「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年10月7日日曜日

結婚  Marriage

今日は、これから教え子の結婚式だ。
夫婦のあり方について動物行動学的な観点から5分くらい話して欲しいという。軽い気持ちで引き受けたが、、、。何か気の利いたことを云えれば良いのだが、困った。

そもそも結婚、結婚式というものは、仲間からも法的にも二人の性関係をしばるものである。
動物たちを眺めると、一夫一妻の性関係をとっているのは多くの鳥たちがそうである。一夫一妻で夫婦が協力して育児しなければ子供を性成熟まで残すことができないのだ。
これら鳥たちのペアは、子供が巣立ってしまえば解消され、翌年はまた別の異性と一緒になる。
一方、ぼくらヒトが含まれる哺乳類では大半が一夫多妻だ。優位な♂が複数の♀と性関係をとり、♂は育児には参加しない。♀は♂の協力が無くても子供を育て上げることができるのだ。
 
「このリスの仲間も♂は育児には参加しない。」
そんな哺乳類でもイヌの仲間やテナガザルなど僅かの動物が一夫一妻となり、♂♀協力しあって育児を行う。哺乳類の一夫一妻は子供が分散した後もペアは一緒であり、翌年、また交尾し子供を育て、生涯連れ添う。
 
「キツネやタヌキは生涯連れ添うペアをつくる。」
ヒトの性関係は、子供を性成熟まで残すだけの性関係からは逸脱している。
ヒトは、子供を残さないのに性関係を行う。性による喜び、楽しみを得ている。
結婚という、二人の性的な結びつきは、情愛となり、精神的な結合を生み出す。
しかし、この精神的な結合は永久のものではない。愛情はすぐ消滅する。
それは、仕方がないことだ。
ニホンザルはいつも一緒にいる異性とは互いに性関係を避け、新たな異性を求める。
ぼくらヒトも同じような行動を持っている。
 
「ニホンザルやチンパンジーの♀は発情している間、複数♂と交尾する。
抱いている子どもは群れの♂の子どもではないだろう。」
ヒトの祖先は、テナガザルのような一夫一妻のペア生活から始まったものではなく、
ニホンザルやチンパンジーのような乱婚的な一夫多妻の群れ生活から始まったものだ。
その為、一夫一妻を生涯続けていくにはまだまだ困難なことが多い。
そのためにも、二人の精神的結合をしっかりさせるには、二人が互いに望むような性関係がとられていることである。それには、互いの性の違いをしっかり認識すべきである。
という話を2,3分でやろう。

2012年10月6日土曜日

秋の味覚:秋刀魚 Taste of fall: Pike, Fall sward fish written in Japanese Word

一昨日、釧路から秋刀魚が宅急便で送られてきた。
先ず、4本を三枚におろし、2本を唐揚げ用に、2本を刺身用にした。
残りはもちろんそのまま塩焼きにして大根おろしをたっぷりかけて食べた。
連れ合いたちはハラワタを嫌がるので、頭を落とし、内臓を取り、尻尾を落として焼いた。
旨い!ウィスキーのレモン割りをオンザロックとして、これが合う。
一匹はたちどころに頭と尾と骨になった。
もう一匹は時間をかけて食べようと思ったが、熱々の秋刀魚をそのまま両手に持って
ガブリと口を当てた時がなんとも言えない。とくに鰓からハラワタ部分が最高だ!
今夜は、三枚におろした一匹分を冷凍したので、それを取り出して、タタキにする。
秋刀魚のタタキは、長ネギとミョウガのキザミとシソの実、生姜の摺りおろし、それに納豆
さらに、味噌を加えてまな板の上で叩くのだ。生きの良いイワシでもOKだ、お試しあれ!
これもウィスキーやビールの肴としてはイケル。
 
今日は、お昼過ぎから町内会の組長の集まりがあり、帰ってきてから庭に出る。
ミョウガの花が咲いている。ザルを出してもらって、採る。
連れ合いはこれだけあるなら、ナスやキュウリと一緒に漬け物にしようという。
小さな庭なのに結構採れた。夏にも一度採っている。
家の壁ぎわのナガイモのムカゴが大きくなっている。
大きいのはぼくの親指よりも太い。
今夜は、ムカゴご飯だ。 
秋の幸を目の前にして、先ほど冷凍室から秋刀魚を出し、もう早くもウィスキーとレモン汁のオンザロックを飲みたくなってきた。
これは、一個のレモンを半分に切り、レモン絞り器でゴリゴリ回してでた汁をコップに注ぎ、その4倍くらいのウィスキーを容れて、氷を入れる。ダメだ。作って飲もう!
 


