「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年9月14日木曜日

腓骨と脛骨が癒合している動物たち   Animals with fused fibula and tibia fused

 昨夜は2時過ぎに目が覚め、なかなか眠れなかった。Aさんが亡くなったせいもあるのかな?で、何故か腓骨が脛骨と癒合している動物たちの足を思い浮かべて4時過ぎまで思いめぐらしていた。

1)腓骨が脛骨と癒着し、腓骨の痕跡しか残らないようなシカやカモシカ(図1)。

図1.カモシカの右脛骨
線や線で囲った部分は、腓骨の部分

2)腓骨が脛骨の中ほどから遠位端まで癒合合体しているウマ、ウサギ、ネズミ(図2)。

図2.カイウサギの右脛骨と腓骨

3)腓骨と脛骨は独立した1本の長骨のイノシシ、サル、タヌキ、ネコ、リス。しかし、リスの腓骨は針金状に細いものだ(図3)。

図3.アライグマの右脛骨と腓骨

1)と2)と3)との大きな違いは、3)の動物たちは足首を様々な方向に曲げ内側や外側に動かすことができる。しかし、1)のシカやカモシカは内外に動かせない。殆ど前後だけだ。また、2)の動物は少しだけ動かせるだけである。1)の動物たちの足首から先は、何故、前後方向にしか稼働しないのか?

ぼくは子供の頃から身体全体が堅い。しかし、シカやウマの足首はぼくの足首をはるかに堅く可動性が無いのだ。

何故、1)の動物たちの足首から先の可動性が低いのか、シカの足で確かめる(図4)。足首にあたる足根骨、距骨、踵骨に接するの骨は脛骨だけである。しかも、脛骨と足根骨が関節する部分は滑車のような構造になっている(図5&6)。

図4.シカ右後足の大腿骨、脛骨、足根骨
つまり、足首に当たる7つある踵骨や距骨や5つの足根骨と関節するのは脛骨一つだけであり、しかも距骨が滑車のようになり脛骨の遠端部も距骨に応じて滑車状になっている(図7)。
図5.後ろ上からのシカ右脛骨と踵骨(飛び出る)、距骨(滑車のようになっている)
図6.シカ右脛骨(Ti)と踵骨(F)、距骨(T)、足根骨(O)と第三中足骨(Om)
図7.下から見たシカ脛骨遠端部
図5の滑車状の距骨(T)に沿うように窪んでいる。
これでは、足首(脛骨と足根骨)が固定されてしまって前後しか動かせない。
3)のイノシシやサル、ネコ、リスは脛骨と腓骨の2本の骨が足根骨に関節する。2本の骨が足根骨に関節することによって自在に動かせるのである。同じ様な事が前足の橈骨・尺骨の2本の骨と手根骨との関係と同じだ。

2023年9月13日水曜日

死を悼む気持ち    Mourning for death

 お隣のAさんはぼくより10歳上で、沢登りや渓流釣りをやっていたが、10数年前に止めた。渓流を移動する時に岩をピョンと軽く渡ることができなくなり、さらに怖くなってきたからだと云っていた。こちらは尾根歩きだが、今まで何でもなかった細尾根が足が竦んで怖くなっている。あるいは、何でもなく下ることができた岩場やザレ場の尾根が足が竦んでしまっていた。もっとも、今は散歩もようやくだ。山歩きをしていたのは今年2月の高取山が最後だ。

2023年2月、高取山の展望台から見た蛭が岳

Aさんが8月に入院した。肺ガンのようだ。ぼくも通っている同じ内科医に診てもらっていた。毎年のように肺ガン検診も受けていたが、レントゲン検査では見つからなかったようだ。Aさんは、毎日朝から夕方まで畑仕事、草取り、庭木剪定と動き回っていた。さらに週2回はダンスのインストラクターをしているようだった。ぼくはしゃがめないので草取りをしている身軽そうなAさんを羨ましく思っていた。

そのAさんが8日に亡くなった。Aさんが戻っているので顔を見てやって欲しいと玄関前の草むしりをしていた奥さんが声を掛けてくる。完全防腐された棺桶に入れられて戻ってきたようだ。連れ合いと二人でAさんの顔を見た。綺麗な顔をしている。線香を上げ合掌だ!

