「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年6月24日木曜日

クワの実を一番たくさん食べた日

今朝は目覚めたのが5時、なんだか少し咽喉が痛い。
昨夜は、横浜で慶應商の動物行動学の教え子が中心になって活動している
「のんぜみ」の飲み会に参加した。二次会まで付き合ったせいで、頭も重い。
しかし、外は陽が差している。
水を飲み、パンと牛乳で朝食として、丹沢へ向かう。
クサイチゴを探し出すために伊勢沢林道を目差す。
車を走らせながら、今日は「頭骨コレクション」を清川村の二人に渡たそうと思う。
isa隊員の家のポストにビニール袋にいれた本を落とす。
清川村図書館はまだ早いので開いておらず。

伊勢沢はもうすっかり夏の装いだ。
ヘビイチゴの赤い実がいたるところにある。
いくつかゲットする。
オニシバリが赤い実をたくさんつけている。
赤くて、見た感じがオンコ(イチイ)の実のようで甘そう。
で、潰して舐めてみる。
お世辞にも甘いとは云えない代物だ。
でも、動物は食べるかもしれないと思い、3個採ってくる。
今まで、クワやキイチゴの種子を見ていたので、
とても大きく感じる。
                
今日は、伊勢沢林道周辺や尾根上のヤマグワの果実をたくさん食べた。
おそらく食べた量としてはラーメン丼一杯くらいは食べたろう。
大満足だ。
帰路、図書館に寄るがやまぼうしさんは居なかった。

2010年6月23日水曜日

Rubus phoenicolasiusウラジロイチゴ


昨日、お昼休みのとき専門学校付近をうろついたら良い匂い、、、、
匂いに誘われるように辺りを見渡したら、民家の玄関前にクチナシの植え込み。
白い八重の花がいくつも咲いている。
クチナシの季節なんだ!帰ったら我が家の近くの家の庭のクチナシの花を写真に撮ろう!

帰宅後、すぐ付近を歩き回るが、クチナシの香りがしない、
公園に行っても匂いも花も見当たらない。
すると、公園の斜面の植え込みの中に、ウラジロイチゴ(エビガライチゴ)が大きく、赤黒い果実をつけている。
まず、一番美味しそうなのを口に放り込む。甘酸っぱい、モミジ、ニガ、クサイチゴの甘さと違う。
そうだ写真だ!と写す。
きっと、鳥たちが食べてウンチをしたのだろう。
回りを見回すと、あるある、たくさん生っている。
誰も採らないんだ!
保育園や幼稚園の子供たちに摘ませてあげたいくらいある。
するどい棘がたくさん出ているのが良い。
果実を洗って種子を撮る。Rubus属特有の種子の形状をしていた。
モミジやニガイチゴの種子よりも一回り大きい。

2010年6月21日月曜日

子供には立ちション!

     日曜日も学校だった。
このところ専門学校では、土・日と高校生向けのチャレンジキャンパスが行なわれている。
高校生向けに話しをしなければならない。

子供の数が減少してきているので、学校関係は必死に生徒や学生を確保しようとしている。
チャレンジキャンパスにやってくる子供たちはいろいろだ。
学校の様子を見にきただけ、友人についてきただけという者から、
先生の話し方教え方を見て考えよう、学校の雰囲気をみて考えよう、
中には、この学校のこの専攻に決めているという者までいる。
反応の良い子供ならば、話しているだけで楽しくなり、時間を忘れてしまう。
花も育てたことがない。金魚やメダカも飼ったことがない。
野山をハイキングしたことがないという者も多い。

さまざまな住宅事情、家庭環境で育った子供たちだが、共通していることがある。
それは、木に登ったことがない、野山を駆け巡ったことがない、川で雑魚獲りをしたことがない。
それは、公園や学校では「木に登るな!」、近くの川や湖では「危険につき入るな!」とい看板があり、それを学校や家庭でも指導している
そのために子供たちは野外遊びができなくなっているんだと思っていた。

しかし、そうではない。
「禁止」の看板のせいだけではないのだ。

最も大きいのは「おしっこ」を野外ですると「犯罪だ!」
という意識が子供にあることだとわかった。
今の学生たちのほとんどは「連れション」や「立ちション」をしたことがない。
「連れション」から生まれる仲間意識を知らない。
「立ちション」から生まれる開放感を知らない。
仲間と一緒に並んで野原でオシッコすることは「違法」で「犯罪」だ考えている。

