「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年12月12日木曜日

懐かしい奥湯河原の餌場跡              Ruins of the old Oku-Yugawara feeding ground

昨日、K夫妻の車に乗せてもらって熱海に行った。途中で奥湯河原の天昭山神社野猿公苑跡に行った。広河原の最後の旅館から右に折れて細い舗装されていない山道を進んだ。4人乗っているので、車の底が着くようなことがあり、そろりそろりと進んだ。ようやく広い砂利が敷かれた簡易トイレがある駐車場に着いた。
昔のトイレの屋根からヒヨドリジョウゴ?っと思ったがどうも葉が違う。ヤマホロシかな?
図1.ヤマホロシがたくさんの紅い実を!
駐車場から神社の鳥居をくぐると坂道を少し登ったところの堰堤に土砂で埋まった平な処が天昭山神社野猿公苑跡だ。
図2.鳥居をくぐった車を運転してくれたTKさん
何と、ぼくはこの図2の鳥居からの坂道を駆け上ったのだ。さらに餌場跡の石がゴロゴロしている所を軽やかに歩き回ったのだ。連れ合いもK夫妻も「え?どうして?若返ったの?」と驚いていた。自分でも驚きだ!でも、車に乗る時はまた老人に戻った。どうして坂道を走って登り、餌場跡を飛び回れたのか不思議だ。
図3.坂道を登った左手に堰堤だ
図4.餌場跡を歩く三人
この餌場跡では以前、K夫婦と我々二人、それとここで一緒にサルのフィールド・ワークをしていた故J.Burtonさんとキャンプしたことがある。その後、またBurtonさんが来日した時に5人でこの餌場跡にきた(図5)。
図5.2013年10月の餌場跡で
Kishida夫妻、Burton氏と我々

2024年12月11日水曜日

イタチ科の動物の上顎の下顎窩の構造                    The structure of Fossa mandibularis in Mustelidae's maxilla

 アナグマはイタチ科なので、イタチ、テンの頭骨底面の下顎窩を見た。アナグマより小さいが下顎頭を前後・上下で支える構造になっている(図1)。下顎頭はしっかりと上顎骨の下顎窩に収まっている(図2の赤線で囲まれた枠内を参照)。アナグマのモノと殆ど変わりがない。

図1.イタチとテンの頭骨底面からの顎関節の構造
図2.テンの頭骨左側面からの下顎頭と上顎の下顎窩
赤線で囲った部分

図3は独協大医の「哺乳類頭蓋画像のデーターベース」からのカワウソの下顎窩部分を赤線で囲んで示した。図2のテンの下顎窩と同じようにカワウソの下顎頭は下顎窩の前後の突起に囲まれる構造になっている。

図3.カワウソの頭骨左側面からの下顎窩部分
つまり、イタチ、テン、アナグマ、カワウソのイタチ科の動物は全て上顎骨の下顎窩の前後に突起があり、しかも後突起が下顎頭を囲むように伸びている。下顎骨が前後に移動しないのだ。このことは食物を上下にシッカリ嚙み潰せる事を物語っている。

2024年12月10日火曜日

しかし、どうしてアナグマの顎は?         But, why do the jaw of badger not dislocate?

哺乳類の殆どが下顎窩の後ろに下顎窩後突起があって、また、その代わりになる側頭骨鼓室部(聴胞)の壁がある(図1~3)。また、下顎窩の後ろの壁が無いウサギやネズミの仲間がいた(図4)。

図1.サバンナモンキーChlorocebus aetiops頭骨底面から
○:下顎窩 ←:下顎窩後突起(以下、図2~4)も同じ
図2.タヌキNyctereutes procyonoides頭骨底面から
図3.シカCervus nippon頭骨底面から
図4.ヌートリアMyocastor coypus頭骨底面から
上記のこれらの動物では下顎(あご)外れる事がある(下顎頭が下顎窩から外れる)。しかし、どうしてアナグマの下顎骨は死んで骨になっても上顎の下顎窩から外れない(図5)構造になっているのか?
図5.アナグマの下顎は死んでも下顎窩から外れない
それは、アナグマの下顎窩は前後の突起に囲まれており(図6)、この中に下顎頭が水車の車の軸のように入るからであった(図7)。そのため、アナグマの下顎骨は年を取ると左右が癒合合体するので、上顎骨から死んでも外れないのだ。
図6.アナグマ頭骨底面からの下顎窩の構造
下顎窩後突起が後ろから下に回っている。
サルやシカたちに無い前突起→がある。
図7.アナグマの頭骨側面からの下顎窩と下顎頭が関節する構造○
前突起→がある。

