「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年3月13日火曜日

アライグマが丹沢に?  Footprint of racoon?

昨日は、専門学校を卒業したばかりの笹沼萌さんと下記のコースを歩いた。
土山峠から清川トンネルへ向かう経路から入り、
617.2mのピーク「猿ヶ島」で一休みし、宮ヶ瀬尾根を南下し、597mピーク
を過ぎたところからハタチガ沢林道へ下る。
(猿ヶ島で高畑山をバックに)
高畑山や鍋嵐など600mを越える標高の山々は雪に覆われていた。
この尾根上もまだ雪があり、早朝だったので氷っていた。
清川トンネルを抜けて再び、宮ヶ瀬尾根に登り、525mピークから北東尾根を下り、
元のところに戻ってきた。
遭った動物はハタチガ沢林道を歩いているときのメスグループのシカたちだけであり、
しかも遠方からだった。
しかし、今回は、これまで見たこともない足跡があった。
指が長くしかも開いている。


尾根道につづくこれらの足跡を見たとき、
とっさにアライグマのものだと笹沼さんに話した。
が、アライグマの生きている姿は見たことが無いのだ。
タヌキの足跡などと比べるととずーと大きいし、爪痕までくっくりとついている。
もし、アライグマがこの東丹沢山塊に入り込んでいるとなると、
糞や食痕やその他のフィールドサインを見直さなければならない。
これはアライグマの足跡なのだろうか?

2012年3月11日日曜日

タヌキはシカの死骸を食べていたが、テンは食べず Racoon dog ate deer corpse, but marten did'nt.

3月9日のウェイポイント
②がシカの死体があった場所
①③がテン糞の場所
④⑤⑥がタヌキのタメ糞の場所
⑩がクマの爪痕の場所
テン糞①
キブシ種子5個、節足動物の外骨格、小哺乳類の骨片3個
テン糞② 
サルナシ種子36個、ネズミ科(アカネズミ?)の毛と骨片(大腿骨一部、腰椎1個、側頭骨の一部、頭蓋骨の一部、切歯の一部)、昆虫の翅、足、頭部、外骨格
タヌキ糞④ 
キブシ多数(果実1個そのままあり)、節足動物の脚、外骨格、シカ毛と動物質未消化物多数
タヌキ糞⑤ 
キブシ種子多数、ケンポナシ種子8個、シカ毛と内臓?未消化物多数
タヌキ糞⑥ 
サルナシ種子多数、節足動物の外骨格多数、シカ毛と動物質未消化物多数
テン糞はシカ死骸を挟む位置にありながら、テンがシカを食べた痕跡は糞からは見当たらない。
しかし、タヌキ糞からは全てシカの毛などが出てきた。
どのくらいの範囲の動物たちがシカを食べにやってきたのだろうか?
また、それはどんな動物たちなのだろう。
3ヶ所のタヌキのタメ糞は同じ家族のものなのだろうか?そうなると一家族でいくつのトイレ(タメ糞をする所)をもつことになるのだろう。
テンがシカを食べてないのは、テンは死肉は食べないということなのだろうか?

キクラゲをゲット Got two kinds of ear fungus

9日の土山峠と宮ヶ瀬尾根の間を歩いたとき、2種類のキクラゲの仲間を見つけ、
ゲットしてきた。
一つはタマキクラゲとアラゲキクラゲの雑種のようなものであり、
昨夜、食べ残したものが、まだ大きくなって広げると掌の半分くらいの大きさになっている。
生食の感じも煮た感じの舌触り、味も左のタマキクラゲと同じだ。
もう一つ、これはハナビラニカワタケかな?
これは皆、一塊が2、3センチくらいで、7、8個ゲットしてきて、
皆、ラーメンに容れて食べた。 
まだ、上のタマキクラゲが少し残っているんので、熱湯でさっと湯がいて
三杯酢で食べてみた。あまりにも歯応えが無くてちょっと味気無かった。

