「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年5月5日土曜日

テンはヒミズを食べていた?A marten have eaten a shrew mole?

ヒミズは山道に転がって死んでいるのを見かける。
このような死骸はヒミズばかりでなく、釧路湿原ではトガリネズミもそうだ。
このような死骸が他の動物たちに食べられないのは、
彼らが発する臭いを嫌うからだと云われている。

死んだ直後のヒミズの死体の周りは、
プラスチックを焼いたような臭いがすると云う人もおります。

ヒミズ嫌いはテンやタヌキなどばかりでなく鳥たちも嫌っているようで、
時々胃から吐き出されたヒミズを拾うこともありました。

嫌な臭いを放つためにヒミズは鳥や動物たちにも食べられないのだと思っておりました。
今回、4月30日の伊勢沢林道歩きで拾ったテン糞の中に、
同定に苦しむ骨片や毛が入っておりました。

下がそのテン糞です。
9時33分に伊勢沢沿いの山道で採集する。
キブシの種子、ケンポナシ種子3個と果柄、小哺乳類の毛多数、臼歯8個、他骨片、昆虫の翅
水洗いして、哺乳類の歯や骨片だけをまとめました。 
上の写真の左上部分の下顎の臼歯 
さらに左上部分の臼歯6本 
ネズミ亜目やハタネズミ亜目のネズミたちの歯とは異なります。
また、それらの臼歯よりも一回り小さいものです。

下顎骨におさまった臼歯(真ん中の写真)の歯冠の咬面の形と、下顎骨の幅から
トガリネズミ目のモグラは除外できます。
残るはトガリネズミ科のカワネズミやジネズミとモグラ科のヒミズやヒメヒミズです。
いやいやまだいました。
このような小さな臼歯を持っているのはコウモリ目の動物たちです。

カワネズミの頭骨標本はもっていない、
コウモリはアブラコウモリしとユビナガコウモリしか持っていない。

下の下顎骨の幅から見ると小翼手目のコウモリたちは除外してよいでしょう。
彼らの下顎の幅はさらに細い。
赤丸で囲った形状を持っているヒミズやジネズミのものと見比べました。
これは左の下顎の最後位のヒミズの臼歯かな?
しかし、赤丸で囲った下の下顎の臼歯の形状がヒミズのものと
手持ちのどのヒミズの下顎の臼歯とも合わないのです。
そして、何だか歯が摩耗しています。
カワネズミも丹沢に生息しているのです。
タイトルには「テンはヒミズを食べていた?」としましたが、
トガリネズミ目の動物を食べていたとした方が正確なタイトルでしょう。
結局、テン糞から出てきた歯に関しては、同定できませんでした。
どなたか御存知方、御教示願います。

今日は、数日ぶりに良い天気、丹沢は混むだろう。
おとなしく連休中は家でデスクワークをするよりない。
そうそう、take隊員からプレゼントされた小鳥の解剖と骨格標本作りもある。

2012年5月4日金曜日

テン糞からヤマネの骨片が出た! Bone & teeth of a dormouse from a marten scat.

4月29日の伊勢沢歩きで、テン糞を4ヶ所で採集してきた。
3ヶ所の糞から、4~7センチのムカデが、体液だけがなくなった状態で1匹づつでてきた。
3ヶ所からは別々の脊椎動物を食べたと思われる骨や歯がでてきた。
そのうち、エ?本当?と思われるものを同定することができた。
8時3分の糞
8時4分の糞
上の糞をした個体と同一個体の糞だろう。 上の糞から3メートルくらいしか離れていない。
こちらの方が新しいので同じ袋に容れる。
これらの糞を一緒に水洗いした。
キブシの種子が多数とケンポナシの種子1個と果柄、ムカデ3センチ1匹、昆虫の上翅1枚と脚、
それと多数の哺乳類の毛と骨片や歯が出てきた。
始めはハタネズミの歯ではないからアカネズミか!と思った。
が、赤線で囲った3の切歯がアカネズミのものとちょっと違う。
2の臼歯を見た。ん?ん?なんだ?ネズミ科の動物ではない。
臼歯が4本並んでいる。
齧歯目であるが、ネズミ亜科でもハタネズミ亜科の動物ではない。
リス科かヤマネ科だ。
3の切歯の小さからすぐリス科ではないと判断した。
2の左の臼歯を拡大してみた。
ム!ムゥ!ム!歯冠の咬面に横に溝が入っている。 
これは分るだろう。ネットで調べ、手持ちの図鑑を2つ調べた。