何だか、イタチ科を含む食肉目の他の動物たちの顎関節の構造が知りたくなった。

2024年12月9日月曜日

コウモリの下顎窩はどうだ?         How about maxillaris Fossa mandibularis of bats?

日本産の動物の目Orderでまだ翼種目が残っている。手持ちのユビナガコウモリの下顎窩を見た。小さなちいさな頭骨なのにちゃんと下顎窩後突起がある(図1)。しかも下顎窩が凹んで見える。これでは顎は外れないだろう。
ウィキペディアに因ると、
翼種目Chiropteraは陰翼手類Yipterochiroptera陽翼手類Yangochiropteraのコウモリに分けられている。日本に生息するコウモリはオオコウモリ科とキクガシラコウモリ科、カグラコウモリ科も含めて全て陰翼手類で、ヒナコウモリ科とオヒキコウモリ科が陽翼手類のようだ!へー、オドロイタ!
          
図1.ヒナコウモリ科ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusの頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
熱帯病を研究している友人のTT氏がパプア・ニューギニアから持ってきてくれたオオコウモリの頭骨を底面から見た(図2)。果実食であろうと飛んでいる虫を食べるユビナガコウモリのように下顎窩後突起が出ているのがわかる。まぁー、同じ翼種目だ。

図2.PNG産のオオコウモリ科オオコウモリのPteropodidae頭骨底面から
○:下顎窩 →:下顎窩後突起
何だか、疲れた今日は昼前からずーっと翼種目の分類をネットで検索して見ていた。あー、ちょっと散歩だ!

プラタナスの葉だった!            It was a leaf of Plane tree!

昨日、TVの囲碁番組を見てから散歩に出た。天気が良かったが北西からの風が冷たかった。今回は4千歩のルートをとった。線路沿いに歩き、途中から左に折れて信号を渡り、又信号を待ちをして渡り。湘南台大橋に立った。目の前に富士山の山頂域がビルの上に見えた。え?ここで富士山が見える。この日はカメラを持ってこなかったのを悔んんだ。
橋の上は風が強い。橋の反対側の歩道を3,4歳の女の子が幼児用のペタルがついていない小さな自転車で両足でブレーキをかけながら走っている。後ろにお父さんが両手をポケットに入れて小走で追いかけている。ぼくは女の子がちょっと危ないかな?っと思いながら見る。
ぼくは橋を左に折れて、高校のグランドの処でまた左に折れて今度は右に曲がって歩く。信号が青になったが、急いでも今の僕の足では渡れないので、そのままのペースで歩く。50mくらい手前で赤になる。ここの信号は長い。出た汗でちょっと冷える。高校生等と信号を渡り、柳橋を渡って円行公園の横の坂道を自分としては急いで登り、公園の角で右におれてすぐ左に折れて信号を待つ。ここの信号機には高齢者用の専用ボタンがあるが、押すとどうなるのだろう?
道路を渡って、右に折れてクリエイトの前を通って、家に戻ってきた。
家に着く前の道際に我が家の玄関前にあった大きな葉が落ちている。その葉をようやく屈んで拾う。原谷公園だ。見上げるとプラタナスの木が茶褐色の葉をつけている。木の幹にプラタナスという名の札が掛けてあった。
図1.プラタナスの三つの葉の形状
プラタナスの葉を拾ってきたので、玄関前に置いてカメラを持ってきて写真だ(図1)。ごめん!やまぼうしさんプラタナスでした。プラタナスの葉の形は鋸歯がたくさんあるものとそうでないものがありますね。