2012年10月5日金曜日

キンモクセイが咲いてる! Osmanthus bloom!

今日金曜日は、TCA専門学校で野生動物保護専攻の2年生のワイルドライフガイドの座学だ。
9時からの授業なので、6人の学生が机に覆いかぶさるようにして寝ている。
大声を出して、起こしてもダメ。
日本産哺乳類の頭骨による検索分類だ。
頭頂間骨について話してもみな目が死んでる。
 
意を決して、歩いて5分くらいの公園に行くことにする。
そこまで歩いて帰れば目が覚めるだろう。
公園の南側がキンモクセイの植え込みだ。
う?この香り!今年初のキンモクセイの香りだ。
どの枝に咲いているのか、花を探す。
学生たちに花の匂いを嗅がす。
気分も一新されたところでまた教室へ戻る。
ようやく、皆、白板やスライドを見てくれている。 
寝ていた学生が目が覚めて今度は手を挙げている。 
しっかりノートを取っていない証拠写真を親に送ると云って、
パチリとやるとVサインをだされた。 
楽しいクラスである。
この学生たちも半年後には就職となる。
卒業後は厳しい環境が目の前に立ちはだかる。
それを何のそのと軽やかに突き進んでいけそうな気もするが、世の中甘くはない。
もっともっと頑張ってもらいたい。

2012年10月4日木曜日

改装東京駅 Renewal Tokyo Station

東京駅の丸の内側の工事がようやく終わったようだ。
今までは、床や壁や柱も工事用の板や幕で覆われていた。
改札口も毎月、毎週のごとく変わることもあった。
あるいは、トイレの場所も変わった。
東京駅丸の内北口改札を出て、大手町駅まで歩く。
 
帰りは大手町駅から丸の内北口まで歩く。
大手町駅からOaZOを通って外に出た。
晴れている場合はこのコースだ。
今までにないくらいの人たちが歩いている。そればかりではない、東京駅を見ているのだ。
東京駅をバックに写真を撮っている人たちもいる。
この十数年ここを歩いているが、こんなに人が多いのははじめてだ。
サラ―リーマンまで写真を撮っている。
東京駅の全貌が今までは工事用の板や幕で隠されていたのだ。 
北口に入ると改札前の広場には人、ひと、ヒトがいっぱい。
日本にもこんなに多くの人たちがいるんだという思いがして嬉しくなった。 
人々は天井や周りのデザインを見て歓声を上げている。 
人が少ない駅舎も落ち着いて良いが、賑やかに人々が集う駅舎の方がなお良い。


 


2012年10月3日水曜日

TCA専門学校のリスザル A squirrel monkey in TCA special school.

昨日、火曜日は葛西にあるTCA専門学校の授業がある日だ。
飼育専攻と野生動物保護専攻の学生たちに、お昼をはさんで2時限目と3時限目に
動物行動学の授業をやる。
この専門学校の動物たちを紹介したいくらいだが、
名前のわからない動物たちも多い。
サルの仲間は、このリスザルとスローロリスがいる。
リスザルは中南米に生息する広鼻猿であるが、
ニホンザルやぼくらヒトなどの狭鼻猿のサルと同じ直鼻亜目のサルでもある。
スローロリスは東南アジアに生息するサルで、
マダガスカル島に生息する、アイアイやキツネザルと同じ曲鼻亜目のサルである。
このような霊長目の中の亜目の違いを説明するときに、あるいは、広鼻猿と狭鼻猿との
違いを説明するときに飼育されている動物たちは非常に役にたつ。
飼育の1年生は、学校で飼われている動物のどれかを曜日を決めて担当する。
ぼくは、下の写真のバックに写っているように檻の外から、撮っている。
もちろん、チビカメラだ。
この子の名前はキバというようだ。 
この1年生の男子が入っている部屋には、カピパラ、マーラ、イノシシが歩き、リスが壁を伝っている。他に、ホロホロチョウやアイガモが歩き回る。
動物好きの学生にとっては素晴らしい空間だろう。
 
