先月の9月6日に専門学校の丹沢実習で大倉から塔ノ岳に登った時に、
石で胴を叩き潰されて殺されたマムシを見つけ、頭部を切り離してゲットした。
その頭部をChumanさんに渡し、晒骨してもらった。
10月1日に、彼女は晒骨した頭骨を小さなタッパーに容れてもってきた。
1か月もかからないで写真のマムシの頭部が以下のように綺麗な骨になった。
上部は上顎骨や下顎骨であり、下部に頸椎というか脊椎骨がある。
左右の平たい骨は頭蓋の一部である。
歯がついている骨がA,B,C,Dの7個ある。
Eの先にはDがそれぞれついていたのだろう。
DとEは下顎骨と下顎歯である。
Cは左の上顎骨であり、右の上顎骨が見当たらない。
Aは毒液を出す左右の上顎の先端にある牙だ、4ミリほどの長さがある。
Bはどこの歯になるのかな?一対ある。
下はアオダイショウの頭蓋骨と歯だ。
明らかな違いは毒液を出す牙がアオダイショウには見当たらない。
マムシの左右一対の牙(前額骨になるから切歯)はすごく頑丈にできている。
しかし、他の歯骨はモロイ。同じくアオダイショウの歯骨は全てモロイ。
テンやキツネあるいはタヌキにアオダイショウが食べられたとしたら、
齧歯目やトガリネズミ目の歯骨のように崩れずに
しっかりした状態で糞として排出されるかどうかちょっと疑問だ。
それにしても、マムシの牙は他の歯に比べると大きくて頑丈で鋭い。
マムシに噛まれたら、服の上からでもこの牙が深く突き刺さることが良くわかる。
Bの歯はどこに位置する歯なのだろうか?
死んだばかりのマムシを見つけて解剖して調べてみたい。
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