Aさん宅とは、夕食の総菜のやり取りをしたり、家を2,3日開ける時は庭の鉢物の水遣りを頼み合う仲だった。山で拾ってきた死骸を庭の水道栓で洗っていると「精が出ますね!」と云われたものだ。ぼくの両親が逝った時は特別な悲しみの感情は湧かなかった。しかし、15年飼ったクロが死んだ時は思い出しても涙が出た。Aさんの死は胸にぽっかり穴が空いた感じだ。死を悼む気持ちは、死の直前まで顔を見て接していた時間の長さによるものかな?

2023年9月11日月曜日

顎関節         Artioculatio temporomandibular

前回アップしたように、キツネなど多くの動物たちは下顎骨が後ろに下がっていかないようにつっかえ棒しての関節後突起がある(図1&2)。
この関節後突起は側頭骨が横に張り出した側頭骨頬骨突起にあり、下顎頭が接する部分は下顎窩となって凹んでいる(図2)。
図1.キツネの顎関節(赤線で囲む)
図2.キツネの顎関節部分の関節後突起(
しかし、齧歯目やウサギ目では関節後突起がない。下顎骨歯と上顎骨骨の歯を合わせただけで、モルモットもカイウサギも、下顎骨の下顎頭(関節突起)は側頭骨頬骨突起の関節部分から後ろに出てしまう(図3&5)。
モルモットでは下顎頭が当たる側頭骨頬骨突起部分が凹んで下顎窩が溝となっている(図4)。カイウサギでは、そのような溝も無く横に張り出した側頭骨頬骨突起に下顎頭が関節する(図6)。
図3.モルモットの顎関節部分(赤線で囲む)
図4.モルモットの右:下顎窩()と下顎頭(関節突起)
図5.カイウサギの顎関節部分(赤線で囲む)
図6.カイウサギの下顎窩(
関節後突起がキツネのように明確なのは食肉目や霊長目や有袋類がいるが、シカのように不明確な関節後突起を持つものが多い。

台風の影響による雨が多かったので、涼しい日が続いた。が、今日は再び朝からエアコンだ。
HP「福田史夫の世界」を有料なので夏前にアップするのを止めた。が、HPでアップしたことをネットサーフインしていて拾うことがあるので、無量のサーバーを探している。

2023年9月10日日曜日

関節後突起が無いネズミやウサギの仲間       Rats and rabbits do not have postglenoid process

哺乳類の下顎骨と頭蓋は頭蓋の側頭骨の部分と下顎骨の下顎頭(関節突起)で接して顎関節を形成している(図1&2)。
図1.キツネ♂の下顎骨と頭蓋の関節部分(赤線で囲む
関節部分の顎関節は下顎骨の下顎頭(関節突起)と側頭骨の下顎窩(下顎頭が入る凹み)と窩関節後突起からなる(図2)。
図2.図1の関節部分を拡大
:下顎頭(関節突起)  ←:関節後突起
図1と2を見ても判るように、側頭骨の関節後突起は下顎骨が後ろへこれ以上下がらないように受け止めていることが解る。

この関節後突起が全く無い動物たちがいる。ネズミの仲間(恐らく全ての齧歯目)、ウサギの仲間だ。ネズミやウサギに共通している形態的特徴は切歯は伸び続ける無根だ。しかし、マダガスカル島に生息するアイアイも切歯が伸び続けるが関節後突起は存在するようだ(ADWの頭骨の写真から)。ネズミやウサギが関節後突起が無いのは系統分類学的特徴なのかも知れない。

隣の人が亡くなった。1ヶ月くらい前に肺ガンで入院したので、その内元気になって退院してくると思っていた。それもぼくと同年齢の友人が食道ガンで半年入院し、退院した時は枯れ木のようにやせ細っていたが、半年経った今はかなり回復し、元気に飛び回っている。亡くなった隣の人も元気に動き回り、畑仕事、草むしりに余念が無かった。ぼくはしゃがめないないので、羨ましい限りであった。だから、きっと元気になって退院してくると思っていたのだ。何だか、胸にぽっかり穴が空いた感じである。御冥福を祈る。

2023年9月7日木曜日

常緑樹のヤマボウシ?     Japanese dogwood of evergreen?