結論、これは、右上顎のヤマネの歯だ!
左上の方から第三臼歯で、右下は前臼歯だ。
これは、下顎の臼歯なのだろう。
どの位置になる歯は分らず。 
ちょっと驚きだ。
ヤマネは札掛で鳥の巣箱を出入りしていたのを見ているだけだ。
冬眠から目覚めたばかりのヤマネだと動きも鈍いだろう。
しかし、テンはなかなかのハンターだ。
もう、次に丹沢に行くときはキブシの干からびた果実などは食べていないかな?
他、二つの糞の中からもアカネズミではない小哺乳類の骨・歯が出てきている。
丹沢の動物たちも休息に春の食物食いになってきている。

やらなければいけないデスクワークがあると、何故か他のことをやりたくなる。
中学・高校の時は月末・期末試験の勉強をしなければいけなくなると小説を読んだり、映画を見に行ったものだ。それが今も変わらない。

2012年5月3日木曜日

花の咲く時季の違い The blooming season differences

今日も雨が降っている。なんだか憂鬱な気持ちになりそうだ。
机の上には、昨日宅急便で届いた初校ゲラが乗っている。
雨降りなので、ゲラを見直すにはもってこいの日なのだが、、、、起きてから外を眺めてばかり。
気分転換にブログを更新しよう。4月30日に伊勢沢に行った時に、拾ってきたテン糞の水洗いや植物のアップがまだ残っている。

丹沢山麓は今が、春真っ盛りなのだろう。
草木は新芽を出して、葉を展開させ、温かい春の日を受けとめようとしている。
湯河原では4月16日に咲いていたケマルバスミレが東丹沢では今頃だ。
もう、ヤマザクラも散りかけているし、ミツバツツジのピンクの花も散ってしまったのに、
ヤマグワはようやく蕾を膨らませてきた。 
チドリノキは目立たない花?を咲かせている。 
ウワバミソウは蕾だ! 
ツクバネウツギの花は終わりかけている。 
カキドウシの花もそろそろ終わりのようだ。 
多くの、木々が芽吹いて花を咲かせたり葉を展開させている。
しかし、アカメガシワはようやく冬芽を膨らませて赤い新芽の顔を出したばかりだった。
このような草木の花の咲く時季の違いや、アカメガシワのように遅いとも思われる新芽の動きはどうしてなのだろう。
アカメガシワには、君!ちょっと目覚めるのが遅いのはどうして?
っと聞いてみたいものだ。あるいは、サクラやミツバツツジには、まだ寒いからもう少し寝ていたら!と云ってやりたい気もする。

この数日の雨模様で丹沢の景観も一新したことだろう。晴れたら、新葉が展開したコナラやミズナラが陽に照らされて白い靄のように輝くだろう。
さあー、コーヒーでも沸かして頑張ろう!

2012年5月2日水曜日

ウサギの食痕  Feeding sign of hare.

