ニホンザルの左右の眼窩の上縁部内側に切れ込みがある(図1↑)。この切れ込みに関して、全く注意を払っていなかった。それは、家畜比較解剖図説(養賢堂)にも載っていないからである。また、サル以外の他の動物にも見当たらないからだ。が、今日は人体の解剖学1(金原出版)を見たら、ヒトの眼窩にもこの切れ込みがあり、前頭切痕Insicura frontalisであり、三叉神経から分かれる前頭神経が通るようだ。
図1.ニホンザルMacaca fuscata♂の前頭切痕(↑)
食肉目は眼窩輪が形成されないので、後眼窩突起と頬骨前頭突起の間が離れているので、眼窩に前頭切痕が出来る筈もない(図2)。
図2.キツネVulpes vulpesとネコFelis catusの眼窩正面から
眼窩輪が形成されるカモシカの頭骨を見た。涙骨との癒合近くの前頭骨が薄くなり切れ込みがある(図3)。これは前頭切痕であろう。
図3.ニホンカモシカCapricornis crispusの眼窩の前頭切痕(↑)
そうすると、シカやウマなどにも前頭切痕があるのかな?
今日は、随分温かい。床暖を消し、セーターを脱いでも寒くない。庭に出ても生温い風が吹いている。縁側に座って散る梅の花びらを見ていて、こんな日が子供の頃あると、軒先からのツララの雫が流れ、雪氷で覆われていた道もグチョングチョンになって長靴でなければ歩けないなぁーと思い出した。
図4.庭のプランターに咲いているタネヅケバナ





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