「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2018年3月2日金曜日

テン、イタチ、タヌキの糞内容物 The feces contents of Marten, Weasel, & Racoon dog.

2月24日にT.Maruさんと広沢寺温泉から不動尻・唐沢峠ー三峰稜線まで登った。この往復で見つけ拾ってきたテン、タヌキ、イタチ糞の内容物をアップする。イタチ糞は久しぶりだ。ぼくはほとんどが尾根歩きで、沢沿いを歩くことが少ないのでイタチ糞にはぶち当たらない。拾ってきた7個の糞の内、5個にマメガキが食べられており、6個にサルナシが食べられていた。その内、マメガキもサルナシも食べているのが4個であった。マメガキだけ、サルナシだけというのはそれぞれ1個と2個であった。
しかし、キブシの種子はタヌキからしか出てこなかった。

糞位置図を見ると、テン糞②~⑤は500メートルの範囲にあり、同一個体のものかもしれない。
糞位置図 テン糞:①~⑤、イタチ糞:、タヌキ糞:

7:10 テン糞①
マメガキ種子果肉果皮

7:52 テン糞②
サルナシ種子果肉果皮

7:55 テン糞③
マメガキ種子果肉果皮、サルナシ種子果肉果皮

7:57 イタチ糞
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚外皮、砂

8:01 テン糞④
マメガキ種子、サルナシ種子果肉果皮、羽毛骨片、甲虫外骨格、ムカデ3センチ
テン糞④と⑤は確実に同一個体のものだろう。内容物が③のムカデを除いて他4種類は同じだ。糞をした日も同じであろう。
林床に落ちているマメガキやサルナシの干乾びた果実を食べ、鳥を捕まえて食べ、さらには枯れ木の樹皮を剥がして隠れている昆虫やムカデを食べたのだ。
8:05 テン糞⑤
サルナシ種子果肉果皮、マメガキ種子果肉果皮、羽毛、昆虫脚

10:55 タヌキ糞
サルナシ種子果肉果皮、キブシ種子、マメガキ種子果肉果皮(果柄付きマメガキ果実1個そのままも)、シカ毛骨片、直翅目産卵管、土砂
この糞は雪に埋もれていた糞だ。コインの右のシカ毛の塊となっている糞は毛以外の物が洗い落とされている。

食肉目の動物たちが何を食べているかが知りたくてこれまで糞を拾ってきた。果実は種子などで判るが、動物質の内容物は昆虫、ムカデ、鳥、哺乳類となり、曖昧なものとなる。
さらに、テンは食べたら何時間後に排泄するのか、食べたものによって消化のために腸内に留まっている時間に差があるのか、1日に何度排泄するのか、判らない事が山のようにある。文献を調べて判るものならそうしたいものだ。どなたか教えて下さい。

また、テンたちの食べ物で不思議に思うものがある。それはムカデとカマドウマだ。ムカデは体液だけ吸収されて外皮だけになって出てくることが多いし、カマドウマはあの淡い茶系の中に黒っぽい模様の脚が出てる来る。これら、ムカデやカマドウマの同定は間違っていないと思う。また、直翅目産卵管もカマドウマのモノと思われる。
しかし、丹沢の山中には、そんなに多くのムカデやカマドウマの多いのか?それとも、テンはムカデやカマドウマが好物なので、探して食べているのか? わからない!これも教えてもらいたい。

さらに、不思議な事は、果実を食べて排泄される糞にはほとんど消化されてないような状態で糞となって出てきている。これをどう考えたら良いのだろう?

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