伊勢沢林道で:
林道の路肩に咲いている、この黄色の花は何?
平凡社の「日本の野生植物Ⅱ」で調べてもわからない。
アブラナ科であることは分るのだが、オランダガラシなら花が白い。 
根元の方を見るとノウサギに葉が食べられた痕がある。
ノウサギが食べる植物を調べたことがないが、シカのように多くの植物を食べている。
ぼくも口に放り込んだ。????この仲間の味がする。 
この草がわからない。
とうとう、昨夜寝る前に、植物カメラマンのisa隊員へメールして教えを乞うた。
「ハルザキヤマガラシ」と思うとのレスポンス。

ところでアブラナ科はぼくが小中学科校の頃の教科書には十字花(ジュウジバナ)科って呼ばれていなかったかな?ダイコン、キャベツなどの絵とともに載っていた筈だ。
ぼくらの食べる園芸植物の根菜類の多くはこのアブラナ科であり、ナス科、ウリ科、ユリ科などなんだか少数の科の植物だけを食物にしている。
チョウの食草のように少し偏っている。
アブラナ科の植物だけが突然絶滅する!なんてことが無いとも限らない。
せっかく、多くの植物が生育しているのだからもっともっと多くの植物をとり入れたいものだ。
その方が、身体にも良いのではないだろうか?



2012年5月1日火曜日

どれが食べられるの?

伊勢沢沿いの山道で、
トリカブト、モミジガサ、キクザキイチゲが青い葉を広げている。
これらの三種類は間違うかもしれない。
ほとんど混在しているところもあった。
キンポウゲ科のトリカブト、この葉で先日死んだ人がいた。
根の汁はアイヌの人たちがクマを撃つときの弓矢の矢じりに塗った。
殺人事件でもこの根が小さなサツマイモに似ているので使われる。
キク科のモミジガサである。
シドキとも云う。茹でて御浸しや和え物で食べる。
キク科特有の苦みがあって美味しい。 
キクザキイチゲ、これらの三種の中ではもっともか細い。
これもキンポウゲ科なので食べない方が良い。 
モミジガサを少し摘んできた。昨夜、湯掻いて御浸しにした。
夕食前のウィスキーのツマミだ。

昨日の丹沢は、どこの駐車場も早朝にもかかわらず車であふれていた。
GWに入ったからだろう。
林道は、バードウォチャーが並んでレンズを鳥に向けているし、中年夫婦の二人連れや、若者カップルの渓流釣りの人たちが山に入り込んでいた。

2012年4月30日月曜日

ヒルがいないので、気味悪い!

今朝、矢部さんと伊勢沢を歩いてきた。
余りにも不思議で気味の悪いことなので、山でお昼をとらずに戻ってきた。
正面は焼山方面
先週、先々週とぼくは土山峠・物見峠を歩いた。
立ち止まれば林道上でもヒルがヒタヒタと寄ってきた。
今回、6時45分に土山峠に着いた時には、たくさんの車があふれていた。
急遽、水沢橋に向かった。ここでもすでに4、5台の車が駐車していた。
間にすべりこんで駐車し、ぼくらは伊勢沢林道を歩いた。
曇り空だが温かい。ヒルが活動したくなるような天気だ。
ぼくは、家を出る時に飽和食塩水を靴下に噴霧していた。
矢部さんはガードレールに足を掛けて噴霧している。

新緑の柔風と匂いを楽しみながら歩く。スミレを写真に撮り、今が盛りと咲くキランソウやキケマンを見ながら、ヒルがいない。ヒルがいないと二人は言い始める。
林道終点から山道に入り、伊勢沢に沿った道を行く。
ヒルがいない。ヒトリシズカを膝をついて撮ってもヒルの姿が見えない。
山菜のモミジガサを摘んだだけで気味が悪いからそうそうに戻ることにした。
二人で、大地震の前触れかも!な~んて話しながら車に戻る。
しかし、どうして今日は湿っぽくヒルが活動しやすい天気なのにヒルは出てこないかったのだろう。不思議である。

2012年4月29日日曜日

樹皮食い:シカとカモシカ Incisor scraping:Sika deer & Japanese serow

これは、シカがスギの樹皮を剥しとった痕だ。
このシカは根元に歯を当てて上へと引っ張り上げたのだろう。
しかし、剥いた樹皮は20~40センチくらいの長さに千切られて杉の木の根元に落ちている。
樹皮の形成層部分を食べたような歯型がついていない。
では、シカは何をしたのだ。
右上のスギも左上方に根元が見えているスギも以前に同じ樹皮剥ぎに遭っている。

