12月6日の山歩きでテン糞①と⑰に含まれていたムクノキAphananthe asperaの種子である。糞の内容物として出てきた時は、下の写真のように綺麗に果皮や果肉が剥がれている状態ではなかった。水洗いして、さらに果皮や果肉を剥がし、さらに種子の表面を覆っている網目状に重なった繊維を剥ぎ取って乾かしたものが下の写真である。
先日、リスが食べていたムクノキの実を採取してきて、果皮や果肉を取り去ろうと思ったが、果皮や果肉が固くて爪を立てて剥き取るのが大変だった。
テンの胃腸の中を通過してきてもムクノキの果実の果肉を消化するのは難しい。
でも、それはムクノキの果実に限ったことではない。柔らかいキイチゴの仲間やヤマグワの果実でもテンのお腹を通って糞として排出されたものは、まるでただイチゴやヤマグワの実を潰してジャム状にしただけのようだ。
テンは、果実を食べても一体どのくらいしっかり果実の炭水化物を消化吸収しているのだろうか?10-20%くらいのようにして思えない。先日、拾ってきたテン糞の水洗いがまだ残っている。水が冷たいがやらなければいけない。
都内を放浪しているオスニホンザルの年齢推定を誤っていた。今朝のテレ朝のニュースでみると4、5歳ではなく、7、8歳だ!カメラマンに対して威嚇をしているので、人馴れしたところの群れ生まれの個体のようだ。皇居の森に行ってもらいたいが、、、。
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