どうだろうか?
小学生までは屋外での「立ちション」を認めてやったらどうだろうか?
どこでも「立ちション」ができるとなれば、川遊びも野山での遊びももっともっと増えてくる筈だ。

子供たちに断崖から谷底に向かってオシッコをする気持ちの良さを味合わせてあげたい。
あるいは、真っ白な雪の上にオシッコで字や絵を描く楽しさを開放感を味わってもらいたい。

2010年6月19日土曜日

「頭骨コレクション」がでました!


築地書館から「頭骨コレクション」がでました。
今朝、出版社から宅配便で送られてきました。
書き始めてから随分かかったかなぁ~?
200ページちょっとの本です。
時間がかかっただけそれだけ良いものになったかな!っと思っております。
書店での発売は来週からのようですが、アマゾンでは売り始めているようです。

書きたいことがたくさんあっても出版社の意向もあり
好きなようには思う存分書かせてもらえませんでしたが、、、。
ともかく出たのでほっとしております。
皆様には頭骨や死体をいただいたり、お世話になりました。
これからも宜しくお願いします。

2010年6月18日金曜日

オランダイチゴの種子の形

昨日、買ってきた美味しそうなイチゴの種子を洗ってみた。
バラ科のキイチゴ属Rubusのモミジイチゴやニガイチゴの種子とは異なっている。
クワの種子と似ている。
クサイチゴも小さな木本でキイチゴ属なので、先日、仏果山直下で
ビーズが入っていたハクビシンの糞の小さな種子はisa隊員やk-ta隊員が考えるように
クサイチゴの種子の可能性が強くなった。
フユイチゴやクマイチゴなどの種子も採種したい。

クサイチゴが大量に生っているところは伊勢沢林道沿いにある。
仏果山付近にも一面クサイチゴ畑のような日当たり斜面があるのだろう。

2010年6月17日木曜日

クサイチゴを探して!

クサイチゴを求めて、境川沿いの土手を見て歩いた。
キマダラセセリがとまっている。
今度はスジグロチョウが吸水中
さらにシジミチョウの仲間だ。同定できず。
さらに、このハギも同定できず。
さらに歩いていくと、20分ほど通行禁止だと消防関係者。
上にはヘリが旋廻し、煩かったのはこのためだとわかる。
横浜市と藤沢市との合同救助訓練のようだ。
訓練の様子を撮ったが、写真を見ると横浜市側にいる消防関係者も写している。
意気をそがれたので戻ることにする。
スーパーでイチゴを買う。
このイチゴの種子意外な形状をしていた。

節足動物の外骨格だけのテン糞の中身

土曜日の仏果山直下の登山道で拾った節足動物のテン糞:
持ち帰って水洗いした。
なんと、ムカデだ!
鉛筆の太さほどもあるような大きなムカデを食べたものとおもわれる。
他は見られない。クリックすると大きくなりますが、、、。
テンは大きなムカデにかぶりついてムシャムシャと飲み込んだのだ。
しかし、外骨格や足などのキチン質部分は消化できず。
内臓部分を消化しただけなのだろう。
ぼくらヒトも、イナゴやテッポウ虫を食べてもそうなのだろう。
あるいは、サワガニの唐揚げを食べたら、甲羅や足などの外骨格の大半は
糞として排出されてしまうだろう。

哺乳類で節足動物の外骨格を消化できるものはいるのかな?
話しは、変わるが、テンやタヌキがネズミを食べたとしたら、骨は消化されないで
糞として排出される。
アフリカで見つけたハイエナの糞は、これ全て石灰を固めたようなものである。
糞の中身は骨の欠片も見つけられない。
乾いた糞は粉々に砕ける。
彼らは巨大で頑丈な顎(あまりにもデカイ頭骨なので持ち帰りを断念)で、
骨をことごとく噛み砕き、骨を作り上げている軟組織を分解・消化している。
昆虫を含む節足動物の外骨格を消化できる哺乳類はいるのだろうか?
知りたいものだ。

