「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年3月5日月曜日

タラの切り身からハリガネムシ  The hairworm from the cod's fillet.

昨夕、台所で連れ合いと娘が騒いでいる。
スーパーで買ってきたタラの切り身に小麦粉をまぶそうとしたら、下の写真の寄生虫が出てきて、しかも動くので、騒いでいたのだ。
魔法瓶の熱湯を注いだが死なずに動き、で、マッチの火を近づけて焼いたようだ。
それでも、生きているので、ぼくの出番となった。
何だ!ハリガネムシだ!
海水魚のタラから出てきたのは珍しい。
ハリガネムシは水中で交尾し、産卵する動物だ。淡水魚ならその胃腸からハリガネムシが出てくることがあるが、海水魚の切り身から生きたハリガネムシが出てきたので、驚いている。
ハリガネムシは4、50センチもあるやつも見たことがある。
水溜まりで、カマキリやカマドウマの尻からハリガネムシが出てくるのを見たことがあるが、気味悪いものであった。

このカマキリやカマドウマのような陸生昆虫に寄生すると、ハリガネムシは宿主たちの行動を操って水辺へと移動させ最後には水に宿主たちが飛び込むとハリガネムシたちは宿主から出て、水生生活をしながら交尾相手を見つけるようだ。
卵か幼生が水生昆虫に食べられ、その水生昆虫が水から飛び出てカマキリやカマドウマに食べられるとそこで成虫になるようだ。
寄生虫の生活史は非常に複雑だ。
しかし、どうしてタラの切り身からハリガネムシが出てきたのか?不思議!

2018年3月4日日曜日

お別れ登山 Farewell climbing!

専門学校の野生動物専攻の担任のY.Nさんと元担任のR.Nさんの二人と丹沢実習のアシスタントをしてくれていた神奈川県パークレンジャーのY.Mさんが3月一杯で仕事を辞めることになったので、お別れ登山を企画した。考えあぐねた結果、仏果山に登り、帰りに歓送会を行うことにした。
仏果山登山口で
 嬉しいことに6名もの卒業生が参加してくれた。
高取山で
 何人もの人たちが花粉症で、くしゃみを連発したり、鼻水がたくさん出てくるため鼻をかんだりの山歩きであった。
高取山・仏果山の山頂にも多くの人たちが休んだり、お弁当を広げていたり、ガスストーブでお湯を沸かしていたり、、、、、。
天気が良く、休んでも寒くはなく絶好の山歩きであった。人が多いせいか見つけたテン糞は2個だけ。帰りのバスの中から山腹にいるカモシカを見ることができた。
仏果山の展望台で

2018年3月2日金曜日

テン、イタチ、タヌキの糞内容物 The feces contents of Marten, Weasel, & Racoon dog.

2月24日にT.Maruさんと広沢寺温泉から不動尻・唐沢峠ー三峰稜線まで登った。この往復で見つけ拾ってきたテン、タヌキ、イタチ糞の内容物をアップする。イタチ糞は久しぶりだ。ぼくはほとんどが尾根歩きで、沢沿いを歩くことが少ないのでイタチ糞にはぶち当たらない。拾ってきた7個の糞の内、5個にマメガキが食べられており、6個にサルナシが食べられていた。その内、マメガキもサルナシも食べているのが4個であった。マメガキだけ、サルナシだけというのはそれぞれ1個と2個であった。
しかし、キブシの種子はタヌキからしか出てこなかった。

糞位置図を見ると、テン糞②~⑤は500メートルの範囲にあり、同一個体のものかもしれない。
糞位置図 テン糞:①~⑤、イタチ糞:、タヌキ糞:

