「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年11月28日月曜日

イノシシの鋭い上下の牙(犬歯)

11月23日にイノシシの頭骨をアップすると、take隊員からイノシシが笹の根を切るのはどの歯なのだろうか?とコメントがあった。ぼくは犬歯だ!と答えたが、その根拠をイノシシの犬歯の写真とともにアップする。
まず、上から見た犬歯を見ていただきたい。
上下の犬歯を互いにいつも擦り合わせているようだ。
見てのとおり、まるで擦り合わせることで互いに磨きをかけているとも云える。

ハサミは互いに擦り合うが、研がなければ切れ味が悪くなる。
イノシシの犬歯はハサミのように擦り合わせることにより、上顎の犬歯が下顎の犬歯を下顎の犬歯が上顎の犬歯を互いに砥石替わりになって互いに研ぎ合っている。 

これで、ササの根などは楽にブチと切ることができるだろう。
下顎は前後左右に動くので、イノシシは簡単に噛み切っているだろう。 

イノシシでは犬歯同士だけが擦り合うが、犬歯を持つサルやキツネでは異なる。
それにしても、イノシシの歯は切歯も臼歯も前臼歯も立派で頑丈なものだが、犬歯だけが無根である。イノシシの犬歯はネズミの切歯と同じように減っても減っても伸び続けるのだ。バビルサが種分化したのも理解できる。

2011年11月25日金曜日

テン糞のこの果皮と種子は?

昨日、ツチスギタケをゲットした後、テンなどの食肉目の動物たちがこの時季何を食べているのかを調べるために堤川林道を歩いた。もちろんフィールドサインとしての糞探しである。
ムラサキシキブが薄紫色の実だけとなって、朝日に映えている。
この実は鳥たちは食べるが、テンやイタチはどうだろう?
さっそく見つけた。テン糞だ。林道に転がっている石の上とその傍らにもある。
石の上のモノはマメガキの果肉付き果皮と一個の種子だ。
石の傍らにも新旧2個があった。さらに古いのが形が崩れてあった。
下の糞の左の塊をA9版の小さなチャック付き整理パックに入れる。
石の上の糞と道上の糞の位置の関係。
複数個体のものだろう。
この辺りは、他の同性個体との行動域の重複している地域だろう。
互いに、糞で「ここはオレの場所だ!」と自己主張しているのだ。 
石の側にあった。左端の塊を水洗いした。
左上はマメガキの種子。中下の塊は下の写真の左の7個の種子が包まっていた
果皮だ。右上に3個のサルナシの種子も見える。さらに、何故かアカシデ?の苞鱗も右中央に見える。
この上の黒い果皮に包まっていたのが、下、左の種子。一個の果実に一個の種子だ。
右はクマノミズキの種子。大きさや色や文様が異なる。 
うん?と思って、高畑山・青宇治橋の登山道でゲットしたテン糞の内容物の種子と比べた。
文様がちょっと似ているが、色が黒すぎるし、一回り以上大きい。
この2種類の種子が不明である。 
今日のやまぼうしさんのブログのヤマコウバシの実、、、、怪しい!
これまでクスノキ科の果実については全く僕自身の噛んだ時の味で、種子など見ようともしていなかった。キブシの実だって食べられているのだ。大反省だ。
青黒い実なら、クロモジの実だってそうだ。
あー、また、丹沢に行かなければならない。





2011年11月24日木曜日

スギタケがあった!