2012年3月10日土曜日

早くもクマの目覚め     Claw marks of black bear

昨日、スギ林の中にある苔むしたモミの幹の樹皮が
剥がされているのに気が付いた。
白く、木肌が見えているのはぼくの頭の高さ1メートル72センチを越えている。
秋ならシカの角砥ぎの跡とみて、気に止めなかったかもしれない。
これは、あの塩水橋からの弁天杉(千年杉)のクマの爪痕の位置と同じだ。
根本には剥された樹皮が落ちている。
生々しいクマの爪痕だ!
クマが冬眠から目覚めて、餌を求めて歩き回り始めたのだ。
雨が強く降っていたので、写真を撮るだけが精一杯だった。
樹皮の周りを丁寧に探せば、他のフィールドサインが見つけられただろう。
(クリックすると拡大)
暗いのでフラッシュをつけて撮った。
爪痕がまっすぐ下がってはいないでカーブしている。
 
シカが秋に行う角砥ぎの場合は、太く深い溝ができ、しかも方向がまちまちだ。
しかし、クマの爪痕は平行で細く浅い跡だ。 
沢にはまだまだ残雪がある。
しかし、クマは洞穴から出てきて、歩き回り始めたのだ。
昨日アップしたメスジカの死骸のあった場所はここからもそんなに離れていない。
このクマも口にしたのだろうか?クマはどういうところに糞をするのだろうか?
クマ糞さえ見つければ、シカを食べたかどうかがわかる。
しかし、クマの食べれるような物が今の時季にあるのだろうか?

2012年3月9日金曜日

雨の中のシカ死骸   It was raining on a sika deer carcass

今日は、8時過ぎにもうどうしようもなく丹沢へ行きたくなった。
濡れるので長靴を履いて出る。
裏道をうまく通れたせいか1時間半くらいで土山峠に着いた。
当初は、長靴なので伊勢沢林道を歩こうと思っていたが、いつものように気が変わる。
土山峠のバス停のところに車を置いて、清川トンネル方面への道を歩く。
テン糞を見つけ、写真にとり採集。
このテン糞採集で、タヌキ糞も拾って行こうと思う。タヌキ糞は尾根を歩かなければダメだ。
右手に傘を持ち、左手で立木につかまり尾根に入る。
タヌキのタメ糞がある。新鮮なウンチもある。
とうとうそうやって、一回りしてしまった。

途中で、見つけたメスジカの死骸。
動物たちの食堂となっているのだ。
このメスジカは滑落死した訳でもない。老衰でもない。
餓死とにらんだが、来週、再度行って、大腿骨の骨髄の状態を見てみよう。
雨が強くなったり、弱くなったり、傘をさし、長靴を履いて歩いているので、暑い。
キブシの蕾も膨らんできている。 
テン糞2個、タヌキ糞3個を拾ってくる。
雨のせいもあり、柔らかすぎるものだった。
それに、2種類のキクラゲもゲットし、帰宅してインスタントラーメンに少々入れる。
柔らかく歯ごたえがなく、ちょっと物足りない。
酢醤油にして今夜の摘みか!

2012年3月8日木曜日

春!  Spring has come!

いつの間にか庭の白梅の花が満開だ。
ヤマアカガエルのオタマジャクシが生まれている。
なんとキーボードの上にカメムシがあるいている。
春だ!

 

2012年3月6日火曜日

昨日は春だった!  Yesterday has been Spring!

昨日は、丹沢に行くつもりが雨でダメになったので、
お昼過ぎに引地川沿いをあるくことにした。
川には、コガモ、カルガモと2種類しか見つからず。
しかも、数はこれまでとは比べものにならないほど少ない。
河津桜はまだ数輪しか咲いていないが、、、
大半が、あと数日で開く状態だ。
昨日の温かさで明後日にでも満開になるかもしれない。
この蕾を見ると道明寺の桜餅を思い出す。
セキレイのように尾を振ってあるく、セキレイよりもちょっと大き目の鳥が、
ほとんど休みなくチョコマカ河原を歩き回っていた。
この辺りを根城にしているカワセミだ。
じっと近づいてシャッターを下ろそうとしたら、どこかへ飛び去ってしまった。
散歩しているおばさんが、「カワセミ綺麗でしたネェー」と話しかけてくる。
ぼくは曖昧な返事をしてカワセミを探すが、見つからない。
畑ではネコが何かを狙っている。何?カエル?
最後まで見られず、帰ってくる。
動物たちも暖かさを満喫していた。
昨日は散歩している人たちが多かった。
人々の歩き方を見て、背を伸ばし、胸を張って歩く。
歩幅を大きくして歩いていたら、なにやら右足の脹脛がオカシイ。
痛いのだ。肉離れを起こしたようだ。
どうして、散歩で、足を力強く蹴って大股に歩いただけなのに、、、、。
帰宅して、連れ合いに脹脛を傷めたと云うと、高齢者だものと笑われた。
今日は、これから着替えて舞浜へ出かけなくてはならない。

