登山口から歩きはじめて、もうすぐ御殿森の頭に着く付近で、
「ん! この臭い!」 前を歩くKageさんを止めて、「ケモノの臭いがするだろう!」
どこかで嗅いだことがあるような動物の臭いだ!
鼻をたよりに臭い源を捜す。登山道から10メートルも離れていないところにあった。
この臭いの記憶を思い出した。ブタ小屋の臭いだ。
はだけた地面は少し濡れており、強烈な臭いがする。
イノシシは発情すると、自分の尿を身体に擦りつけるのだろうか?動物園の飼育係の人たちに聞くか、調べなくてはいけない。
この場所は、そのようにイノシシが行動したように思える。
御殿森の頭から高畑山までの道沿いに一箇所だけ、休み台がある。
この休み台では一度も休んだことがないが、台の端に新しいテン糞があった。
アケビの黒いタネとサルナシの果皮が見える。
ゲットしてきたので、学生たちに調べさせよう。
御殿森の頭から舗装道路へ出る尾根を下ると、タヌキのタメ糞だ。
写真を撮り、ゲットしようとこの大きな果実を見たら、カヤの実である。
堅い果皮ごと丸呑みしたようだ。大きなアーモンドのような種子が中に入っている。
カヤの実は熟すと果肉がトロケて甘くなるが、タヌキは地面に落ちた実を拾い食いしたのだ。丸ごと呑み込まずに少し噛むともう少し果肉部分が消化できそうなもんだが、、、、。
ギンナンが山盛りになっているタメ糞を見つけたことがある。
もちろん、たくさんレジ袋に採って、沢で洗い、ザックにつめて家に持ち帰った。
もう、5年も前の奥湯河原での野外実習のことだ。
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