、自分の目が開かれた。
植物写真家のisa隊員とtaka隊員は夫婦である。

泥足でイノシシが林道を横断する場所が、数箇所あり、道路が汚れている。横断する前に少し躊躇するのだろうか?道路の端を行ったり来たりしているのか?少し汚れている。

2008年12月6日土曜日

とうとうサルに出逢ったが、、、、!

今朝は5時半に起きて、パン2枚とハム2枚とサラダ菜とコンソメスープの朝食をとり、弁当をザックに容れて8時半に宿泊している廃屋のような古い農家を出る。
石切場の址の地下へ通じる竪穴をとおり、コウモリたちを見た後、大崖、石射太郎、台倉を廻って宇藤原の宿泊にしている古い家に着く。
部屋の中を掃除、整理整頓して、宇藤原を後にする。 宇藤原を過ぎて歩いていて休耕田跡にジュズダマやガマの穂があったので写真を撮っていると、オスザルの声。来た方を振り返ると北方の林の木が揺れている。オスザルが一頭いる。近づいていって観察したいが、バスに間に合わなくなる。

オスザルの木揺すりをしながらの「ガッガッガ」という声を聞きながらバス停まで急ぐ。
オスザルが一頭、樹上にいる(クリックすると拡大します)。久しぶりの発情オスの「ガッガッガ!ガッガッガ!」の声を聞いたし、写真を撮れたので嬉しくなって、学生たちを追い越してトップにでる。後ろ髪を引かれるが、バスが1日に5本もないので仕方がない。

2008年12月5日金曜日

千葉実習1

千葉県富津市宇藤原にある農家に泊まっての実習
宿泊先へ向かう途中でニワトリを4羽もらう。
ぼくが見本として2羽を潰してから、他の2羽を学生たちにやってもらう。
二羽を殺したところで、もう食べきれないだろうと思い、裏のお家に引き取ってもらおうと持って行くが、おばあさんは「家にはたくさんニワトリがいるので要らない。可哀相だが皆で殺して食べた方が供養になるよ」ということで、しぶしぶ持ち帰り、最初は男子が、次に女子がやる。
皆、首を切られて死んでいくニワトリが可哀相で戸惑いがちであったが、とうとう4羽をやる。

2008年12月4日木曜日

新宿・横浜・江ノ島が見える!

高取山から
朝靄の中の新宿副都心
横浜港みらい仏果山から細尾根を下るところで、江ノ島
いつも山歩きで持ち歩いているLumix(Panasonic)DMC-F28、2006年に買った最初のヤツは翌年の梅雨時のヤブコギで濡れて壊れ、2台目である。すごく軽くて、ぼくにとっては重宝している。
上は最大の12倍で撮った。三脚につけ自動シャッターでやればもっとイケルだろう。
しかし、やはり一眼レフが欲しくなってきている。

森林整備・管理という公共事業

昨日は、1年3ヶ月ぶりの仏果山・高取山であった。
先日のサル調査で出逢わなかったサルの群れを求めて登ったのだが、空振りに終わった。が、仏果山から経ヶ岳への細尾根で、最後の力を振り絞って咲いているリュウノウギクがあった。 東丹沢の山麓は、数年前から新たなシカ柵とハイキング道路のような新たな道が縦横に作られてきた。
それが、仏果山に来て森林整備用管理道ということがわかった。
40年前の山の管理をする人たちの道は赤布や赤ペンキと、林班の番号を記した棒杭だけだった。
ぼくにとっては、こういう道はありがたく利用させてもらうが、下のような立派な道が森林管理に必要なのだろうか?
野山を歩いたことのない整備管理者に歩いてもらうために作っているのかな?どこかの土木工事業者にお金を落とすための公共事業ではないだろうかという疑問が出てくる。
シカ柵は、ぼくのような山歩きの自然愛好家にとっては厄介物である。 尾根を歩いているとシカ柵にぶつかる、斜面を下るとシカ柵だ、迂回するのに柵に沿って歩かなければいけない。
何を防御するためにシカ柵を張り巡らしているのか判断にくるしむ。
以前のシカ柵は、シカによる食害から人工林を守るということがわかった。
しかし、今、建設している柵は何のための柵なのだろうか?
この柵も公共事業によって業者を潤すだけのものではないだろうか?