このような動物たちではなく、壁にはヤモリがはいずりまわっている。
土間に鶏が歩いている。足元にはイヌがいる。本棚にヘビがとぐろを巻いている。
屋外から採ってきた草花ではキリギリスが鳴いている。
このような事を子どもの時は夢見た。
 
アフリカのタンガニーカ湖、湖畔の家の生活はぼくにとって
自然と共に暮らした素晴らしいものだった。
「アフリカの森の動物たち」(人類文化社)ということで、
アフリカでの素晴らしい生活を本にしたが、
この本は、ぼくが原稿を出して、中国のキンシコウの調査から帰国したら出版されていた。
ぼくがだした原稿がそのまま活字になっていた。
この2、3日、再読した。酷い文章だ。編集者は何を見たのかと思うほどだ。
今になって読むぼくもかなりおかしいが、編集者はぼくが出した原稿をそのまま活字したのだ。
この本を出して、人j類文化社は潰れた。自転車操業だったのだ。
近い内にこの本の訂正を載せたものをHPに乗せたい。

2012年10月2日火曜日

カワセミだ! A kingfisher!

遊水池にはモツゴのような小魚がいるのが、橋の上からも見える。
カワセミはそれを狙っている。
300mmの望遠でようやくだ。
留まっているのがアメリカセンダングサ(かな?)のような大きなキク科の枝なので、
風で揺れる、揺れる。
カワセミの全体が見えるように5、6メートル橋の上を移動。
見えた。しかし、揺れる、揺れる。
で、シャッターを押すと3枚連続して撮れるようにする。
橋の上を通るのは時々自転車に乗った人か、ジョギングをする人だ。 
風で枝が揺れるので、狙いを定めることができないようだ。
たくさん、4、5センチの小魚が泳いでいるのが、見える。
だから、このカワセミ君はイライラしているだろう。
風が止んだ時に狙いをつけているんだろうが、30分以上みていたが、とうとう飛び立てなかった。 
デジタルで4倍に設定して撮る。
アフリカのタンガニーカ湖畔の家の前の湖岸では、水面5メートルくらい上を
ホバリングしながら小魚を狙っていたカワセミがいたが、日本にカワセミはそのような技術は
持っていないようだ。
基板やその他腐食で戻されたカメラがこうやって使える。
いつまで使えることか!
 
 


2012年10月1日月曜日

境川沿いで! Along the Sakai river!

お昼を食べたら、睡魔が襲ってきた。
これでは、ダメだと思い、修理に出したカメラと望遠&GPSを持ち境川へ向かう。
暑い。でも、ゆっくりでも歩こう。
今朝は、西側の引地川沿いを歩き、午後は境川沿いを歩いた。
午後の歩いた距離は、GPSの下の赤い軌跡では6.2kmである。
今、友人が持ってきて置いて行った焼酎のオンザロックを飲んでいる。
境川の藤沢市側の右岸を走るサイクリングロードに出る。
川を除くと釣りをしている。
ぼくが写真を撮っているものだから、釣りに集中できないのか、こちらに声を掛けてくる。
コイを釣っているわけではないので、アユ、まさか?
ここは遊水池が横浜側、藤沢側に作られているし、現在も進行中だ。
右が上の二人が釣りをしている境川で、左が横浜市側の遊水池だ。 
この遊水池が無ければ、JR藤沢駅付近は、大雨で浸水することになる。
この川を下っていくと江の島だ。
カモも仲間がいた。このカモは?渡ってきたばかりの秋は、オスガモはメスと同じような
目立たない色彩をしているらしい。鳥音痴のぼくには分かる筈もない。
アカミミガメが2匹いた。
小魚がいたので、それを撮ろうと川面を見つめていたら、鳥が視界を横切った。
カワセミだ。これは、明日。
左足首のバネを効かせられないので、6.2キロを2時間近くかけて歩いた。
 
 


引地川沿いで! Along the Hikichi river!

引地川沿いで
葉の裏にセミの抜け殻が二つ、このセミはアブラゼミ?
カナブンが葉の上で動かない。
もう、カナブンにとっては朝は寒いのだろう。 
このピンクの花、すごくオシベが長く飛び出ていて、
下のマツヨイグサのオシベと似ている。
同じ、マツヨイグサ属でユウゲショウ(別名アカバナユウゲショウ)というものだった。 
朝から咲いているのに何故ユウゲショウ?
ヒルガオ属のコヒルガオだ!
この小さな白い花がポツポツと草の上に顔を出して朝から咲いている。 
マツヨイグサだ。まだ、オオマツヨイグサとの区別がわからない。
この花の長い雄蕊が上のユウゲショウの同定にヒントを与えてくれた。
台風一過、晴天である。
室内に取り込んだ鉢類を外にだした。


2012年9月30日日曜日

カピパラの糞 Scats of a capybara.

