「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年4月10日木曜日

散歩しよう!               Let’s take a walk!             

一昨日の散歩は今年になって初めてスポーツシャツだけの袖を捲くって歩いた。それでも汗が滲み出た。
先日ヒメオドリコソウを撮った所に今度はカラスノエンドウがたくさん出てきていた(図1)。この花と葉を見る度にこのカラスノエンドウを茎の上を摘んでゴボウやニンジン、タマネギと掻き揚げにしたら美味しいだろうと思う。が、一度も試してみたことがない。
図1.カラスノエンドウ
大きな昔からある屋敷の垣根からフジの蕾が垂れ下がり始めている(図2)。このフジの蕾も衣を付けて揚げたら美味しいかもしれない。
図2.フジの蕾の花穂
モンシロチョウがタンポポにとまり蜜を吸っている(図3)。それが撮れたのが嬉しい。今年初めてのベニシジミだ(図4)!
図3.モンシロチョウが撮れた
図4.ベニシジミ
サクラの幹に今年もヨコヅナサシガメがいた(図5)。4日には連れ合いと二人で花見をしながら探したが見つからなかった。今日は4,5本のサクラの幹にいた。
図5.ヨコヅナサシガメ
柔らかい風が吹くとサクラの花弁が頬に当たり気持ちが良い。歩道上にもたくさん落ちている(図6)。
図6.遊歩道がサクラの花弁が、、、

図7.家の近くの教会のハナカイドウが満開だ!
この日の散歩は5850歩であった。丁度良いかな?昨日はウィスキーを買いに行っただけで2060歩だった、今日は6千歩コースだ!

2025年4月9日水曜日

ムササビの腰椎は7個だ!               Flying squirrels have seven lumbar vertebrae!

ニホンリスの腰椎が6個だったので、リス科の腰椎は6個なのかと手持ちのアメリカモモンガとムササビを調べた。モモンガは余りにも小さな腰椎なので諦めた。で、ムササビ(20170524にアップした)の腰椎を見た。何とムササビの腰椎は7個ある(図1)。う~ん?リス科は6個の腰椎ではないんだ。リス科のニホンリスが特別なのかな?それとも手持ちのリス標本が他と違うのかな?図2は仙骨である。

ニホンリスの腰椎は多くは7個だが、6個の場合もあると云うことかな?

図1.ムササビPetaurista leucogenysの第1~第7腰椎

図2.同じムササビの仙骨
このムササビの骨は何故か上肢・下肢の骨や肋骨なども拾えたが、頭骨は見つからなかった。伊勢沢林道左岸の杉林の林床であった。当初は誰の骨か判らなかった。

春風の中の散歩

 昨日、午後から散歩をした。4417歩であった。途中の住宅の木々を見てあるいた。マグノリアの仲間が咲いていた(図1)。湘南大橋の上から引地川沿いのサクラ並木を見た。早くも八重桜が咲き出していた(図2)。

図1.モクレン
図2.八重桜が咲き出していた
図3.下土棚遊水地公園と引地川沿いのサクラ
高校前の道路に散ったサクラの花弁が水溜まりの回りに浮かんでいた(図3)。ライラックを植栽している家があり、今年はたくさん花をつけていた(図4)。道路に近い花の匂いを嗅いだ。う~ん、良い香りだ。釧路では6月頃咲いていた。
図3.散ったソメイヨシノ
図4.ライラックの花
プリムラ・マラコイデスの鉢植えが見事だ。この家の女性は毎年このサクラソウを鉢やプランターに沢山植えている(図5)。春はサクラソウ、秋は菊を楽しませてくれる。最後は我が家の一才海棠を隣家の駐車場から撮る(図6)。
図5.サクラソウの仲間プリムラ・マラコイデス
図6.イッサイカイドウ
今日も天気が良いから散歩に行こう!

2025年4月8日火曜日

ニホンリスの腰椎は7個ではなく6個だ!              The number of lumbar vertebrae of Japanese squirrel are six, not seven!