しかし、家から120mしか離れていない公園にプラタナスがあったのを知りませんでした。大きなソメイヨシノが2本あったのが、何故か昨年根元から切られてしまい。今年はサクラを引地川沿いまで見に行かなくてなりませんでした。枯れ葉の問題?それとも毛虫?周辺の人たちから苦情が出たのかな?枯れ葉をサクサクと踏む楽しみもあるのに、、、、。

この日は、4332歩だった。

2024年12月8日日曜日

ハムスタの顎も外れる-さまざまな上顎の下顎窩(2)          Hamsta also has mandibles dislocated-Various shapes of Maxilary Fossa mandibularis(2)

ウサギの下顎が外れやすいとアップした。が、ネズミもウサギと似たような下顎窩だ(図1)。ネズミの下顎も外れやすいのだろうか?
齧歯目のハムスタやモルモットで今度は「ハムスタの顎が外れる」でググった。ハムスタは顎が外れる個体が多いようだ。モルモットでも顎が外れた例が載っていたよ。ググってみて!
図1.ラットRuttus norvegicusの頭骨底面からの下顎窩↓
で、ハムスタの下顎窩をみた(図2)。うん、ウサギの下顎窩より前後に長いが後ろは遮る骨がない。これでは外れることがあるだろう。
図2.ゴールデンハムスタMesocricetus auratusの頭骨底面からの
下顎窩↓
では、モグラではどうなっているのかな?モグラの下顎頭を後ろで押さえる下顎窩後突起は無いが側頭骨鼓室部(図3の↓先の円形の骨)が後ろに行かないようにしている。
図2.アズマモグラの頭骨底面からの下顎窩↓と側頭骨鼓室部

今日も天気が良い。囲碁を見たし、これからでも散歩に行こう。学生時代の15名にクラス会をやろうと呼びかけた。何名参加できるか楽しみだ。

同定できない大きな葉                A unidentified large leaf

昨日3時過ぎに散歩に出た。始めは4千歩のルートを行こうと思って線路に沿って北上した。が、天気が良いし風も無いので途中から5千歩のルートにして引地川下土棚遊水地管理事務所の前を通って、遊水地公園を左に見ながら戻ってきた。指の出る手袋をし、薄手のセーターを着ていたので少し汗ばんだ程度で気持ちよかった。1時間1分で5721歩であった。帰宅したら玄関前のたたきの上に大きな枯れ葉が一枚あった(図1)。
プラタナスの葉?イヤ違う。少し厚い葉だ。カクレミノの葉かな?でも何だか葉柄が短い。それに、常緑樹のカクレミノの葉が秋に落ちるかな?Googleの写真検索をしたが、判断できない。
図1.玄関前のカクレミノの葉のようだが、、、
帰宅したら、連れ合いが今夜は餃子だよっとキャベツを千切りにしていた。そう、連れ合いが作る餃子は旨いのだ。皮は市販のモノだが、それに具を乗せ皮の縁半周りに指で水を付けて具を包み込んで縁を指で押し付けて3,4か所にくびれを入れる。この作業は家に居る者全員参加だ。昨夕は水餃子だった。皮にヌメリがありツルとしてアツアツ、フウフウしながらタレにつけて食べる。バランタインのオンザロックも旨かった。

2024年12月7日土曜日

ウサギの下顎は外れやすい--さまざまな上顎の下顎窩(1)      Hare has mandibles that are easily dislocated--Various shapes of maxilary Fossa mandibularis (1)

年寄りのアナグマの下顎は上顎の下顎窩から外す事ができない事をアップしたが、この下顎窩の形状はさまざまだ。

サルの下顎窩は以前老ニホンザル♂の下顎骨のことでアップしたが、ここでもう一度アップする。ニホンザルの下顎頭が上顎骨と接する下顎窩は左右からゆるやかに凹んでいる(図1)。