林業をしている人たちにとっては泣きたいきもちだろう。
クマによるスギの樹皮剥ぎは斜面の上部側の幹の樹皮が主に剥されるが、
シカの場合は斜面の下側の樹皮が剥される。
下はカモシカの樹皮食いだ。
カモシカは幹に対して直角に、つまり地面に水平に歯を立てて齧る。
シカが横枝の樹皮や倒れた幹を齧ると場合は、幹に直角に齧る。
この場合、カモシカとの違いは歯型の幅を見なければならない。
この樹皮食いをした後、カモシカは身体を擦ったようだ。
毛が付着していた。
カモシカの食い痕を見るS.S君。
丹沢には、シカとカモシカ、及びイノシシの3種類の隅蹄類がいるだけだが、
北アメリカには移入種も含めると21種類の隅蹄類が生息している。
イノシシ科が2種、シカ科が9種、ウシ科が9種で、残り1種が北アメリカの固有種のプログホーン科のプログホーンだ。
21種も生息しているとは行っても同所に棲んでいるのはせいぜい5,6種かもしれない。
しかし、さらに、リスの仲間やウサギなどの草食獣を加えたら、樹皮食いと云ってもさらに総合的な判断が必要になってくる。それだけにやりがいもあるだろう。
せめて、丹沢のシカとカモシカを含む、動物たちの食痕を明らかにしていきたいものだ。

ミツバアケビとアケビの花

ミツバアケビの花とアケビの花がこんなにも違うとは思っていなかった。
ムベとアケビの花は大きく異なることは近くの家の生垣のムベの花から知っていた。
特に深く考えもせずに、ムベは常緑だから違うのだろうと思っていた。
下はミツバアケビ、花の色(ガク片)は濃い赤紫だ。
 アケビは白っぽいガク片だ。ゴヨウアケビは葉は五枚だが花は上のミツバアケビに似ているようだ。学生にこれをゴヨウアケビと云ってしまった。
ぼくは、しっかり図鑑を見ずに思い込みでムベとアケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビを好い加減に区別していたんだ。五枚の葉が出ているのはアケビとゴヨウアケビがあるんだ。

この頃、自分の言葉に自信を持てなくなってきている。
それは、①アケビとゴヨウアケビのように好い加減な思い込みで話していることがあること。
さらに、②頭の中ではAだと思っているのにBだと口に出して話していることがあるのだ。
それは、書いている文章中にもある。③漢字が間違った変換になっているのにも関わらず。
何度見ても気が付かないことだ。
頭がおかしくなってきているのだ。当然、気が付くべきことが気が付かない。神経回路が切れたりつながったりしているような感じだ。
恐ろしいことだ。これが車を運転しているなら事故につながるだろう。

大学に勤めていた友人たちが定年退職し始めている。
自分の仲間が一線から退いていくのは、さびしい気持ちにもなる。
しかし、やはり年齢による定年というのは社会の活性化のためにも大きな意味がある。
固定観念にとらわれた60過ぎの人々が幅を効かす社会は停滞するのだ。

2012年4月28日土曜日

この双葉がいっぱい! These bifoliate seedlings are plentiful.

宮ヶ瀬尾根沿いにはこの双葉がいたるところに見られた。
葉が少し分厚く全体として五〇〇円硬貨より大きいものだった。
何の実生の苗だろう? 
イヌブナの堅果が双葉の左下に転がっている。
何の双葉だろう。
 ン?ン?まだ双葉が開いていないものがある。
その先にイヌブナの堅果の殻がついている。
イヌブナの実生の双葉だったんだ。
イヌブナの毛で覆われたような柔らかい葉がもうすでに展開していた。
が、この二葉とは似ても似つかないものだ。
イヌブナの双葉ばかりでなく、マメガキやケンポナシなどの様々な双葉は顔を持ち上げていた。
これらの双葉はおそらくことごとく一、二年の内にシカやカモシカ、ウサギ、ネズミたちに食べつくされてしまうのだろう。残念なことだ!