2010年6月15日火曜日

モミジイチゴとニガイチゴ&?イチゴ?の種子の比較

take隊員がハクビシンの糞に一票とした
サクランボの種子とビーズの下の種が大量に混じっていた。
モミジイチゴの方がニガイチゴの種子よりも少し大きく見える。
しかし、混ぜるともう分離はできない。
上の写真の種子はモミジやニガよりも明らかに小さいのが解る。

丹沢山塊に生育している植物の種子標本を作らなければモノを語れない。
その前に一眼レフのカメラが無ければピンの合った写真が撮れない。

2010年6月14日月曜日

糞の内容物から出たビーズ玉


土曜日に仏果山で見つけた糞。
テン糞?それともハクビシンの糞?
長者屋敷キャンプ場でハクビシンの死体を見つけてから、今、混乱状態。
これを採集してきて水洗いした。
内容物はサクラ(種同定できず)の果皮つき種子と下の種子であった。
拾ったときには桑の種子くらいに思っていた。
しかし、洗ってみるとモミジイチゴやニガイチゴの種子に似ている。
しかし、それらよりも一回りも小さい。
今の時季の果実でこのような種子をもつものは、何だろう?
さらに、この糞の中に、下のビーズ玉が入っていた。
これは、動物に食物と一緒に食べさせて、その消化から排出されまでの時間を測定したり、
動物の行動範囲を測定するのに使われるものである。
今では発信機を装着して行動域を調べることが多くなっているが、
このようなオーソドックスな方法で調査・研究している人たちに好感が持てる。
ぼくは、ビーズ玉よりもイチゴの仲間の種子と思われるものを知りたい。
なお、この糞は、仏果山から土山峠へ向かう途中の「危険な細尾根」で見つけた。

2010年6月13日日曜日

学生との仏果山


湘南台駅西D出口を6時半にでる。今日も快晴だ!
7時半には大棚沢駐車場に着き、仏果山登山口から登る。
ヒル避け用の溶液は空であった。
が、登山道は乾いていてヒルは見当たらず。
一応、飽和食塩水を噴霧。

ところどころにタツナミソウが咲いている。
二組の登山者夫婦に追い抜かれる。
高取山に向かう。ヤマツヅジが満開である。
サクランボなどの果実の種子が剥きだしたテン糞が
これみよがしに転がっている。
高取山の展望台に上がる。
中年夫婦が走りながら登ってきて、駆け下りていく。
スイカズラがたくさん咲いている。一枝を折り取って学生に渡す。
その匂いに満たされ、
折口を濡らしたティッシュにくるみビニール袋に容れる。

記念撮影とした。二人ともなんとなく緊張しているスタイルだ!
靄っていて見晴らしが良いわけではないので、仏果山へ向かう。
頂上直下近くで節足動物の外骨格だけのテン糞を見つけゲットする。
仏果山の休み台には何人もの登山者がいる。
今日は、暑いので皆水を飲み、汗を拭いている。
見晴らし台に登る。風があり気持ちが良い。
足下には、アオダモ?の赤紫色の果実が、、、、。
まだ、10時半なのでお昼には早いので、山頂を後にする。
このコースでは一番危険なところに出る。
カナウツギの花穂?蕾?それとも花が終わった後なのか?
太いロープがある急斜面で、
彼女がずるずるとゆっくり愛甲町側に落ちていく。
ぼくは、黙ってそれをみている。
なんと彼女はカメのようにゆっくりした動作である。
滑り落ちないように頑張っていることがわかる。
慌てて、彼女の手を掴み、引き上げる。
自分は動作が緩慢である。鈍いという。
「え?まさか?」という思いで彼女を見る。
ズボンもブラウスの胸元も乾いた土まみれである。

これ以降、後ろの彼女に注意を払うことにする。
いくつものテン糞があり、途中の休み台でお昼にする。
お昼を食べて、話しながら歩いていくとジムグリである。
土山峠と経ヶ岳への分岐で休んでいると、またも走って登ってきた登山者。
湿ったところでヒルにやられたようだ。右足の靴下が赤く滲んでいる。
土山峠に下りて、強い日差しの中を大棚沢駐車場まで、
途中で、何人ものジョガーが通り過ぎる。
不思議な山歩きであった。