ハクビシンの毛  Hairs of Masked Palm Civet

今日は、朝6時に丹沢へ行こうと準備万端整えていた。
しかし、6時半を回っても雨がやまないので、丹沢行をあきらめた。
部屋の壁のオスジカの頭骨に乗っているハクビシンの子供の毛皮が目にはいった。
交通事故で死んだハクビシンの子供の毛を調べることにした。
ひっぱてもなかなか抜けないので、親指の爪を立てて人差し指で毛をしっかり押さえて引っ張った。ほんの少し抜けた。それがこれだ。
ハクビシンの毛を写真に撮っていて、思い出した。
2010年3月にisa隊員、k-ta隊員、やまぼうしさんと仏果山・高取山の登山道を歩いた時
キブシの種子だらけのハクビシンの糞を拾い、アップした。
このキブシの種子の中に短い毛がほんの少しだが入っていた。下クリックして見てください!
このキブシの種子ごと標本として保管していたので、ピンセットで一本一本毛を取り出して、
撮った。もちろん、縮尺は同じだ。
ほんの少ししか混じってないので、ハクビシンが自分の身体を舐めた時の
毛であると考えていた。しかし、これは、あきらかにハクビシンの毛ではない。
シカの毛である。

なんだか嬉しくなってしまう。
一眼レフのレンズにクローズアップレンズをつけて撮っただけで、
毛の違いがわかるなんて、、、、、。
タヌキ、ハクビシン、ノウサギの毛の太さなどの違いは分かった。
アナグマの毛皮が物置にあったのに、臭うのでゴミに出してしまった。
ほんの5センチ四方でも切り取って残しておくべきだった。
小動物たちの毛の違いを顕微鏡を使わずに簡単に見極められないだろうか?

明日は専門学校の卒業式だ。東京ディズニーリゾートのホテルで行われる。
昨年はあの3月11日で、出席できなかったので今年は出席しなくては、、、。
雨が上がってきたので、カメラを持って引地川沿いを歩こう。


2012年3月5日月曜日

毛の持ち主は? Fur's Owner?

2月27日のタヌキ糞にたくさん混入していた毛を
take隊員のコメントもあって、手持ち標本の物と写真に撮って比べた。
下が昨日アップした毛だ。

小哺乳類の毛を先ず同じ縮尺で見比べた。
これは、isa隊員からもらったヒメネズミ(齧歯目)の毛だ。

これはやまぼうしさんよりプレゼントされたジネズミ(トガリネズミ目)の毛だ。 

これは、ヒミズ(トガリネズミ目)の毛だ。 

これは、ノウサギの毛だ。 

これは、タヌキの毛だ。 

これはカモシカの毛だ。 

これはシカの毛だ。 

上のシカ毛を親指と人差し指で揉んでみた。 

ヒメネズミ、ジネズミ、ヒミズ、ノウサギの毛は及びタヌキの毛は、タヌキ糞からでてきた一番上の毛とは毛の太さが違う。小哺乳類を食べた訳でもなく、また、タヌキが食後に自分の身体を舐め回して毛が糞に混じった訳でもない。
では、カモシカ毛とシカ毛を比べるとシカ毛は比較にならないほどカモシカ毛よりも太い毛がある。
この太さはタヌキ糞から出てきた毛の太さと一致し、細いものもある。
クローズアップレンズをつけてこれだけの違いが撮れるなんてうれしい。
シカ毛は折れやすいので、シカ皮は尻皮には向かないと聞いていたが、
折れやすいのは毛が太いからだろう。
タヌキ糞の中では10ミリ前後に切れ切れになっていたのは、小哺乳類の短い毛ではなく
シカ毛が折れたもので間違いないだろう。
タヌキは猟期に撃たれて解体された残骸を食べたのだろう。
骨片はシカの骨なのだ。
では、あのウロコ状の物がなんだろうか?これからの課題である。
take隊員のコメントがなければ調べてみようとは思わなかった。
動物死体をプレゼントしてくれた皆さんにも感謝!