紺碧の空だ。朝日が眩しい!
7時40分過ぎに家を出る。案の定通勤の車で渋滞だ。
だが、それも相模川を渡るまで、厚木を過ぎると車両も少なくなる。

今朝は起きた時から、やまぼうしさんがブログにアップしていたスギタケPholiota adiposaが生えている場所に行ってみようと決めていた。
メールで詳しい場所を教えてもらった。しかし、彼女が見つけてからはや〇日経っている。
それでも、昨夜は雨が降ったし、新しいものが出たかもしれないと気持ちがはやる。
前の車のテールランプが朝日に光ってブレーキを踏んだのかどうかよく判らない。
何も焦ることはないのだが、このようになるのはぼくは子供の頃からだ。釣りの時などは、餌を針に早くつけてポイントに投げ込むまでと同じような気持ちだ。
車間距離を空けないと追突するかもしれないと、気持ちを落ち着けるため飴を口に入れる。
現場に着き、探し回るが無い。橋を渡って杉林の方も見るが目当てのキノコがない。
ブラブラ、戻ると「あったぁー!」
ん?このボリボリは大きくて、砂利道から出ている。
でも、ともかくボリボリだ!
さらに2メートルくらい離れたところに一塊ある。 
もちろん、丁寧に採る。
さらに、また、一塊ある。
誰か採ってみたがそのままにしている。 
しかし、これらの10倍以上のものが、無残に踏みにじられている。
このスギタケ、砂利から出ているので、???と思い持っている図鑑で調べた。
どうもツチスギタケのようだ。

お!ヒトヨタケの仲間だ。もちろんゲットする。 
こちらは、ササクレヒトヨタケだもうインクを垂らしたように傘が溶けている。
それでもゲットする。 
まだ、9時をちょっと回っただけだ。
土山峠に足を伸ばすことにする。
運良く、空き地には車がない。が、停めていたら、軽自動車がやってきた。
堤川林道の動物たちの糞を拾って帰ることにする。
天気が良く、気持ちが良い。

2011年11月23日水曜日

イノシシのオスとメスの頭骨の違い Skull Difference between Male and Female Wild Boar

今夏の千葉実習で、富津市の養豚業を行っている石原さんから頂いたイノシシの頭骨を大きめのプランターに水を入れて浸したままであった。
ようやく、頭骨を取りだし洗って干した。
オスイノシシの頭骨で、巨大な犬歯をしている。
同じ大きさくらいの丹沢で見つけた、メスの犬歯とは比べものにならないほど大きい。
左:オス、右:メス
オスの第一小臼歯は?
上顎を口蓋の方から見たものである。
オスの第三切歯は?
頭骨の長さが同じくらいであるが、オスの犬歯は太さ、長さもメスよりも大きい。
さらに左右の頬骨弓間の幅がオスの方がメスよりも広い。 
上から見ると、オスはメスに比べて
犬歯が出る部分の上顎骨が横に大きく張り出している。
さらに、オスの左右の後眼窩突起間はメスに比べると幅広くなっている。 
このくらい両性の間で、性差(性的二型)が大きいことは、
イノシシではメスを巡って、オス間の争いが激しいことが分かる。

イノシシの歯式は:切歯・犬歯・小臼歯・大臼歯の順に
上顎:3・1・4・3
----------------------
下顎:3・1・4・3
であるが、この千葉のオスイノシシの下顎では、左右の第一小臼歯が完全に欠落している。
さらも。上顎の第三切歯も完全に欠落して、萌出した痕さえもない。

現存のイノシシ科の属にはSusイノシシ属、Potamochoerusカワイノシシ属、Phacochoeruイボイノシシ属、Hylochoerusモリイノシシ属、Babirussaバビルサ属の5属存在し、イノシシ属だけが哺乳類の完全な基本歯式をもつが、

下顎の小臼歯が3対なのは、モリイノシシ属とバビルサ属である。モリイノシシ属は上顎の小臼歯も3対だ。この千葉のオスイノシシは下顎の歯式では、バビルルサということになる。
さらに、上顎の切歯が2対なのは、バビルサだけだ。

これらの上下の歯式からだけ判断するとこのオスイノシシはバビルサということになる。
このイノシシはイノシシそのものではなくて、猪豚なのかもしれない。

イノシシの歯についてさらに付け加えると、
いずれ上下の第三切歯が消失するのだろう。根が非常に浅い。
さらに、第一、第二小臼歯も消失するのだろう。小さく、あまり用をなしていない。



2011年11月22日火曜日

これは何の種子?

