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原発不要・核廃絶


2016年5月7日土曜日

サルの第7頸椎には横突孔が、、、、Macaque has foramen transversarium of the 7th cervical vertebra,but it's imperfect.

魚類、両性爬虫類、鳥類、哺乳類は脊椎動物であり、
その特徴は脊椎(脊柱・背骨)をもつことだ。
哺乳類の脊椎は、頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎よりなる。
頸椎は首の部分であり、胸椎は胸と背中の部分であり肋骨がつく。腰椎はお腹の部分で、仙椎は骨盤の部分であり、尾椎は仙椎の後ろの部分だ。

動物によって、脊椎の全個数は異なる。
哺乳類の頚椎(以後、頸椎は略字の頚堆とする)の個数はクジラでもキリンでもヒトやイヌでも7個と決まっている。
しかし、南米生息のコアリクイでは8個、ミツユビナマケモノで8or9個、フタツユビナマケモノでは6個(加藤嘉太郎著「家畜比較解剖図説」上巻、養賢堂版)のようだ。

前回アップしたように哺乳類の頚椎は環椎から第6頚椎まで横突孔がある。
しかし、第7頚椎では横突孔がなくなる。

下は、ニホンザルの第6頚椎(左)と第7頚椎(右)だ。
第7頚椎では横突孔が確認しづらい。
Fig.1  ニホンザルの後ろから見た第6頚椎(左)と第7頚椎 (右)

Fig.1の第7頚椎を拡大したのFig.2である。
○で囲った部分は横突孔である。
右の横突孔の下側の骨が欠如している。
横突孔には動脈と静脈が通っている。このように言うと誤解されやすい、、、、。
発生過程からみると、動脈と静脈が先に走っており、それらを取り囲むようにして横突孔が形成あされた。つまり頚椎は後で形成されたのだ。

しかし、Fig.2を見ると、左は横突孔が形成されているが、右は不完全だ。
ニホンザル(&ヒト)以外の哺乳類の第7頚椎の横突孔は形成されないが、ニホンザルではヒトと同じように横突孔が形成されるが、不完全なのかもしれない。
Fig.2   ニホンザルの後ろからみた第7頚椎 

他のニホンザルの第7頚椎を見た。????何と横突孔が左右とも全く形成されてない。
と云うことは、チンパンジーやゴリラでは横突孔がヒトのようにしっかり形成されているということだろうか?また、どうして第7頚椎の横突孔がイヌやシカでは形成されないのに、サルでは形成されるのだろうか?頭骨の大孔の位置と、歩き方とも関係してくるのだろうか?
興味深い問題が山積している。


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