7:10 テン糞①
マメガキ種子果肉果皮

7:52 テン糞②
サルナシ種子果肉果皮

7:55 テン糞③
マメガキ種子果肉果皮、サルナシ種子果肉果皮

7:57 イタチ糞
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚外皮、砂

8:01 テン糞④
マメガキ種子、サルナシ種子果肉果皮、羽毛骨片、甲虫外骨格、ムカデ3センチ
テン糞④と⑤は確実に同一個体のものだろう。内容物が③のムカデを除いて他4種類は同じだ。糞をした日も同じであろう。
林床に落ちているマメガキやサルナシの干乾びた果実を食べ、鳥を捕まえて食べ、さらには枯れ木の樹皮を剥がして隠れている昆虫やムカデを食べたのだ。
8:05 テン糞⑤
サルナシ種子果肉果皮、マメガキ種子果肉果皮、羽毛、昆虫脚

10:55 タヌキ糞
サルナシ種子果肉果皮、キブシ種子、マメガキ種子果肉果皮(果柄付きマメガキ果実1個そのままも)、シカ毛骨片、直翅目産卵管、土砂
この糞は雪に埋もれていた糞だ。コインの右のシカ毛の塊となっている糞は毛以外の物が洗い落とされている。

食肉目の動物たちが何を食べているかが知りたくてこれまで糞を拾ってきた。果実は種子などで判るが、動物質の内容物は昆虫、ムカデ、鳥、哺乳類となり、曖昧なものとなる。
さらに、テンは食べたら何時間後に排泄するのか、食べたものによって消化のために腸内に留まっている時間に差があるのか、1日に何度排泄するのか、判らない事が山のようにある。文献を調べて判るものならそうしたいものだ。どなたか教えて下さい。

また、テンたちの食べ物で不思議に思うものがある。それはムカデとカマドウマだ。ムカデは体液だけ吸収されて外皮だけになって出てくることが多いし、カマドウマはあの淡い茶系の中に黒っぽい模様の脚が出てる来る。これら、ムカデやカマドウマの同定は間違っていないと思う。また、直翅目産卵管もカマドウマのモノと思われる。
しかし、丹沢の山中には、そんなに多くのムカデやカマドウマの多いのか?それとも、テンはムカデやカマドウマが好物なので、探して食べているのか? わからない!これも教えてもらいたい。

さらに、不思議な事は、果実を食べて排泄される糞にはほとんど消化されてないような状態で糞となって出てきている。これをどう考えたら良いのだろう?

2018年3月1日木曜日

今日は春本番のような陽気! Today was the warm temperature like the real spring!

今日は、昼食後、余りにも温かく天気が良いので散歩に出た。
もちろん、ジャンパー無し、セーター無しで大丈夫だ。
Tシャツで歩いている若者もいた。
こちらはヒートテックの長袖シャツにズボン下の股引まではいっている。
歩き始めて、一旦家に戻って着替えてから出直そうと思ったくらいだ。
春本番のような陽気だ!
今、午後6時で部屋の中、セーターは着なくても良いし、もちろん暖房のスイッチも入れてない。このくらいの気温だと楽だなぁー!
境川の左岸の横浜市側の畑のホトケノザ
ホトケノザ

2018年2月28日水曜日

キツネの減少の原因はシカの増加が一つの要因? One factor why the number of Foxes are few is based on the increase of Sika Deer?

ぼくは、この場で丹沢山麓に生息する食肉の動物たちの糞内容についてアップしたり、先日のように動物たちの足跡をアップしたりしている。この数年不思議に思っていることがある。以前は、キツネを見たこともあったし、死体を拾ったこともあった。しかし、この頃は、糞や足跡は全く見つけたことがない。
同じようにノウサギを見なくなった。糞や足跡も以前のように見られる訳ではなくなった。今回、ノウサギの糞を1個見つけた(下の写真1)。
あまりにも久しぶりの丹沢でのノウサギの糞なので感激して同行していたT.Maruさんにいろいと思う事を話しかけていた。
写真1.雪の融けた日当たりの稜線にあったノウサギの糞
写真1でも判るように、雪が融けた日当たりの斜面なのに下草がない。たとえ厳冬期であっても4、50年前ならササなどの下草で覆われていたことだろう。しかし、現在の丹沢山塊は木は生えているが、下草がほとんど無く、禿山のような場所が多い。
下草が少なくなったので、下草に隠れたり下草を食べたりしているノウサギやネズミたちが猛禽に食べられやすくなり、また、エサがないので数を減らしている。その結果、ノウサギやネズミを食べていたキツネが食糧不足により数を減らしているのだ。