先日の丹沢実習でゲットしたハクビシンとテンの糞と思われる
青黒いというよりも黒紫色の糞
両方の糞とも、果皮の中に大きな黒っぽい種子が入っており、
全く同じ種子であった。
ころころとして転がりやすい丸っこい種子である。
始めはクサギの種子かなと思ったが全く別物である。

下は写真に撮ったクサギの果実を採ってきて、種子を取りだし
乾かしたものだ。
クサギの種子は真ん中の種子が他の5つの種子の裏側にあたり、平たく。模様は不規則だ。
一方、表?側は網目模様がある。

糞の中にあった方の種子が左の黒っぽい3個、右の3個はクサギの種子だ。 

色さえ黒くなければちょっと目にはミヤマザクラの種子に似ている。
この黒く、丸い種子は何の種子だろう。
ハクビシンやテンが登ってたくさん食べることができるものだ。
今、なっている果実である。わからない、お手上げだ!


2011年11月21日月曜日

この糞の内容物の種子?

丹沢実習で、18日に尾根を歩き、帰路青宇治橋までの登山道で見つけゲットしてきた糞。
ハクビシンの糞かな?
青黒い色の糞で、種子が果皮に包まれているのが分かる。

これは、青宇治橋までの登山道で、サルナシの果皮と種子のテン糞と
その手前に上のものと同じ内容物と思われるテン糞。

この時季の青黒い色の果実と云えば、クサギの果実(下の写真)と
ブドウ科のもの、さらに、、、 
アオツヅラフジ(下の写真)がある。他はあるかな?
ハクビシンやテンがそれだけを大量に口にできるのは、どの果実だろう?
糞を水洗いして調べるのが楽しみだ。
アオツヅラフジの種子はあのアンモナイトの化石のような形だ。
クサギは上の果実を採ってきた。
ブドウ科の種子はサンカクヅルの果実は先日、isa隊員より頂いた。

2011年11月20日日曜日

Night Watching

18日、キャンプ場に着いたあと、6コースに分かれての尾根歩き。
各コースで動物たちのフィールドサインを見つけたようだ。
実際に動物に出会えたのは2コースであった。
オスジカに会った人たちとリスに出会った人たちだ。
美味しいブタ丼やトン汁の夕食後、雨も落ちてこないし暖かいので、
ナイト・ウォチングに出かけることにした。
懐中電灯などのライトを当てると、森の中にいる動物たちの目が光り、容易に見つけられるのだ。
なかなか写真を撮ることは難しい。
しかし、この小鹿2頭は30メートルくらい先であったので、かろうじてフラシュの光が届き、
パソコンで明るくして見られるようにした。
この2頭の小鹿はぼくらに10分以上も楽しませてくれた。
さらに、動物の移動する音がするが、見つけられなかったり、目が光っているのが分かるが、
身体が確認できないのでどんな動物か分からなかったりした。
下の暗闇には2頭の目がこちらをみている。
これは誰か分かるかな?
さらに、1頭が斜面の上からこちらを見続けている。
皆、クマだ!イヤ、タヌキだ!ネコだ!ハクビシンだ!アナグマだ!
というのもあった。で、4、5人が登って行ったが、すぐ逃げてしまった。
日中はなかなか出会えない動物たちも、夜は、彼らの時間だ。
活発に動き回っているから出会いやすい。
皆、満足してくれたかな?

2011年11月18日金曜日

丹沢、宮ヶ瀬湖

今日、明日は天候が思わしくないが、丹沢実習だ。
本厚木発、8時40分のバスに乗る。
学生たちは東京からバスだ。
清川に入ってからなんと山登り姿のやまぼうしさんが乗ってきた。
さかいさんたちと土山峠から、辺室山に行くようだ。
雲っていたが、お日様が出てきた。

2011年11月17日木曜日

カトレア咲く

先月に室内にとり込んだカトレアが蕾がもたげてきたなぁーと思っていたら、
早くも咲いた。年末からお正月にかけて咲かせようとおもったが難しい。
デンドロは5度C以下の低温に当てなければ花芽を持たないので
まだまだ屋外だ。しかし、雨には当てられない。
明日/明後日と一泊二日の丹沢実習。
また、雨になるかもしれない。
先週は高畑山付近に咲く、センブリを探したが見当たらなかった。
もう、終わったか?
明後日の唐沢からの帰路の予定は、黒岩を通って、物見峠に出て煤ヶ谷の
予定だが、雨ならば宮ヶ瀬ビジターセンターに久しぶりに行くかな?
あるいは、清川トンネルから土山峠に出るかな?
1、2年合同で、人数が多いので二手に分かれるかな?
これは、当日になってから天気と相談しながら決めよう。