 ニホンザルやスローロリスのように7個ある腰椎(ヒトは5個)の内、違った形状のモノはないか手持ちの標本を見たが、ネズミやモグラの仲間小さすぎて判別しづらい。取り敢えず齧歯目でも少し大きいニホンリスの腰椎をアップする(図1&2)。

図1.ニホンリスSciurus lisの第1と第2腰椎
第1腰椎の前部は胸椎Va
図2.ニホンリスの第4から第7腰椎
第7腰椎の後部は仙骨Os
写真を撮ってから気が付いた。腰椎は6個だ!7個ではない。胸椎に着いている肋骨が離れてしまっていたら、7個と見ていたかもしれない。
それにしても驚いた。他の齧歯類も調べてみよう!

2025年4月7日月曜日

何と、スローロリスの第7腰椎の横突起が後方向きだ! Amazingly, the transverse process of the seventh lumbar vertebra of slow loris faces backwards!

 前回、ニホンザルの第1腰椎の横突起が前方ではなく後方で奇妙だと報告した。ブログにアップしてからニホンザル以外で唯一手許にあるスローロリスの腰椎を見た。何と、スローロリスでは第7腰椎の横突起が後方になっている(図1)。第1から第6の横突起は前方に張り出ているが、第7腰椎の横突起は後方に向いている。

これは、どう考えたら良いのだろう?

図1.スローロリスNycticebus coucangの第1腰椎から第7腰椎

GPT-4に訊いてみた。以下その答え。どうでも良い解答だ!

ニホンザルやスローロリスの腰椎(腰の骨)の形状の違いは、それぞれの種の生活様式や体の使い方に関係しています。特に、腰椎の横突起(横方向に突き出ている部分)の向きは、動物の動きや姿勢に大きな影響を与えます。

  1. ニホンザルの第1腰椎の横突起が細く後方に向く理由: ニホンザルは、比較的直立して歩くことができ、座る姿勢や立ち上がる動作が多いです。このような体の使い方に対応するため、第1腰椎は後ろ向きの力を分散しやすいように進化していると考えられます。細くて後方に向かう横突起は、腰部の安定性を保ちつつ、前肢と後肢を使って体を支える姿勢を維持するのに役立ちます。

  2. スローロリスの第7腰椎の横突起が後方に向く理由: スローロリスは木にぶら下がる生活様式(樹上生活)を送っており、常に前肢と後肢を使って木の枝を握ったり、吊るしたりする動作が多いです。このため、腰椎の構造が、体重を分散し、木にしがみついたり、横向きに移動する際に必要な柔軟性と安定性を提供するために進化しています。第7腰椎の横突起が後方に向いているのは、スローロリスの特有の生活様式である樹上生活における動作をサポートするためだと考えられます。

つまり、この違いは、それぞれの動物が進化の過程で異なる生活環境に適応した結果として現れたものです。

二回目のリハビリに行ってきた。実際に実施されるのは10分もないかな?先週指導されたように左右別々に膝を30秒くらい抱えることだ。そして医者に診てもらい。医者からどうですか続けられますか?っと訊かれたので、続けなければなならないと考えていると応える。また、来週火曜日となった。

2025年4月6日日曜日

ニホンザルの奇妙な第1腰椎の横突起 Strange transverse process of the first lumbar vertebra in the Japanese macaque

 机の横の骨が入っている大きなプラ製の衣装ケースの中の骨を整理している。湯河原の白銀林道で拾ったタヌキを玄関脇のアジサイの根元に埋めていたが、掘り出したのは空気銃の跡がある頭骨だけかと思っていた。しかし、脊椎や前肢・下肢なども拾っていた。さらに、友人TSから送付された千葉で有害鳥獣で射殺されて埋められていたサルの骨なども出てきた。名札を付けたり、骨に字を書いていなければ出処不明の骨になるところだった。

腰椎の数は偶蹄類では5~7個、食肉目・兎形目7個、ニホンザル7個、ヒト5個である。脊柱を作る骨(椎骨)の中で腰椎は横突起が左右に出ているのが特徴だ。

図1はタヌキの腰椎である。第1腰椎から第7腰椎まで横突起が前方に腕を広げたように伸びている。

図1.タヌキNyctereutes procyonoidesの腹側から見た第Ⅰ腰椎~第7腰椎
図中の1~7は第1腰椎~第7腰椎を示す。
それぞれの腰椎の横に出ているのを横突起と云う(図2も同じ)。