小雨の中、、、In drizzle,,,,,

昨日はTCA専門学校野生動物保護専攻の学生実習だった。
野生動物は雨の中、雪の中、嵐の時でも山で生活している。そういう野外生活の生の体験だ。
土山峠のバス停で降りて、雨の中を歩きだす。
ミミズを飲み込んでいたコウガイビルに皆驚く。
堤川林道終点から宮ヶ瀬尾根に登り、休む間もなく尾根を南下する。
13時となったので、下の場所でお昼とする。
地図で位置を確認し、記録をつけるUさん。
土山峠を出たのが9時55分なので、すぐ出発だ。
不思議なミズキに乗って歓声をあげる。元気だ!
女子が元気で3人も登る。
熊の爪・祠の峠・物見峠・物見隧道・唐沢林道・上煤ヶ谷に下りてきた。 
先に下ってしまっていた人たちがいたのが残念な集合写真。
N君はオオルリの写真を撮り、O君は宮ヶ瀬尾根でタイワンリスが岩の上にいるのを確認し、先に下ったものたちはシカにも遭遇したようだ。
ヒルにやられてズボンにまで血をにじませていたM君もいたが、まずは無事終了。


2012年4月26日木曜日

これはヤマユリ? What's these lilies?

霧雨もようの曇天の日である。
狭い庭には植えっぱなしのフリージアが数株黄色の花を咲かせている。
連れ合いの好きなドクダミとホタルブクロが雑草かと思えるほど蔓延っている。
ん?これヤマユリじゃないの?
葉がナメクジに食われている。
ここにもヤマユリの苗が!
探した。全部で5本のヤマユリの苗が出てきている。 
ん??????
ヤマユリの種子をばらまいたのはもう3、4年前のことだ。
昨年は一本でてきたのを連れ合いに雑草と思われて抜かれてしまった。
今年は5本も出てきている。どうしてなのだ?
ヤマユリの種子はばらまいてもその翌年発芽するわけではなく、数年たってか発芽するものなのか?
しかし、何故、昨年は一本だけだったのか?
ヤマユリの種子の発芽戦略は、一度に発芽させないことなのか?
ところで、これはヤマユリの実生苗ですよね!

日中からの呑み会 Drinking party from day time

昨日は、霊長類研究所を定年退官したK.W氏が名古屋から我が家へきた。
同じく、東海大を定年になったT.E氏、株)ナスカアイのY.A氏があつまり、持ち寄った酒と、スーパーで買った刺身や、分葱の酢味噌和え、キュウリやトマト、海藻などで盛り合わせたサラダ、崎陽軒のシュウマイ、肉じゃが、他などで、3時半から始まり、静かに呑むつもりがワイワイとなった。
下は余った酒類。他に、焼酎やワインもあった。
もう一人来る予定が来られなかった。突然痛風となり歩けないほどの痛みのようだ。
ぼくらは、もう、いつ死んでもおかしくない年齢となった。
一年に一回はこのような集まりを持とうと云うことになった。
兵庫から宅急便で送られてきたMOMOKOさんの手作りの山菜ケーキを食べ、ソバを食べて終わると10時半を過ぎていた。
もう、皆バカ呑みしなくなり、上のように酒が残った。今朝は5時に目覚めた。
泊まったK.W氏は朝の散歩をしてくると出ていった。
連れ合いは佐渡島旅行で慌ただしく出かけ、娘はまだ寝ている。
また、ぼくの一日が始まる。
明日は丹沢実習の日だ。晴れて欲しい。