2011年11月16日水曜日

サプリメント:コンドロイチン

ぼくは、30代前半頃から膝が痛くなるようになった。
それは、ジョギングを毎日、朝・昼・夕・夜中とするようになったのが原因だ。1日走行距離100キロを目指して走り続けていた。

最初は、西丹沢の犬越路の避難小屋に泊まって、桧洞丸・蛭ヶ岳・丹沢山の尾根歩きをして宮ヶ瀬まで下っている時だった。以後、山登りした時の下りは大抵、両膝の痛みで苦しんだ。
さまざななサポーターを膝につけたが下りは必ず針に刺されるような痛さに襲われた。
特に一泊以上した時の下りは泣き出したいほどであった。

整形外科に行っても理学療法と太腿の筋肉を鍛えることと、痛み止めの薬を処方されるだけであった。治すことができないことを知った。ジョギングは止めた。

ある時連れ合いが膝関節に良いというコンドロイチンの錠剤を買ってきた。藁にもすがる思いで飲み続けた。が、1年以上飲んでも全く効果が現れなかった。
当時、医学部で教鞭をとっていた友人に話した。「福田、お前バカか!」と云われた。
バカと言われて目が覚めた。

アフリカから戻ってからストックをネットで購入し、ダブルストックで歩くようになった。登りも調子が良くても膝に負担がかからないような歩き方をするようになった。もちろん、下りも2本のストックを使って歩いた。以前なら飛び跳ねるようにして下った歩きは、モロに膝を痛くするので、一歩一歩確実に太腿の筋肉に力をいれて下るようにした。

以後、キンシコウの調査でも2本のストックを持ち歩いた。痛くなりそうになる場合は膝をだましだまし歩くようになった。今では、ダブルストックさえあれば膝痛を防げると考えている。

ぼくらの身体を成長させ、維持させていくには、外界から食物をとり、それを消化して、腸壁などから吸収して血管によって身体の細部に運ばれ、毛細血管から浸みだした血液成分がリンパ液によってさらに身体の細部に運ばれていかなければならない。

食物の中には炭水化物、タンパク質、脂質、ミネラル、ビタミンなどがある。
植物は光合成によって水と二酸化炭素からデンプンと酸素をつくることは小学校で習う。
ぼくらがリンゴ(果実)やお米(穀物)やサツマイモ(根菜)などの炭水化物を食べると、唾液や膵液、腸液に含まれる消化酵素によって分解され糖に変えられて、血管に入り、血液に乗って運ばれていく。
肉や卵などのタンパク質は、胃液や膵液、腸液のタンパク質分解酵素によってアミノ酸に分解され、さらにアミノ酸まで分解されて吸収される。
脂肪はグリセリンと脂肪酸に分解されて吸収されて血液によって運ばれる。
しかし、ミネラルやビタミンは食べたものが口や胃腸で細切れにされ、そのままのミネラルやビタミンの形で腸壁などから吸収されて身体の細部に運ばれる。

膝関節痛を軽減するということで、コンドロイチンを含むサプリメントが宣伝され市販されている。
このサプリの錠剤を飲んだとしても、消化酵素によって分解されて、身体の各所に運ばれる。
つまり、複合栄養剤を飲んでいるのと変わらない。
にも、関わらずコンドロイチンやグルコサミンなどの錠剤を飲むと、いかにも膝痛が軽減されるような宣伝をしている。
コンドロイチン硫酸やグルコサミンは軟骨を皮膚などの結合組織など身体中のありとあらゆる組織にたくさん存在する。

宣伝では、如何にも膝関節部分に飲んだ錠剤の成分が集中するかのような宣伝をしている。
これは、まやかし以外の何物でもない。何故、このようなまやかし商売が認められているのか?
高いお金をかけるなら美味しい焼き鳥でも毎日食べた方が良いだろう。