このキツネの個体数減少の最大要因はノウサギやネズミなどのエサ不足、ノウサギやネズミの個体数減少は下草がなくなったことだ。
この下草の減少の一つと考えられているのがシカ個体数の増加である。確かに、増えたシカたちが下草を食べることも大きな問題だ。しかし、毎年、1回、雷平から蛭ヶ岳・丹沢山までの登山道、あるいは雷滝から蛭ヶ岳に登っている。このルートは何故か下草がしっかり生えていて花も多い。シカがいない訳ではないのに!
丹沢山塊の下草が無いのは、シカの個体数増加による食害も大きな要因であるだろう。しかし、雷平から丹沢・蛭ヶ岳登山道までの途中にはお花畑のような草原になっている所もある。そして、下草が無く禿山になっている場所には、シカが食べないトリカブトやオオバイノモトソウ、レモンエゴマ蔓延っているところもある。しかし、そのような植物が育たない高地では禿山となっている。

丹沢を歩いて思うことは、禿山は確かに、シカの食害もあるだろう。しかし、それだけではなく大気汚染による影響も大きいのではないかと考える。故郷の釧路地方は市内地でもシカが見られるくらいエゾジカの個体数が増加している。故郷の山林を散策してもシカを見る事は多く、足跡も糞も多く見かける。しかし、禿山となっている所を見たことがない。道東地方は人口も車も工場も、関東地方に比べ物にならないくらい少ない。が、シカの数は道東地方の方が個体数密度が高いのではないかと疑うくらいだ。しかし、禿山化している場所はない!

2018年2月27日火曜日

河津桜 The Kawazu Zakura

昨夜から、専門学校の新年度用の授業シラバスや授業進行計画書に取りかかっている。
天気も良いので気分晴らしに引地川沿いに植えられている河津桜を見に行った。秋用の薄いジャンバーでも汗ばむような陽気だ!
やった!咲いている。しかも見頃だ!
 この付近には5、6本の河津桜の木が植えられているが、まだ、数輪しか咲いていないものもある。植えられて場所の状態は皆同じようだが、恐らく風当たりによる微妙な気温差があるのだろう。
 ソメイヨシノと比べるとゴテゴテに化粧した年増の女性の感じがするが、どうだろうか?

2018年2月26日月曜日

赤い沈丁花が咲きだした! Winter Daphne has begun to bloom.

先週辺りから、庭の赤い?ジンチョウゲの花が咲き始めている。
良い匂いがするので、3本切り取ってワイングラスに挿して居間のテーブルの上に置いた。
ウメの花は散りだしている。引地川沿いに植えられている河津桜はもう咲いているだろう。
明日にでも見に行ってこよう。


2018年2月25日日曜日

新雪上の動物たちの足跡 Foot prints or tracks of four kinds of animals on the fresh snow.

昨日、T.Maruさんと唐沢峠・三峰の稜線上を歩いていて、写真の順にアナグマ、リス、テン、タヌキの足跡を写真に撮った。他に、カモシカの足跡もあった。
アナグマ:強大な爪をもつので、その爪が雪を突き刺す。

アナグマ


リス:これは上部が後ろ足で、下部が前足でぴょんぴょん飛び跳ねた跡

リス 
リスのこのピョンピョン跳ね回った足跡が無数にあった。T.Maruさんが「今がリスたちの繁殖季だ!」言った。だから、リスがメスの後をオスが追い、さらに第三のオスが絡み合っている。
リス:しっかり爪痕まで残っているのがあった。

この稜線にはテン糞も多いので、テンの足跡もたくさん見られた。
テン

テン:同じイタチ科でもアナグマのような爪痕はつかず、小さい。

この稜線上にはタヌキのトイレ(タメ糞場)もあるので、タヌキのウメの花が咲いたような足跡が見られた。
タヌキ:タヌキの独特な梅の花が咲いたような肉球の跡

2018年2月24日土曜日

土曜日の山歩き  Mountain walking in Saturday.