しかし、ニホンザルの腰椎では第1腰椎の横突起は前方ではなく後方に広がっている。ぼくの手持ちのシカ、ウサギ、ネコ、タヌキ、アナグマではこのような腰椎は無い。横突起はどれも横に出て少し前方(頭の方)に曲がるのだ。
図2.ニホンザルMacaca fuscataの腹側から見た第1腰椎~第7腰椎
このような第1腰椎の奇妙な横突起はニホンザル特有なものなのか、それとも他のサルたちも生じているものなのか?ヒトには見られない。

2025年4月5日土曜日

サンショウの新葉を磨り潰し、砂糖と味噌を合わせる               Glind the leaves of Sanshou tree, Japanese pepper, and mix sugar and miso.

今朝、庭のサンショウの新葉を見たら、かなり伸びてきている。柔らかそうな新芽部分をザルに摘んだ。大きな擂鉢の中に積んだサンショウを容れ、サンショウの幹で作ったすりこ木でゴシゴシやりだした。TVで大谷が出ているので、その試合を見ながら、ゴシゴシやる。右腕が疲れる。コーヒーを飲む。また、ゴシゴシやる。30分もしたらどうやら葉や芯がなくなりサンショウは真っ黒に液状化する。砂糖を容れてまたゴシゴシやり、味噌を容れて同じ事を繰り返す。出来たところで大谷はヒットを打ったが、2塁への盗塁失敗だった。
図1.朝日を浴びた山椒の新葉
この山椒味噌は、結婚して間もなく義母に教わったものだ。ご飯にも合うし、キューリや蒲鉾につけたりして酒の肴に合う。だから、庭に出てきたサンショウの苗を大きくして毎年新葉を摘んで山椒味噌にして楽しんでいる。

2025年4月4日金曜日

お花見に行ってきた!                 We went to see the cherry blossoms along the Hikichi river

昼過ぎに連れ合いと二人で花見に出かけた。歩くルートはいつもの散歩コース、イタチ糞は無かった。引地川にはマガモ、カルガモやオオバンがまだ残っている。コイは泳いでいるが、カメはまだ出てきてないようだ。
図1.引地川沿いのサクラ
図2.ヤマブキが咲いている
図3.サクラは7分咲き!
図4.サクラの幹にキクイムシ?が入ったようだ。

帰りにコンビニに寄り、🍰やモンブランや和菓子を買う。5084歩だった。寒い感じだったが、帰りには少し汗をかいたようだ。

右肩甲骨の関節窩から見た烏口突起、肩峰               Coracoid process and acromion viewed from the glenoid fossa of the right scapula

シカとニホンザルとネコの肩峰の違いを見て欲しい。前回の写真は判りづらかった。肩甲骨の外側にある肩甲棘の近位端(関節窩)の端にあるのが←肩峰だ(図1,2&3)。だから、図1,2,3の上側が肺がある内側に当たる。
図1.シカの右肩甲骨 関節窩から
:烏口突起 :肩峰
図2.ニホンザルの右肩甲骨 関節窩から
図3.ネコの右肩甲骨 関節窩から

シカもサルもネコも肩峰は肩甲棘の一番関節窩寄りにあるが、図3のネコの場合は肩甲棘の近位端が伸びて肩甲棘結節をつくりそこからさらに伸びた端に←肩峰がある。ニホンザルには鎖骨があり鎖骨が肩峰や烏口突起と靭帯で結ばれる。そのためだろう。サルの肩峰はシカやネコと違って分厚い。