今日は、TCA専門学校で高校生向けのチャレンジキャンパスがあった。
が、野生動物保護に興味をもつ生徒は一人もいなかった。
このところ、チャレンジキャンパスがあっても野生動物保護に興味をもつ
学生が一人も来ない日が続いている。
誰も学生が来なかったので、飼育されている動物たちを見た。
カピパラである。
外に出されている時は、右下のプラスチックの水槽というか狭いプールの中に浸っている。
プールから出て歩き始めたので写真を撮った。
このカピパラ、もう10年ちかくいるのではないだろうか?
飼育専攻の世話係の学生がザルで水に浮いているウンチを取りはじめた。
どんなウンチをするのか見せてもらう。
かなり太いウンチだ。学生の親指よりも太い。 
カピパラはネズミの仲間で、ヤマアラシにちかい。
で、マハレ山塊国立公園で撮ったヤマアラシの糞と見比べた。
ヤマアラシはこのように一カ所にまとめてする。
カピパラは草食であり、ヤマアラシはアメリカのものもアフリカのものも草食のようだ。
糞の形状が似ているのは、やはり近い仲間だからか?
カピバラのウンチは、水の中でしたからバラバラ浮いていたのであろう。
陸上でするとヤマアラシのようにまとまるのだろう。
糞の色、カピパラの茶褐色とヤマアラシの黒色は、
体内のどのような作用でこのような色になるのだろう。教えてもらいたい。
日本産の草食野生動物、カモシカもシカも黒い糞だ。しかし、ノウサギは茶色だ。
しかし、カイウサギは黒い糞だ。

2012年9月29日土曜日

見つけたケツユクサ! Found the herb!

今朝、引地川沿いを少しだけ歩いてきた。
カメラはチビをもった。
線路沿いのツユクサは毛無しで、何の変りもないツユクサだ。
芙蓉の花も咲いている。
引地川に着いた。
土手にはヒガンバナが今が盛りと咲いている。
それにしても、ツユクサばかりに目が行く。
毛無しだ!
あった!産毛がついたようなケツユクサがあった!
ヤマボウシさんのブログで紹介されてから、
先週宮ヶ瀬ビジターセンターから汁垂隧道を通り、
金沢林道を歩いたときも、専門学校がある葛西駅付近や慶應日吉の構内でも
毛があるケツユクサを見つけられなかったのだ。
花が出てくる苞の表面が産毛状の白っぽい毛で覆われている。
わかるかな?
なんとも他愛のないことであるが、ようやく探し物が見つかったという感じである。
 
植物は動物数からみると、気が遠くなりそうなくらい数が多い。
そのため、植物図鑑は、動物図鑑の数の比ではない。
さらに、植物に興味を持つ人の数も動物好きの比ではない。
植物は動物がいなくても生活できる。が、動物は植物がなければ生きていけない。
動物たちの生命を維持しているのは植物であるとも云える。
動物の保護管理は植物の保護管理と同じことだ。
 
午後からは先日剪定した枝の後始末。これが庭木の手入れで一番大変だ。
喉がからからになったので缶ビールを飲みながらこれをアップしている。
足首は相変わらず。


何故、どうして! Why?

9月1日の白銀山の山歩きでカメラが雨に濡れて、途中から使えなくなった。
そのため、そのカメラを近くのカメラ店を通して修理に出した。
見積もりが2万円以下ならそのままお願いしますと書いた。 
修理会社から、下の往復ハガキがきた。
修理費が79307円かかるとのこと。
これなら、ボディの新品を買った方が安いので、修理不必要と返信用ハガキに書いた。 
内部腐食の為、基板やらを交換しなければならないようだ。
 
