「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月3日火曜日

エイザンスミレ咲く The Eizan-violet bloom

昨日は、土山峠の宮ヶ瀬湖、湖岸に沿った林道を歩いて、ちょっと尾根を登って
テン糞やタヌキ糞などを採集し、シカの死骸の様子を見た後、
一路、秘密の花園の沢を目指した。
結論、妖精たちは、まだ残雪があり出てきてなかった。
途中の林道の日向の斜面にはこのエイザンスミレがたくさん咲き誇っていた。 
よく見ると、虫に食われている。
この斜面は、他に2種類のスミレが咲いていた。
さらに、ヤマルリソウもなんとも鮮やかな青色の花を開いていた。
この斜面は毎年、春の花を楽しまてくれる。
しかし、崩れやすい斜面で花たちも土で汚れていることが多い。

どうして水の無いところに産卵? Why did frogs laid eggs on road with no water?

2月にヤマアカゲエルが水場に産卵し、現在はもう可愛いオタマジャクシになっている。
昨日、土山峠の湖畔に沿った林道上にあったのは、
水が何もない林道のど真ん中にあったカエルの卵塊だ。
100メートルくらい離れている4カ所にあった。
当然、干からびて死んでしまうと思われる。
これは昨日携帯からアップしたもの。
これは、前日くらいに産んだものかな?
これも2日前くらいに産んだのかな?
表面が乾いてきて、触ると粘る。
こんな状態のを上の三か所ばかりでなくもう一カ所でもあった。
そこには1メートルも離れていない近くに水が溜まっているところもある。
この路肩のコンクリートの穴は深さ50センチくらいあり、雨水がたまっている。
この穴の水は干上がることはない。
何故、ここに卵を産まないのか?
最後の一塊は両手ですくってこの穴に容れてやった。
すごい粘性があり手から溢れても崩れ落ちる事がなかった。
(この卵を産んだカエルには申し訳ない事をしたのかもしれないと思っているのだ。)
上の林道の左側は宮ヶ瀬湖である。
この林道で卵を産んだカエルは水の中に卵を産む習性が無いカエルだと思うが、
いかがだろうか?
モリアオガエルは水の真上の木の枝や葉に卵を産む。
孵化したオタマは水に落ちるという仕組みだ。
林道の上に卵を産むカエルは、孵化したオタマはすぐカエルになって山に行くのか?
あるいは、1週間もしないで孵化しカエルになってこの場から離れるのか?
アフリカでも不思議なオタマやカエルの発生を見たので、調べたが、
カエルの生活史は奇妙な、想像を絶するものがいる。
しかし、ここは日本である。


2012年4月2日月曜日

何故ここに産卵?

土山峠、何故ここに産卵するの?
何ガエル?
なんと、林道上、四ヵ所にあった。
水場はすぐ近くにあるのに!
判らない!

2012年4月1日日曜日

シカの前足と後足の蹄 Cloven-hoofs of sikadeer's fore & hind legs

シカの死骸から:
シカの足跡が気になるので、その蹄の裏の様子を写真に撮った。
 上:左後足  下:左前足 
見た目は、下の前足の蹄の方が後足よりも幅も長さも明らかに大きいが
写真でこう見るとまぁー前足の方がデカイかな!という感じだ。
左:右前足   右:左前足
左:右後足   右:左後足
前足も後足も、両端の蹄が第四指のもので、内側が第三指のものとなる。
前足も後足の蹄も内側の第三指方が長く見える。
もっと、明らかに第三指と第四指の蹄の見た目の違いがあるだろうと考えていたが、、。
もっと足の裏を撮らなくてはならない。
ただ、シカでは前足の蹄は後足のものよりも大きく、しかも第三指と第四指の蹄が
開きやすい。
なお、副蹄が付いている部分は中手骨や中足骨であるが、写真で分かるように
左前足の中手骨の毛皮が剥ぎ取られているが、他の脚では、毛皮が食べられていない。
毛皮が残っているのは、他に頭骨の前頭部分である。

シカの切歯と上あご Incisor & maxilla of sika deer

シカの下顎の切歯である。
第一切歯が異様に幅広だ。
いつも晒骨された頭骨の歯しか見ていないが、こうやってまだ生々しい状態の歯並びは
非常に整っていてきれいでもある。歯の間に隙間がない。
シカやカモシカの上顎には切歯が無い。が、シカにはこうやって小さな犬歯がある(下の写真)。
シカが木の皮を剥いたり、枝の樹皮を齧る時は下顎の切歯を使うが、上顎には切歯がないので、
この切歯と上顎で押さえることになる。
しかし、上顎の口蓋にの皮膚はどのくらい堅いのだろうか?
包丁(下顎切歯)とまな板(上顎)の関係だとこれまで考えてきたが、まな板にあたる上顎の皮膚は本当に堅いのだろうか?
ウシ(カモシカの仲間)が草を食むのを子供の頃見ていたが、歯など使わないでほとんどクチビルと舌だけで草を食べているようにもみえる。柔らかい草をむしり取る時は歯など使わないだろう?