少し、肩甲骨の関節窩から見た、烏口突起と肩峰をできるだけ他の動物で見てみよう。

2025年4月3日木曜日

ニワザクラ                   Niwazakura, Chinese bush cherry

朝から冷たい雨がショボショボ降っている。ちょっと止んだので庭に出た。昨年、連れ合いが生協で買って植えていた小さな木にに可愛い花を沢山つけている。何て云う花?っと聞いても連れ合いは覚えていないと云う。グーグルの画像検索で調べた。どうもニワザクラと云う名前かな?これからユスラウメのような実がなったらそうだろう。でも八重咲だからどうかな?
ユスラウメは釧路でも夏に少し黒味がかった赤い実がなった。それを摘まんで食べたが、いつももう少し甘いか酸っぱいかしてくれた方が旨いのにっと思いながら摘まんだものだ。ここでそんな実がなってくれると嬉しい。ヒヨドリかキジバトがやってきて摘まむだろう。
図1.ニワザクラ

 

ニホンザルとシカ、ネコの肩甲骨の違い                    The differencies of scapulas among Japanese macaque, deer and cat

ニホンザルを含む霊長目や齧歯目、兎形目の肩甲骨の肩峰が他の動物たちとは違って(ここまでタイプしてきて、目の前にあるフクロモモンガとオポサムの骨を見た。なんと彼らの肩峰はサルのモノに似ている。なんと鎖骨もちゃんとある。ここでは有袋類を除いて考える。)、肩峰が烏口突起とは逆の方向に少し曲がり太く厚い。しかし、シカやネコの肩峰は肩甲棘をそのまま真っ直ぐ伸ばした細く薄い先端である(図1,2&3)。サルの肩甲骨の肩峰に鎖骨が結び付くからだ。
図1.左からシカCervus nippon、ニホンザルMacaca fuscata、ネコFelis catusの左肩甲骨外側から
:肩峰
図2.シカ、ニホンザル、ネコの左肩甲骨内側から
:烏口突起

図3.シカ(左)、ニホンザル(中)、ネコ(右)の左肩甲骨関節窩から
:肩峰 :烏口突起

寒くて雨模様の日が続くので桜がどうなっているか心配だ。明日は幸い晴れるようだ。連れ合いと桜を見に行こう!
トランプ関税で株価が下落し、為替も大きく変動している。が、こちらはそんなニュースを見聞きしているだけだ。

2025年4月1日火曜日

ニホンザルの肩甲骨 Right scapula of Japanese macaque

ぼくの右肩は今から16年前に肩鎖関節脱臼(2009年3月)で、鎖骨と肩甲骨を結んでいる靭帯が切れてしまっている。近くの整形外科ではもう歳だし力仕事をする訳でないから手術はしないと云われた。但し、肩を腕を動かさないのそのまま固まってしまうので動かすようにと云われた。急に、右腕を上げる時は腕を少し動かしながら上げて吊革に摑まる。山では木々や岩を掴んで上り下りする時にも痛くならないような腕の上げ方を学習した。しかし、何故か寒いと、この右肩が痛くなる。寝る時は常時右肩に厚手のタオルを乗せる。

その鎖骨と肩甲骨を繋いでいる箇所が肩峰Acと烏口突起P.cの部分である(図1,2&3)。
図1.ニホンザル右の肩甲骨 外側から
Ss:肩甲棘  Ac:肩峰 Cs:肩甲頚
図2.ニホンザル右肩甲骨 内側から
Ac:肩峰 P.c:烏口突起 Cg:関節窩
図3.ニホンザルの右肩甲骨 
Cg:関節窩 Ss:肩甲棘 Ac:肩峰 P.c:烏口突起

サルやヒトを含めて鎖骨を持っている動物の肩甲骨は鎖骨が無い動物たちの肩甲骨と異なっていることが判った。それは北方新獣類の中の真主齧類の仲間は鎖骨があるが、他の哺乳類には鎖骨が無いと云える(哺乳類 - Wikipedia)。次回は、真主齧類のネズミやウサギの仲間の肩甲骨を見てもらう。

今日、近く整形で診てもらい、リハビリを受けてきた。驚いたことに第5腰椎と第6腰椎の椎間板の右側部分が骨で埋まっている。その骨を削り取ってもらいたいものだが、、、、。なんと、骨密度は1.534g/㎠で若者と比較した値は135%だ。これだもの余分な骨が椎間板の所に出来ちゃているんだ!毎日Ca剤を飲んでいるせいかな?これを飲むと足が攣らなくなったのだ。