 昨日、4時半過ぎに連れ合いと散歩に出た。20分くらい歩いた道路脇の住宅の庭にヤマボウシのような花が咲いている(図1)。連れ合いのスマホで撮った。我が家のテイカカズラも白い花をたくさんつけているから、ヤマボウシの狂い咲きのようなものかな?っと立ち止まって見た。でも葉がテカテカ輝いて常緑だ。あまりにも猛暑が7月が続いていたので、ヤマボウシも、、、、と思ったが、しっかりした常緑の葉だ。なんと果実までヤマボウシの実(図2)、そのものだ!

図1.ヤマボウシそっくりの花の常緑樹

図2.果実までヤマボウシの実だ!
このヤマボウシに似た常緑樹は何なんだろう?やまぼうしさんは知ってましたか?

2023年9月6日水曜日

スイレンの花     The flower of waterlily

今朝、スイレン鉢を覘くとスイレンの花が無い、葉をどけて見ると花が蕾状になって水中に没している(図1)。9月3日の朝に咲いて昼過ぎには閉じ、4日、5日も同じ状態であった。が、今日6日の朝は花が水中に沈んでいる。このスイレンの花は3日間だけ水上に顔を出して午前中だけ咲き、昼過ぎには花を閉じていた。
花が閉じて水中に潜ったということは受粉できて、種子が形成されるのかな?それとも、スイレンの花は3日間だけ水上に顔を出すだけなのかな?
図1.9月6日、花を閉じて水中に潜った
図2.9月5日、花
沖縄県が名護市辺野古海岸の埋め立ての差し押さえを求めた裁判が敗訴した。地方は国の方針には反対できないと云う事だ。三権分立と云うが、日本の司法(裁判所)は国の言い成りだ。まるで、中国やロシアと同じだ。何だか刻々と戦争が近づいてきているような感じだ!




 

2023年9月5日火曜日

貰ったカシオの目覚まし時計   Casio alarm clock I got from Nifty-forum

今から40年以上前のことである。PCの3.5インチのフロッピーディスクに対応したPCが売りに出された時、PCを買ったが全く使い物にならないブランウン管の箱だった。当時はワープロがまだ全盛の時代であった。論文を書くのはタイプタイプライターであった。しかし、間違えてタイプしたら、そこを白で消しその上に正しいアルファベットを打つのであった。そのタイプライターは時々アルファベットのアームが折れたりした。その為、ワープロの機能を備えたPCが欲しかった。
PCを買ってから1,2年経つと英文ソフトのWardStarが登場した。これは感動であった。間違えてタイプしてもPC上で打ち直すことができるし、斜字体を打つこともできるし、大小の文字を変えて打つこともできた。何よりもコピペができ、タイプした文章を保存でき、次にまたその文章を開いて使えることだった。
そんな時期にニフティでe-mailができることを知ったので一機に世界が広がった。さらにニフティフォーラムでワイルドライフor野生動物があり、そこで、様々な人たちと遣り取りを行った。
そのフォーラムではオフ(line off)で、上野公園で会い、皆で飲食し楽しい時間を過ごした。このフォーラムで知り合った仲間の一人とは今でも年賀状を遣り取りしている。そんなオフの集まりでCasioに努めている人から目覚まし時計(図1)を貰った。この目覚まし時計は7種類の鳥の声がセットされていて、アカショウビン、コルリ、ウグイス、クロツグミ、ホオジロ、イカルを目覚まし代わりに鳴いてくれる。
図1.カシオの7種類の声の目覚まし時計
上のダイヤルを回して聞きたい鳥に合わせる。
下の白いバー(台)を押すと数秒間点灯する。
この目覚まし時計は今も現役で鳥が鳴いてくれる優れものである。電池が消耗して文字が薄くなったので、電池を取り換えたところである。

2023年9月4日月曜日

ドイツの野生イノシシのセシュム汚染         Seschum contamination of wild boars in Germany

 ドイツのイノシシが高濃度のセシュウムに汚染されているようだ"Disproportionately high contributions of 60 year old weapons-137CS explain the persistence  of radioactive contaminination in Bavarian wild boars. "。イノシシは雑食性だが、地中にあるキノコのトリュフを好んで探し出して食べる。