内部腐食で、思い出した。
昨夏、早戸川沿いを歩いていて沢に転げ落ち、頭を怪我した。
その時、カメラやザックが水浸しになった。
望遠レンズは水滴で曇っていたので、本体はレンズを外したままの状態で一週間以上乾かしていたのだ。一度、濡れた時にスイッチを入れて壊したことがあったからだ。
で、内部も全て乾いたかな?と思う頃、スイッチを入れたら全て生きていたのだ。
しかし、今回の故障の原因は、その時内部に入った水滴がそのまま基板を腐食させたのだ。
しかも、今夏の台湾旅行ではバスから降りる時に、カメラをアスファルト道路に落としているのだ。
それでもカメラは大丈夫だった。問題なく使えた。
このカメラは、以前のフィルムカメラのニコンFのように丈夫だ、堅牢だとさえ思った。
修理を依頼した近くのカメラ店からカメラが戻ったと連絡があった。
早速、受け取った。試しに電池を入れてスイッチをオンにすると。ディスプレイ画面が映る。
ダイヤルを回す、シャッターを押す、再生して見る。
全てのダイヤルやボタンが作動して、写真を撮ることができる。
え?どうなってんだ?
もう、6日間も毎日、スイッチを入れて試し撮りしている。
生きているのだ。でもどうして?
そこで考えた。修理工場で、内部を開けた時、綺麗に拭いてくれた。
その為に生き返った。
あるいは、ぼくの返信用のハガキが届くのが遅いので、基板などを交換した。
カメラと一緒に戻ってきた処置内容には、見積もり中止の為返却いたします。内部腐食確認、メイン基板、マウントボックス、マウント接点、トップケース交換が必要です。
と書いてある。
このまま丹沢に持って行って使えなくなるかもしれないので、
修理に出した店で衝動買いした
同じレンズが使える小型一眼レフカメラもいつも持って行こう。 
でも、まだまだ丹沢には行けそうもない。
左足首から指にかけての足の甲の腫れがおさまらないし、痛いのだ。
先週21日の丹沢実習で無理したようだ。
しかし、平坦な道路は痛みもなく歩けるようになったので、今日は引地川沿いを歩こう。
 




2012年9月28日金曜日

草木の「種子と果実」

鈴木庸夫さん等が出した「草木の種子と果実」(誠文堂新光社)2800円が
出版社から送られてきた。
慌てて袋を開いて本を取り出し、中を見た。
さすがに植物カメラマン!と思った。
種子がどれも1mmメッシュの方眼紙の上に置かれて、しっかりと撮られている。
種子の色、大きさ、表面の模様がはっきりわかる。
もちろん、実の写真も載っている。
昨日は、この本を寝床に持ち込んだ。
この本が20年前、30年前に出ていたら、、、、。
日本の野生動物のフィールドワークはもっともっと発展していただろう。
そんなことを思いながら見た。腕が疲れたので、横向きなってページを捲った。
今朝、目覚めてこの本は何度も見返すことが多いだろうから、
カバーを図書館の本のようにフィルムで覆って保護した。
 
種子と果実は、APG植物分類体系別に整理されて乗せられている。
だから、近縁種の種子の違いも開いたページで判ることになる。
これからきっと鈴木さん等は、種子の大きさや形状、色、種皮の模様などから
野外で見つけた種子が、鳥糞やテンやタヌキの糞に入っていた種子が、
すぐ判別できるような種子検索図鑑を作ってくれるかな?

2012年9月27日木曜日

小さな庭に秋の気配! Autumn signs in a smll garden!

 
庭にでるとヤブカに刺されるので、
庭に出るときには長ズボン、長そで、手袋、帽子さらには、
虫よけを手首周り、顔や首に噴霧し、長靴を履く。
この作業がイヤなため、庭にでることは少なくなくなった。
庭木はヤマアラシのごとく枝を伸ばし、狭い庭がますます陽が当たらない。
捻挫した足首を使わないようにするために、今週の丹沢行を中止した。
完全防蚊で、庭に出る。
木々の枝が隣家の方にも飛び出している。
が、隣家の庭木もこちらに出ている。このままにしよう。
飛び跳ねるバッタがいた。
オンブバッタだ。
カメラを近づけると身体を棒に隠すように裏へ回った。
これは、フライパンで炒って食べたらイケそうだ。
いつか試してみよう。
これは、連れ合いがどこからもらってきたタイワンホトトギスで、
以前あったタイワンホトトギスより可憐でどちらかというとヤマホトトギス似だ。
雑種がなのだろうか? 
これも連れ合いがもらってきたか、鳥が種子を落としたコムラサキだ。
狭い庭の5,6か所に出ている。日当たりならばもっとたくさん実をつけるだろう。
スイレン鉢の横にも生えており、一枝が水面を覆っていたので、鉢の中に陽が射さなくなると思いどけたところ、先の方の枝から5、6センチに伸びた白い根が4、5本出ていた。
果実をつけ、さらに途中の枝先から根を出す。
一つの植物であろうと、様々な増殖手段を植物たちはもっている。 
真ん中の実は虫に齧られたようになっているのが、この写真アップするために、
パソコンで見て知った。オンボバッタの仕業かもしれない。
 
