今日は、土山峠から宮ヶ瀬尾根・ハタチガ沢を越えて鍋嵐を目指した。
上部の氷雪に備えて、10本爪のアイゼンも昨夜から用意していた。
歩き始めたところで、タヌキ?状の足跡があり、カメラで撮ろうとすると、
画面にはメモリカードが入ってませんとでる。
え?まさか?という思いで開けてみると無い。挿入し忘れているのだ。
がっかりだ。スッパツもつけ、アイゼンもザックの後ろに下げていたのに、
もう気力が半減である。それでも携帯があると気を取り直すが、鍋嵐行は取りやめだ!
気持ちを切り替える。
今日はタヌキのタメ糞とシカかカモシカ糞を拾ってかえろうと決めると、少し元気が出る。
雪が融けてグシャグシャだ!
でも、ときどき雪が舞う。
全行程4キロちょっと歩いて、帰宅はお昼ジャストだった。
今日ほど、ゆっくりゆっくり歩いたこともなかった。
陽が差すと穏やかで春を感じる。木の芽も何となく膨らんでいる。
新しいタヌキ糞を3ヶ所でゲットし、カモシカ糞を2ヶ所で拾ってくる。
辺りの景色を楽しみながら足音も立てないように尾根を下っていると、
前、下方に不思議な形の茶褐色の大きな物体。
ゆっくり、ゆっくりソヤツは鼻を地面につけながら登ってくる。
イノシシだ!
こちらに気が付いていない。ストックを静かに置き、ショルダーバックから携帯を取り出そうとする。
こんな時に限って、バックのチャックが動かない。思い切って引っ張る。
イノシシはオスだ、牙が出ている。
糞袋を掻き分けて携帯を出し、写真を撮ろうとした途端、ソヤツは急に方向転換してゆっくり
湖の方の沢斜面に入ってしまう。
まだ、そんなに遠くへ行っていないと思うので、こちらもそちらの方向へゆっくり進む。
が、見当たらない。イノシシがいた辺りに戻り、何をやっていたのか調べる。
どうも、ドングリの実を探して食べていたようだ。
やはり、こういう時に動物に会うのだ。
土山峠の林道脇の水場にヤマアカガエルのものと思われる卵塊がいくつもある。
糞袋に10個くらい採取。
このカエルの卵を見て、昨日お昼過ぎに亡くなった仙石正一氏の事を思い出す。
3 件のコメント:
このヤマアカガエルの卵塊、カエルになるまで水が枯れない場所に産んでましたか?
私のところは道路工事でほとんど水が枯れ、途中で干涸びてしまいます。
今年はイタチのエサが少なくなりそうです。
ここは、年中、水が枯れない場所であるが、毎年オタマジャクシであふれるため、何故かその頃水が少ない場所でもある。
ここで、ヤマカガシがカエルを飲み込んでいたのを写真を撮った場所でもあります。
イタチ、テン、アナグマ、タヌキ、イノシシなどはこのカエルの卵塊を食べないのかな?
いよいよ糞の中に動物質のものがたくさん含まれてくるかな?
この場所は、最初のウェイポイントが立っているところです。
山から水が滲み出ています。
それにしても、林道のゲートのところの柵が壊されて入りやすくなっていたり、駐車する場所にペットボトルやゴミが捨てられている。
この場所に駐車して柵を乗り越えたい人は、辺室山への登山道口の方から回って入ってもらいたい。
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