2025年3月31日月曜日

我が家の周りの春                       Spring around our home

我が家の近くの教会の玄関横の前庭に花海棠の花が今年も咲き始めている(図1)。我が家の庭には一才海棠が咲き始めている。昨日は温かかったのに、、、今日は曇り空で寒い感じだ。これが春の始まりだ。温かい日が2,3日続いたかと思うと一転して冬に戻ったように寒くなる。寒いとは言っても生まれ故郷の釧路とは比べられない。釧路はまだ氷点下のシバレル日が続いているのだ。釧路の花見は5月だから、こちらは一ヶ月以上も早く今が盛りだ。寒いなんて言ったら釧路の妹や兄から笑われる。

図1.ハナカイドウ
図2.イッサイカイドウ

2025年3月30日日曜日

セミの幼虫が土中から出て死んでいた。                 The cicada larva went out soil and was to died.    

昨夜、寝る時にセミの幼虫がいるドラセナの鉢を見たら、鉢にまた別の直径1センチくらいの穴が開いている。穴を除き、鉢の周りを見たら、鉢棚の下に幼虫の抜け殻が、、、、が、抜け殻ではない。幼虫の腹部から尾部の殻が剥がれ落ちてない。

どうなっているんだ?剥がれ落ちたと思われる腹部から尾部の殻は見当たらない。ドラセナの鉢の土中にあるのだろう。でも、どうして?
3月23日の明け方にこの幼虫が鉢の中の地中から顔を出して蠢いていたが、また土中に戻っていった。そのままもう少し温かくなるまで戻っているのかな?っと思ったが、、、、、、このような状況になってしまった。
折角、ドラセナの樹液を吸って大きくなったのに、残念だ。

2025年3月29日土曜日

アライグマとタヌキとキツネの前肢骨                  Ossa membri thoracici of raccoon, raccoon-dog and fox

 イヌ型亜目でイタチ科をアップしたので、今回はアライグマ科のアライグマとイヌ科のタヌキとキツネの手指骨を除く前肢骨をアップする。アライグマの肩甲骨はイヌ科のタヌキやキツネのものよりもイタチ科のものに似ている。肩甲頚が括れている(図1)。タヌキもキツネも尺骨は遠位端になるほど細くなるが、アライグマの尺骨はイタチ科(図2)の3種のように細くならない。また、上腕骨の顆上孔がある(図1のアライグマの赤い紐で結んだ孔)が、これはイタチ科3種に特有なものでもある(図2)。

図1.アライグマProcyon lotor、タヌキNyctereutes procyonoides、キツネVulpes vulpesの前肢骨
図2.イタチMustera itatsi、テンMartes melampus、アナグマMeles melesの前肢骨
イヌ型亜目はイヌ下目(イヌ科のみ)とクマ下目(クマ科、アライグマ科、イタチ科、鰭脚類)に分けられる。標本として持ってはいないが、クマ科の上腕骨にも顆上孔がある。もしかするとクマの肩甲骨もイヌ科のものよりもイタチ科のものと似て肩甲頚が窪んでいるのかもしれない。また、尺骨も細くはならないかもしれない。これは、系統関係からの類推だ。

昨日、庭のプランターの中に容れたテンの死骸を見た。水に濡れて毛皮が柔らかくなったせいか、少し腐敗が進行しているようだ。4月末には骨を採取できそうだ。

2025年3月28日金曜日

サクラはまだ!                  Cherry blossoms do not yet!

 午後からの陽気に誘われて尻・腰が重苦しいがサクラを見に行くことにした。セーターを脱ぎ去り、薄手のスポーツシャツ一枚だ。が、上下の下着はまだヒートテックの長いのを着ている。やはり暑かった。半袖シャツとパンツだけで十分だ。

レンギョウの黄色の花が満開だ(図1)。この界隈ではレンギョウを植えている家は珍しい。奥野林道沿いでもレンギョウがもうすぐ満開かな?

