21日22日の丹沢実習で、テン、タヌキ以外の食肉目のアライグマ、アナグマ、イタチたちの糞を拾ってきて、水洗いして内容物を調べた。
21 8:58 アライグマ糞
カキ?果肉・果皮、不明植物片、中大型哺乳類毛6cm、ミミズ外皮、節足動物外皮少し、不明動物質
21 13:29 アナグマ糞
サルナシ種子・果皮、中大型哺乳類毛5センチ以上、砂泥
21 16:15 イタチ糞
サルナシ種子・果肉・果皮、昆虫脚
日本固有種のアナグマとイタチは秋の果実である、サルナシを食べていたが、移入種であるアライグマの糞はカキ?の実を食べたのかなと思われる植物質があったが、ミミズや哺乳類の毛(これが半分以上を占める)以外は不明動物・不明植物質が多かった。アライグマが食べた哺乳類は、死んでいた哺乳類を食べたのだろう。アナグマ糞から出てきた哺乳類の毛も同じ動物の毛ように思われた。これら二つの糞は直線距離で3300mも離れている。もし、同じ死体を食べたとして、その死体が互いの糞の中間にあったとしても1600も離れている。Animal Diversity WebのProyon lotorc https://animaldiversity.org/accounts/Procyon_lotor/によるとアライグマの行動域は直径1~3キロだが、アメリカ西部に生息するものは10キロにも達するようだ。とすると、アライグマがかなり移動してアナグマも食べた死肉を漁ったと思われる。
イタチ糞は、キャンプ場の近くの川原の石の上で見つけた。魚の骨か鱗でも糞に見つかるのではと期待したが、サルナシと昆虫を食べたものだった。
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