2月26日に伊勢沢林道歩きで拾ったタヌキ糞③の中に、オオツヅラフジの種子と翼(苞)に包まれた不明種子が1個でてきた。
オオツヅラフジの種子を洗っているときに見つけた時は、「とうとうアオツヅラフジの種子が糞の中から出てきた」っと嬉しかった。しかし、どうもオカシイ、コロコロと丸くなくアンモナイト状ではなく、平べったい。ぼくの種子バイブルとしている鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社を見た。アオツヅラフジが載っているページのすぐ下にオオツヅラフジが載っていた。
ウィキペディアによると蔓茎や根茎は有毒で漢方薬に使われるとある。果実や種子は薬効が弱いのだろうか?それともタヌキは鎮痛や利尿のために果実を食べたのだろうか?
アオツヅラフジやオオツヅラフジはそれぞれ属が違うが、これらを含むツヅラフジ科Mnispermaceaseは世界には68属440種あるようだhttps://en.wikipedia.org/wiki/Menispermaceae。
どれもアルカロイドを含むようだ。
図1.中央の大きい種子がオオツヅラフジ、右下は不明種子で、大きな苞に挟まれた中に1個の種子が入っている。左下はサルナシとキブシの種子
この苞に包まれた種子は?どなたかお判りでしょうか?
2 件のコメント:
オオツヅラフジの種子、やっと という感じですね。
不明種子はわからないですねー。ニワウルシのようだけれども大きさが違うようです。
3/1アップの不明種子も???です。大きいものが噛み砕かれた? 形が不揃いの種子は
ヤブミョウガなどありますがもっとシワがありますしね。
こちらもベランダ手すりにあった鳥の糞に大きい種子が見えたので洗ってみましたが、同定
できません。
まだまだ観察が足りないようです。(反省!)
k-ta隊員へ
そう、やっと出てきたという感じです。
不思議なのは、ぼくらが見つければ口に放り込むガマズミの種子がまだ一度も出てきていないということです。
もしかしたら、他地域の動物は食べるが、東丹沢のテンもタヌキもガマズミの実を食べないのかも知れません。サルなんかで観察されている地域差、あるいは食性の文化(地域差)がサル以外の哺乳類にもあることかもしれない。
コメントを投稿