猛禽に食べられていたイノシシ♀の死骸 20090325伊勢沢
上図の伊勢沢のイノシシ♀の頭骨
1960年代に世界中で核実験が行われた、その後、1979年のアメリカのスリーマイル島の原発事故、1986年の旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島原発事故。核実験や原発事故によって世界中が放射性物質によって汚染された。

ドイツの高原に生息する野生イノシシが異常にセシュウムに汚染されていることが知られていたようだ。そのメカニズムが解かったようだ。

それは、イノシシはトリュフが大好きで地面に鼻をこすり付けて地中のトリュフを見つけて掘り起こして食べる。このトリユフが大気や雨から地中に浸透したセシュウムを取り込むようだ。そのトリュフを好んで食べる野生イノシシにセシュウムが高濃度で蓄積されているのだ。

今世界中の原発の全てが核燃料を冷やした水を処理して川から海に流している。1960年代の南太平洋はアメリカ、イギリス、フランスの核実験が行われた。さらにアメリカはネバダ州で、中国や、ロシア、インド、パキスタン、北朝鮮でも、核実験が行われ、当然のごとく多量の核汚染物質が海に溜まり、大気が汚染され山に雨となって降り注ぎ海ばかりでなく陸地も核汚染物質で汚染されている。原発を稼働させている国々はこれからもずーと川から海に冷却水を流し続ける。

海の植物プランクトンが動物プランクトンに食べられ、そのプランクトンが小魚や腔腸動物たちに食べられ、さらに大きな魚が小魚を食べ、それらを海の哺乳類や鳥たちが食べて放射性物質は濃縮されていき、最後に人が食べる。

尚、セシュウムの半減期は30年だが、ウランは45億年だとさ。問題となっているトリチウムの半減期は12.3年。つまり、今あるトリチウムの量が12.3年経たないと半分にならない。

やはり、原発は怖い、核は怖い!

2023年9月3日日曜日

スイレンが咲いている   A waterlily is blooming

毎年、庭のスイレンの花が咲くのは5,6月なのに、今年は9月になっても咲いている。同じ様に駐車場横のテイカカズラも咲いている。春と間違えた狂い咲きとも思われない。7月から猛暑が続いているのだ。
図1.スイレンの花
スイレンを部屋の窓を開けて撮っていたら、シジミチョウが飛んでいる。ミョウガの葉に停まった(図2)。ヤマトシジミだ。我が家の庭にはカタバミがたくさんあるので産卵しにきているのだろう。

図2.ヤマトシジミだ!
NHKの囲碁番組を見終わってスイレンを見ると花が閉じている(図3)。また、明日の朝開くのだ。
図3.お昼過ぎには、花が閉じたスイレン

2023年9月1日金曜日

西武デパートのストライキに思う     Thoughts on the Seibe Department Store Srike

 西武デパートでストライキが始まった。日本でストライキのニュースを聞くのは久しぶりだ。半世紀前はさまざまな工場、会社、店でストライキがあった。当時は労働組合が強かったのだ。しかし、今は御用組合のような労働組合が多い。もっとも労働者を束ねるところ自体が労働者側よりもオーナー側に重きを置いた連合(日本労働組合総連合)がある。これは総評(日本労働組合総評議会)が1989年に解散して作られた。

総評は社会党の支持母体であり、共産党とも共闘した。しかし、連合はその支持政党の立憲に共産党との決別を求めている。そんな連合は「早期の事態収拾を求める」談話を発表している。

今の西武は7&iが親会社であり、その7&iが西部デパートの株式をアメリカの投資会社に売ろうとしている。

これからもわかるように今の西部デパート労働者は、足元がしっかりしない根無し草のような存在である。これは西部デパートの労働者に限った事ではない。半世紀前の会社のように労働者側・オーナー側という組織が明確だった。が、今はオーナー側の部分が曖昧になってきている。以前なら、会社や工場を労働者とオーナーでより良い物にして行こうと作り上げてきた。しかし、今は、利益がでなくなれば会社や工場そのものを売ってしまうオーナーが多くなってしまった。新しい資本主義の勃興だ!