この1年、ぼくの聴覚と色覚がおかしい。
一昨日も風が強かった。
突然、ぼくの部屋の外で、大型二輪車のエンジンを吹かしたような音がした。
耳が壊れるんではないかと思うほど大きな音に聞こえた。
連れ合いが、二階のベランダから戻ってきた。
「突風が吹いて洗濯物が飛ばされそうになった」と云った。
どうも、その時の音のようだ。
外出した連れ合いから電話があった。
耳をつんざくばかりに大声に聞こえるので、
「声が大きすぎる、小さい声で話してくれ」と云った。
しばらくして連れ合いが帰宅して、先ほどの電話は普通に話をしたと云った。
先日、O女子学生から実習に持っていく装備について電話があった。
耳にがんがん響くので少し携帯から離れて小さな声で話すように言った。
彼女は何も大きな声を出していないようだ。
ぼくの耳はアフリカから戻ってきてからは難聴になっているのだ。
虫やセミの音、小鳥の鳴き声など高い波長の音が聞こえないのだ。
それがどうして、女子学生の声が大きくはっきりと聞こえたのか?
昨年、仏果山に咲いていたキンランが金色に見えなく白く見えたことがあった。
先日も学生実習でK君が見つけた茶褐色のキノコを写真に撮り、一本持ち帰って
見ると、現場ではムラサキ色に見えず茶褐色に見えたものが、
ムラサキシメジそのものだと判ったのだ。
ネットで調べた。「アリス症候群」というもののようだ。
色覚は狂い、形も大きくも小さくも歪んでみえたりもするようだ。
自分以外の者が巨人に見えたり、小人にも見えるようだ。
時間も実際よりも遅く感じたり、早く感じたり、さらには浮遊感まで生まれるし、
音も異常に大きく聞こえるらしい。
でもその異常状態は数分で終わってしまうようだ。
車を運転して色はともかく周りの景色が大きくなったり、小さくなったり、
ゆがんだりしたら、危険だ!
そろそろ身体検査を受けるべきかもしれない。
2 件のコメント:
ネットで「アリス症候群」見ましたが、現時点で歪みや浮遊館などがなければ違う病気じゃないですか。
音は耳の障害、色もたまにしかないのなら目の障害、もしくは軽い神経症とか。
ともかく一度調べてもらった方がよさそうですね。
山歩きできなくなりますよ!
アハッハ、ハハ!
きっと、これは歳をとれば老眼や難聴になったり、誰もが経験する感覚的な異常ではないかと考えている。
こうやって、ヒトという動物は歳をとるにつれてさまざまな障害が身体にあらわれてくるのだろう。
ぼくは、これをある面楽しんでいるんですよ。
しかし、山歩きできなくなっら困ります。
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