図1.ニホンザルMacaca fuscataの頭骨底面から♂左と♀右
〇:下顎窩 →:下顎窩後突起
キツネの下顎窩は下顎窩後突起からわずかながら前方に坂になっている(図2)。
図2.キツネVulpes vulpesの頭骨底面から
〇:下顎窩 ←:下顎窩後突起
カモシカの下顎窩は平で下顎窩後突起も1ミリほどの高さしかない。サルやキツネには明白な下顎窩後突起が突き出しているのに、カモシカでは殆ど用をなさないような下顎窩後突起であり、聴胞(側頭骨鼓室部)の壁が厚くなってその役目を果たしている(図3)。
図3.カモシカCapricornis cripusの頭骨底面から
→:下顎窩後突起
ノウサギの下顎窩は側頭骨と側頭骨頬骨突起に挟まれた左右に長く前後に短い切り通し状態だ。ウサギでは下顎窩後突起のような後ろへの移動を妨げるものはない。これではウサギの顎が外れる事があるのではないかな?
図4.ノウサギLepus brachyurusの下顎窩〇 頭骨底面から
何と「ウサギの顎が外れる」ってググってみたら、動画でもありました。試してみて! でも自分で骨を見て思った事が実際に生じているなんて嬉しい。

今日も4千歩くらいは散歩しよう。このところ歩き出すと両足が自分の足でないようなピコピコした感じで大腿部の筋肉が引き攣る感じだ。2千歩を超えてくると足の動きがスムーズになる。あー、歳なのだ。知人が59歳で教え子が41歳で亡くなった。有名な中山美穂は50代で逝った。こちらは78歳にもなって馬齢を重ねている。しかし、学生時代の仲間とクラス会をやろうということになった。身体は弱ったが元気に笑って皆に会いたい。

2024年12月6日金曜日

イチョウを見に散歩       A walk for seeing ginkgo trees

今日昼前に辻堂に居る義姉のところに先日の卒寿祝の写真を持って行った。帰路の道の両側の街路樹のイチョウの黄色の葉が見事だった。我が家の近くにもイチョウの街路樹があったので、昼過ぎの散歩はイチョウの街路樹を見る事だった。やはり、あった。が、車に乗っていれば両側のイチョウが見れて綺麗なのかもしれないが、今一つだった(図1&2)。

図1.イチョウの街路樹西に向けて
図2.イチョウの街路樹東に向けて
湘南台橋を渡り左に折れて引地川沿いの遊歩道を歩く。ん?この黄色になった葉の木は?葉が落ちたサクラの木の間にある。エノキかな?
図3.引地川沿いの散歩道で
おー、紅く染まったカエデの葉に似たモミジバフウだ。落ちている紅い葉がないか探したが見つからなかった。コヤツの実はプラタナスのように丸い球状でトゲ状のものが出ている。
図4.引地川沿いの散歩道で
亀井神社の境内の中に大きなイチョウがあるが、ここもまだ黄色になっていなかった。5721歩だ。まぁー、まぁーの散歩だ。

顎が外れないアナグマ               Badgers that can't get their mandibles off

アナグマの左右の下顎骨は歳をとると癒合・合体し、そのため上顎の関節窩から外すことが出来なくなる。そのため以下のようなアニメ画像が簡単にできる(図1)。*ぼくのブログで用いられる下顎窩後突起と云うような用語は、動物解剖学or人体解剖学で使われているものではない。人体解剖と動物解剖の用語では異なるし、用語が無いものもある。ぼくが勝手につけた用語である。

図1.アナグマMeles melesの下顎骨が外れない
図2.左右の下顎骨が癒合・合体している
このように下顎頭が上顎の下顎窩から外れないのは、老アナグマの左右の下顎骨が癒合合体していることと、下顎頭はおさまる上顎の下顎窩の前後の突起が下顎頭が外れないように前後・上下からおさえている(図3、図4&図5)。
図3.アナグマの下顎頭がおさまる上顎の顎関節
〇:下顎窩後突起 △:下顎窩前突起
図4.下顎頭を支える下顎窩前突起△
図5.アナグマの下顎頭を支える下顎窩後突起〇と前突起△
上顎骨の下顎頭が接する下顎窩の前後に突起が張り出て、しかもさらに横長の下顎頭を下から支えている(図4&5)。左右の下顎骨が癒合して一体化しているので、さらに外れないくなっている。
このように下顎骨が上顎の下顎窩から外れなくなっているのは手持ちの頭骨では年寄りのアナグマだけである。

あー、昨日は一歩も外に出なかった。家に籠って骨を見たり、学生時代の仲間とクラス会の打ち合わせなどで陽が暮れた。