2008年12月3日水曜日

6月8日の写真名の誤りを訂正します

6月8日:「続)梅雨の晴れ間の丹沢山麓」でアップした写真のヘビは、ヒバカリではなく、シマヘビの幼蛇であるとバッジーノさんから御指摘を受けました。
バッジーノさんに御礼を申し上げるとともに、このアップを見た皆様にあやまりたいと思います。
バッジーノさん、これからも宜しくお願いします。

慌てん坊のテン


今朝、5時半に矢部さんの車に乗って丹沢へ。
仏果山登山口前に車を置き、仏果山を目指して登る。すぐ、2頭のメスジカに出逢う。
警戒音をどうして出さないのかと思ったら、警戒音を出し始める。
宮ヶ瀬越えから高畑山をピストンし、仏果山へ。
登り始めは少し、暗かったので寒かったが、陽が出てきて暑いくらいである。
タヌキのタメ糞やテン糞が落ちている。どれにもマメガキのタネが入っている。
土山峠へ下りる途中にテンが杉林を翔けていくのを見る。
上の写真はテン糞である。
マメガキの皮とタネ、それに赤いアズキナシの実が入っていたので、その写真を撮って、糞を崩す。アズキナシは全く消化されないで、俵型の実のままであった。
サルを含めて、果実を食べる哺乳動物たちは、果肉はかなり消化できるが、果皮は消化できないで糞として排出される。
アズキナシやウラジロノキの果実はちょっとぼけったようなリンゴの味がして、美味しい。この糞をしたテンはアズキナシの実を噛まないで丸飲みしてしまったために、養分を摂取できなかっただろう。サルナシやマメガキだと大福豆くらいの大きさがあるので、噛むために皮が破れて果肉を消化できるが、アズキナシの実は小豆くらいの大きさなので丸飲みしてしまったのだろう。この実を噛まずに大量に食べると消化できなくなて下痢になるだろう。きっと、この糞をしたテンは慌てて飲み込んだのかもしれない。

2008年12月2日火曜日

嘘と本当の認識の世界

実家(釧路)の幼稚園の子供たちにゾウさんの絵を描いてもらった。
上から年少児(3歳)、年中児(4、5歳)、年長児(5、6歳)の描いたゾウの絵である。
発達に応じて、ゾウの輪郭がしっかり描けている。年長児では足の蹄まで描けている。
共通しているのは、皆、長い鼻が描けていることだ。
子供が成長に応じて見えている世界があるのだが、ゾウでは、大きな身体と長い鼻と大きな耳が共通して認識されているようだ。

しかし、ゾウには長い牙がある。これを描いた子は一人もいない。
アフリカゾウは両性とも長い牙をもつが、日本の動物園で飼育されているのは大抵がアジアゾウであり、アジアゾウはオスは長い牙をもつが、メスのは短い。

一人くらい、牙を描いて欲しかったのだが、動物で飼育されているアジアゾウも長い牙は危険ということだろうか?短くカットされている。

また、童謡の「♪ぞうーさん、お鼻が長いのねぇー♪」という歌詞も長く大きな牙については触れられていない。確か、タイやビルマの子供が描いた絵ではゾウが森などで働いている姿には牙がしっかり描かれているように思うが、どうだろうか?

さらに、年中児や年長児になると、ゾウの口を赤く塗っている。
これは、事実はそうでないのに、年中児になるにしたがって母親の唇の色がインプットされて、ゾウの口まで赤いと思っている。

ヒトは、周囲から教育されて様々なことを認識していくようになるのだが、純粋な子供の目からゾウを見るというだけでもウソがはいってくる。ましてや私たち大人は偏見の塊のような見方しかできていないかも知れない。経済学者や政治家が話していることの真価を判断するのは、何らかのしっかりした基準を持ち合わせない限り難しいことになる。