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2026年7月4日土曜日

カモシカの項稜部分は頭頂間骨(インカ骨)の名残り?                              Is Crista nuchae of serow skull a rumnant of Inca bone?                     

  頭骨を上面から見ると前方から前頭骨f、頭頂骨pがあり後頭骨となる。が、アフリカオニネズミには頭頂骨と後頭骨の間に頭頂間骨piがあり(図1)、ヒトではアンデス山中のインカ族の人々に多く見られるのでインカ骨と呼ばれている。
図1.アフリカオニネズミCricetomys gambianusの頭頂間骨(インカ骨pi)
 頭頂間骨・インカ骨は頭頂骨と後頭骨の間の骨であり、後頭骨の項稜との間にある(図1)。
図2.頭骨後面からのカモシカCapricornis crispus 左とチュウゴクゴーラルNaemorhedus griseus
p:頭頂骨 pi?:頭頂間骨 o:後頭骨外側部
 図2はカモシカとチュウゴクゴーラルの頭骨を後ろから見たものである。頭頂骨pと頭頂間骨pi?との縫合線が判る。さらにチュウゴクゴーラルでは頭頂間骨pi?と後頭骨との間の縫合線がある。しかし、これら2個体の頭頂間骨pi?は項稜が明確である。このカモシカは後頭骨部分がそっくり紛失している(図3)。項稜部分を残して頭頂骨と縫合している骨pi?がある。後頭骨と頭頂骨との間にある図2のpi?は後頭骨なのか?そうするとどうしてカモシカではpi?が残り、またチュウゴクゴーラルではpi?とoとの間に縫合線があるのか?
図3.頭骨底面後方からのカモシカとチュウゴクゴーラル
 
 この後頭骨外側部と頭頂骨との間の不可思議な骨は、シカにも見られる(図4)。
図5.コドモのシカCervus nipponの頭骨後方から
後頭骨外側面と項稜部分の骨が分離している

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