今日は、T.Maruさんと広沢寺温泉から不動尻、三峰・唐沢峠の稜線、三峰・不動尻登山道と歩いてきた。稜線は昨夜の新雪の上に、テン、タヌキ、アナグマ、カモシカ、リスの足跡がたくさんあり、今日行って良かったという思いで帰ってきた。さらに、1個であるが、ノウサギやイタチの糞を久しぶりに見つけた。

今日も、登山道を行かないで山仕事の広い道を最初からあるく。前回もアップしたが、この辺りはミツマタの畑のようであり、煤ケ谷か広沢寺付近の人たちがかっては和紙を漉いていたのではないかと思うくらいだ。
黄色の花が開いていたのもあった。

もう、見渡す限りミツマタである。

標高750メートルを過ぎる頃から、登山道は雪道になり、800メートルを過ぎるとアイスバーン状態となったが、一歩一歩登る。二人の登山者に追い抜かれる。
稜線上には動物たちの足跡がたくさんあり、嬉しくなって写真を撮る。
ここで、アイゼンを着ける。
三峰方面に稜線を北上していく、特にアイゼンを着けなくても良かったかな?っと思うほど南西に向いている稜線上の雪は融けて無くなっていたり、腐ったような柔らかい雪になっている。今日は風もほとんど無く、温かい。
蛭ヶ岳が見える。向こうを歩くにはアイゼン無しではダメだろう。

この稜線を歩いていて、二人の単独行に出合った。二人ともアイゼンを着けていない。三峰・不動尻の登山道に出たので、アイゼンを外していると三峰から下りてきた単独行の人に向こうはアイゼンが必要ですか?っと訊かれる。雪のない登山道をどんどん下る。登山口に着いて休んでいると単独行の女性とカップルに追い抜かれる。
駐車場には車がたくさん停まっていた。今日は、土曜日だということをあらためて思い知らされた。
稜線上の馬酔木(アセビ)の花が咲くのも待ち遠しい

2018年2月23日金曜日

「赤と黒」の羽毛 The Red and Black feathers

19日に広沢寺温泉から浅間神社・鐘ヶ嶽・山の神隧道上の稜線・二の足林道と歩いた時に、見つけて拾ってきたテンとタヌキの糞を洗い、内容物を調べた。
テン糞②とテン糞③から羽毛が出ており、更にテン糞②からは今冬は何故かあまり見なかったキブシの種子が入っていた。また、テン糞④の二つの内の一つはシカの毛の塊であった。
7:45 テン糞①
マメガキ種子果肉果皮、サルナシ種子
8:00 タヌキ糞
ケンポナシ種子果肉果皮、サルナシ種子、砂泥
8:57 テン糞②
マメガキ種子果皮果柄、キブシ種子、黒っぽい羽毛多数骨片
久しぶりにキブシの種子が出てきた。
テン糞②の内容物
この黒っぽい羽毛は昨日アップしたキジバトではないかと疑っている。

9:02 テン糞③
マメガキ種子、先赤っぽく元黒い羽毛骨片、直翅目産卵管脚
テン糞③の真ん中の大きい塊を除く
大きい塊はテン糞⑤の右横に置いてきた
この先っぽが赤っぽくて元が黒っぽい羽毛を持つ鳥は?
上のテン糞③の内容物の写真をT.Maruさんに送付するとアカハラではないかと思われますとレスが帰ってきた。ぼくは、アカハラなる鳥を知らないので、調べた。なるほど、胸から脇腹の辺りの毛がこのような赤っぽさだ。
羽毛は頭、胸?、尾など身体の部位によって構造上の差異があるのだろうが、、、。
9:09 テン糞④
マメガキ種子果肉果皮、シカ毛塊(左の塊)
シカ毛が塊となって出てきたので、子の稜線のどちらかの谷間にシカの死骸があるのだろう。
9:48 テン糞⑤
このテン糞⑤は拾って来なかった。

歩いたルート図 赤色の①~⑤はテン糞の位置、黒色の①はタヌキ糞の位置、×はキジバトがテンに襲われ尾羽などが散らばっていた場所