しかし、カンスゲのような堅い草をむしり取る時は下顎の切歯と上顎の皮膚で押さえて切り取ることになる。上顎の口内の皮膚はどの程度の堅さなのだろうか?

木の幹の樹皮を齧ったり、小枝を噛み切った痕さえつける。
この場合も上顎でしっかり押さえている筈だ。
上顎は痛くないのだろうか?

それが、下の上顎を見た時の疑問である。(もちろん、クリックすると拡大)
以上が、take隊員の「森の海▲海の森」の最近のものを読んで感じたことだ。
もちろん、柔らかいまな板に押さえても切れないので、引っ張ることになる。
上顎の皮膚(皮)はどのくらい丈夫なのだろうか?
以下は、take隊員が引用した蒲谷肇、1992の文献をプリントアウトして読んだ。
「房総丘陵東部におけるニホンジカの採食植物リスト」 東京大演習林、29:125-140
によると、
房総丘陵でシカによる採食害の少ない植物種
マツカゼソウ、ベニバナボロギク、ナツトウダイ、ツワブキ、ドクダミ、イズセンリョウ、シロダモ、アセビ、シキミ、イヌマキ、ワラビ、オオバノイノモトソウ
をあげている。
さらに、シカの不嗜好性植物として
シロダモ、シキミ、イズセンリョウ、マツカゼソウ、オニシバリ、コブナグサ、ワラビ
を中島(1929)はあげている。
房総丘陵におけるシカが好んで食べる訳でない植物と、
丹沢に現在下草として残っている植物が一致するものを赤字で示した。
丹沢ではダンドボロギクも繁茂するからこれもシカが食べないものだ。
ワラビの生えるような草原は少ないが、草原があるとワラビがある。
ナツトウダイは白い汁がでるが、丹沢山麓ではあまり見たことが無い。ツワブキ、ドクダミが食べられないとは少し驚きだ。
丹沢だと、ヤマトリカブトやテンニンソウ、さらにはレモンエゴマが
シカに食べられない植物として思いつく。さらには、ヤクシソウやリュウノウギクもそうかな?!
他にはどんなものがあるだろうか?

2012年3月31日土曜日

テン糞やタヌキ糞はまだ冬のもの  Scats of marten and racoondog are still winter foods.

29日、サル糞の他にシカ糞やテン糞、タヌキ糞を見る。
テン糞
これは、表面にキブシの種子が見えたが、持ち帰る。
帰宅後、すぐ洗う。
キブシの種子多数、ケンポナシの種子6個と消化していない1センチくらいの果実、膜翅目の翅3枚と節足動物の外骨格。
タヌキ糞
コインの左はキブシの種子が浮き出ている。
コインの下の糞はシカ毛が浮き出ている。
キブシとシカの死骸を食べたと判断し、糞は採集せず。 
このタヌキ糞
個品の右はやはりキブシの種子が見える。
下のものはシカ毛が出ている。
糞採集せず。 
シカ死骸とキブシを食べたと判断。
このタヌキ家族は湖岸の尾根で見晴しの良いところで排泄している。
テンやタヌキの糞がキブシの種子の塊のようであり、
彼らにとってはモミジイチゴなどのキイチゴが実るまでそれまで果実はキブシの実だ。
テンはどこでケンポナシを見つけたものか。
とにかく、彼らにとってキブシやケンポナシの果実はマメガキの果実同様
冬から春までの大事な食糧であると云っても間違いではないだろう。
動物質のものは、偶然に口に入る食糧かもしれない。
シカの死骸は骨髄まで食べられていた。
タヌキ糞を持ち帰って洗わなかったが、きっと節足動物の外骨格も混じっているのだろう。
だろうはダメだ。やはり、きちんと持ち帰って調べなければ、反省だ!


サル糞は春の糞の色  Macaque dropping is spring color.