ライラックが咲こうとしている(図2)。釧路では6月の花だったかな?円行公園のユキヤナギがこんもりと満開だ(図3)!

図1.レンギョウ
図2.ライラックだ
図3.円行公園のユキヤナギ
サクラ(ソメイヨシノ)は3,4分咲き?咲いていない木もある(図4&5)。明日か明後日には満開になるかな?
図4.引地川とソメイヨシノ
図5.引地川沿いのソメイヨシノはまだだ!

イタチ科3属3種の前肢骨の比較 The compare of Ossa membri thoracici in Mustelidae 3genus3species

今日は、イタチ科Musterlidaeの3属Mustera,Martes,Meles3種の上肢骨(肩甲骨、上腕骨、尺骨、橈骨)をアップする。テンMartes melampusの上肢骨は20100901に早戸川上流の岩場でこの三つの骨だけを見つけて拾ってきた。橈骨だけ不足。当時はイタチ属の骨だと思っていた。それはアナグマと比べると随分小さいからである。が、2018年に鴨川のAIさんからイタチの轢死体をもらい、肩甲骨の大きさからテンだろうと考えている。先月に宮ケ瀬にテンの死骸を拾ってきたが、まだ、プランターに漬けたままなので、骨にして、初めて早戸川上流域で拾った骨がテンで正しいのか否か判断できる。ここではMartesとしておく(図1)。
何と、今朝初めて、哺乳類の上半身の骨を上肢骨ではなく前肢骨と獣医学で云うことがわかった。自分の目は節穴だった。
図1.イタチ科3種の手指骨を除く前肢骨
左:イタチMustera itachi 中:テンMartes melampus 右:アナグマMeles meles
いやー、イタチ科3属3種を並べたが、形状が似ているね。アナグマは流石に前足の爪を使って穴を掘るので、上腕骨(これも哺乳類だから前腕骨になるのかな?)も太くがっちりしている。ただ、肩甲骨が3種3様かな?それぞれの筋肉が着く箇所が少しずれたり量が違ったりしているのだろう。

いつの間にか雨が止んで晴れてきた。午後からは花見にでも行ってみるかな?
 

2025年3月27日木曜日

今年もムラサキケマンが咲いている          

今年もムラサキケマンが庭に咲き出した。コヤツは小さな苗のような時からケシ科特有の葉でわかる。今年は庭の数か所に出ている。
今年はここに引っ越して来てから40年以上咲いていた、黄色い花のフリージアが出てこない。折角増えてきていて楽しみだったのに残念だ。出てくると2本は切って花瓶に挿して居間のテーブルに置き、香りを楽しませてくれたのに!
昨年の猛暑が関係しているのかどうか判らないが、庭木のアメリカハナミズキ、モミジ、白い花のジンチョウゲが枯れてしまった。ハナミズキの木はベランダの巣箱にシジュウカラが入るのに都合の良い枝を出していたのに残念だ。
図1.ムラサキケマンの花

ネコ型亜目の動物たちの肩甲骨、尺骨比較                 Compare of scapula and ulna in feliformia

 ぼくが持っているネコ型亜目の動物の骨は、ネコ科のネコとジャコウネコ科のハクビシン、マングース科のジャワマングースの骨である。ジャワマングースの尺骨や橈骨の骨端軟骨から先の遠位端が欠損している(図1.と云うことはこの個体は永久歯が全て揃っているがfull adultではないのだ)。

図1.ジャワマングースHerpestes javanicusHとネコFelis catusFの右の肩甲骨a、尺骨b、橈骨d、上腕骨d
ジャワマングースとネコの肩甲骨や上腕骨、尺骨などの形状の違いは殆ど見当たらない。ただ、ジャワマングースの肩甲骨の肩甲頚(肩甲切痕)が少し深い。

しかし、奄美大島のジャワマングースも根絶できたようだ。数年前に捕獲して内臓を抜き取られた死体を送ってもらったのだ。野生動物保護センターに勤めていたAYさんにあらためて感謝だ!