2012年4月25日水曜日

アカネズミはハタネズミよりも早く活発に動く? Activity of a mouse & a vole

A mouse began to move earlier than a vole in spring.
テンやタヌキなどの糞に数ミリの歯が含まれて来始めた。
しかし、湯河原のテン糞や丹沢のテン、タヌキ糞でもネズミ亜科(アカネズミ)のネズミの歯であって
ハタネズミ亜科(ハタネズミ)の歯はまだ出てきていない。
丹沢山麓に生息するネズミ科はアカネズミやカヤネズミ、ドブネズミなどが含まれるネズミ亜科のものたちと、ハタネズミ、スミスネズミ、ヤチネズミなどのアカネズミ亜科のネズミたちに分けられる。
ネズミ亜科のネズミは雑食で、ハタネズミ亜科のものは主に植物食だ。
ハタネズミ亜科のネズミがテンやタヌキにまだ食べられていないのは、偶然なのか?

ぼくは、腐葉土や地中の土壌動物やカエルたちが動きだすのが、植物が新芽を伸ばしたりする時季よりも早いせいかなと考えている。
土壌動物やカエルを食べるネズミ亜科のアカネズミの方が、植物食のハタネズミたちよりも早く活動するために、テンやタヌキに食べられるのではないだろうか?

下は、アカネズミ(ネズミ亜科)の上顎の臼歯
ネズミ亜科のネズミの歯はこのように、ヒトの臼歯の形状と似ている。
下顎の臼歯も同じ
下は、ハタネズミ(ハタネズミ亜科)の上顎の歯
ダンボールを押しつぶした切り口ようだ。プリズムを並べたようなとも表現される。
皆さん、是非、テン、イタチ、タヌキ、アナグマたちの糞の中にどの形の歯が混じっているか
0.5ミリメッシュの茶漉しで糞を水洗いして調べてみて!

2012年4月24日火曜日

丹沢のテン、タヌキはまだキブシ食い Being still eaten fruits of

Marten and racoondog are still eaten Stachyurus praecox fruits in the Tanzawa area.
丹沢実習で、土山峠から辺室山までの登山路の途中で見つけた、テン糞やタヌキ糞を水洗いして内容物を調べた。
11時02分のテン糞から:
キブシの種子多数、ムカデの脚、アカネズミの上顎の切歯1個、臼歯5個、頭骨片、他骨片多数、毛多数、骨盤一部と大腿骨一部
14時10分のタヌキ糞から:排出された古い糞の種子が芽生えている。
⑤キブシの種子多数①、多足類の尾部や肢や大きな脚、大きな哺乳類の骨片②、小哺乳類か脊椎動物の骨片③、哺乳類以外の脊椎動物の胸骨と不明な骨の一部④
14時37分のタヌキ糞から:
キブシ多数、昆虫の翅、環形動物の外骨格

湯河原のテンやタヌキは冬季のキブシの果実食いが終わって、春の動物食いに移っていた。
しかし、丹沢のテンやタヌキはまだキブシの果実食いがメインであり、食物の大半を占めている。
それでも、温かくなったので動き出した土壌動物たちやネズミや他の脊椎動物を食べ始めている。
上の写真の2,3,4は脊椎動物の骨片である。2はシカのような大型哺乳類の骨を齧ったものである。4はネズミの胸骨?と思ったが小さすぎるのだ。また、ヒミズなどのものとも違う。哺乳類には4の右側のような小さな骨片はない。5月の連休中にtake隊員からもらった小鳥を解剖し、骨を綺麗にとり標本にしたい。

2012年4月23日月曜日

丹沢の春   Spring of the Tanzawa area

20日の丹沢実習で
辺室山近くで、ミツバツツジは綺麗でした。
当日、山は霧雨模様でした。 
ヤマブキは何故か、山の中よりも林道脇などの日向の斜面に多く見られます。 
唐沢林道で、
この赤い粘菌は他の場所でも見られ、分厚く広がっており、剥すことができた。
林床には、木々の種子からの芽生えの二葉が出ていたが、それらはシカたちに食べられてしまうのだろう。春なのに林床が萌木色していないのが残念だ!