29日の続きです。
土山峠から湖に沿った林道を行くと、
サル糞だ!
これは、前日の午後のものだろう。
久しぶりのサル糞なので、じっくり観察。
表面に浮き出ている繊維状の赤っぽいもの、これはフサザクラの花だ!
崩す。中身は蕾や、新芽などを食べた緑色だ。
サルは膨らんでいる新芽を食べ始めているのだ。
これが、数時間以内だと表面も緑色になる。
その後、表面は黒くなるが中身は緑色だ。
さらに日にちが経つと表面は茶褐色になり、中身は黒くなる。
最終的に全部茶褐色になる。
春の新芽食いの時は柔らかでソーセージ状になり、
俵型やオニギリを積み重ねたようにはならない。
橋の上にフサザクラの花芽が2、3センチで折れて散在している。
きっと、上のオトナオスザルが食べ散らかしたものだ。 
前に一度この場で、この花を摘んで熱湯で湯がいて、酢醤油か酢味噌和えにすると
旨いのではないかとアップしたことがある。
サルもこの時季をのがさないのだからやはり苦くて旨いのだろう。

2012年3月30日金曜日

沢ではテングチョウが飛び回る Many nymphalids were fluttering over a stream

昨日の沢歩では、やけにこのチョウが多く飛び回っていた。
すばしっこくてなかなか写させてくれない。
タテハチョウ科なのはわかるが、斑紋がうまく撮れない。
ふつうに飛び回るタテハチョウよりも小型だ。
手持ちの日本のチョウⅡ保育社のタテハチョウ科を
ながめて絵合わせをする。
チョウの図鑑はどれも翅を広げた状態で裏、表から載せている。
しかし、通常のチョウは展翅したようではなく、下のような翅の広げ方だ。
それでもだいたいこれだなぁーというものに巡りあった。
テングチョウとなった。

で、ネットでテングチョウを見た。
ネットではみな写真だ。上のように翅を広げた状態で、
同じ斑紋で、ずばりOKとなった。
今日、飛び回っていたテングチョウたちは、成虫で越冬したのだ。
釧路のように寒い年には零下20度を超えるようなところでも、
物置の壁にじっととまっているタテハチョウの仲間を見つけたものだ。
昨日の丹沢は、朝は薄氷が張っていたが、10時を回った頃にはぽかぽかだった。
2頭が連なっていたりしていたから、テングチョウの恋の季節でもあるのかな?

シカは餓死したのではない! The deer did'nt starve to death.

先日のシカの死骸は動物たちにさらにさらに食べられていた。
左に頭骨が裏返ってある。
頭骨と寛骨は脊椎をとおして繋がっており、両前肢は肩甲骨から離れ、
右後肢も寛骨から離れていた。
写真右の脚は、左の後ろ足である。
脊柱から肋骨部分が無いのがわかる。
近づいてみると、前回あった肋骨部分は、骨が割られて骨髄が食べられている。
(脊柱の中央右上に下顎骨がある。クリック拡大)
上の赤くなっている肋骨部分をさらに寄って撮ると、
骨髄の中は、血管が充満し、脂肪質で満たされている。
餓死した動物には、体内の脂肪分がエネルギーとして消費され、
最後に、骨髄に蓄えられている脂肪分が使われるので、
このシカは餓死したのではないことをあらためて知った。
内臓や肉を食べつくした動物たちは骨を食べ始めたのだ。 
しかし、シカの骨は非常に堅い。
この骨を齧って噛み砕くことができるのは、そうとう顎が頑丈で、噛む力が強い動物だ。
イタチ、テン、タヌキはシカの骨をこのように噛み砕くのは無理だろう。
しかし、3月4日にアップしたタヌキ糞からはシカ毛と骨片がでてきている。
ということは、タヌキでもシカの骨を噛み砕けるのだから、キツネ、アナグマ、そしてハクビシンやアライグマ(彼らは腐肉は食べない?)ならさらに簡単にバリバリ齧るだろう。
骨が現場から移動していないのは、その場で骨を齧っているということだ。
今回は、この骨がどこまで齧られて無くなっていくか見届けてやろう。

ぼくが不思議に思っているのは、頭骨は前額骨部分(鼻先)が齧り取られているが、
腦はそのまま残っている。アフリカでヤギの頭骨をそのまま焼いて脳味噌を食べたことがあるが、カキフライの牡蠣のような味がした。
頭蓋骨に歯を立てづらいので残されているのかもしれない。
下顎骨は上顎と接する関節部分の筋突起や関節突起部分が齧り取られているが、
左右の下顎骨は合体したままだ。
まだ、まだこの骨はしゃぶられる事だろう。
これから、アカネズミたちもやってくるだろう。

2012年3月29日木曜日

庭にも春 My small garden's spring!

関東は、北海道生まれからするともったいないくらい多く、香りに包まれる季節がやってくる。
ウメから始まり、ジンチョウゲとなり、晩秋のキンモクセイまで途切れない。
どの香りも大好きだ!
上と下はジンチョウゲの花
今は、庭にでるとこの香りがいっぱいだ。
ショカツサイ(オオアラセイトウ)
プランターに一株咲いている。