一昨日、近くの市民センターに期日前投票に行った。凄く混んでいて30名近くが並んで列を作っていた。今回の選挙に対する有権者たちの意気込みのような感じを受けた。散歩も兼て遠回りして出向いたのだが、3493歩で4千歩行かなかったのでちょっと残念だ。
さて環椎や軸椎を見ていて、環椎の大きさが成長に伴いどう変化するか興味を持った。アカンボウとワカモノの大きさを比べるとワカモノの環椎の方が一回りも二回りも大きい(図1&2)。ワカモノとオトナを比べるとオトナが一回り大きい。環椎の外形はアカンボウ<ワカモノ<オトナとなる。
図1.ニホンザルの成長段階別前からの環椎・軸椎
下が背側
左:オトナ 中:5,6歳のワカモノ 右:1歳以下のアカンボウ
図2.ニホンザルの成長段階別背側からの環椎・軸椎
左:オトナ 中:ワカモノ 右:アカンボウ
ここで、上図の環椎や軸椎を持つ頭骨の正面からの大きさを比較するとオトナ>ワカモノ>アカンボウの順になる(図3)。図3.ニホンザルの成長段階の正面からの頭骨の大きさ
左:オトナ 中:ワカモノ 右:アカンボウ
当然、上面から見た頭骨の大きさもオトナ>ワカモノ>アカンボウとなる。
図4.ニホンザルの成長段階の上からの頭骨の大きさ
左:オトナ 中:ワカモノ 右:アカンボウ
が、不思議だ!後頭骨の大孔(環椎が着く孔で脳と脊髄を結ぶ)の大きさを並べて比べるとオトナもワカモノもアカンボウも殆ど同じ大きさだ(図5)。これはどう考えたらよいのだろう。図1や図2の環椎の大きさを比べても明らかにアカンボウのモノが小さくてオトナのモノが大きい。が、大孔の大きさは殆ど差がない(図5)。尚、ノギスで大孔を測ってみると、横幅オトナ16.4ミリ、ワカモノ15.0ミリ、アカンボウ14.6ミリ、前後幅オトナ17.4ミリ、ワカモノ15.0ミリ、アカンボウ17.0ミリで、前後幅でワカモノがアカンボウより小さかった。いずれにしても大差が無い。図5.ニホンザルの大孔の大きさ
左:オトナ 中:ワカモノ 右:アカンボウ
図5では、大孔の左右にある環椎が接する後頭顆が判りづらいので図6で少し斜めから後頭顆の盛り上がりを見てもらう。うーん、3個体一緒に撮って後頭顆の盛り上がりの違いを見てもらうのは難しいかな?出来たらクリックして大きくして見てください。アカンボウの後頭顆の盛り上がりは1ミリくらいなものだが、オトナでは5ミリくらい盛り上がっている。それに応じて環椎の前後の厚さもオトナに成る程厚くなっている。図6.ニホンザルの後頭顆の隆起の違い
左:オトナ 中:ワカモノ 右:アカンボウ
さて、皆さんこの環椎の大きさから始まって大孔の大きさの比較までしたのだが、脳から脊髄や血管が通る大孔そのものの大きさはアカンボウからオトナになっても大差が無かった。それは、図4の上から見た頭骨から判断できるように脳が納まる脳頭蓋の大きさ(眼窩から後半部)はアカンボウ、ワカモノ、オトナと大差ない。つまり、アカンボウの時あった脳がオトナになったら大きくなる訳ではなく。大きくなるのは顔面部(後眼窩突起から前部)が大きくなるのであって、後半部は変らないのだ。だから脳から脊髄に出る神経束の太さも変わらないので、大孔の大きさは変化が見られなかった訳だ。環椎と軸椎を組み合わせた、椎孔部分の大きさを比べた(図1参照)。椎孔の大きさは頭部を動かす時に環椎も軸椎も動く、そうすると脳からの神経束の他に細い動脈もあるので少し余裕がある筈だ。さらに環椎の背側を軸椎の歯突起があるので実際の環椎の口径はさらに狭くなる。このため、アカンボウからオトナに成長したとしても環椎の椎孔の内径はアカンボウの時と変わらないで、環椎や軸椎の前後左右が厚くなり、環椎が大きくなったように見えるが、内径が変わらないために大孔の大きさが成長してもアカンボウでもオトナでも差がないのだ。
この事は他の動物でも同じ事が云えるのかな?






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