早く、左足首を治して丹沢を歩きたい。
現在体重は生まれて初めて73.5キロとなった。
この体重も足首を挫いた原因かもしれない。


2012年9月26日水曜日

秋学期とチャドクガの幼虫 Autumn semester & moth larvae

今日から、秋学期(慶應日吉)の動物行動学が始まった。
春学期は履修者250名中、評価Aが50名くらいで評価Dも50名くらいいた。
評価Dにする場合は、テストの成績が50点以上ならなんとか下駄を履かせて評価Cをつけてやろうと思うが、50点にも達しない学生が50名もいたのだ。
試験はノート持込み可で行ったが、こんなに評価Dが出たのははじめてだ。
昨年までは多くて5、6名であった。
春学期の学生は授業にもまともに出ず、出てもノートをとらなかったことは明らかである。
試験の前に友人のノートをコピーしたとしても、問題の答えがどこに出ているかも
判らなかったのだ。
 
中国の学生たちは大学の構内の明かりがついているところで、真剣に勉強している。
壁に向かって頭を振りながら暗記をしていると思われる多くの学生もいる。
それは、西安の西北大学も、広州の中山大学もそうだ。
日本の大学でそのような学生の姿を見たことが無い。
中国は国土も広いし、人口も日本の13倍もいる。
良し悪しは別にして、地下鉄やバスに乗るのも秩序などない。
皆、争って乗る。
人口が多いだけに競争も激しいのだ。
中国の経済力が日本を追い越し、アメリカを抜いて一番になるのは明らかだ。
 
相鉄線の横浜駅で電車を待ちながら本を読む学生。
このような若者が増えて欲しい。
湘南台駅から我が家の方に歩いていたら、スナックの道路際のツバキの植え込みに
チャドクガの幼虫が固まっている。
これに皮膚が触れたら酷い状態になる。 
このチャドクガの幼虫、もう大半のツバキの葉を食べてしまっている。
全員が共倒れすることはないのだろう。このかたまっている幼虫の間では激しく食を巡る競争が行われているのだろう。葉が少ないので、枝を歩いている個体もいる。
枝を歩いている個体は上手く残っている葉に到達できれば良いが、そうでなければ飢え死にとなる。同じ兄弟の仲で生きるか死ぬかの競争が行われているのだ。
 
安穏と授業に出ている学生は自分を奮い立たせて頑張って欲しい。

2012年9月25日火曜日

反日教育! Anti-Japanese education!

尖閣諸島を巡って、中国の各都市で大規模な反日デモがあった。
 中国という巨大な国土をもつ国民が、尖閣諸島という
 ちっぽけな島に対して異常とも思える反日デモとなる。
 あるいは、竹島に韓国の大統領が上陸して見せる。
 中国や韓国では、学校でもテレビでも日本の過去の侵略戦争をとりあげ
 日本が中国人民に行ってきた残虐非道な行為を教え、見せる。
 東南アジア諸国の近代日本の歴史教育は、ほぼ中国や韓国と変わらないだろう。
 
西安の通勤バス
 一方、我が国ではどのような反〇教育がなされているのだろうか?
 反〇という形では現われてないないが、親〇という形で歴史教育がなされている。
 ぼくらが学習した世界史は欧米のキリスト教徒の目から見たものであった。
 十字軍遠征はキリスト教徒のイスラム国への侵略・領土紛争であり、
 南北アメリカはすでにネイティブアメリカン
 が住んでいたのにも関わらず新大陸と呼ばれ、オーストラリアやニュウージランドにも
 欧米人の早い者勝ち様相を示して移住し、先住民たちを虐殺していく。
 
 ぼくが楽しんだハリウッド映画でも、インディアンは未開の恐ろしい悪者であった。
 欧米は、アジアへ侵略し、植民地化し、アフリカや新大陸への乗っ取りに対しての侵略者に対する未開人の戦いも、反逆のような扱いで映画化されてきた。
 
