ぼくが高校生の頃の釧路は人口21万であった。
中心街は賑やかでデパートも二つはあった。
しかし、今は、釧路市に隣接する複数の町村と合併したが、人口は17万以下であるようだ。
懐かしいオニグモが隣の家の軒先から塀に糸を下して網を張っている。
子供の頃は興に乗ればこのオニグモを口に入れることができた。
もちろん今はそんな馬鹿な事はできない。
桔梗キキョウが道路の並木の回りに植えられている。
連れ合いは至る所に大きなアキタブキがあるので、採って佃煮にしたいようだ。
でも、春なら味噌汁にフキの茎を入れたりするが、このフキは佃煮にはしない。
ハマナスの実がたくさんついていた。
もちろん、この一つは失敬し食べた。
子供の頃の夏の思い出が味とともに広がった。
今の人たち、子供たちは採らないのかたくさん生っている。
これをたくさん摘んでくると、お袋は割って中の種子を出して、甘いジャムを作ってくれた。
ハマナスの実を食べると美味しいが、種子は細かな針状の綿に包まれているので、口の周りが痒くなったものだ。今回、もちろん、たった1個を割って中の種子を落としただけなので、
痒くはならなかったが、痒さもハマナスの果実食いの思い出だ。
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