20日の実習の続き:
お昼を仏果山で食べて、集合写真を撮り12時50分頃出発する。
目的のエビネはすでに花が終わっていたが、ギンラン、キンランがまだ咲いていた。
エビネも中にはまだ咲いている株はないかな?
と探しながら歩いていた。
一株だけまだ白い花が咲いていた。
パークレンジャーをしているアシスタントのY.Matsushimaさんがクマ剥ぎを見つけた。
すぐに駆け寄る。うぉー、今年最初のクマ剥ぎだ!
しかも、クマ剥ぎが行われてから、1週間が経ったかどうかだ!
剥かされた木質部のところに歯型が付いており、木質部を触るとスギの樹液でベトベトする。
舐めてみる。甘みがかった松ヤニの味と匂いだ!
このクマ剥ぎは、不思議というか興味深い事に、斜面の上側の部分の樹皮が剥される。
斜面の下側の部分の樹皮が剥されはしない。
このスギ林は木が散在しているからこれ1本だけであった。
冬眠から目覚めて穴籠りから出てきたクマのしわざだ!
ヒグマ(Ursus arctos)ではクマ剥ぎは確認されていなく、ツキノワグマと同種のアジアクロクマ(Ursus thibetanus)を含むアメリカクロクマ(Ursus americanus)でも見られるようだ。しかも、何故か広葉樹ではなくスギなどの針葉樹の樹皮を剥ぐ。
クマ剥ぎの原因は明確なことが不明だが、東京大学農学部の秩父演習林で撮られた動画では、スギの樹液を舐めているようだ。
先ず、立ち上がって顔を幹に対して横に向けて歯と爪で樹皮を剥している。
まー、下のサイトを見てちょうだい。
http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/research/results/20130917.html
最初から最後までのこのようなすぐ近くでの映像はないと思う。
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