広州の新旧のビル
 イギリスと清(中国)が争ったアヘン戦争は、イギリスの植民地インドで作らせたアヘンを中国に売って儲けようとしていたのが発端だ。
 とんでもないものを栽培させて売りつけていたのだ。
  
 ぼくらは知らず知らずの内に、キリスト教徒の歴史観を植え付けられている。
 
 
 日本が明治になってから、欧米の列強に対抗するために富国強兵を唱え、
覇権主義となっていき日清・日露戦争となっていく。
 当時の韓国、中国や東南アジアの人々にとっては、
日本という国は乱暴でとっても恐ろしい国だったことだろう。
 今、豊かになった中国や韓国が領土を広げようとするのも、
反日教育をするのも、
かっての歴史の怨念が噴出しているのだ。
 日本人の歴史と中国人や韓国人が見た、聞いた、感じた歴史は
正反対になるのも当然だ。
しかし、今は日本もかっての戦争を反省している。それにもかかわらず目には目をという行動には、「歴史は繰り返す」ということになりかねない。

2012年9月24日月曜日

丹沢実習:ミスジマイマイ Snail

午前中は小雨だったので、カタツムリが林道を歩いているのを学生が見つけた。
このカタツムリ、空になった貝殻だけはよく目にするが、
このように生きているのをあまりお目にかからない。
このくらい大きいと食用にされそうだ。
このカタツムリ(巻貝)名前を調べた。
カタツムリで検索したら、この写真のものが出てきた。
どうもミスジマイマイというカタツムリだ。
 
 


2012年9月23日日曜日

丹沢実習:イタチ糞 Scat of weasel

21日の丹沢実習で:
金沢林道でイタチ糞を1個だけ見つけ
すべて持ち帰った。
午前中の雨に打たれて、形が崩れている。
何が含まれているか?
わくわくしながら水洗いした。
少量なので、浴室で洗った。
ちょっとがっかりだ。
カマドウマの脚や腹部や頭部と、ムカデの脚や身体の外骨格だけだった。
まだ、テンはこのような節足動物を食べているんだ。
と云うよりも東丹沢のテンの主食が
ムカデやカマドウマのような大型の節足動物なのかも知れない。
 
昨日、日本哺乳類学会の一般講演を聞きに行った。
横浜線の矢部駅近くにある麻布大学だ。
ぼくは哺乳類学会には所属していないが、一般講演だから無料だ。
大勢の人たちが大教室に集まり、多くの人たちが立って聞いていた。
終了後、外にでると教室に入りきれなかった人たちが大勢いた。
その多くの人たちは二十歳前後の若者であった。
哺乳類学会は伸び盛りの、成長途中の学会であると感じた。
学会奨励賞を受賞した若者の発表も、自分の研究はこんなにおもしろく
明るい未来があると述べていた。
それに比べて、日本霊長類学会は老年期に入っている。

2012年9月22日土曜日

丹沢実習:林道に落ちていたヤマメ A fish that had fallen on the road.

21日の丹沢実習の続き
金沢林道を歩いて、途中で林道を詰める班と高畑山に直登する班とに分かれました。
ぼくは、当然高畑山班です。が、50メートルも登らないで、あまりにも左足首が痛いので、挫折。
下りるのもぼくだけが一苦労でした。
 
金沢林道を下っていて、学生が「魚」を見つけました。
ヤマメである。皆で何故こんな林道近くにヤマメが落ちているのだろうと考えました。
裏返すと小さな茶色のアリがたくさんついております。
しかし、全体の様子からしてまだ新しいもので、21日の朝のものだろうと考えました。
ニオイを嗅いでも腐った臭いはなく、魚のニオイです。
ぼくは、今夜、焼いて食べるからともらいました。
魚についているアリやゴミを川で洗って落とそうと思い、河原へ下りて考えが変った。
ここで焼いて食べよう!しかし、ライターが無い。
アウトドアライフにたけたM君(左)がライターを持っていたので、ぼくの飽和食塩水を噴霧して焼いて、5人で味わいました。ほんの少しなので、旨さも格別でしたよ。 
今回の実習も、ぼくの足首が痛かったために、満足に歩くことができなかったが、
浮石がたくさんある尾根を10名くらいで登る場合の注意をすることができたし、
焚火の仕方の基本も教えることができて、良かったかな?